2013年10月31日木曜日

第4回ラーニング探求塾開催

前回延期した第4回目のラーニング探求塾を19:00より始めました。
今日は前半はプレイフル・シンキングなるテキストを全て終わらせることが
目標で、3年(11)藤本、清田、M2(12)大塚がそれぞれ20分づつの持ち時間で
発表していきました。

今日の参加者たちです。
菊陽町の院OB(06)黒田、玉名市の平野さん、M2(12)大塚、坂本、M1(13)坂口、
4年(10)吉村、3年(11)藤本、清田、そして私の9名。
無事に1時間でプレイフル・シンキングの読書会は終了。


20時になって全員でガリラボ道場に移動。
道場で、残りの1時間、チームJob'sが白亜祭で行うI.Cafeの中のインプロに
ついて、どういった形でやっていけばよいか、塾生に意見をもらいました。

チームJob'sの2年生(12)尾堂、小田、田中、坂本がインプロのため待機しており、
初対面ということでは、まずは塾生の前で自己紹介しました。


その後、藤本と尾堂の二人でインプロを行い、意見交換会を行いました。
なかなか厳しい意見をもらうことになりました。
しかし、おかげで問題点がかなりクリアになりました。
自分たちがよくわかっていないことを他者評価により実感できました。
意見交換しておいて良かった。
そうでないと、当日になって非常に拙い感じのI.Cafeになっていた可能性が
ありましたから。
やはりプロトタイプをつくり、それをリファインしながら最終形を目指していく
ことは重要ですね。
今日そのことをチームJob'sのメンバーは理解できたはず。
ということで、これからの1週間、I.CafeについてチームJob'sはこれまでとは
比べ物にならないぐらい深いレベルで真剣に考えていくことになるでしょう。
(2年生4人は、21:30に塾生による意見交換が終了した後も、道場に残り、
 自分たちで22:30過ぎまでリフレクションを行っていたようです。
 頑張りますね、2年生。いい感じで頑張ってます。上級生も見習いましょう!)。

 
 
ラーニング探求塾終了後、玉名Pチームの4年(10)森本、辛島が平野さんを
つかまえ、卒論の打合せを始めました。22:30頃まで相談しておりました。
平野さんには大変申し訳ない限りですが、今後ともこのチームの面倒をよろしく
お願いします。^^;

最後まで残っていた森本と辛島が今しがた帰っていきました。
 
ハロウィーンの10月末日、ガリラボは今日も朝から深夜までフル回転で活動を
してました。
明日もまた同じような一日になるでしょう、きっと。
 

第3回白亜祭リーダー会議

今日は第3回目の白亜祭リーダー会議。


ガリラボの5番教室の模型です。寸法を測った正確な模型になっています。


会場担当の2年(12)尾堂とM2(12)大塚とがリードし、この模型を使って会場レイアウトの
最終的な詰めの作業を行いました。
この作業を通して、現段階で考えが不足している点などが明らかになりました。
やっぱりこうしたモノとしての境界オブジェクトというのは議論を活発にし、課題を浮き彫り
にするのに適しています。
会場担当の二人の大きな成果であったと思います。


 
本日集合したリーダーたち。

チームJob's&リアルフェイスブック 3年(11)藤本。
未来の新聞 4年(10)石原。
未来の郵便 4年(10)辛島。
ユーストリーム 3年(11)藤村。
リアルタイムドキュメンテーション 3年(11)清田
会場担当 2年(12)尾堂、M2(12)大塚。
そして、実行委員長 4年(10)吉村。
 
※3年(11)藤村は本日は午前中から三里木のECOステーションの取材に
出かけていて、この打合せに戻ってきて、終わったらまた三里木に出かけて
いきました。きくりん人もなかなか忙しいです。^^

ハロウィーン2013

今年もハロウィーンの日がやってきました(昨年の様子はこちら)。
今年のGoogleトップは、次の動画(のスナップショット)で、凝ったものでした。


 
今年もガリラボには4年生、3年生、院生が持ち寄り、たくさんのお菓子が集まりました。

テーブルの上は、白亜祭に向けた準備品を含めお菓子が溢れておりました。


4年(10)清原が持ってきたみかんとおにぎりはジャコランタン仕様に変身
させられていました。

  


2013年10月30日水曜日

次々と届く白亜祭用資料

ガリラボは現在、残り10日となった白亜祭の準備に向けて白亜祭一色に
染まっています。
4年(10)吉村白亜祭実行委員長から金曜日(11月1日)のリハーサルの
通知が各チームリーダーに届き、どのチームも緊迫して雰囲気になったの
ではないでしょうか。
リハーサルには2年生(12ゼミ生)が被験者として参加し、各チームは2年
生に評価を受けることになります(厳しいですね。誰が言い出したのでしょう!)

 
さて、白亜祭のイベントで使う資料が次々と出来上がり、ベルトコンベアの
ように添削係りの私のもとにメールでやってきます。 
これは、未来の新聞(代表4年(10)石原)チームが配布する号外の裏面。
表面にはお客さんの情報が印刷されますが、その裏面がガリラボの紹介。
ガリラボ紹介がゴミ箱行きにならないように(生き残るための!)知恵です。^^;

次は未来の郵便チーム(代表4年(10)辛島)による、先日のガリラボ通信で
概念を紹介したものを具体案です。4年(10)森本が送ってきました。添削は
これからです。^^;


次はチームJob'sが今回行う交流会の案内です。チームJob'sは交流会を「I.Cafe」と
名付けました。いいネーミングですね。
そしてまたポスターがいい。
色合いがいいですね。大変気に入りました。
3年(11)上田の手によるものです。これも添削はこれからです。^^;
このチーム、当日はインプロに挑戦します! どうなるでしょう。
ガリラボの新たな可能性の空間(発達の最近接領域)を拓いてくれる
ものと期待しています。



それ以外にはこ、3年(11)藤本からリアルフェイスブックに書き込むガリラボの
過去の膨大な資料が届きました。かなりの分量ゆえ、ここでは紹介できません。
もちろん、添削はこれからです。^^;
 
それ以外に届いたのはキャリアセンターの学生GP制度の紹介として展示される
地域連携型卒業研究グループのポスター案が出来上がり、添削してほしいと送っ
てきました。
まず、たまなBチーム(リーダー4年(10)吉村)のポスター。4年(10)保坂作です。
これからしっかりと見てみようと思います。 


次は、チーム繋(リーダー4年(10)石原)のポスター。いい感じです。
これは昨日、4年(10)漆島からもらったので、添削を終えました。


これからも続々と添削依頼が届くと思います。
みんなこうした資料作りがうまくなっていて添削するのが楽しいです。
ガリラボの文化は確実に発展していると感じます。
きっと様々な可能性に挑戦してきたことがガリラボ自体に発達の最近接領域を
作り出してきた結果なのだと思います。
そうした空間にガリラボのゼミ生たちは包摂され、自分の能力も伸ばしていっ
てるのだろうと思っています。
もっとも、文章については今ひとつ。だけど、図・写真入りになると、私では
とても真似できない優れたものを仕上げてきますので、それを見るのは非常に
楽しいことです。

白亜祭まで残り10日。どのチームも死ぬ気で頑張りましょう。
私も寝る時間を削り、そして負傷によりテニスする時間も削れますので、それらの
時間も使って全力で支援していきますので。
  
(熊本に戻る高速バス内にて)
 

 
 

2013年10月29日火曜日

10ゼミ生卒業アルバム写真撮影

今日はゼミの後、卒業アルバムの写真撮影でした。
風もなく、日差しが強く、かなり暑い日でした。
 
10ゼミ生全員です。ガリラボで大きく成長しました。


全体写真後に個人写真撮影。トップバッターは学籍番号順で石原です。

石原を狙うカメラ2台。カメラマンさんの後方から吉村が狙いを定めておりました。


昨年の09ゼミ生もこの時期に卒アル撮影を行っています(ガリラボ通信2012/10/31)。

卒業アルバムの写真撮影をすると、いつも思うのが、卒業までのカウントダウン
始まったなということ。
私の中では、卒業というのがリアリティを持ち始めます。
 
10ゼミ生の卒業に向けたカウントダウンのスイッチは本日2013年10月29日にオンに
なりました。
現在は白亜祭に向けて熱中しているため、スイッチがオンになったことにあまり気づいて
いないでしょうが、3月中旬の卒業までにこうしたイベントはもう後少ししか残っていません。
卒業式まで残り140日弱ほど。
4年間=1460日という山の9合目に達しています。
残りの道程はわずか10分の1になったわけです。
もう完全に最終コーナーは過ぎ、フィニッシュ直前という状況になっていると言って良いでしょう。
その残り10分の1を、できるならば、みんな、どのイベントにも力を出し惜しみせず、精一杯
取り組んでいってほしい。
10ゼミ生の優秀さの証しを残していってほしい。
そう思っています。
 


5番教室のレイアウトシミュレーション

白亜祭の準備が今日も急ピッチで進んでいます。
未来の新聞チーム(代表4年(10)石原)はテンプレートがおおよそ出来上がり、プロト
タイプを見せてくれました。後もう少しというところでしょうか。
未来の郵便チーム(代表4年(10)辛島)は、色塗りとARを結合した手紙と、過去+現在
⇒未来(新しいお便りのカタチ)のもと新しい伝達のメディアについて、おおおそコンセプトが
固まりました。
「”ちょっと特別な人”に。”ちょっとした特別”を。」といったコピーによって内容をまとめていく
ことになりました。下(↓)は、4年(10)田中によるその概念図です。


チームJob's(代表3年(11)藤本)はポスター作りにそして当日のインプロの打合せ、
ソーシャルブック(改め、リアルタイムドキュメンテーション)チーム(代表3年(11)清田)は
取材で頑張っていて、さらにユーストリームチーム(代表3年(11)藤村)もプログラムの
確定に知恵を絞り、周囲との調整を行っているようでした。

さらに、会場レイアウト係り(担当2年(12)尾堂、アドバイザーM2(12)大塚)は、5番教室の
寸法を全てメジャーで測ってきて、方眼紙を使ってレイアウトをシミュレーションが可能な
ようにしてきていました。
実行委員長の4年(10)吉村と私も加わり4人でシミュレータの上で、レイアウトをどうするか
2時間ほど議論をしていました。

動線や全体の「過去・現在・未来」のコンセプトから空間がずれないように、それぞれの
ブースをどう配置すればいいか知恵を絞りました。


まだ未完成ですが、現在のところ下の写真のようにするつもりです。
議論の過程で、中央の作業テーブルにはテーブルクロス代わりにロール紙をおき
(上田教授の言うロッケンロール紙!)落書きをしていってもらおうかと、さらには
書き込みを誘導する何かを書き込んでおこうということになりました。
書き込みが増えるごとにロッケンロール紙は伸びていき、床を這い、来場者は
ガリラボにやってきた人たちの発言のあれこれをタイムラインとして足元で一望
できることになるでしょう。一種のリアルタイムフェイスブックが作業テーブルと
いうプラットフォームの上で、ロッケンロール紙というメディアによって実現できそう
です(終了後は、そのロッケンロール紙の内容をビデオカメラで撮れば、白亜祭に
やってきた人たちのコトバの足跡を映像化することも可能となります)。
窓ガラスをプラットフォームとするリアルフェイスブックと合わせて、いい感じのもの
が出来上がりそうです。

  
 
ひとつ忘れていました。定点観測カメラをどこに配置しておけば一番効果的でしょうか?
これについてはまだ全く考えていませんでした。
来週までの検討課題です。
リアルタイムドキュメンテーション、会場レイアウト、実行委員長、それぞれどうすればいいか
頭の片隅においておいてください。
ただし、最終決定と責任はリアルタイムドキュメンテーションチームとなります。
  

ゼミ新聞部よりのお知らせ~第3回ゼミ新聞コラム総選挙

先日(2013/10/12)募集したコラム投稿についてです。
7つの作品が集まりました。
投稿作品の紹介と投票とを下記の要領で行います。
ガリラボ関係者の皆様、ふるって投票ください。

--------------------------------------------------------------
こんにちは。ゼミ新聞部部長の11ゼミ清田です。
投稿いただいた7作品の中から優秀作品を決めたいと思います。
投票を、一番下にあるフォームからお願いします!
投票期限は11月3日(日)正午(12:00)です!(*^_^*)
短いですがどうぞよろしくお願いします。
最優秀者の発表は11月3日(日)のガリラボ通信上で行います。

======================投稿作品==============

① オリンピックのヒーロー
 「オリンピックの金メダリストを言ってください」と聞かれたら、何と答えるだろう。私はこの答えにより、その人の生まれた年代がわかるような気がする。これはあくまで私の考えだが、中高生の時に開催されたオリンピックの金メダリストを挙げるような気がする。60代は東洋の魔女、50代はコマネチ、40代はカール・ルイス、30代は中学生で金メダルを取った水泳の岩﨑恭子、20代は柔ちゃんこと田村亮子、10代は内村航平…。違うという声もあるかと思うが、お許しいただきたい。オリンピックの金メダリストは、自分の人生における憧れというか、雲の上の存在というか、ヒーローなのではないかと思う。メダリストたちの軌跡を扱った特番などを見て、さらに自分のなかで憧れの度合いが高まることもある。生き方のモデルになったり、その人の名言を座右の銘にしたり。マラソンで2回メダルを取った有森裕子が言った「自分をほめてあげたい」という言葉は流行語になった。
 2020年に開催される東京オリンピックでは、どんなヒーローが誕生するのだろうか。欲を言えば、メダリストたちが、子どもたちにとって生涯のヒーローとなるような人物であってほしいと願っている。


② おんなずぃ 日本ずぅぃんてしぅぃて…。
 秋風が冷たくなり始めた10月。私は、人生初めて東北という地を訪れた。多くの笑顔、料理、地酒とさんさ踊りに温かくもてなされ、初めて見るモノ、聞く方言に圧倒された。なかでも、大勢の同世代が披露してくれた、地元伝統のさんさ踊りには心を打たれた。これこそ、日本ならではの温かいもてなしだと感動した。
 東北地方と言えば、連続ドラマ「あまちゃん」の舞台となり、今年、日本を沸かせた。一方で未曾有の大震災、東日本大震災からもう2年半が経ち、記憶が薄れている人も少なくないだろう。私も東北を訪ねる前日までは、そういう類の人間だった。ただ実際に東北に足を踏み入れた私は、東北から飛び立ち揺れる帰りの飛行機で強く自分自身に強く誓った…東北がどんなに遠くても、絶対に忘れてはいけない、忘れて欲しくない―あの2年半前を。
 さて、「温かいもてなし」からふと連想した「2020 TOKYO五輪」。7年後…日本はどうなっているのだろうか、復興は、原発はどうなっているのだろう。きっと、今は誰も分からない。でも1964年の東京五輪では、戦後の復興から高度経済成長と日本は活気づき、世界に誇る新幹線も生み出した。もう一度、あの時の夢や力が求められている気がする。2020年、私はどういう形であれ東北の人、多くの人たちと心からお祝いできる人間でありたい。

③ 私の知らないスポーツ少女
 「いろんなボール競技をしたけど、ボールが怖いと思ったことは一度もなかった」
 いつの五輪だったか、TVでソフトボールの試合を観戦していた時、一緒に見ていた祖母がそう呟いた。思いがけない言葉に、私は驚いた。
 祖母は30代で関節性のリウマチを発症し、私に物心がついた頃は既に手首や膝の痛みを訴え、歩行も困難な状態だった。手足が変形するタイプの病ではなかったが、常に痛そうにしている様子は見ているこちらも辛かった。手術や薬のお陰で、最近は痛みも落ち着いているが、私たち孫が生まれた時は特に痛みが酷く、孫を抱きかかえるということはついに叶わなかったそうだ。
 そんな祖母だが、若い頃は運動神経抜群で足も速く、スポーツ好きの少女だったらしい。特にソフトボールを得意として、結婚・出産してからも活発に運動をしていたとのこと。そんな過去があったとは全く想像もしなかった。ただ、いつの五輪も、彼女はTVの前でとても楽しそうに試合を見ていた。ソフトボールに限らず、様々な競技をまんべんなく。
きっと、もっとスポーツをしたかったのだろう。でも、今はスポーツ観戦を生きがいの一つとして元気に毎日を送っている。今年、祖母は喜寿を迎えたが、7年後の東京オリンピックも是非一緒に楽しみたいと思う。そのためにも、まだまだ元気でいて欲しい。

④ 【お・も・て・な・し】
【お・も・て・な・し】が現在のマイブームだ。
5文字の言葉があれば、とりあえず滝川クリステルの真似をして当てはめる。
【お・て・あ・ら・い】【ば・い・が・え・し】【も・り・ま・さ・こ】
【か・ん・ち・が・い】年内はこのネタが生きる。
そして7年後にまた復活する。
【ま・ち・が・い・な・い】今はオリンピックの行方より、私は滝川クリステルごっこをすることに興味がある。
しかし、そもそも、【おもてなし】って何でしょう?
ググると【処置・取り扱い・客を迎える】とある。
 さらに、この言葉の歴史を探ると、江戸時代に一般的に広がったようです。お疲れさまでした、の言葉の背景におもてなしがあるようです。
 さらに、映画・おくりびとによって世界におもてなしの精神が拡大し、現在のブームに発展したようです。大切な人が死を迎えることへの日本人なりの心の持ち方を示した、という解釈は何だかとても嬉しい。おもてなしって素晴らしいね!使い方次第で無限の可能性を秘めている。おかえり~もおもてなし精神が命です。白亜祭や興津会の【お・も・て・な・し】が楽しみ(笑)。最後に津曲ゼミのみんなに、【あ・り・が・と・う】

⑤ 私とオリンピック
 人は常に話題を求めているんだよ。
 そんなセリフに共感を覚える私は、かなり話題になった、半沢直樹が大好きでした。
 友達と、倍返しだ!というセリフを言い合い、敵となる常務の真似をしては笑いあうような日々を過ごしていました……が、何が、今回のコラムのテーマである「オリンピック」と関係があるのかというと、オリンピック関連のことも、私たちの中の“話題”になっていくのだろうなあと、とふと思ったのです。
 オリンピックはスポーツの祭典。今まで特にスポーツをしたこともなく、あまり興味のなかった私は、本音を言うと競技にはあまり興味はありません。それよりも、きれいで壮大な演出をされるであろう開会式のほうが気になって仕方がありません。
 わたしはそのオリンピックの開会式のことだれかと語り合いたい。つまり私はオリンピックの“開会式”のことを話題に求めている人間のひとりです。さて誰とこれを話題に話ができるだろうか。と考えたときにアテがありません。困りました。そこでツイッターやフェイスブックで感想を垂れ流すのです。便利な時代ですね。

⑥ オリンピック もうひとつの楽しみ
 アテネ、トリノ、北京、バンクーバー、ロンドン。どのオリンピックの時も私はテレビにくぎ付けになって選手たちの姿を見てきた。選手が懸命にプレーする姿から勇気と感動をもらう。
しかし、オリンピックには競技の他にもうひとつの楽しみがある。それは、開会式で行われるショーだ。メインの競技に隠れて目立ちはしないが、とっても楽しめるこの舞台芸術。私はこのショーを見るために一晩中起きていることもある。昨年のロンドンオリンピックの時はまさにそうだった。午後に開会式が行われたバンクーバーオリンピックの時には高校の土曜講座が終わったら飛んで家へ帰ったのを覚えている。その様な各オリンピックの中でも一番感動したのは北京オリンピックだ。人類の大発明と言われる羅針盤、紙、印刷、火薬の紹介を中心に中国の歴史を壮大に表現したもので、そのダイナミックな世界観に圧倒され、魅了された。
 さて、2020年の東京オリンピックの開催が決定した。次の東京オリンピックではどんな開会式のショーが私たちを楽しませてくれるのだろうか。

⑦ 日々の行為と家族そして未来
 2020年東京オリンピックの開催が決定した朝、TVで猪瀬都知事を見た。インタビューの中で「家内と一緒だった」とペンダントを見せておられた。直前に亡くなった奥様の写真入ペンダントであった。感動し、思わず涙した。
 知事は、オリンピックの最終プレゼンに向かう直前、ニューヨークに立ち寄っている。到着するとすぐにランニングに出かけられたらしい。あのペンダントを下げて。どうしてこんな時にランニングですか、と首を傾げる同行記者に「普段の鍛錬の延長に決戦があるからね、だから、なるべく普段と同じことをやろうとしている」と話されていた。結果とは日頃の行いからしか生まれないのだと改めて教えてもらった。
 「オ・モ・テ・ナ・シ」プレゼンが有名となったが、それだけでなく目に見えない無数の貢献があったはず。究極的には日本人全体の日頃の行いが大事だったと思う。日本人全体の集積が「おもてなし」と表現され2020年東京オリンピック開催へと繋がったのだと思う。どんな大きな成果もそれは日頃の行いからしか生まれず、その日常を支えるのは家族なのだということを猪瀬都知事は改めて教えてくれた。
 私は知事のファンになった。

======================作品ここまで==================
 



 

2013年10月28日月曜日

親はいなくても良さそうです

土曜日(10/26)に右足を負傷し(初日はまともに歩けず・・・)、今日は用心して
休暇を取り 休みました。
休暇は実は9月22日には取ってました(今日は9/22の振替休日なのです。まるで
負傷を予言して いたかのようでした笑)。
平日にとる休暇は今年2回目。
一回目はサマーエコデーの8月12日のときで、その時は強制的に休まされた
ので、自発的に休んだのは今日が今年初めてとなります。
休むのに抵抗は少しありましたが、足の痛さに観念して自宅で仕事することにしました。

痛めてよくわかりました。
故障すると不便です。
それは体の故障だけでなく、環境の故障も含めてですが、そうした故障が何もない
ときだけ自由自在に動けるのだということを再確認した一日でした。

今年2回目のたまたまの休みの時に限ってOG(04)井口からメールがあり、「今晩、
大学にいるますか」との 問い合わせがありました。
例の報告のためでしたが、残念ながら・・・・。こんな時に限って・・・。
ほんとに残念でした。

ガリラボは私がいなくても良さそうで、親はいなくても子は育つようです。
2年から4年生、さらには院生まで活発に動いていたようです。
その様子は次々にメールにて連絡をもらいました。
4年(10)田中ゼミ長からは10ゼミ会議の報告と提案をありました。
夕方には、3年(11)上田 ゼミ長から11ゼミと12ゼミ生の活動報告をもらい、
それには特にゼミ新聞部の様子が詳しく書いて ありました。
ゼミ新聞部はまだ作業が終わっていないようです。締め切りまでに発行できると
いいのですけど。。。清田ゼミ新聞部長の力量に期待したいと思います。
夜になって4年(10)吉村からは白亜祭のことを中心にガリラボの詳しい報告がありました。
こうした報告で、 今日1日のがリラボの様子が手に取るようにわかりました。
みんな頑張ってます。
吉村の報告から本日ガリラボで活動していたゼミ生たちは次のメンバーだったようです。
 10 石原 漆島 辛島 清原 五島 島本 田中 保坂 森本 吉村
 11 浅尾 上田 清田 後藤 西口 藤村 藤本
 12 小田 尾堂 坂本
 M2 大塚  M1 坂口
たくさんのゼミ生が活動しています。
親はいなくてもほんと子は着実に育っていくようです。  

少し足は引きずっていくでしょうが、明日は復帰します。 (運動出来るまでには
3週間かかるそうです 涙)

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ガリラボとは全く関係ありませんが、今日たまたま見つけた映像です。
 
 
日本独自の尺八とアメイジンググレースという米国では、たぶん民謡的な位置にある
曲とがここまで調和することに驚きを禁じ得ませんでした。
創造とは異なるものの組み合わせだと言います。
その典型例を上の映像で見た気がしました。
ガリラボのゼミ生諸君は、現在、白亜祭に向けて創造力が試されているところです。
異質なものの組み合わせに、知恵を絞ってみましょう。 
 
最後に、この場を借りてお礼を。
負傷してテニス仲間から見舞いのメールがいくつか届き、何人かのゼミ生からも
同様にメールをもらいました。
結果的に大したことはなかったのですが、改めて心配をかけた皆様にこの場にて
お詫びとお礼を申し上げます。
テニスに復帰するのは3週間後、足はまだ少しだけ引きずりますが、ガリラボには
明日から普通に復帰する予定です。
 
 

2013年10月27日日曜日

大学生って暇なんだから

ゼミ新聞部の第3回コラム企画をガリラボ通信2013/10/12で通知しましたが、
締切の10月23日までに集まったコラムはわずか1つ。
今回はこのガリラボ通信で案内しただけでした。
分かっていたことですが、ネットでの通知は人には届きません。
一方的な広告は人には届かないし、届いても行動を促すまでに至らないことを
教えてくれる事例になっているかと思います。
だいたいが現在のガリラボは極めて忙しい(一定の層ですけど・・・)。
それもあって集まりにくいのだと思います。

焦った(はずの)清田ゼミ新聞部長(第4代目)が私に相談に来ました。
まだ1通しかでていないと・・・
相談した結果、締め切りを少し延ばし、私から直接メールで依頼することに
しました。
今度はプッシュ型での広告となります。
10月24日に投稿依頼メールを出し、締め切りは本日(2013/10/27)とわずか3日後
という無茶な設定でした。
ただしプッシュ型といっても、Bccでのメール送信ですので、もらった方は不特定
多数に送られてきたDMぐらいにしか認識していないでしょうから、効果は薄い
ことは予想されました。

結果は予想通りでした。 
18時現在で届いているコラムは4通増えて5通。
卒業生、在学生合わせて150名ほどに私から送ったBccメールで行動に
までつなげることができたのはわずか4名でした(4名の方には大変感謝して
います)。
私からの依頼メールの効果はわずか3%程度。orz
効果が実際に数値化されるとかなりショックなものですねぇ。
1割にも届かない。
影響力の無さ、非力さを感じます。

落胆していてもしょうがないので、この結果を受けて少し考えてみました。
 
人は1000円ぐらいの図書券では動かないということ(どれぐらいの金額になると
人は動き出すのでしょう?実験してみたいものです^^)。
私のお願いとかでは卒業生は仕事があるので当然でしょうが、在学生も動かない。
単位に関係ないからでしょう。
となると、「単位」というのが如何に人を動かす道具として凄いものか理解できます。
大学教員は単位という強力なツールを持たせてもらっているので、なんとか教員を
やっておれるのかもしれません。

厳しい結果に足の痛さが増しました。笑

私自身は、3%の衝撃を深く反省しつつ、最後に在学生に向けて一言。
 
テレビや映画を見て、漫画を読み、消費社会のどっぷりと浸って時間を消費する
だけでなく、アウトプットを出し、時間を生産のために使いましょう。
他者の作品を見るのは重要です。
そうした行為は不可欠です。
だけど、それもただ「良かった」、「楽しかった」で終わっては情けない。
もっとも精神の安定のため、たまにはそれだけで良いかもしれませんが、大学生が、
ましてや優秀な(優秀になりたいはずの)ガリラボのゼミ生がいつもそうでは良くない。
他者の作品を見る、読むのは最終的にはアウトプットのためです。
何のために腐るほど豊富な時間を持つ大学生という身分をもらっているのでしょう。
忙しいから。そんなことあり得ません。
社会人になるとわかりますが、大学時代が人生の中で一番時間が自由(=海を見る
自由)な持っています(定年後を除く)。
そんな時間を使って、知的な生産活動に行いなさい。
労働社会の下層に組み込まれアルバイトに無自覚に時間を費やすだけの大学生
では情けない。
脳って、もともと生産のためアウトプットのための臓器です。
消費のための道具に堕落させてしまうのはもったいない。
堕落させた臓器をリハビリで回復させていくのはそれなりの時間がかかります。
絵でも動画でもアウトプットは何でもいいのですが、だけど、そうしたアウトプットを
支えているのはすべてコトバであることを忘れてはいけません。
言葉に磨きをかけないで優れたアウトプットに結びつくことはありえません。
優れた画家、優れた作曲家が優れた文章の書き手です。
宮崎駿監督だって、そうでしょう。
優れた言葉を駆使して創作に向かわれています(ガリラボ通信2013/8/31)。
ツイッター、LINEの本能レベルでの短い言葉のやりとりだけでは、将来、仕事に、
創作に立ち向かうための言葉が鍛えられることはないでしょう。
どうせ短い言葉をやるなら、思考を研ぎ澄まし、正岡子規のように短い俳句の
中に深い思考を凝縮させる、糸井重里さんのように次の時代を凝縮した世界を
短いキャッチコピーで表現していく、そういったことに挑戦していくべきです。
水の国くまもとビデオコンテストで最優秀賞をもらえたのは、映像構成はもちろん
大切ですが、その条件をクリアした後、「奏でたい水がある」という最後のコピー
が決定的だったということでした。
 
活動という経験を通して、それを振り返ることを通してコトバを磨く訓練を
していかなきゃ。
将来の仕事や創作の基本です。
そんな大事なことは、ガリラボにいる間にやらなきゃ。
だって、大学生って暇なんですから。




  

2013年10月26日土曜日

チームJob'sのミーティングとバドミントン部の初練習

土曜日ですが、10:00からチームJob'sは白亜祭で実施予定の
社会人と学生との交流会について打ち合せを行っていました。
議論している代表の3年(11)藤本、そして3年(11)上田、2年(12)尾堂、
小田、田中、坂本らです。
一番盛り上がっていたのは交流会の名称。新しく、目を惹くものに
しようと色々なアイデアが飛び交っておりました。


午後からガリラボに初めて誕生した運動部「バドミントン部」が結成を
宣言してから数ヶ月、ようやく初練習にこぎ着けました。
参加したのは3年(11)藤本、谷口、清田、2年(12)尾堂、小田の5人。
初練習はどうだったでしょう。


さて私も自前のラケットを持参して参加しました。
が、開始15分ほどで足を負傷。。。
ピットイン入りとなり、ガリラボに戻ってきました。
年齢には勝てないことを自覚させられた初練習となりました。
現在、歩くのが難しい状況です。^^;

<連絡>
午前中、新しいノートPCのインストール作業を行いました。
64bitのOSでかなり早い。
ということで、4年(10)清原が動きが悪くて苦闘しているPhotoshop CS6は
NJ-GOGOから新しいNJ-37に引っ越しをさせました。
Photoshop CS6(64bit版)を使う場合はNJ-37を使ってください。
 
 

水の国ビデオコンテスト祝賀会&でこぼこフレンズ解散と未来への意志

10月2日にTKUにて水の国くまもとビデオコンテストの最優秀賞表彰式があり、それ
から20日以上が過ぎましたが、ようやくでこぼこフレンズが集まることができ、この夏
の苦労と最優秀賞の喜びとを分かち合う会(最優秀賞の祝賀会とでこぼこフレンズの
解散式を兼ねた会)を開催しました。

集まったでこぼこフレンズの田中、坂本、尾堂(12)と

藤本(11)と石原(10)、そしてコーディネートした吉村(10)とで、

こんな料理とか、

こんな料理を食べながら、

誰が主役かよくわからないまま(笑)、楽しく、明るく、知的に、

夏の苦労を語り、未来を語りながら、

でこぼこフレンズは解散しました。
 

来年の夏、新しいでこぼこフレンズが生まれるよう、今回の賞金は
ガリラボの映像未来基金とすることになりました。
映像制作に挑戦するガリラボのゼミ生への資金提供に活用していきます。
石原、藤本、尾堂、坂本、田中による2013夏のでこぼこフレンズの活躍が次の
世代に引き継がれ、ガリラボの映像文化をさらに発展させていくためのもの
です。
基金の名称はまだ定まっていませんが、5人のでこぼこフレンズの意志が
未来のガリラボゼミ生に刻まれていくよう、名前が含まれているようにできると
いいなと思っています。
 


 

2013年10月25日金曜日

今日も白亜祭に向けた議論が発熱しています

今日も白亜祭に向けた準備が本格化してきました。
3年(11)ゼミも話題の中心は白亜祭。


全体連絡が終わった後はソーシャルブックチームとリアルフェイスブックチームに
分かれ、議論が白熱していました。
写真は藤本率いるリアルフェイスブックチームの議論の様子。極めて賑やかでした。^^


金曜は恒例の卒論新聞を発行しました。今回で13号となり、7月26日発行の第0号
から3ヶ月毎週継続しています。


卒論新聞は学生GPで連携している企業や自治体の担当者の方にも「津曲研究室
便り」として発行をお知らせしています。
今日はその中で白亜祭のことも紹介しておきました。
  11月9日、10日に学園祭「白亜祭」が開催されます。
  大学研究室の紹介として学園祭に参加するのは津曲研究室だけですので、良いものを
  出そうと研究室メンバーは現在必死で準備を進めています。
  卒論との両立で過労気味になっているメンバーもいるようですが、それはそれで充実した
  学生生活を送っているのではないかと推測しています。
  時間がありましたら白亜祭にも足をお運びください。

1週間後にはリハーサルを行います。この1週間が勝負。
私も万全の支援体制で臨みます。 「頑張れ」と応援するだけですけど。^^
 

 
 
 

2013年10月24日木曜日

第2回白亜祭リーダー会議

後2週間ほどに迫った白亜祭に向け、各担当チームのリーダーが集合しての
会議を13:00から開きました。
集合したのは、次のメンバーです。
 ・実行委員長 4年(10)吉村
 ・リアルフェイスブック 3年(11)藤本 (副実行委員長)
 ・ソーシャルブック 3年(11)清田 (ソーシャルブックなる名称は変えようと思っています)
 ・未来の新聞 4年(10)石原 (未来の新聞というネーミングも現在再考中)
 ・未来の郵便 4年(10)辛島
 ・ユースト 3年(11)藤村
 ・会場デザイン 2年(12)尾堂(副々実行委員長)、M2(12)大塚(アドバイザー)


それぞれのリーダーから報告がありました。
これは未来の新聞チームが考えているモザイクアート企画について石原が
説明しています。

これはリアルフェイスブックについて、コメント記録用紙と「イイネ」シールなどに
ついて紹介する藤本。窓ガラスがこのチームの表現の舞台となるようです。


会場全体のレイアウトの考え方について説明する尾堂。時間軸で、空間を
分割していくアイデアを出していました(大塚のアドバイスでしょうか・・・)

この日発表されたガリラボの未来を表現する会場レイアウト。
色々な話がでましたので、たぶん、このレイアウトは変更されるのではないかと
思います。次回は、ちょっとした模型を用いて会場レイアウトについてのシミュレー
ションをやってくれるはずです。


その後、それぞれのチームは、色々なメンバーが集まり、準備を始めていました。
現在、白亜祭の準備とゼミ新聞部の締切が重なり、ガリラボは凄まじい状態に
なっています。


お昼にOG(09)本多が顔を出しました。
岩手に行ったとのこと。そのお土産を持参してやってきましたが、ガリラボのあまりの
忙しさに、少しだけの滞在で帰っていきました。
次は時間のありそうな時に顔を出してもらえるともっと話ができただろうと思います。

 

追伸
ゼミ新聞部がコラムの企画を行っています(ガリラボ通信2013/10/12)。
ガリラボは現在超多忙だからでしょうが、コラムの集まりが悪いようです。
私も出す余裕がありませんでした。^^;
このままではコラム総選挙が実施できないと、ゼミ新聞部長の3年(11)清田が
泣いております。
締切は10月27日(日)に延期しました。
協力をお願いします。
 
 

2013年10月23日水曜日

ガリラボという集団の特徴


今、M1(13)坂口との院ゼミで「アクション・リサーチ」というテキストを二人で
読んでいます。
水曜9時がゼミですが、本日の内容は興味深いものでした。
その理論のレンズによってガリラボという集団を眺めてみると、その特徴が
ある程度クリアになります。
 
研究者とは、研究したい対象が変化しないようにそっと観察し、その性質を探って
いくことを生業にする人たちです。
ところが、アクション・リサーチに従事する研究者はそれとはまるで異なります。
対象を変化させていくことを研究としている人たちです。
対象をありのままに分析(アナリシス)することをドグマ(教義)としていて、
そしてそのことを素直に信じて疑わない生真面目な研究者からみたら非常識
極まりない人たちです。
一方で、アクション・リサーチに従事する研究者とは、対象(コミュニティなど)を
変化させることがセントラルドグマとする人たちであり、エンゲストロームなども
その代表的選手でしょう、きっと。
 
さて、ガリラボのメンバーとはどっちのタイプの研究者でしょうか。
対象を冷静に観察し分析し、対象の理解を目指している人たちでないことは
明らかでしょう。
対象とは、分析ではなく変化を促していくものと考えている。
まるで社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)のような集団に思えます。
だから、他の研究室とは少々違っているわけです、ガリラボは。
大学の大半の研究室は分析することをドグマとする集団ですから。
ガリラボは、分析というセントラルドグマだけに捕われず、変化を生み出そうと
アクション・リサーチを実践している集団です。

普通の研究者は、分析対象のことを調べ、それが一体のどういうものか理解できたら、
それを研究者仲間に向けて、仲間に通じるコトバで分析結果を公表していきます。
たとえば論文とかにです。
卒業論文もその一種です。
でも、アクション・リサーチの場合は、それだけでは拙いことはすぐにわかります。
変化させたい対象には、当然ながら人が関わっています。
そういった人たちは研究者の仲間内ではありません。
論文というオタクたちの同人誌など読むはずがない。
論文とか、研究者仲間内だけに通じるジャーゴンであり、それは通常の人は全く
脳裏にもなく書かれたものです。
酷いことに、研究者はそのことに往々にして無意識であり、成果は論文として
公表することで良しとします。
だけどそれでは何も変わらない。
理解ができただけで、そこから動きが生まれることはない。
変革の対象となる人たちに何かを伝えなないと変革のムーブメントなど起こる
ことはないでしょう。
坂口と読んでいるテキストでは、その辺りをことを、次のように指摘しています
(うろ覚えですが・・・)。
文字に固執するのではなく、音声、映像で表現してもいい、あるいは舞台を用意
して、そこで演劇などで表現してもいいのだ、と。
あまり詳しく書けませんが(覚えていない涙)、そういった指摘を読んでいると、
これってガリラボでやっていることだなと思ったのです。
昨日のガリラボ通信2013/10/22で、きくりん人に求めたこともそういうことであり、
またチームJob'sが白亜祭で演劇に挑戦することなどもアクションリサーチとして
見ることが可能でしょう。
そもそも白亜祭にガリラボが参加することが自体が、白亜祭という対象の変革を
(多少なりとも)意図しているわけで、ガリラボ全体でそのための表現に立ち向
かっていると考えても良いのではないかと思います。

ガリラボはそれぞれの対象を分析するのに飽き足らず、それに変革を加えようと
アクションリサーチを実践している集団と考えていいかもしれません。
午前中のテキストを読みながら、そんなことを思っていましたが、現在、福岡から
熊本に戻るバスの中でこれを書いているため、テキストもなく深く考えられません。
いつかまた改めてこのことは考えてみようと思います。

ガリラボは単なるリサーチャー(研究者)ではなく、アクション・リサーチャー
(行動する研究者)です。
座して考えているだけで、動かないのは似合わない。
輝く知性は行動無しには生まれません。
行動しながら、その経験を反省的に捉えていくことを心がけましょう。

最後に、そのことに関して昨日のエピソードをひとつ。
未来の郵便チームが座して考えているだけで進もうとしないので、
「なんで具体的に動かないのだ、やれ!」と優しく背中を押しておきました。
(あまり好きじゃないんですよね、そういうのが。何とかして先に進もうと、もがかないのが。
 内面の本質的なところに行こうとせず、表面的にとりつくって済まそうとするのが。)
4年(10)清原が、Photoshop CS6 Extentedにようやく挑戦を始めました。
今日はPhotoshopというまだ一般には使われていないもので、未来の表現に挑戦して
いるはずです。
強く押してあげたので、ネットを参考にしながらきっと必死で前に進んでいるはず。
(ネットは知らないことをググるためにあるんです。そのことの本当の大事さに
 ゼミ生の多くは気づいていない。残念です)
Photoshopに向き合っているとき、プレイフルな状態になったと確信しています
(だって、真正性、制約、足場掛け、ハード環境などが揃っているので
 発達の最近接領域が生まれたのではないかと思いますから)。
プレイフルな状態ゆえ、学習がかなり進行しただろうと予測しています。
明日、結果を見るのが楽しみです。



これは4年(10)丸山の京都土産とのこと。内定先企業の研修(?)が京都で
あったようです。


こうした情報は4年(10)吉村が送ってくれます。
出張した後のガリラボの様子をまとめてメールで知らせてくれます。
いつから送ってくれるようになったかは定かではありませんが、
ガリラボの様子がよくわかって有り難い限りです。



 

2013年10月22日火曜日

学生GP中間報告会が大学HPで紹介されました

10月8日に開催された学生GP中間報告会(ガリラボ通信2013/10/8, 2013/10/9)の
様子が大学ホームページで紹介されています(こちら)。



 






白亜祭に向けて&きくりん人打合せ

今日2限目の4年(10)ゼミ。体調不良等でなんと4人も欠席。3年の時以来、
こんなにも欠席が多いのは初めてかも。。。

本日の10ゼミは白亜祭に向けての準備がメインでした。
チーム別(未来新聞、未来の郵便)に進捗状況の報告があり、ゴールに向けて
どういったことをやっていくのか確認が行われました。
残り3週間を切り、徐々にですが、先に進んでいます。
善きことはカタツムリの速度で動く(ガンジー)


お昼前からリアルフェイスブックチームリーダー(3年(11)藤本)と白亜祭実行委員長
4年(10)吉村とでリアルフェイスブックの内容についての打合せ。居合わせたM2(12)
大塚に加わってもらって課題をひとつづつ潰していきました。
課題はまだたくさんありますが、リアルフェイスブックの展示用にパネルを使いたいが、
さてそれをどうやって入手するか等がひとつの課題として残っています。
藤本がパネル入手のためキャリアセンターに交渉にでかけました。成果は???

13時から興津会実行委員長3年(11)浅尾と上田3年ゼミ長と私とで興津会のやり
方についての確認を行いました。
引き継いでほしいことがうまく引き継がれていなかったので、そのことの確認と、踏襲
すべきところは踏襲していくことを依頼しておきました。
本日は夕方から浅尾、上田、清田らと興津会を開催する会場の下見にでかけました。
 
白亜祭で行われるオープンキャンパス「県大なう~ここでしかできないことがある~」で
本物の白亜祭実行委員会から私宛に模擬講義の依頼があったのですが、そのことに
ついてこの企画のチーフをしている2年(12)森と14:30から打合せをしました。
その打合せはそこそこに他の話で盛り上がり、そこで11月下旬のキャリア形成論を担
当してもらう上級生もゲット。とりあえず2年(12)川口に依頼することになりました。^^

16:00からはきくりん人(3年(11)藤村、谷口、西口)との打合せ。
三里木ECOステーションの活動について客観的な評価活動を依頼されているのですが、
これをどういった形で評価をしていくかについて打合せました。
院OB(06)黒田にも来てもらって。
1時間半の打合せで、これまでインタビューしてきたこと、アンケート調査結果などを
きちんと整理して、商工繁栄会にそれを提示して課題を認識してもらうこと、また活動を
地域に普及させていくためのパンフレットの内容等を固めることができました。
きくりん人のメンバーには、プチ研究者としての活動をこれからやっていってもらおうと
思っています。


きくりん人のミーティング終了後、白亜祭のソーシャルブックチームリーダー3年(11)清田と
4年(10)吉村とでソーシャルブック(仮)の企画内容について打合せでした。
コンセプトの整理、機材確認の後、白亜祭までに準備しておくことの確認を行い、清田には
少しきつめに挑戦してほしいことを伝えておきました。

ここ数日、きつめに指示することが多くなっています。
余裕がなくなってきた証拠かもしれません。
怒りではありません。コメントなので、勘違いせず、気持ちよく挑戦を続けてください。
 

ところで、これは道場に約20年前からおいてある椅子です。
何の変哲もないように見えますが・・・・

完璧に割れていてちょっと押すと裂けて、かなり危ない状態となります。
この写真を添付し、事務局に依頼をしておきました。