2013年10月11日金曜日

宇城管内小・中学校キャリア教育研修会

熊本県の商工労働局労働雇用課に登録していた「夢」教育サポーターの
初仕事として、本日、宇城管内の小・中学校の33名の先生方に対し、
キャリア教育に関する講演を行ってきました。
私が大学でキャリア教育に関わってもう7年ほどになりますが、その辺りの
ことを中心に話をしてきました。
講演テーマは「キャリア教育における汎用的スキルとその具体的取組」と
いうもので、キャリア教育という面で大学がどう変わろうとしているのか、また
変化とは何かを学習論の立場で捉え、キャリア教育の実践へと踏み出す
ヒントを話しました。

60分の講演でもっていったスライドは80枚近く。その内容は意外に多岐に
渡っていました。
私自身は面白い内容だと思いつつも、聞く方はそうとも限らないわけで、だから、
今回は秘密兵器を持参していきました。
 
秘密兵器は下の写真の前方左側に座っている4年(10)吉村です。


恐らくこうした研修に参加されるみなさんは大学教員や他の先生方の話は
聞かれることが多いでしょうから、まあまたいつもの詰まらない講演だなと
思われながら聞かれているだろうと思います。
そこに、大学生に話をさせる。
たぶん、新鮮だろうと考えました。
そして、大学のキャリア教育を受けてきた学生が話をしてくれるわけで、私の
話も多少は説得力が増すだろうと思ったのです。

直前になっての私の思い付きだったので、そこまで打ち合わせることもなく、
吉村にほぼ丸投げし、内容を考えてきてもらいました。
 
理不尽な(?)丸投げをちゃんと受け取り、企業と連携して行っている卒業
研究について講演する吉村です。

 
卒業研究を進める中で、これらの文献(↓)を読んできたと話していました。
決して勉強が好きではないけれども、社会人と一緒にやっていく上で、絶対的に
知識が不足しているので、できるだけ対等にやっていくために勉強したと話して
いました。


これって学びが進行しているということです。
下は私の使ったスライドですが、吉村が上で話したことは、まさに学習の本質を
指摘しているものと思います。

キャリア教育とは、意欲を引き出すこと、学習の意義がわかっていくということも
含んでいます。
この意味で、吉村はキャリア教育の意味をしっかりと体で理解できている。
そう思います。
このことは社会人の実践の共同体への参加の軌道を吉村が歩み始めたからに他なり
ません。
時間がないので詳しく書けませんが、以上の意味で、吉村という良い例を宇城管内の
先生方には紹介できたかなと思いました。
私の話が終わったときはやれやれ終わったという感じの拍手でしたが、5分ほどの吉村の
講演には大きな拍手が送られておりました(悔しい限りですが)。
終了後、宇城教育事務所所長さんも所長室で吉村のことを大変誉めておられました。
吉村のおかげでいい感じの印象を与えて宇城から帰ってくることができました。

お土産をもらいました。現在宇城教育事務所におられるアドミニ研究科出身の本村さんから。

よっしーのたまご」というお菓子です。15個も入っていましたが、夕方もまだ大量に
ゼミ生が活動しているガリラボです。あっという間になくなりました。



<おまけ>
今日の講演は教育事務所ではなく近くの会場を借りてのことでした。
その前を歩くM1(13)坂口。
今日の講演には坂口も一緒で、3人で出向きました。
さて、会場に入るとき、3人とも、看板を見て、しばし立ち止まってしまいました。
キャリア教育の話に来たはずだけど・・・・、場所を間違えているのではないかと。。。

色んなものがあるものですねぇ。
一体どういったことをやっているセンターなのでしょう。

  
 

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