2017年2月28日火曜日

学生共同自主研究成果発表会/居残り

15時より、平成27年度の学生自主研究グループの発表会がありました。


冒頭、私から挨拶。
成果は重要だけど、将来において成果を生み出していくための能力開発として
グループでどうやって課題を乗り越えてきたかが重要で、そのためのグループ
であることを話しました。
チームで何かをやっていくのは天性のものではなく、トレーニングによるもの
です。そうした場が、こういった自主研究でしょうから。
なお、チームで課題に取り組み解決していくことの必要性は、危機的状況に置か
れたときに特に重要で、熊本地震の際に多くの人が直接体験したことではなかっ
たかと思います。
(あの時に、テキパキと動く人とそうでない人がいました。私はどちらかという
と後者だった気がします。この差が、日ごろからのトレーニングによるものであっ
たろうと想像しています)。


ガリラボからは3年(14)児玉と秋山が発表に参加しておりました。
結局、発表練習を見てやれる時間が取れなかったのですが、無難に発表して
いたように思います。


7グループの発表が終わって質疑の時間が少し驚きました。
あるグループで活動している2年(15)宿利がえらく質問をするでは
ありませんか。質問された上級生たちはだれもがタジタジ。
3年(14)児玉に対しても質問しておりました。至って真面目に、
やりとりしている2人の様子を見ていて、なぜか私は非常におかしくなり、
(不謹慎でしたが)つい吹き出してしましました。^^;笑


17時前にすべてが終わり、MOREの自主研究は終了しました。

これからはMOREの新しい自主研究(大学のポートフォリオの改良)と
震災に関する研究2件が進行していくことになります。
震災の関する研究のひとつはしっかりと動いていますが、残り2つが
まだなので、時間を見つけてテコ入れをしていかねばと思っている
ところです。


居残り
20時ごろのガリラボ。2人が居残って作業しています。
ひとりは3年(14)秋山。明日からの合同企業説明会に向けた準備をして
いるようでした。
もうひとりは4年(13)飯沼。300頁の校正との最後の戦いを挑んでいます。
合間に、久々に駄弁り、秋山に飯沼と私から就活の極意を教えておきました。
非常に機密性の高い内容なので、他言無用と、秋山には秘密にしておくように
と伝えました。居残りしていた特権かと思います。笑

 

卒業生(09)中島が顔を出しました

2月最後の日、たくさんの東京土産をもらいました。


さらには普通のお菓子も。


たくさんお菓子を持ってきますとメールで連絡があり、やってきたのが
OG(09)中島でした(写真、目を閉じている・・・orz  申し訳ない)。
少し長い休みがようやくとれて、東京から帰省してきたようです。
この3月で卒業する13ゼミ生は、在学中には同じ空気を吸っていない
ことを知り、驚いているようでした。
つい、最近卒業したように思っていましたが、もう働き始めて4年が
終わろうとしているのですね。


3年次から、きくりん人として、菊陽町でのそれはそれは大活躍したOGです。
2年間にわたる活動は
  地域の記録と絆生成/再生に向けた地域メディア
  ~菊陽町三里木界隈をフィールドにした大学・地域連携による実践的研究~
として、菊陽町役場と共同で70頁弱の研究論文冊子(2013年2月発行)の
作成へとつながりました(ガリラボ通信2013/2/20)。
ほんとに活動的な学生生活を送っていたように思います。

東京で働く今も、同じように活動的なのだろうと思います。
次に会議等があって話せたのは30分程度でしたが、話しながらそんな印象を
受けました。
  

2017年2月27日月曜日

「完璧を目指すよりさっさと終わらせろ」の意味

数日前より花が増えている気がします。
ガリラボに到着すると、天気の良い朝は、朝陽に照らされていて
非常にきれいです。


今日はお昼から14時までしかガリラボにおりませんでした。
その間に、Hope+の打ち合わせに久しぶりに加わりました。
3年(14)谷口、秋山、児玉、塚田、塘添の5人。現状の報告を聞き、
これから直近でやるべきこと、そしてこれから半年先ぐらいまでの
展開の仕方についても話をしました。
3月中には今後の方向を定め、Hope+は新しいチームへとリ・ボーン
することになるでしょう。

この打ち合わせ以外はほぼガリラボを不在にしていたわけですが、
Coho'zuの2人(4年(13)飯沼と多賀)は校正作業。
300頁ほどをほぼ1文字づつチェックしているようです。誤字脱字は
もちろんのこと、表現のゆらぎのチェックをしていたようです。
もう何度か見てきましたが、それでもまだ誤字が見つかるようです。
何というか、この2人の完璧を求める、緻密さと我慢強さには圧倒されます。
(下は大津町からの修正分を考慮して添削しているCoho'zuの原稿)


「完璧を目指すよりさっさと終わらせろ」というのは、このような完成度を上げる
ためのチェック作業を十分に行うための時間を作り出すためのものです。
そのことをCoho'zuのメンバーはよくわかっていて、毎度のことながら締め切りより
早めに動いております。
こうした行動を、(昨日も書きましたが)プロアクティブ行動と呼び、この意味で、
「完璧を目指すよりさっさと終わらせろ」というのは、その後の緻密な作業のことを
想定し、プロアクティブでありなさいという意味だと考えることもできるのかも
しれません。
ただ、さっさと終わるということでは決してありません。
勘違いしないように。^^;

本日はこの他に4年(13)藤村、岩坂、出口も作業をしておりました。
19時頃に本部棟から戻ると、昼間いたメンバーは誰もおらず・・・
もうみんな帰宅したのかと思いつつよく見たら、4年(13)塚田が作業している
ではありませんか。今日はバイトで来ないはずでしたが・・・・
作成中の文集が終わらないとのこと。
必死の形相で頑張っていました。^^

<今日のお土産>
4年(13)藤村(下)と3年(14)谷口(上)からのお土産。藤村のお土産はなんとも
不思議な感じです。さすがは藤村だと思いました。笑




2017年2月26日日曜日

プロアクティブに生きる

次のツイートをネットで見かけました。

 @tarareba722
 風邪ひくと「好奇心とかやる気とか気遣いとかって8割くらいは体力で
 支えられてるんだな」ってのがよくわかるなあ。学生の頃は「健全な魂は
 健全な肉体に宿る」なんて標語はクソだと思ってたけど、あれは「ポジティ
 ブでいたければまず健康でいましょう」って警句だったんだと大人になって
 気付きました。

気遣いでさえも、それを支えているのは体力であるとのことですが、同感です。
自分のことが手に余るような時に、他者のことまで関わる余裕は普通はないで
しょうから。
ただ、例外はあるでしょう。自分を犠牲にして他者に気遣う場合はあり得ます。
例えば・・(省略)
しかし多くの場合は、ツイートの方の主張は正しいのではないかと思います。

ここで、ツイートされた方の話題に、もう一つ追加しておきたいと思います。
好奇心とか、やる気とか、前に進んでいく類の力には、体力だけでなく、
「リズム」が必要でないかという仮説です。
リズムは、毎日、同じことを繰り返していくことで生まれるものです。
そのために体力が必要ですので、以下、結局は体力に帰着する議論かもしれません。

若干、逆説的ですが、同じことを繰り返していくことで、それが基盤となって、
新しいものへと向かう活力を生み出しているのではないかと思うのです。
学生たちを見ていると、授業がなくなる4年生に比べて、授業が毎日ある3年生の
時の方が活動レベルが高いのです。
時間のある4年生の方が色々な活動をやりそうですが、多くはそうではありません。
その様子を見ていて、上のような仮説を思いつきました。

ただ、ガリラボのゼミ生は、最近は4年生の方が活動レベルが高くなることが多く
なりました。
毎日大学に来て、毎日、ガリラボで作業をやっているからだと思います。
やることがあるから毎日来るのではなく、毎日来るからやることができるのです。
必要な時に来るだけでは、必要なことしかできない。
必要以上のことはできない(=自分の範囲を超えることはない!)。
毎日来ることで、必要以上のことに出会い、充実していく。そう思います。

やるときゃやるよ」ではなく「いつもやっている」というのが重要ではないかと、
そう思います。

休みに入ると、リズムを崩しやすくなるため、2年生には春休みの宿題を
課しました。
同じことを続けるようにという宿題です。
強制力はありませんが、ちゃんとやっているかな・・・。
それと3年生には何も課していません。そろそろ就活が始まるので、自らが、
自然にリズムをつけているでしょう、きっと。
 
同じことを続けるって、単純なことのように見えますが、全く違います。
思いついた時にやるのでなくて、必ずやるというのは、非常に難しい。
計画的でないといけないからです。
例外的な出来事がいつも起きるのが現実世界です。
そうした例外が起きる中で、毎日同じことをやり続けるのは、先を常に予測
しながらの、プロアクティブな行動が要求され、非常に難しい。

やるときゃやる」というのは、いつもやっている人のセリフであり、そうで
ない人は基本的に大事な時にも特に何もやれない(=役に立たない)。

日々を自分の計画を守り、プロアクティブに生きる。
毎日同じことを「計画的」に続ける。
動物を脱し、人間になっていくための大事なトレーニングだと思います。
  
 

 
 

2017年2月25日土曜日

引率でやってきた卒業生/M2(15)の修士論文

朝、天気が良く、花をたくさん咲かせ始めたシクラメンがかなり
きれいでした。
さて、本日は大学の前期入学試験だったのですが、このシクラメンを
プレゼントしてくれたOG(03)菅原が来ていました。
あのパワフル菅原です(ガリラボ通信2017/2/8)。
教え子が受験するとのことでその引率だったそうです。
時間の流れを感じます。
同じ学年のOG(03)宮川(佐藤)からは近況メールが届きました。
興津会会長です。
昨年の興津会(ガリラボ通信2016/11/27)には、会長職でもあるため、
身重で来ておりましたが、無事に出産し(3人目)、現在は育休中(まだ
産休?)のようです。
落ち着いたら顔を出しますとのこと。3人連れてくるのでしょうか。。。^^;

(参考)興津会(こうしんかい)という名称は、上の宮川、菅原、そして
    OG(04)平野(井口)が命名したものです。
 

さて、本日、M2(15)有馬と福永の修士論文をガリラボの奥の書棚の修論・卒論
アーカイブに保管しました。また、ネット上にもアップし、ゼミ生は閲覧できる
ようにしました。
特に大学院卒業生は目を通してもらい、次年度に集まったときにでもいろいろと
コメントしてもらえるといいかなと思います。
有馬と福永とは、3月4日(土)にラストゼミをして、その夜は大学院生の
歓送迎コンパ、そして3月16日の卒業式と追い出しコンパで、大学院に関係する
ことはすべてが終わる予定です。本人たちにとっては長い2年間ではなかったかと
思います。




2017年2月24日金曜日

校正作業は続く

シクラメンがまたたくさんの花を咲かせ始めています。


Coho'zuの校正作業は終わりが見えない状況です。4年(13)飯沼曰く、
「無限ループに入っているようだ」とのこと。確かに、読めば読むほど
修正したいところが出てきて、コントロール不能の状態とでも言えるの
かもしれません。


ただし、その状態にも必ず終わりはあります。3月2日には最終原稿を
入稿する必要があるので、それが無限ループの停止条件となります。
それまではひたすら、校正を続けることになるでしょう。
入試前ですが、今日は許可をもらいCoho'zuの2人(4年(13)飯沼と多賀)は
研究室で校正作業を行っておりました。朝から無言。聞こえてくるのは、パソ
コンの振動音。パソコンの音が聞こえるぐらい集中して作業しておりました。
もうアマチュアがやっているレベルではなく、ほぼ仕事のレベルで作業をして
いるのではないかと感じます。




 

2017年2月23日木曜日

”復興へと向かう一歩”のサンプル書籍

本日、Coho'zuの書籍
 平成28年熊本地震 復興へと向かう1歩~大津町22名の取材記録
のサンプル版が納品されました。

Coho'zuの3人の最後の言葉です。


Coho'zuは、これから最後の非常に細かなチェック作業を行っていきます。
3月1日には最終データを完成させ、製本版を入稿する予定になっています。
4年(13)飯沼と多賀が作業を始めていますが、飯沼曰く「もう、やだー」との
ことでした。
まあでも、あとひと踏ん張り。

自分たちがやってきた活動のカタチが出来上がるわけで、周囲から見たら非常に
羨ましいことではないかと思います。


2年(15)藤川と4年(13)松崎からお土産が届きました。
USJ内でばったり会ったそうです。世の中、狭い。

 


2017年2月22日水曜日

新聞部部長から/Coho'zu書籍への反応

先日、ゼミ新聞27号への卒業生からのメッセージを掲載しましたが、
本日、後でメールが届いた卒業生(OB(12)丸野)分のメッセージを
追記おきました。
13ゼミ生、14ゼミ生には馴染みのある先輩ではないでしょうか。
 → ガリラボ通信2017/2/20

卒業生からのメッセージをガリラボ通信で読んだ第7代ゼミ新聞部長の
3年(14)塚田からメールが届きました(無断引用ですm(_ _)m)。

  直接、感想を伝えてくれる人がなかなかいないので、先輩方に読んで
  頂けていると思うと、作って良かったと思えます(笑)。
  坂口さんも清田さんも「卒業生の今」に触れてらっしゃいますが、
  担当したことのある身としても特別感があります。
  ガリラボにはこんな人たちがいたんだ、と分かりますし、実際にこんな
  経験が今生きている、と書かれてあると、ガリラボにいることに自信が
  湧いてきたり、より一層自分のいる環境を大事にしたくなります。
  発行してから今号の「卒今」を読みましたが、素晴らしいコラムでした。
  あんな分かりやすい文章が書けるように励みます(笑)。
  15生の子たちにどれだけガリラボ通信を読む習慣があるかは分かりませ
  んが、ぜひ先輩方の反応を喜んでほしいなと思います。
  物事を考え行動に移す環境が整っているだけでなく、動画や新聞などの
  冊子といった「形」にできることがガリラボの良いところだと思っています。
  本人たちもそれを今回実感したらしく、次号はもっと良いものを作るだろ
  うと期待しています^^

ガリラボのポイントをきちんと捉えています。それ以上に、後輩の15ゼミ生
への期待が込められています。
最近、リサーチする力、模倣する力が弱いとゼミ生に指摘することが多くあります。
学びのための資源(リソース)はガリラボ内にはたくさんおいてあります。
自分で見つけ、模倣をしていくように。
そうすればいつの間にか、先輩を越えていきます。
自分に見えていない先の景色を見るには、
 巨人の肩の上に乗る
ことです。自分より優れている人たちのことをしっかりとキャッチ、模倣して
その肩の上に乗せてもらいましょう。

 

ところで、昨日、Coho'zuの書籍が仮完成し、入稿したのですが、そのことと
冒頭の文章の内容を通信で紹介しておきました。
復興へと向かう一歩(仮完成) ガリラボ通信2017/2/21

さっきそのエントリーを見て驚いたのですが、今日現在でなんと25人もの方
から「いいね!」をもらっているではありませんか。かなり驚きました。
こんなにたくさんの「いいね!」をもらっているエントリーはあまり記憶に
ありません。いいねは、恐らくゼミ生はほとんどいないはず。
どんな方々が評価してくださっているのでしょう?
 
 
 
4年(13)上田からの台湾土産。卒業旅行のお菓子。左のお菓子は見た目と違って、
持ったら重くて驚きました。味はたいへん良かったです。 

 
 

2017年2月21日火曜日

復興へと向かう一歩(仮完成)

Hope+が本日益城に取材に出かけていきました。
3年(14)秋山、児玉、塘添、塚田の4人。
成果が、色々とあったようです。

Coho'zuの本の原稿が完成し、サンプル版作製のための仮入稿を終えました。
大変長い道のりでした。
23日(木)午後、書籍のサンプルが届く予定です。それから最終チェック!


この書籍は、冒頭を次の文章で始めています。

----

平成28年熊本地震 復興へと向かう一歩~大津町22名の取材記録
はじめに
本書は熊本県菊池郡大津町の人々の震災についての記憶の記録です。大津町は、「平成28年熊本地震」の震源に近い地域です。甚大な被害をもたらした地震からの復興に向け、大津町の人々はどう行動し、その時、何を考えていたのかを中心に取材し、オーラル・ヒストリーとして語っていただきました。それを本書には綴っています。

 なぜ、私たち大学研究室のメンバーが大津町について、こうした震災の記憶を記録としてまとめることになったのか、その事情は次のようなことでした。

 大学研究室は、4月になると、メンバーのほとんどが入れ替わり、全く新しい体制となります。平成28年4月、熊本県立大学津曲研究室の新メンバーは、課題を持ち、それぞれの取り組みを開始しようとしていました。その中のチームのひとつにCoho’zuがありました。津曲研究室の4年生3人(飯沼・上田・多賀)で構成されたチームです。このチームは、熊本県立大学「学生GP制度」の下、大津町と連携し、町の広報紙が持つ課題について、卒業研究として取り組むことになっていました。チーム名は、広報紙と大津町の読みを参考に命名したものです。Coho’zuは、課題に取り組むため、先行事例の調査、文献調査を始めようとしていました。その矢先、平成28年熊本地震が発生しました。

 熊本地震によって、新しい年度が始まったばかりの県内は大混乱となりました。被害が集中した益城町の混乱は特にひどかったのではないかと思います。大津町は、益城町に隣接する自治体です。強い揺れは大津町全体にも被害をもたらし、特に、役場庁舎は甚大な被害を受け、使用できなくなりました。役場の日常は4月14日以降、一変しました。この混乱で、役場とCoho’zuとの当初の連携は自然消滅したのでした。

 当初の連携は無くなったものの、私たちに出来ることはないだろうかと学生たちと考えました。何ができるのだろうか、必死に考えました。ボランティアとして活動することも一つの選択肢でした。本書で取材した大学生が、「何かをやらなければ」との衝動に突き動かされ、ボランティアとして行動したように、震災後、大学生の多くが災害ボランティアへと参加しました。Coho’zuのメンバーもそれらの中の一人でした。緊急時、具体的に行動することの大切さは改めて言うまでもないことです。しかし、震源に近い大学に身をおく私たちとしては、それだけで良いのかとも考えたのです。大学で学んできた経験を生かして行動することも大事なことではないかと、そう考えました。

 震災という初めて体験する緊迫した状況の中で、熱狂からあえて距離をおき、冷静になって自分たちが出来ることを考えた結果、辿り着いたのが、震災の記憶を記録として残していくことでした。参考にしたのが、東京大学社会科学研究所(以下、東大社研)の岩手県釜石市での調査でした。調査結果の概要は、「釜石と震災、もう一つの記憶」とのサブタイトルがついた「〈持ち場〉の希望学」として刊行されました。この書物は、東日本大震災の際、釜石市の人々が何を考え、どう行動したのかを記録したものです。津曲研究室では、「希望学」という領域としてこの書物を事前に学んでいました。

 記憶は比較的短い間に曖昧になる、あるいは変容していきます。熊本地震において大津町ではどういったことが起き、そして大津町の人たちは震災という突然の災難にどう向き合い、そしてその困難からどう立ち上がろうとしてきたのか、そういったことを記録しておくことは、取材や調査の方法を多少なりとも経験してきた津曲研究室だからこそ実行できることではないかと考えました。また今回のように大規模な現象に対する取材とその記録化には膨大な時間を要します。時間という制約のため、実行するのは一般には非常に難しいものです。しかし、それでは震災の記憶を風化させてしまいかねません。今回の震災についての記憶が消えてしまうのは、地域にとっての貴重な財産を失うのと同じではないかと思いました。震災の記憶はどうにかして記録として残していくべきだろうと考えました。調査に、かなりの時間を要する活動です。私たちは、こうした地道な活動こそ、大学の研究室にできるボランティアだと思いました。

 そこまで考えたところで、私たちは行動を開始しました。準備段階を経て、平成28年8月から平成29年1月にかけCoho’zu は22名の取材を行いました。延べ30時間以上に及ぶ音声記録から文字起こしした量は32万文字に達し、A4用紙で350枚ほどになりました。

 本書は半年間かけて取材した記録を整理し、まとめたものです。大津町22名の皆さんが熊本地震の際に何を思い、どう行動し、復興に向けてどうやってきたのか、その思考や行動の記録となっています。22名と限定された方々ではありますが、震災の困難を乗り越えようとした人々の行動から様々な教訓を読み取ることができるかと思います。震災の記憶を継承し、大津町の未来へとつなげていくための貴重な資料の一つにもなるものと考えています

-----



2017年2月20日月曜日

ゼミ新聞27号感想/こいたま/玉名の方/仮完成

ゼミ新聞部が27号を発行したこと(ガリラボ通信2017/2/19)を、卒業生にも
メールで連絡したところ、さっそく、次のメッセージをもらいました。

OG(M12)坂口
さっそく新聞、映像拝見させていたしました。いいですね!一生懸命さが伝わって
きて、嬉しくなりました。卒業生お二人の文章も人柄が伝わるもので、後輩の皆さ
んに熟読してもらいたいと思いました。尾堂君が私の差し入れたデコポンを美味し
く食べてくれていたことが懐かしいです。
春休みになったら研究室にお邪魔できればと考えています。

OB(11)清田
取り急ぎ、草原先輩と尾堂君の寄稿、読みました。
2人の結論が、ガリラボで学んだことが糧になっている、というのが結論で、
自分もそう感じているので、考えていることは皆さん一緒なのだなと思いました。
会社だと大卒は専門的な高度な知識があると見られがちで、そういう面ももちろん
あると思うのですが、1番身についている、身につけることができるのは学ぶ姿勢
だったり、仕事の基礎だと思います。なんだか、まとまりませんでしたが、とにかく
共感しました。

OB(12)丸野 (追記2017/2/22)
ガリラボ通信などでもガリラボ生の活動は知っていたつもりでしたが、実際にどのような気持ちで取り組んでいたのかなどはわかりませんでした。
そういう後輩たちの率直な感想や考えを知ることができて、今回の新聞もとても良い出来だと思います!
ただ、まだ少し誤字があるので、今度実際にゼミ室に遊びに行って指導をしようと思います(笑)
今年度は地震で被災したなかでの活動だったり、玉名との関わりも深くなったりと13、14ゼミ全員が大活躍だった年だと思います。
また来年度もこれ以上に素晴らしいガリラボにしていってもらえたら嬉しいです(*^^*)


以上、コメントありがとうございました。こうしたコメントをもらうと新聞部のメンバーも
励みになるかと思います。
ところで、OB(11)清田は、先日の熊本城マラソンで、42.195kmを完走したそうです。
(清田をあまり褒めたくはありませんが)なかなか、やりますねぇ。
  
さて、今日のガリラボですが、午前中に新生チーム「こいたま」の打合せ。
私も参加して、楽しく(?)話をしました。
ただ内容は忘れました。楽しく話したことだけ覚えています。笑
詳しい内容は、記録担当が議事録を送ってくれるはず。
ただ、リーダーの3年(14)秋山には、こいたまとしての活動のポートフォリオを
作っていくよう指示しておきました。
活動量を測る目安にもなっていくでしょうから、ガリラボのキャビネットの一角を
こいたまスペースにして、これからそこに資料を継続的に保存していくとよいかと
思います。
  
午後、不在にしていたら、玉名市役所の平野さんがやってきたようです。
用件は、インスタが何とかとかゼミ生が言ってましたが、説明を聞いても
よくわからず・・・、内容を聞くのは諦めました。笑
ただ、現在のメンバーは平野さんの名前を知らないのですね。お土産の
お菓子(と苺)に「玉名の方」と書いてました。^^


次もお土産。神戸牛せんべい2個。
4年(13)多賀と中村、そして4年(13)塚田からです。なお、このお土産については
先日のガリラボ通信でも紹介したとおりです。

本日大学に来たら、私の机の上にもうひとつの神戸土産が置いてありました。
有り難く、食後に頂こうかと思います。

 
22:00少し前、約300頁の
  平成28年熊本地震 復興へと向かう一歩~大津町22名の取材記録
が仮完成し、チェック用にプリントアウトできました。
確認中の4年(13)飯沼。明日、印刷業者に入稿し、その後、大津町からの
チェックの反映作業と最終的な誤字脱字のチェック作業に入る予定です。

後、少しです。


 


Coho'zu詰めの段階と合格発表

Coho'zuが詰めの段階に入っています。明日、サンプルの本を作って
もらうための仮原稿を入稿する予定で、4年(13)飯沼は必死の形相で
編集しております。^^
表紙カバーデザインも決めました。これは4年(13)多賀が手掛けています。
せっかくカラーが使えるので、写真を載せようとなり、悩みに悩んだ末、
次のデザインに決めました。


多賀については嬉しいニュースがあります。
今日、大学院の合格発表だったのですが、見事に合格しておりました。
OB(13)多賀、そしてM1(17)多賀が4月に誕生することになります。
とりあえず、行先が決まってメデタイ限りです。^^;
(ホームページで公表されていた合格者)



<おまけ>
編集でえらいことになっている4年(13)飯沼がぽつりとこぼしていました。笑
「どりぃむは、まだ簡単だった」と・・・・
この一言に大変さが滲み出ているように思いました。
悲惨ですね。卒業間際になって。笑
脈絡はありませんが、ふと「どりぃむ」を図書として検索してみました。
図書館で2件ヒット。今、2階と3階で所蔵してもらっているのですね。


3階の「どりぃむ」は多分これでしょう→ガリラボ通信2016/10/17
「復興へと向かう一歩」も同じように図書館においてもらおうと思います。
 


2017年2月19日日曜日

ゼミ新聞27号発行

2年(15)生が加わった新しいゼミ新聞部(第7代部長3年(14)塚田)が
初めての新聞27号を発行しました。
企画の開始は昨年(ガリラボ通信2016/12/8)でした。
新部員に教えながらで苦労したのではないかと思います。中味の詰まった
16頁に新聞となっております。
ペーパー版はガリラボにおいてますので、読んでください。
電子版は、Webサイトにおいてます。
「卒業生の今」にはOB(09)草原とOB(12)尾堂がなかなか良いコラムを
寄稿してくれています。卒業生もどうぞゆっくりと読んでみてください。



27号を手に、振り返りを行った3年(14)塚田部長率いる第7代新聞部です。
金曜日(2017/2/17)のことです。



<おまけ>
本日もCoho'zuの4年(13)飯沼は編集作業をしていたようです。おおよそ
形になったとのこと。よく頑張りました。
私の方も今日ですべての添削を終えました。1月から修士論文、卒論、Coho'zuの本と
添削を続け、カウントしてみたら、約50万文字ほどになるようです。
目と頭を酷使し、ボケる余裕が持たせてもらえないぐらいにトレーニングさせてもらいました。


4年(13)塚田と中村がやってきたみたいです。同じ神戸のお土産を持って!
中村はフォーラムで神戸でしたが、塚田は遊びのようです。別々に行って、
同じお土産とは・・・。飯沼曰く「たまラボは息がピッタリ」とのことでした。笑



ガリボイス2017~(14)山本の投稿5

今日は熊本城マラソンですね。絶好の天気に恵まれ、ランナーたちは
気持ちよく走ったのではないでしょうか。
さて、もうすぐ、3月に入ると別のレース(?)も始まります。
今朝、3年(14)山本のガリボイスが掲載されていました。



2017年2月18日土曜日

土曜日ですが、Coho'zu

Coho'zuの書籍「復興へと向かう1歩~大津町22名の記録」の仮入稿が
来週の火曜日(2/21)に迫り、切羽詰まっております。
土曜日も朝9時から、奥のPCでInDesignで編集作業に4年(13)飯沼が
取り組んでいます。私はその飯沼らの原稿の添削作業です。
カタカタとキーボードの音だけが響く、土曜日のガリラボでした。


土曜日ですが作業していることが分かっていたからでしょうか、
 4年(13)藤村、出口、そして3年(14)谷口
らが出てきました。夕方までには帰っていきました。
それぞれにやるべき作業があるようです。

そして夕方、昨日まで神戸にいた4年(13)多賀がやってきてCoho'zuの
書籍に使う年表の修正作業をやっているようでした。
終わって20時前には帰宅。

私もそろそろ切り上げます。添削は残り4年(13)飯沼の原稿だけです。
昼からずっと休憩なし作業していてようやく終わりそうな気がしてきました。
仮入稿の締め切りにはなんとか間に合いそうです。
飯沼に怒られずに済みそうです。笑

明日は熊本城マラソン。それは関係なく、明日もガリラボは作業となるでしょう、恐らく。




多賀・中村レポート(3日目)~全国学生ボランティア交流フォーラムin神戸

4年(13)多賀と中村からの神戸のフォーラム3日目(最終日)の報告が届きました。
多賀と中村の双方から詳しく送ってくれたので、2人の報告をミックスしながら
紹介してきます。

参考: 0日目 (ガリラボ通信2017/2/14
    1日目 (ガリラボ通信2017/2/16
    2日目 (ガリラボ通信2017/2/17

---以下、2人からのフォーラム3日目(最終日)の報告です。

本日3日間のプログラムを終えて、無事に熊本に帰って来ました。
3日目のプログラムは写真の通り、
  ①活動報告、②震災復興ワークショップ、③まとめ
という3つが行われました。


①活動報告
本日は9時から、昨日は発表をしなかった大学がポスターセッションを行いました。
僕らの発表となります。
服装は私服で良かったみたいですが、スーツも持っていってたのでどうするかを
2人で話し合った結果、せっかく持って来たのだからスーツでやろうということに
なりました。スーツと名札のせいで少し職員感が出てしまいましたが、いい意味で
目立っていたのではないかと思います(笑)。


発表前の準備する時から僕らのポスターの写真を撮りに来てくれる人がとても多くて
嬉しかったです。
多くの学生がポスターを写真に撮っておりデザインを気に入ってくれていたようです。
そして、発表が始まるとまたまた多くの人が僕らの話を聞きに来てくださいました。

中村は震災時の県大でのボランティアの様子を報告しており、各大学でボランティアに
取り組んで来ている学生達が話を食い入るように聞いておりました。


また、震災の風化をさせない取り組みを神戸はたくさんやっていることを学んだ
参加者としては、オーラルヒストリーとして記録に残すという活動をしている
多賀の話は興味深い内容だったようです。


②震災復興ワークショップ
次は、「この3日間の活動をこれからの東北・熊本の復興にどう繋げるか」という
テーマのもとで震災復興ワークショップが2部構成で行われました。


ワークショップの2部ではグループメンバーを東北、神戸、九州などの各地域ごとの
学生で再編成し、前半のワークショップて出た被災地での課題を解決できないか方法を
考えました。
九州の大学(熊本大学、熊本学園大学、西南学院大学)のメンバーでワークショップに
取り組みました。

(多賀)同じ九州地区の熊本県立大学、熊本大学、熊本学園大学、西南学院大学の
7名が班メンバーとなり、私がリーダーとして話をまとめて行くことになりました。
ブレストやKJ法で話し合いを進めていくなかで「情報をどのように伝えるか」という
課題をあげました。その解決策について、中村が終始アイデアマンとして場をリード
してくれました。
卒論で勉強していた「明日のプランニング」の本の内容を用い、他の学生を理論的に
説得しておりました。
私も一度読んだ本だったのですが中村の説明は初めて聴く人にもとてもわかりやすい
ものとなっておりました。
(中村)話し合いはまず、課題や対象者、目的などをはっきりさせるためにブレ
インストーミングとKJ法を使いながらアイデアを固めていきました。
その中で九州組が掲げた課題は
 1.情報発信不足、2.震災の風化(特に若者の中で)
の2つでした。1の情報発信不足についてはまず、SNSでの情報発信などのアイデアが
あがりました。しかし、このとき僕はさとなおさんの「明日のプランニング」に書かれ
ていた"情報砂の一粒時代"のことを思い出しました。
 (津曲注)「明日のプランニング」はたまラボがタマにゃんの広報の際に理論を学んだ書籍
ただ情報発信するだけでは伝わらない。スタバの新作の情報も震災の情報も社会では
ただの砂の一粒でしかないということを念頭にいれ、どうやれば震災という情報を
届けることができるかを考えました。
そこで、いかに震災という情報を伝えるかを話し合った結果「震災食堂」というアイ
デアが出ました。対象者は主に若者で、大学の文化祭で被災地の名産品を使った料理を
出すという企画です。具体的なメニューとしては神戸牛のローストビーフ丼や、熊本の
スイカを使った震災フラペチーノなどのアイデアが出ていました。
ただ発信するだけでは伝わりにくい震災という情報も、若者がSNSを使って震災食堂の
ことを友人に広げることで、ただ震災情報を発信するのではなく友人からの興味関心を
引く情報としての「震災」を伝えられるのではないかと考えました。
このような震災食堂という企画で震災の風化を防ぐことが可能になるのではないかと
僕らは考えました。そのためにもSNSに投稿で温玉サービスなんてどうだろうかという
話も出ていました笑。


(多賀)その後、発表が行われたのですがそこはガリラボで鍛えられた2人に
とって持ってこいの場でした(笑)
対話劇という方法で内容を伝える発表に他大学の多くの学生が刺激を受けたり、感心
してくれ反響がものすごかったです!
4年生として今まで培ってきたものを他の大学にも示しておこうかということで取り
組んだ結果だったのではないかと思います。


(中村)話し合った後はアイデアの発表の時間です。僕と多賀で発表することに
なりました。
他のチームが広用紙を使って丁寧な説明をする中、僕と多賀は先ほど考えた震災食堂の
アイデアをお得意の対話劇で会場にぶちかまし、いつのまにやら会場は大爆笑に包まれ
ていました。
真面目にやったつもりだったんですけれど、東北と神戸の人には新鮮だったんでしょうか笑。


③まとめ
最後に3日間を通しての振り返りが行われました。
 
<最後にフォーラム3日間を終えた2人からの感想>
(多賀)この3日間は自分にとってとても新鮮で、楽しい時間を過ごすことが
できました。
こういう場に行くときはいつも人見知りでどうしようかという思いが強いのですが、
なんだかんだ半分以上の学生と色々な話をしました。前回のLINLtoposでもそうでしたが
多くの出会いのきっかけとなったのは良くも悪くも『熊本地震』だなと思いました。
確かに被害は多くありました。けれどこの震災があったからこそ全国の学生と出会う
ことができたのはすごくプラスなことだと思います。
なお、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震でも風化が課題としてあげられます。
その中できちんと記録を取っていくことというのは絶対に必要なことだというのを改めて思いました。
今回も多くの学生と触れ合い、考えていく中で自分もとても刺激になりました。
このような場に参加するきっかけを作ってくださり本当にありがとうございました。
充実した4日間となりました!

(中村)3日間を通して思ったのは神戸や東北に比べると熊本地震は被害が見えにく
かったり小さい分、風化の速度が速いのではないかということです。
まだまだ益城や西原村の復興は終わっていませんが、私たち熊本市に住んでいる人々の
生活はほとんど日常に戻ってきているのを感じます。それは嬉しいことでもありますが、
逆に言えば熊本地震でたくさんの支援を受けたことや、東北や阪神・淡路のことも含めた
地震への関心が薄れやすくなっているということです。
東北は6年経ってやっと記録を残す活動について本格的に動き始められるようになっている
中で熊本はきちんとこの熊本地震の記録を残し風化を防ぐことができるのかとても不安に
感じました。
私1人ではできることは小さいですけれど、今回学んだ震災に関する知識を忘れず、身近な
人に神戸でのことを伝えるのが私にできることだと思っています。
坂本さんと津曲先生に今回のお話をいただけて、普通では絶対に関わることができない
ことに関わり、たくさんのことを知ることができて本当に良かったと思います。
ありがとうございました。




---以上が、2人からの報告です。

何だか2人ともに凄いですね。
全国から集まった中でも、群を抜いていたのではないでしょうか。
やはり単にボランティア、何もわかりませんが来ましたというよりも、この2人の
ように武器としての知識をもち、それを生かす鍛えられたプレゼン力をもち、そして
行動力を持っていることが、ボランティアとしても優れているのではないでしょうか。
そのためには学生の場合は、しっかりと勉強していくことが大事だろうと思います。
 
フォーラムとはずれますが、2人の詳しい報告のおかげで、ガリラボでやっている
活動は間違っていないことを、確認することができました。

だいたい、3日間連続、毎日、こんなに詳しい報告をできるものでしょうか。
別に、報告義務があって参加しているわけではないのです。
毎日、プログラムが終わってから、他の参加者は寝ているであろう深夜に、私あてに
こうして報告を書き、またそのための記録写真をフォーラム中にしっかりと撮っている
わけです。
義務でもないのに、普通の学生たちだと出来ないでしょう、きっと。
でも、そうした報告が、実は自分たちのその日の振り返りになっているため、
実は非常に優れた経験学習の方法なのです。
こうした結果(成果)を見ると、普段、極く普通にガリラボでやっていることは非常に
重要なのだと改めて思います。

ガリラボでは、常に報告を求めます。
もちろん、報告しなくても叱れるわけではありませんが、ほぼみんな報告をして
くれます。
2年生はほとんど報告をしてこないので、ガリラボの中で、そういったことを
徐々に学んでいくのでしょう。

下級生は、優れた上級生がどうやっているかをよく見て、真似していくように。
個性とか、自分流とか、そんなことはどうでもいいことです。
優れた見本をしっかりと真似る。
優れた自分の個性を生み出すのは、それしか方法はありません。

ガリラボには、こうした優れたモデルがたくさんある場所です。
目をよく開いて、見ておくようにしましょう。
 
追伸
神戸から戻った多賀は、今日も早速、大津町のオーラル・ヒストリーをまとめる
作業に出てきました。
明日は熊本城マラソンに出場するそうです。
活動的です。




ガリボイス2016~(14)塘添の投稿3

明日(2017/2/19)は熊本城マラソンのようです。そのことを3年(14)塘添が
ガリボイスとして書いたものが今朝の新聞に掲載されていました。
塘添は久々の掲載になります。




2017年2月17日金曜日

修士論文口頭試問「M2(15)有馬」

本日は、写真は撮っておりませんが、M2(15)有馬の口頭試問でした。

修士論文自体は余裕を持って終わらせていたので、さほど心配は
しておりませんでした。テーマは
  情報モラル教育の在り方とその学校における展開
というものです。

口頭試問は、昨日の福永とは真逆でした。笑
質問が矢のようにやってきて、有馬はすごく大変そうでした。
副査の方に内容がよく伝わり、議論ができる内容のものだったという
でしょう。
副査の先生方の反応は良かったように思いました。

まだ細かい点は残っていますが、これでM15院生についての研究
活動はほぼ終わりとなります。
ご苦労様でした。
派遣教員の場合、やはり現場に戻ってからの2年目が大変ですね。
地獄のような日々ではなかったかと思います。
改めて、ご苦労様でした。

3月4日は、M1が幹事になって、とりあえず2人のM2の慰労会を
行うことになりました。
たくさん、慰労してやろうかと思います。笑



多賀・中村レポート(2日目)~全国学生ボランティア交流フォーラムin神戸

4年(13)多賀と中村からの神戸のフォーラム2日目の報告が届きました。

---以下、その報告です。

本日『全国学生ボランティア交流フォーラムIN神戸』の2日目を終えました。
2日目の内容は写真の通りで、歩きによる移動12km、歩数20895歩と神戸を
歩き回る1日となりました。


まず、長田という街を見学しました。
ここは阪神淡路大震災で火災などにより壊滅的な被害を受け、22年かけて復興の
歩みを進めてきた場所みたいです。

再開発により近代的なビルが並ぶ場所と、被害が少なく古い街並みもあるという
地域でした。
震災時の様子の説明を受けながら1時間ほど長田の街を見学しながら、復興に向けての
いい点や課題などを見つけるものでした


その後、ふたば学舎という旧二葉小にて神戸市みなと総局みなと振興部振興課の
出口さんの話を聞きました。
震災当時の役場職員の話を聞いて、状況は大津町とあまり変わらないようにも
思いました。
そこから支援する側へとなっており、今後の熊本の各市町村でもそのようになって
いくことが必要だと思うとともに、大津町に関しては震災の記録をきちんと残して
おくことの重要性を再度認識しました。
帰ったら、今、出来なかった分の本作成頑張ります。


お昼は長田は粉物の町ということで班のメンバーと「そばめし」を食べました


午後からはふたば学舎にてポスターセッションが行われました。
熊本県立大学は明日の発表とのことなので今日は他の大学の活動の様子を
聞きました。
どの大学も1、2年生が多く参加しており前回のリンクトポスと同様に多くの学生が
様々な場面で活動を行なっているのだなと思いました。
他大学の発表について興味深かったのは東海大学の活動でした。
東北で津波が来たラインを掘削工事して歩道にすることで震災の記憶を薄れ
させないようにする企画でした。震災の記憶を継続させるのが難しい中で人が
通る道を作ることで人々が震災を思い出すきっかけを作っているのがとても
素晴らしいと思いました。


震災復興ワークショップでは「長田の復興まちづくりから学ぶ」というテーマのもと、
町歩きも参考にして、事例を見て参考になった点、課題、今後の震災対策に生かす
ためにはという3点をブレストやKJ法などを用いてまとめていき発表がそれぞれの
班から行われました。

また自分も発表させていただいたのですがその後、産経新聞さんから取材を受ける
ことになり数分間記者の方から質問を受けました。
普段Coho'zuでは取材する側ですがされる方は緊張しますね(笑)


そして、被災地神戸の町歩きツアーを行い。震災のモニュメントや市役所など震災と
関係のある場所を見て回りました。
担当の方から解説なども行なっていただき阪神淡路大震災について多少なりとも理解
できたように思います。


そしてやっとフリータイムとなりグループでの夕食でした。
南京町で中華をいただきました!美味しかったです。


また途中神戸ポートタワーなども見れてライトアップされていたのできれいでした。