2023年2月28日火曜日

OG(M20)アクストとの書籍が完成

2月最終日の今日、OG(M20)アクストとその仲間たち(なかかまど)の手による書籍が納品されました。
コロナ禍という危機に向き合う教員の意識や学校現場の状況について、1年間のオンラインでの議論を経てまとめたものです。私は、監修として参加し、また最後の座談会のコーディネータも務めました。
埼玉、徳島、広島、島根、熊本、そしてメキシコで活躍している先生たちの声が詰まった200頁弱の書籍となります。
これほど広範囲の人たちによる共同作業が可能になったのはオンラインが日常化したからでした。
対面が絶対的であったそれまでの考え方が、コロナ禍によって多くの人に意識改革が促され、この変革の過程で私たちは多くのことを学びました。
意識変革が起きたこで誕生したこの書籍には、変革の過程での学びの成果がたくさん埋め込まれています。
何も動かなかったらこの時の学びはいつの間にか消失していったことでしょう。
しかし、こうして頑張って動き出すと、消えてしまうはずだった学びの成果が、こうして書籍という目に見える形で残りました。
この意味で、ななかまだの活動は、非常に優れた取組だったと思います。
編集から校閲までを担当した(M20)アクストには頭が下がります。
お疲れ様でした。


今日は、耐用年数の過ぎたPCを廃棄しました。そして、部屋全体を整理し直した結果、ご覧の通り、非常にすっきりとなりました。
来年の今頃は、本日の「すっきり」にさらに磨きがかかっているはずで、「すっからかん」の状況になっているはずです。笑


 

2023年2月27日月曜日

水俣高校講演スライド完成

今日は1日快晴でした。風も穏やかで、外に出ると気持ちよさそうでしたが、残念ながら今日は朝から1日机の上での作業に没頭しておりました。

2月に入ってから準備を始めた水俣高校の先生方に向けての講演準備と科研費で行っている研究の整理作業。
講演については2月中旬までにはパワポの骨組みは完成し(完璧を目指すよりも・・・です)、その後、すき間時間などで細かな修正を繰り返し、講演1週間前となった今日の段階で完成したことにしました。
年末にゼミ卒業生に対して行った調査(148名からの回答)の結果の一部も使わせてもらいました。
全部で67スライド。
果たして70分で話し終えることができるのか不安ですが、お伝えしたいことは全部言葉にしてスライドに書き込んでおいたので、興味を持たれた先生には後日にでもじっくりと読んでもらえればと思っています。
話のポイントは、糸井重里さんの「魚を飼うということは、水を飼うということである」という言葉に集約されます。いつものように変な脱線はせず、このことをしっかりと伝えることができればと思います。


パワポ冒頭のスライド


 

2023年2月24日金曜日

広報紙14号発行

広報部(3年(20)江﨑部長)が広報紙14号を発行しました。
表紙の画像は、興津会の時の写真を利用したモザイクアートとのことです(残念ながらpdf化したときに写真がつぶれてしまって見えないですが)。

内容は以下の通りです。

電子版と映像ニュースをゼミ関係者には送付しますので、週末、じっくりとご覧いただければと思います。


 

2023年2月22日水曜日

公開審査会での2チームに対するコメント

昼頃、メールで日経新聞の速報が届き、見出しは

韓国の出生率が過去最低0.78

というものでした。衝撃的な数値ですね。日本も出生率が低くなり「子育て予算倍増」といった政策が出ており、深刻な状態であると明確に認識されてきました。それでも日本の出生率は1.43ですから。1.43なので日本も人口が減少していくわけですが、韓国の場合はこの社会課題ドライバーの深刻さのレベルはまるで違います。韓国政府は今後どういったこと考えていくのでしょう。これからたくさんの問題が出てくるはずです。先進国の中での先行事例になりえるでしょうから、今後注視していく必要があるのかもしれません。

・・という深刻な話題の速報が読んでいる横で、ガリラボでは4年(19)川口と中西が楽しそうに作業しておりました。卒業アルバムの制作をしていたようですが、息抜きと称し、2人で対戦ゲームで盛り上がってました(息抜きの方が長いようにも見えましたが、たぶん私の気のせいでしょう笑)。

息抜きしている2人に、「力持ちだよね!?」と声をかけ、片づけで余剰になった研究室内の机(川口が使っていた机です)を道場に運んでもらいました。
ゲームでは指だけ動かしていたので、体を動かすことになり、きっとよい息抜きになったはずです。笑


さて、本題。
本日、地域連携型学生研究公開審査会でのたまrismとたまNaviに対するコメントが届きました。長いので、教職員によるコメントのみここには掲載しておきたいと思います。

たまNaviについては今後の展開にまで触れてほしいといった意味のコメントがあるので、その分で評価が少し低くなったようです。たまrismについては、コメントを読むと、やはり優秀賞を受賞するだけあるなと感じました。


2023年2月21日火曜日

模様替えとその方法についてのBing AIからの回答

昨日、19ゼミ生を送り出しました。この機会を捉え、模様替えを行いました。
奥の4年(19)川口が使っていた机とPCを撤去し、通れる空間を作り、長年溜まっていた汚れをしっかりとふき取りました。
ここを掃除するのは何年振りなのか不明ですが、ずいぶんと時間が経っていることがよくわかるほどかなり強固な汚れでした。

撤去したPCと机です。PCは問題なく運べましたが、問題は机。ひとりで運ぶには結構重い机でした。一計を案じ、片方の足2か所に段ボールの靴を履かせることで解決。このやり方で騒音を立てることなく、スムーズに移動させることができました。

ところで、模様替えが全てが終わってからのことですが、昨日から私のアカウントで利用可能になった今話題のBing AIに方法について聞いてみました。
驚きました。
私がやった方法は教科書通りの非常に優れた模範解答のような方法だったようです。

課題も出ているようですが、Bing AIは電卓が登場した時、あるいはワープロが登場した時、またはExcelが登場した時のような便利さを感じます。
検索そのものに手間をかける必要がなく、またこれまで自分でやっていた集めた情報についてのまとめるなど知的作業の下流工程をやってくれるので、そうしたところをAIが担当してくれるので仕事の効率はかなりアップしていきそうです。
昔、この時期は300人ものクラスを担当していると試験の採点以上に集計作業に四苦八苦していましたが、Excelが登場してその部分はExcelがやってくれるので、力を別のところに振り分けることができるようになりました。
私の家内にも昨晩Bing AIでのやりとりをやってみせたところ、「ほー」ということで便利さを実感したようなのです。私の家内が感心するぐらいですから、AIを使ったこの新しい検索ツールは、多くの人たちに新しい便利なツールとして利用されていくことでしょう。


さて、今日の模様替えの最終形態です。午前中いっぱいかかりましたが、終わってみるとあまり変化がない気がします。orz


 

2023年2月20日月曜日

19ゼミ生を追い出す会(ガリラボ卒業式)

例年に比べると少し早いですが、卒業する4年生が全員集合できる日として本日になりました。
20ゼミ生が企画したガリラボ卒業式をCPDホールで開催しました。

14:30開式。その5分前に入口で学籍番号順に並ぶ待つ19ゼミ生たち。

本日の式次第です。

ゼミ旗掲揚

実行委員長3年(20)江﨑による開式の辞

来賓あいさつは、卒論でお世話になった玉名市にみなさんからのビデオメッセージ。
柿添さんが変なことをしてました。
もうひとり。休学している同期に(19)嶋崎からも。19ゼミ生に感謝の思いを伝えておりました。

送辞は20ゼミ長3年(20)松岡。

答辞をする4年(20)川口ゼミ長。
企画側の20ゼミ生も答辞に集中していました。

例年、次は卒業生からの記念品贈呈なのですが、今年はそれは「なし」にして、地域連携型学生研究の成果を発表したいと19ゼミ生が申し出ていました。
こんな卒業式の場であるにも関わらず。20ゼミ生はどう感じていたのでしょう。^^

実は発表というのは偽りで、最後なので19ゼミ生と20ゼミ生とが一緒になってのイベントを企画していたのです。19ゼミ生がお祝いをされるだけでなく、20ゼミ生にも楽しさを提供しようというサプライズ企画でした。
年明けに企画を練り始め、なんどかリハーサルをしたようです。
19ゼミ生と20ゼミ生が合同チームを作り、クイズ企画とか格付けチェックとかに解答するイベントです。盛り上がりました。
ちなみに、これは私の手書き文字を当てるというクイズです。^^
最後に19ゼミ生による構成誌。構成詩の形で、これから4年生になる20ゼミ生に対し、アドバイスを提供していました。
構成詩冒頭の4年(19)村上による挨拶の様子です。
なかなか素晴らしい構成詩でした。

卒業式プログラムの全てが終わり、卒業生退場。

退場後また集まってもらい、集合写真を撮りました。


そして最後の最後。最後は、20ゼミ生独自のプレゼント企画。
私がプレゼントの順番に私が19ゼミ生の名前が書かれたボールを箱から取り出して当選者を選んでいくイベントです。かなり盛り上がりました。
アマゾンやスタバのギフト券などみんなが欲しがりそうなプレゼントがたくさんありました。面白いのは、箱からお菓子を片手あるいは割りばしで取り出せるプレゼントなどあって、最後にお菓子取り出しに当選した19ゼミ生は挑戦していました。
かなりの量のお菓子を片手で取り出す4年(19)川口にはどよめきが起きておりました。

以上で本日のプログラムは全て終了。
20ゼミ生は午前中に集合し、13時からCPDホールの飾りつけを行い、14:30スタート。終了したのが17時前。片づけをする20ゼミ生たちです。

ガリラボ卒業式を区切りに、一応、19ゼミ生はガリラボから追い出されたことになります。
新たなステージへと進んでいくわけで、楽しい人生のスタートになることを祈っていると私からは挨拶をしておきました。
出ていく側はそうではなくても、喪失感のため送り出すの方が悲しいものです。
毎年のことですがやはり寂しさを感じます。


ガリラボ19&20ゼミ生



 

2023年2月17日金曜日

H3ロケット試験機1号機/真のAIブーム?

三菱の国産ジェット旅客機MRJの初飛行は2015年11月11日のことでした。
私は、当時のライブ放送ツールUstreamでの放送をドキドキしながら見ていました。
フライト前、エンジニアが集まって円陣を組んでいる光景は今でも強く印象に残っています(ガリラボ通信2015/11/11)。
初飛行から7年半。このジェット旅客機は実用化に至らず、10日前の今月2月7日に開発中止の会見が開かれたのでした。ショッキングなニュースでした。

しかし、それから10日後の本日、H3ロケット初号機に打ち上げということで、国産ジェット機は失敗しましたが、新しい国産ロケットの誕生ということで期待が膨らみました。
本日午前10:37が打ち上げ予定時刻。
JAXAのライブ中継は9:45からでした。

種子島地方はよく晴れ、風は8m/sと、打ち上げ対し絶好のコンディションのようでした。

打ち上げ1分前。ライブ中継の視聴者は8万人を超えています。

カウントダウンがゼロとなる少し前にメインエンジンが点火したようでものすごい噴煙があがり、リフトオフとなる予定のカウントゼロになり、数秒後に噴煙が収まってしまいました。
何が起きているかまるでわからず、しばらく画面を凝視していました。
その後何も起きらず、ロケットの周囲は静かな状態になり、打ち上げがうまくいかなったことを理解しました。
補助エンジンが点火しなかったそうです。
爆発とかが起きず、幸いでした。
どういったシーケンスなのかよくわかりませんが、トラブルによりメインエンジンが自動停止したのだとするとフェイルセーフとしては見事なものです。
機体や衛星は無傷で残ったので、原因究明後に早い段階で再度打ち上げに挑戦できるのではないかと思いました。

ただ、MRJ改めスペースジェット失敗が直近のことだったので、やはりショックを覚えました。
試験機という段階なので当然失敗ということも多少は想定されてはいたんでしょうが、それもで、現場のみなさんのショックはかなりものでしょう。
ですが、ここからが本番。多くの人がさらに注視するでしょうから。持っている技術力のすべてを出して再挑戦してほしいと思いました。そして、無傷で残った機体を使って再挑戦し、「だいち3号」をみごと軌道に乗せてほしい。


H3ロケット試験機の状況を横目で見ながら、合間に、最近のチャットAIの動向について情報収集しておりました。
特にMicrosoftのBingに絡む動向をみて、Googleが非常に焦るのはわかります。
インターネットの黎明期。ブラウザはNetscapeが主流でした。シリコンバレーでNetscape社は輝いている企業でした。1994年に設立され、その後1998年に買収され姿を消しました。一世を風靡した企業ですが、今のゼミ生でこの会社のことを知っているゼミ生はいないのではないでしょうか。
Netscapeが姿を消すきっかけとなったのは、Windows95の登場でした。洗練されたこのOSは爆発的な人気となり、発売日には店頭は長蛇の列、花火まで打ちあがるほどでした。このOSに標準搭載されていたのがIE(インターネットエクスプローラー)。このときから、NetscapeはIEに駆逐されていったのでした。また、Windows95と一緒に発売されたOffice95は驚異的で、これにより日本でワープロの一太郎がシェアを激減させ、また表計算ソフトでは当時シェア1位だったLOTUS 1-2-3(県大でも初期の授業ではExcelでなく、LOTUSを使ってました)がExcelに駆逐されていくのでした。
この時の変革で重要だったのはOSのWindowsでした。ここ最近、特にChatGPTが登場していからの強烈なAIブーム(これまでも色々と言われてましたがその時はそこまでの価値を感じていませんでしたが、2023年になってから真のAIブームが到来した感じています)はWindows95の頃の熱いブームが蘇ります。今、Microsoftが仕掛けているのがBing+AIです(利用は現在登録制。私も登録しており現在順番待ち)。これがまた48時間で100万人が順番待ちになっているそうで、凄まじい人気です。
Googleが焦る気持ちもわかります。Nesscapeの二の舞は避けたいでしょう。

こうした動きをみていると、さまざまな変化が起きることは間違いなさそうです。
で、どういう動きが起きるのか。歴史に学ぶのが手っ取り早い気がします。
それか、ChatGPTに直接聞いてみるのが早いのかもしれませんけど。笑
いずれにせよ、Windows95の頃に起きたように(この頃、黒板を使わず、パワポで授業するのが普通になっている現在の状況を想像する教員は皆無だったと思います)、教育面での変革も起きるでしょうから、賢い人を揃えていて小回りの利く小さな大学ほど大きな転換を果たしていく可能性があるだろうと感じます。
鉄砲という武器が戦国時代の様相を一変させたように、AIというツールが時代に大きな動きを生み出していくことなるのかもしれません。
私は残り1年で現場から離れることになり傍観者となりますが、面白い時代がやってきそうです。



2023年2月16日木曜日

19ゼミ生を追い出す会(リハ)

13時に20ゼミ生が集合し、2月20日のガリラボ卒業式(19ゼミ生を追い出す会)の通しリハを行いました。

リハをやりながら、課題をチェックしています。手前に飾りがありますが・・・

リハの途中、飾りつけ班の2人が作成作業を並行してやっていました。
タイパ(タイムパフォーマンス)を実践しているかのようです。^^


 

2023年2月15日水曜日

地域連携型学生研究公開審査会:たまrism優秀賞

学内で12のグループが地域連携型学生研究として採択され、4月から活動を開始。その成果をプレゼンする公開審査会が本日午後開催されました。
昨年まで12月でしたが、今年から2月開催となりました。
12月の時は「今後行う予定です」と言い訳めいたことをプレゼンで話しているグループもありましたが、さすがに2月のこの時期にそれを言うことはできないため、より完成度が求められます。
それと、16ゼミ生の時以来の3年ぶりの対面での開催ともなりました。

くじで決まった12グループのトップバッターは津曲研究室のチーム「たまrism」。
4年(19)村上と市原が登壇し、発表しました。しっかりと練習しているのがよくわかるよい発表でした。
連携先の玉名観光協会のお二人は、今日、別の会議が先に入っていたとのことで、ビデオメッセージでの登場でした。大スクリーンでのコメントは、かなりインパクトがありました。^^

2番手はたまNavi。これもくじです。
4年(19)神田と岩生が登壇し、プレゼンしました。
コメンテーターは徳山さん。高田さんが来る予定でしたが、仕事の都合で急遽のピンチヒッターとなった徳山さん。
が、さすがは玉名市のエース。そつなく、そしてたまNaviをしっかりと持ち上げてくれたコメントでした。

12チーム全ての発表が終わり、審査結果の集計の間、チーム別の写真撮影。
たまrism(ひとり足りません)
徳山さんを入れてのたまNaviです。


審査結果の発表!

結果は、学生賞が環境共生学部のチーム、そして教員の投票により優秀賞と最優秀賞が選出されますが、見事、たまrismが優秀賞を受賞しました。なお、最優秀賞は環境共生学部の別のチームでした。

表彰状を授与されるたまrismリーダーの4年(19)村上


授与式後、取材に来られていたJ:COM熊本からたまrismはインタビューを受けていました。
ちなみに、私も、地域連携型学生研究の主催者という立場でインタビューを受け、2011年のスタートしたときどういう意図でこの取り組みの始めたのかなどを話しておきました。


全てが終わり、全員で写真撮影。私はしばし傍から見ていましたが、なんだかすごい風景に見えました。^^;

 

<おまけ>
4年(19)神田からのお土産。卒業旅行でしょうか?