2011年2月28日月曜日

新兵器(マイク)の入手

新兵器を手に入れました。
マイクです。
Ustreamは映像でなく、音声がポイントというのがこれまで
やってきた中で身に染みてわかってきたからです。

ちなみにこのマイクは指向性を3段階で切り替えることができる優れものです。
さらにミキサーなども購入し、これでガリラボでのUstream用音響環境は一気に
レベルアップしました。
何故か写真が90度回転してます。
  
明日からテストを開始し、3月12日の新玉名駅での開業イベント
でのUstream放送を成功裏に終わらせたいと思います。
放送に送り込むのはもちろん3年(08)大塚と坂本の予定です。
あさっては二人を連れて、玉名市役所などの方々との打ち合わせの
予定になっています。
 
ガリラボとしては、このイベントを活用させてもらい、Ustream放送と
いうもののノウハウをしっかりと得てきたいと思っています。
   

さて、本日のガリラボですが、今日は私は10:00~17:00まで
ほぼ在室しておらず、昼食抜きで会議や打合せにでておりました。
  
夕方戻ってきたら次のメンバーがそれぞれの作業に励んでおりました。
4年(07) 森、植田
3年(08) 大塚
2年(09) 緒方、本多、村中
 
で、18時過ぎからはM1(10)松尾とのゼミ。明日、報告会があるので、
その準備。
少し厳しめに話をしておいたので、今日はひょっとしたら徹夜かも、です。
 
 
と、ここまで書いたところで・・・・玉名市役所の平野さんからケータイに
電話がありました。
極めて稀なことです。私がケータイに気付くのは。
だって、いつもは、着信に気づくのは数日経ってからですから。

さて、私のケータイは関係ないのでそれはおいておくと、エアタグデータを
まとめたファイルはないのか、というお尋ねでした。

もちろんそれは作っておりませんが、しばし話した末に、大塚に頼んで
みましょうということで電話を切りました。

その後・・・・

大塚が、明日のお昼までにデータを仕上げて、平野さんに送付することに
なったのは言うまでもありません。
(22:00前の依頼で、ほんと申し訳ない限りです)

2011年2月27日日曜日

二つの授業の比較から見えること

ガリラボの風景とは直接的には関係ない内容ですが、興味深い記事(下に掲載
してます)を見つけたので紹介したいと思います。

すぐ役立つことは、すぐに役立たなくなる、ということを貫いた授業に
ついての記事です。
感銘を受けました。

指導要領でがっちりと縛られていると、こんな授業は無理だと思いますが、
昔はその辺りはおおらかだったんですねぇ。

数年前にある高校で、先生たち向けにこれに似たやり方を紹介したことが
ありますが、それは大学だからできることで、高校では指導要領があって
無理だという反応がありました。
確かにそれはそうなのでしょうが、否定からは何も生まれない・・・・

ところで、橋本先生のような授業を実はガリラボでもやっています。
特に最近では、OGに対し開いている私塾でそれを実践しております。
彼女とマンツーマンで、ほぼ毎週木曜の夜、1回3時間ほど1年間かけて
わずか90ページほどのテキストを読んでいくのです。
 
教師であるこのOGに、教師としてすぐには役立たないけれど必ず役立つ
ことになる(と信じている)テキストに書かれている深い含意を一緒に読み解
いていっております(あと少し数ページで辿り着きます)。
もっともそれが成果を上げたかどうかはもちろん不明です。 
 
一方で、この橋本先生とは対極のやり方もあります。
これもかなり昔の話ですが、ロサンゼルスの荒れた公立高校で数学のヒーリー
先生がやったもので、1年間教えない授業というのを実践しました。
(※ガリラボは実はこっそりとこの授業をモデルにさせてもらっています)
この授業、橋本先生のやり方とは対極にありますが、しかしこれも目覚ましい
成果を上げることになりました。
 
さて、ここで不思議なことに気付きます。
 
橋本先生のように、教師が前に立ち、テキストを丁寧に読み解いていく授業、
一方でその逆にヒーリー先生のように教師はほとんど前に出ず、生徒主体に
授業を進ませていくもの。
 
これが双方ともに成果を上げたということです。
一見逆に見える二つのやり方が、同様な成果を上げている。
どうしてでしょう???
 
それを解くカギは、ほんとどの人に混同されてますが、教える行為と学びという
行為は異なるもので、学びは教える行為に先行するという事情があるからです。
人は、教えると学びが起動すると思いがちですが(多くの教師や親がそう思い込
んでいるふしがある)、それは違います。
 
教えることは学びの十分条件ではないのです。
必要条件にさえならない場合だってありえます。
 
さて、先の疑問はどういうことになるのでしょうか?
時間のある時にでも考えてみるといいでしょう。
 
だって、単に答えだけを性急に求めない。
そのことをこそが、橋本先生が伝えたかったことでしょうから。
    
 
しかし、この記事を読み、教育の成果とは恐ろしく長い時間がかかるものだと
改めて理解した次第。気が長くないとやっていけないですね。

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東大合格激増させた灘校伝説教師の授業は文庫本1冊読むだけ
NEWS ポストセブン 2月25日(金)10時5分配信
 
 文庫本1冊を3年間かけて読み込む授業を行なう伝説の国語教師がいた。生涯心の糧となるような教材で授業がしたい、その思いは公立校の滑り止めに過ぎなかった灘校を、全国一の進学校に導き、数多のリーダーを生み出すことになった――。

 教師は、文庫本の一節を朗読すると、柔らかな笑顔を浮かべ紙袋を取り出した。生徒たちは、今日は何が出てくるのか、と目を輝かせる。出てきたのは赤や青、色とりどりの駄菓子だった。

 教師は、配り終わると教室を制するようにいった。

「もういっぺんこの部分を読みます。食べながらでいいので聞いてください」

 読み上げたのは主人公が駄菓子屋で飴を食べる場面。

〈青や赤の縞になったのをこっきり噛み折って吸ってみると――〉

 生徒の一人はこう呟く。

「普通なら飴を噛み折る音って『ぽきん』『ぱきん』だけど、確かに『こっきり』のほうが優しくて甘い味の感じがでているなあ……」

 灘校を東大合格者数日本一に導いた「銀の匙」教室の授業風景である。教科書は一切使わない国語の授業。文庫本『銀の匙』(中勘助)1冊を横道に逸れながら中学3年間かけて読み込む。

 前例なき授業を進めたのは橋本武先生、御年98歳。50年間教鞭を執り、昭和59年に同校を去った。橋本先生が退職して27年を経た。だが、今も「銀の匙」教室は、伝説の授業として語り草となっている。

 では、橋本先生が生徒たちに植え付けたものとは? 橋本先生はこう語っていた。

「“学ぶ力の背骨”です。国語力のあるなしで、他の教科の理解度も違う。数学でも物理でも、深く踏み込んで、テーマの神髄に近づいていこうとする力こそが国語力です。それは“生きる力”と置き換えてもいい」

 教科書を使わない、一つの言葉につき脱線する授業に生徒の戸惑いがなかったといえば嘘になる。あるとき生徒はこんな質問をした。

「先生、このペースだと200ページ、終わらないんじゃないですか」

 橋本先生は教室を見渡した後、静かな口調でいった。

「スピードが大事なんじゃない。すぐ役に立つことは、すぐに役立たなくなります。何でもいい、少しでも興味をもったことから気持ちを起こしていって、どんどん自分で掘り下げてほしい。そうやって自分で見つけたことは君たちの一生の財産になります。そのことはいつか分かりますから」

 言い終わると、頬を緩め、再びプリントを配り始めた。

 東大総長・濱田純一氏は、このとき教室にいた生徒の一人だ。いつか分かりますから――その言葉通り橋本先生の教えを財産にしている。

「改めて素晴らしい授業だったんだなぁと。僕らが大学で原書講読をやる時のやり方と似ています。一つの言葉に拘ることでその背後に広がる概念や感覚や考え方と繋がってくるわけです」

※週刊ポスト2011年3月4日号
  

2011年2月26日土曜日

エアタグデータ完成とOGからの差入れ

6月より続けてきた玉名市でのARツーリズム開発プロジェクトですが、
ようやく本日エアタグデータすべてのチェックを終えて、業者さんの
方にデータを送りました。
ほんとに長い道のりでした。
 
3年生を主力とするガリラボチームが玉名市内でのフィールドワークを
何度も重ねて、地域遺伝子発見に奔走し、数多くの情報を持ち帰って
きたのでした。

膨大な情報を整理し、エアタグのデータとして加工し、100個ほどに
まとめることができました。
 
エアタグは現在だけでなく、過去と現在とをつなぐため古い写真も用い
てあります。
歴史博物館へのインタビューを通して写真の位置を特定し、エアタグと
して設置する経度・緯度を調査していきました。
 
ちなみに、この写真は昔の玉名温泉街です。現在とは比較にならないほど
湯気が立ち上る湯治場のような雰囲気だったようです。
ツーリズムとしてもですが、ガリラボとしては、地域の人たちがこの写真を
現在の風景と重ねながら、地域資源というものについてのコミュニケーション
を巻き起こし、そしてリフレクションまで引き起こすことができれば、この活動
の成果はあったと言えると考えています。
もっともそれは(たぶん)簡単なことではなく、これからのガリラボの活動にか
かってくるだろうと思います。


最終的に、玉名市の高瀬地区と玉名温泉地区は、通常の空間が100個の
エアタグによって意味づけをされ、セカイカメラによるツーリズムはそれまで
とは違う玉名の顔を旅行者に見せることになるでしょう。
どういった効果を生み出すか、大変楽しみです。
 
最終的なチェック作業を朝から3年(08)大塚、坂本そして私の3人で行いました。
ひとつづつ、ディスプレイに表示させながらの検討会議でした。
昨日も根を詰めてやったので、今日は簡単に終わるだろうと考えていましたが、
結局、3時間ほどかかりました。
 
この作業をやることを知っていたOG(04)井口が昼食の差入れを持って
きてくれました。
手作りお弁当です。
念のためということで、正露丸も持参してきておりました。
 

 
13時過ぎ、差入れを有り難くいただきながら、雑談の花が咲いたのは
言うまでもありません。
 
初めて井口の手作り料理を食べましたが、意外に美味しいんです、これが。
(作業に集中し、お腹が空いていたからでしょうか??)
あっという間に、3人で全部平らげてしまいました。
 
幸いなことに正露丸の出番はありませんでした。
 
     ↑ ↑ ↑ ↑
もちろん冗談です。深く感謝をしております。どうもありがとうございました。
 
昼食後、井口にも先日のリーダーシッポ論を話しましたが、大変好評でした。
一部にはこの話は使えそうです。^^;
 
 

2011年2月25日金曜日

三桁には届きませんでしたが・・・

本日は前期入試の日。
わが学部は2次試験を課していないので、入試業務はなく、静かに
エアタグデータの編集作業に没頭しておりました。
 
今日も膨大な作業量があり、3年(08)大塚、坂本、矢田には協力依頼。
朝から出てきてくれました。
4人で分担して、研究室に完璧に籠ってひたすら作業。
 
大塚が過去の玉名の写真をスキャナーで読み取り、現在の風景と
比較するエアタグ作成をやっています。

 
坂本はデータの全体的なチェックと持ち帰った動画をエアタグ用に
15秒以内に収める編集作業。

 
矢田はPhotoshopで持ち帰った画像を加工しています。
言うこと聞かないと怒っていましたが、きっとPhotoshop側も
矢田のことをそう思っているに違いありません。
物理の分野だけでなく、相対性原理はここでも成り立ちます。

 
大塚はスキャンの傍ら、ペンタブ(OG(06)中村が卒業時に寄贈してくれたもの)を
使って矢田と同じくPhotoshopを利用して猫のイラストを書き加えています。
温泉猫の写真がほしかったので、前回玉名に出かけたとき、現れるはずの場所で
カメラ片手に30分粘りましたが、暖かったせいもあり、温泉猫は姿を見せませんでした。
それで仕方なく、エアタグの画像用のイラストを大塚に依頼することになったわけです。


出来上がった温泉猫のイラストです。本物の猫を撮るより、こっちの方がいいですね。
一種のARだからでしょうが、たぶん。


3人の作業と並行して、私はすべてのデータの整合性を取る作業に追われ
ていました。
気づいたら夕方。
 
一応の完成はみました。
 
最終的に作ったエアタグを数えたら「99」個でした。
3桁に到達せず。
 
残念ながら当初の目標をかなり下回っていますが、とりあえず今回は
これが限界でした。
次年度、頑張ります。

明日、最後のチェック作業を大塚、坂本と朝からやります。
午前中には終わらせるつもりです。
ということで、17時ぐらいに本日は解散。
 
その解散の少し前、16時ごろOG(04)井口がやってきて久しぶりに
仕事以外の話を長くしました。
もちろん3年生が解散した後に話し込んだのですが、最後には何故か
言語習得ということの意味について議論することになったのでした。 
 
言語というものを考えていくと究極的にはアイデンティティの問題、
参加の問題と切り離せなくなること、そしてそういったことを踏まえると、
言語を習得していくというのはどういったことであるのかその深い意味
について語ったのでした。

大人が学ぶというときに、何らかの「武器」が必要になります。
大変重要なポイントです。
 
結局、2時間ほど熱弁をふるうことになりましたが、深い納得を得てくれ
たように私には見えました。
 
それにしても昨日もですが、今日もこれほど卒業生にレクチャすること
になるとは思いもしませんでした。 
 
お返しにと、明日の昼、作業している私たちに差し入れをすると約束して
井口は帰っていきました。
明日が楽しみです。
 
 
春休みもなかなか活発なガリラボです。
 
 

2011年2月24日木曜日

卒業生とカレーを食べる会

今日はお昼にカレーを食べようという話になっていました。
3年(08)坂本、大塚、矢田がカレーハウスGHEEから5人分
買ってきました。

 
偶然なのですが、今日はOB(05)山口が来ることになっていたので
山口の分もカレーを買ってきて、急きょ、「カレーを食べる会」 となり
ました。
 
参加者はこの日エアタグの最終仕上げをやっていた坂本、大塚、矢田は
もちろんのこと、OB(05)山口に2年(09)村中です。
2年(09)谷もいましたが、谷はお昼を済ませていたとのことで、食べる会を
横で見学でした。

 
11時にやってきた山口は途中キャリアセンターで用件を済ませたり
しながら16時ぐらいまでガリラボに滞在していました。
色々と後輩たちと話をしていったようです。
居合わせた2、3年生は興味深く話に聞き入っていたように思います。
 
なお、本日は気温が20℃を超える異常な日でした。
話も盛り上がっていたようですが、辛いカレーもあって、さらにホットな
ガリラボでした。
 
 
山口は大量のロールケーキをお土産に持ってきてくれました。
おやつに、冷蔵庫で冷やしていた山口のケーキを食べながら、3年生は
エアタグデータの編集を続けていました。
ケーキを切ってくれたのは2年生ですが、ナイフが悪いのかそれはそれは
見事な切り口でした。

 
なお、本日夜にはOG(03)菅原との久しぶりの勉強会。
19:30~22:00の間、LPPの勉強は30分程度で終わり、その後は、
リーダーシップ論とエビフライのシッポ論、ふたつを合わせて
   リーダーシッポ論
について長く議論していたのでした。
なかなか面白い議論でした。
 
それと本日はOG(03)堀田(旧姓・江島)より近況を報告するメールが
届きました。
子育て真っ最中の楽しげな写真が添えられていました。
 
卒業生に縁のある日でした。
 
 

2011年2月23日水曜日

サービスラーニングを超えて

本日も沢山のことがあったガリラボです。
 
午前中、NHK熊本放送局の方が来られて、昨日収集してきたデータの
編集作業の取材をしていかれました。
編集に関わっていたのは、3年(08)大塚、坂本、矢田の昨日調査組です。
 
9:30集合。30分ほど今日やる作業内容を打合せした後、すぐ編集開始。

10:00にはNHKの方が来られ、編集の様子を撮影されていました。
最後に3年(08)大塚や私へのインタビューなどもありましたが、昨日から
の調査でもうくたびれていて緊張などする余裕もなく、頭も疲れ果て、
何を話したのかもう記憶にありません。

たぶん、支離滅裂のことを言ってた気がします。
妙なことを話し、玉名の皆さんが気を悪くされないと良いのですが。
 
午後になるとWebの駅チーム(3年(08)戸高、宮下、財津、そして大塚)が
やってきて締めくくりのやり方について相談していたようです。
 
その間、私もエアタグデータの編集(監修)作業を行っていましたが、
予想以上にえらく大変な作業になっています。
プロジェクトマネジメントがいい加減なせいかもしれません。
25日までに完成したデータを佐賀広告センターに手渡すと約束していますが、
納期に間に合うか大変不安になっています。
 
明日、あさってが勝負でしょう。
社会人が商品として待っているデータを自分たちの手で扱い、さらにそこに
納期という社会人ならば夢にしょっちゅう出てきそうな言葉をリアルに体験
している3年生は、非常に珍しい体験をしているのだと思います。
 
サービスラーニング的なことができればと、ある程度は意識してデザインして
いたゼミでしたが、今回は通常のものをはるかに突き抜けているのではない
かと思います。
春休みになってほぼ毎日、朝からずっと内部や外部の方々との打合せや作
業の連続で、中核的な二人はそれをずっと一緒にこなしています。
この二人のおかげで、私自身も相当に勉強になったことは言うまでもありません。
 
今週の納期が終われば、エアタグデータについてはいったん中断し、この二人は
Ustreamの勉強と実践に移ります。
 

広い文脈に視点を拡大したデザインの凄さ

700件目の投稿記事になります。
 
ネットで見つけたあるアイデアについて、どこかに書きとめていたことは
覚えていたのですが、しかしそれをどこに書いたのかは覚えておらず、
しかもどういった内容だったかも覚えていない。
 
だけどどんなアイデアだったか気になってしかたなく、ここ数日どこに書いたか
必死に記憶をたどっていました。
 
今しがたようやく失った記憶を見つけ、そのあまりの嬉しさにここに記録として
残しています。

  スターバックスの紙コップ利用を減らすためのアイデアコンペに
  優勝したのはコップのデザインではなく、“行動”をデザインする
  ものだった!!クリック
 
このデザインのポイントは、対象についての狭い見方ではなく、それを
含んだより広い文脈自体をデザインするというものです。
 
なんて斬新なんでしょう。素晴らしいの一語に尽きます。

ところで、この記事はツイッターに書き込んでいました。
自分のツイッターの記事をTwilogというので毎日自動的にまとめている
のですが、「アイデア」という漠然としたキーワードで「過去の自分」を検索
したところ、2月3日にこの記事のことをつぶやいていました。
 
見つけたとき、記録として残していた2月3日の過去の自分に感謝すると
ともに記録として残しておくことの重要性を改めて学んだのでした。
 
私は、メール、ツイッター、ガリラボ通信、そしてmixiとそれぞれのメディアが
持つ異なる時間軸、そしてそれぞれが持つアフォーダンスに従って、内容を
切り分け自分のことを記録(ライフログ)していますが、それらすべてで私の
eキャリアフォリオを形成しています。

過去の膨大な記録の山から、情報を検索するのは「現在の自分」が持つ記憶です。
 
外部の環境変化に適応しながら変化している「現在の自分」が「過去の自分」
の記録と向き合い、両者の相互作用で新しい自分を作り上げて行く、そんな
感じを覚えました。
 
なお、ついでに言えば地域についても同じことが言えると思いますが、さすがに
長くなるのでもう終わります。
 
 
長くなりましたが、とりあえずガリラボのゼミ生にもこういった発想ができるように
なってくれるといいなとの願いを込めて、先のアイデアをガリラボ通信に
書き写しました。
こういったアイデアを出していくことは、至る所で要求されるでしょう。
それは別に仕事のためというわけでもなく、将来家庭をもち豊かな生活を
デザインしていくためにも必要になるものです。
 

2011年2月22日火曜日

玉名の追加取材とNHK熊本による取材

エアタグデータの整理と編集を行う中で映像データが無いこと、および
欠落している情報などをあることを発見し、追加取材に出かけてきました。
 
ただし出向いたのは3年(08)大塚、坂本、矢田の3人。
みえないセカイ、みつけ隊の中の精鋭で編成した機動力に溢れたチームです。
さすがは精鋭でした。
6時間ほどの調査でしたが、休憩することなく立ち続けで調査を行うことになった
のですが、最後までへばらずインタビューを行っていました。
 
なお、この取材している様子は、NHK熊本放送局さんに取材されることに
なっており、追加取材される方は、取材の取材を受けることになり、大変
申し訳ない限りでした。
 
玉名市歴史博物館こころピアに10:00到着。
 
玉名に残っている過去の写真をエアタグとして用いようと思っていたのですが、
その写真が現在のどこなのか分からないため、昔をよく知っている博物館の
荒木先生に現在地との照合をお聞きしたのでした。

写真以外にも高瀬の裏川の逸話など興味深い話を荒木先生からは聞くことが
できました。


歴史博物館を後にして、11:00に疋野神社へ。
禰宜(ねぎ)の渡辺さんにお会いし、神社について不明瞭だった
情報を確認するためでした。


まずはお参り

 
禰宜の渡辺さんにインタビューしながら、映像エアタグ用の動画を
坂本が収録しております。
不明瞭だった絵馬の話をしっかりと確認できました。

 
12:00に白鷺の足湯の動画収録へ。
到着する前まで清掃作業が行われていたのでどうなるかと
思っていましたが、ちょうど終わっており、矢田は、大変
綺麗な足湯に入り収録することになったのでした。

 
13:00に高瀬の商店街に行く約束をしていたので、
昼食はコンビニで購入し、車の中で10分ほど食べ
終わり、高瀬に向かいました。

 
高瀬商店街の歩く3人組とそれを追っているNHKのカメラです。

 
同じく歩いている3人です。

 
13:00にまずは下川酒店へ。
ご主人にたくさんの話を聞き、屋根裏まで上がり、
3人はみえないセカイをたくさん見てきました。
それらを新しくエアタグのデータとして用いることになります。

 
14:00には荒木直平商店へ。
県大出身という商店のおかみさんに色々と話を聞いてきました。
この日はたまたま雛飾りがでており、なんと江戸時代、明治時代、
大正時代、そして現代のものが一緒に飾ってあり、実に壮観でした。
  
おかみさんインタビューしている大塚。

 
取材中の荒木直平商店の全景。

 
その後、玉名市役所の平野さんの案内で高瀬蔵に出向き、
映像を収録してきました。
 
高瀬蔵の事務局の方に話を聞く3人。

 
玉名に詳しい平野さんにも詳しく話を聞きました。

 
15:30、歴史博物館で聞いた昔の写真と現在の風景とを
比較する作業を行いました。
 
16:00.すべてを終えて玉名を後にしました。
研究室に到着したのは17:00。
それから持ち帰った画像、音声、動画データをPCにダウンロードする
作業を2時間ほどやってから解散しました。 
明日は9:30から編集作業です。また明日も長い1日になるでしょう。^^
 

さて、今回の調査では、インタビューに応じていただいた玉名の方々は
学生のカメラの後ろにさらにNHKのカメラがある二重取材となり、かなり
緊張されたのではないか思います。
 
頂いた貴重な情報に真摯に向き合い、情報として意味のあるよう編集して、
エアタグとして活用させてもらうつもりです。
その方々がこのブログを読まれることはないと思いますが、改めて、
この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
 
 

2011年2月21日月曜日

お寿司の差入れとゼミ新聞部の反省会

午前中の会議から戻ると、MOREのメンバーが打合せ中。
MOREといっても、ガリラボの2年(09)の中島と本多でした。
お昼前になり、

  ガリラボにいる人へ!今から、お寿司持って行くので、
  お昼ご飯買ってない人は待ってて下さい!
  12時頃には、到着します( ゚∀゚)ノ

とのツイートがあり、私もお昼を食べるに待っておりました。
 
3年(08)大塚が大量のお寿司を持ってきてくれました。


居合わせたメンバーは全員でご馳走になりました。
感謝の気持ちを込めてです。
どうもありがとうございました。

 
午後からは明日の玉名での追加取材に向けて
3年(08)大塚、坂本、矢田との打合せ。
14:30以降、私は会議で抜けましたが、3人で打ち合わせや
準備を続けたようです。
 
16:00からはゼミ新聞部の反省会。
第9号制作の過程で生じた問題などを話し合い、17:30頃に
解散。
全員で1Fに降りたら、夕日が差し込み、廊下がきれいな
オレンジ色に染まっておりました。
 
夕日の廊下を歩くガリラボゼミ生7名です。

 
その後、近くのお店でゼミ新聞部は反省会の続き。
新聞部部員全員が揃いました。
3年(08)川崎(編集長)、矢田(副編集長)、長井(副編集長)
2年(09)市川、草原、中島

 
ここでも、たくさん反省をしたように思います。
 

2011年2月20日日曜日

ガリラボが根を張る場所に関して

ツイッターでこんなつぶやきを見つけました。

  聞き取りでは、プロセスとストーリーを聞き出す問いかけを、
  笑いの中に織り交ぜて聞き出す。
  脱一般論。具体的に、限りなく具体的に!

  「具体的には?」「例えば?」「なぜ?」という問いかけによって
  おもしろい話がきける。その人のストーリーを引き出す問い。

情報コースというカテゴリに入っているガリラボですが、私自身は
コンピュータという枠組みにとらわれず、情報が生まれる場所を
ガリラボが根を張るべきフィールド(場所)だと考え、そう思って活
動してきました。

勘違いしている人がいますが、コンピュータは情報を生み出す
装置ではありません。
情報を伝達するメディアであり、情報を処理する機械であり、そして
記録メディアを介して情報の保存を行う機械です。

生産=創造はそこには含まれないのです。

情報を生み出すのは人以外にありません。

伝達(流通)、処理、保存というキーワードで表現される仕事群は
今後のコンピュータの進展によって大きく変化していかざるをえない
でしょう。

しかし、情報の生産については人がこの世に存在する限り、その
仕事がなくなることは多分ない。

情報とは、人が人と接する時、人がモノと接する時、そこでの情熱
的な相互作用で生まれる摩擦熱に他なりません。

そんな摩擦熱を上手に起こすやり方を上のつぶやきは言っているの
だと思います。

ある銀行で入社1年目、お得意さんに出すハガキの住所書きという
単調な作業を1年もひたすらやらされた方が、ハガキとの涙ぐましい
相互作用によって貴重な情報(企画)を生み出した話を研究室でよくし
ています。
少なくともこのブログを読んでいるゼミ生であれば耳にしたことが
あるはず。
 
これからもガリラボは情報が生まれる場所を自分たちの根を張るべき
ところと位置付けて活動していくでしょう。
 
その際に大事なことが上のつぶやきの中にあります。
普遍とは実は具体性の中に含まれています。
 
人々の生活が刻み込まれた場所で、頭でっかちにならず、
具体的に、具体的に、です。

※今日はガリラボについて記録する材料がなかったので、こんなヘンテコな
 話題になってしまいました。m(_ _)m
 

2011年2月19日土曜日

腹をくくらず

朝から3年生が作成したエアタグ化する情報の文言のチェック作業を
しています。

いや、かなりの根気を要求されます。
おおよその作成を学生たちが終えてから、そのあとの作業がどれほど
多いことか。。。
 

昼食もとらず(買いに行くのが面倒だったのですが)、集中してひたらす
修正作業をやっていたら背中がピシピシと痛み始めました。

これはいかん、

   選手生命が終わるぞ

との声がどこからかしてきて、それに対し、

   オレは今なんだよ!

と腹をくくってみたいのですが、朝昼食なしでくくる腹がないので、
本日はこの辺りで終わりにしようと思います。
 

あー、背中が痛い。

 
研究室ではMOREの二人が雑誌の編集作業をやっています。
ひとりは2年(09)の村中。
頑張ってます。

--

昨夜、UVERworldというバンドがテレビに出てて、そのことをTwitterで
つぶやいたら3年生の二人ほどから驚きの声が(つぶやきが・・・)。
石器人ではないのですから、そこまで驚いてもらわなくていいような気が
します。
 
  

2011年2月18日金曜日

ワクワクするアイデア発見

これ面白いです。

“ワクワクするアイデアで渋谷のポイ捨てを無くしたい”
ゴミ捨てが楽しくなるゴミ箱を設置する『夢箱プロジェクト』
http://greenz.jp/2011/02/18/yumebako/

大学生がやっているところもいい。

行動力がある。
さらに、ただ行動するだけではなく、社会実験と捉え、その効果を
検証しようともしている。

こんな感じ、大変いい。

 
ガリラボでもこの姿勢を真似したい。

ここはひとつエアタグを社会実験ととらえ、その検証をやって
いきましょうか。
 
 
 
堅苦しくない、ニッコリと笑える(失笑ではない)、内容は
ちょっと高度な、そんな下らないアイデアがほしい。

こんな時、院OBの佐藤君が傍にいれば、一緒に下らない
アイデアをたくさん思いつくのだろうけど。。。。
  
 

シミュレーション=無駄を省く

今日もですね、朝から3年(08)大塚、坂本がやってきて
来週の玉名での調査・データ収集の準備でした。
 
取材先のアポ取りと、調査活動の取材にNHKのロケが入る
ことの了承を取ったり、玉名市の古い写真をエアタグ化する
ための著作権処理について玉名市側と相談したりと、そんな
地味な処理をやってました。
その処理をやっているのは、もちろん大塚です。
 

 
10:00になって全員そろった調査チーム(大塚、坂本、矢田)は、
その後は夕方まで取材のシナリオ作り。
調査時間が限られているので、今回はぶっつけ本番ではありません。
精密なシナリオを作って出かけることにしました。
 
お昼から夕方まで会議で不在にしていた私は、戻ってから出来上がった
シナリオについて、大塚からレクチャしてもらいましたが、かなり緻密な
シナリオになっておりました。
 
シナリオを作っていくにしたがって、当初の構想はかなりスリムにした
とのことでした。
こうやって現実をリアルに想像しながらシミュレーションするという作業は
実は無駄な作業量を削っていくということにほかなりません。
 
一昨年だったか、映像コンテストでK川監督が、絵コンテとは、
 
   何を削るのかを決めるためにある
 
といった趣旨の発言をされていましたが、全くその通りだと思います。
 
絵コンテやシナリオなどを用いた現実のシミュレーションとは、対象が
本質とどれほどの距離にあるものかを測定する営みであり、本質と
あまり関係がないものを見つけ出す作業なのです。
 
調査チームは、限られた調査時間を有効に使うために、朝からずっと
そのためのシミュレーションを繰り返していたのでした。
 
シミュレーション(模擬実験)の意味がわかったでしょうか。

しかしこれは疲れます。
最後はちょっとくたびれていたようです。。。
その証拠は下の写真。
矢田(08)からのお土産と添えてあったメッセージです。

よく見えないでしょうが、最初に「大分に行ってきます!!」と書かれてあります。


行ってくる前にお土産(YKD48: YuKiDaruma48)を持ってきているところが
矢田の凄いところかなと思います。



さて、この日もMOREのメンバーは朝から雑誌作りでした。
その中身は何も知りませんが、就活関係の雑誌を作っている
とのことで、途中、就職活動とはと、就職活動をしたこともない
私があれこれと話をしてしまい、雑誌作りのジャマになったの
ではないかと思います。
 
 
驚いたのは、、、
夕方、OG(03)の松本香菜が突然顔をだしたのです。
びっくりでした。
大学と企業との懇談会が今日あってて、務めている会社からそれに参加
してくるようにと言われたとのこと。
その合間に研究室に顔を出したようです。
自分の卒論や卒業アルバムを熱心に見て、帰っていきました。^^;
  
  

2011年2月17日木曜日

知識の交差する場所

さすがに今日ぐらいは早めに帰りたいなと思いつつ・・・、
とりあえず本日のガリラボのまとめはやってからにしたいと思います。
 
早朝より3年(08)大塚と坂本に召集をかけておりました。
今日は9:30から3人で全てのエアタグデータの信頼性チェックを
行ったのです。
100個を超えるデータをひとつひとつ3人で吟味しながら、間違い
探しと取捨選択。

9:30に開始して夕方までやってましたが、結局、終わらず・・・
 
明日に持ち越しです。
 
しかしながら、たくさんの発見もありました。
やっぱり推敲するものです。
活動した、まとめた、はい終わり、ではやっぱり次への展開は生まれません。
 
時間をかけた緻密な推敲(吟味)が欠かせません。
大変ですが、こういった作業のことを仕事というのだと思います。

さて、その緻密な作業をMOREの学生たちは現在雑誌作りを通して
体験しているのではないかと思います。
話にまるで関わっていないのでどれほどかは分からないのですが、
大変な感じであることはだいたいわかります。
抽象論でなく、具体的なカタチ形を作り上げるっていうのは、ほんとに
大変ですが、良い経験になっているはずです。
もっとも終わった後に、きちんと振り返りができれば、ですが。
 

夕方、またNHK熊本のディレクターさんが来られて、1時間ほどの
打合せ。
大塚、坂本、そして私を入れての4人。
来週の取材の打合せでしたが、その合間に、仕事していく上で大事な
細かな地味な作業のことを色々と大塚、坂本に話されていました。

 
 
昨日もそうでしたが、ディレクターさんが来られたときはたまたま、
他のゼミ生がいないんですよね。
ちょっともったいない感じでした。

ガリラボって、オープンを理念にしていますので、様々な人がやって
こられます。
無駄にいればそういった人たちに遭遇するチャンスもあります。
そういった方々の話に、横で聞き耳を立てていれば、意外に未知の
世界の話が聞けるのではないかと思います。
 

ガリラボという場所は、そんな感じで様々な知識が交差する場所(トポス)
なんだと私は捉えています。
 
ゼミ生の皆さんはどういった感じで捉えているんでしょう?
一度聞いてみたいですねぇ。
  
 
今日のガリラボ通信は私がエアタグチェック作業に必死だったせいもあり、
誰がどうやってきたのかほとんど覚えていません。
たくさんのゼミ生がやってきましたが、どうも記憶が定かでないので、本日の
来室者については省略させてもらいます。^^;
 
 

変化することを巡って

ガリラボとは直接関係ない話です。

今朝がたGoogleリーダーでブログを拾い読みしていたらこんな記事に
出会いました。
読みながら、やっぱりそうだよねと深く賛同をしました。 
---------------------------------------------------------------------
彩香さんは琉球舞踊のトップ(芸術選奨受賞)の地位からいきなり転じて
「伝統の琉球料理を守る」という使命感から料理の世界に入った人。
「それはどうして?」と駒沢さんに訊かれてこう答えていた。

「ワタシは琉球舞踊をやめたつもりは一切ないの。伝承と伝統は違うんです。
伝承は古いものをそのまま伝えて守ること。伝統は古いものを大事にしながら
新しいものを取り入れて作っていくことだから」
---------------------------------------------------------------------

かなり前からゼミや講義などで「不易流行」についての話をしています。
不易とは変化しないということ、一方で流行とは変化を指します。
俳諧用語ですが、両者は同じことの両側面と言うのです。
変化しないことが変化することと同じ。 
最初は意味がわかりませんでしたが、伝統料理を想像した瞬間に分かりました。

伝統的な料理というものを前にした時、それはたぶん昔の料理そのものでは
ないだろう、と。
変化に変化を重ねて、その時代に合う形で必死で変化してきたものだけが、
不易という不変を手に入れるのだ、と。

これは、ガリラボ通信でも前に取り上げた
同じ場所にとどまるためには、絶えず全力で走っていなければならない
という進化における「赤の女王仮説」と同じです。

油断していると、若い学生であっても走りを止めているものです。
自分で気づかないことが多いというのが恐ろしいところ。
自分の速度を常にチェックすることが必要でしょう。
昨日、きくりん人のメンバーと打合せをしているとき、話しながら、走っている
ようで意外に走っていない(あまり変化をしていない)ことを感じたぐらいです。
もちろん、そういう自分も意外に走っていないかもしれないので、モニターを
怠らないよう、そのためのツールとしてガリラボ通信を利用している次第。
もしもこれが毎日の活動のチェックを忘れ、更新されなくなったら、理由は
二つ。
①死ぬほど忙しいか、②走るのをやめてしまったか、
どっちかだろうと思います。^^
なお、①は一見良さそうですが、それだけで振り返りがないようだと
あまり良いことではないですね。

余談ですが、学校というと、一見不変に感じる社会装置も同じです。
今生きている人は全員学校の存在を空気のように感じている確固たる
普遍なものでしょうが、この学校も長いスパンでみると不易であるために
流行を繰り返してきたというのが歴史的事実。
印刷技術が発明され、書籍(ノートなども含めた広い意味での紙媒体を
代表して書籍と表現してます)という新しいメディアを誰もが手にできる
ようになったとき、学校は極めて大きな影響を受け、今日のスタイルへと
変化を遂げました。
近代の学校教育が、書籍というメディアを土台に構築されていることは
明らかです。
書籍(そしてノート)というメディアが教室に椅子や机というツールの導入を
強制し、教師の知識を伝えるメディアとしての黒板を、ノートという記録メデ
ィアに書き取る効率を高めるように教室空間が設計される、そしてまた紙
媒体に対して最適設計されているから紙媒体は益々有効なものとして
利用が促進される、そういった相互関係にあります。
しかし、今はITの発明と普及で、メディア環境が激変しています。
メディアに関してはグーテンベルク以来の環境変化にあると言ってよいでしょう。
この先、学校教育の土台となるメディアは何になるのでしょうか。
「ググれカス」というコトバで象徴されるように、たぶん書籍はサブ的位置に追い
やられる可能性もあります。
色々な見方ができますが、同じ場所にとどまるには変わらなきゃいけないと
いうことは正しかろうと思います。
ガリラボのみなさん今日も頑張りましょう。

2011年2月16日水曜日

三つのミーティングの内容

今日のガリラボのスケジュールは密でした。

10:00からきくりん人のミーティング。
2年(09)中島、緒方そしてM1(10)松尾が参加。
今回は私も入って、今後の方向についての相談に乗りました。
約2時間。
日常性に目を向ける、日常の持つ本質的な凄さに気づこう、と
いうこと、もうひとつは参加型デザインということを意識すること、
そんなアドバイスを伝えました。
どう生かすかは、メンバーの知恵次第。
菊陽町の黒田さんを参加型デザインの中にしっかりと巻き込む
ように示唆しておきました(黒田さん、そうなったらどうぞよろしく)。
 
 
   
12:00からは今年度最後の3年ゼミ長会議。
3年(08)大塚、坂本、谷口が集合しての1時間ほどの会議でした。
議題は「4月からの4年生での活動をどうやっていこうか?」ということ。
 
なかなか、難しく悩ましい問題です。
とりあえず4月、5月は新4年生全員統一テーマでやることとしました。

どうなるでしょう?
そんなこと、机上ではわからないですね。
やってみれば、良いかどうかはっきりするでしょう。
芳しくなかったら申し訳ありません。m(_ _)m

なお、このゼミ長会議の中で、4年生になって卒論をすることになるの
だけど、あの長丁場を楽しくできるか、つまらなくしてしまうかは、要す
るに自分の企画力の問題であることを伝えました。
 
もしも、つまらないという人は(例外はあると思いますが)、大方、やっ
ていることに新しい企画を注入しようという意欲や知恵が乏しいことが
大きな原因であると、いくつかのビジネスの場面での例を交えて話しました。
 
新しい企画の基本は知識です。
つまり、自分のやってることを楽しくしたいのであれば、活動することは
大前提ですが、それと同時に本もたくさん読まないといけません。
そうでなければ、活動の輝きは徐々に失われ、当初の希望の時期が、
すぐに、つまらない、暗黒(=停滞)の時代を迎えてしまうでしょう。
 

長くなりましたが、そういった話で今年度最後のゼミ長会議は
終わりました。
昨年の4月以降ほぼ毎週行っていたランチミーティング。
毎回楽しいミーティングでした。
  
 
夕方はNHK熊本放送局のディレクターさんが来週の取材のための
打合せに来れました。
いや、雑談の交じりの楽しいミーティングとなりました。
人吉のうんすんカルタが地域遺伝子として認知されたきっかけがTVの
取材であったという話は実に興味深いもので、逆にこっちがそのことを
取材したいぐらいに衝動に駆られました。
なお、ディレクターさんは3年(08)大塚と坂本が対応していましたが、
この楽しさとは裏腹、いつのまにか大変なことになっていってます。
エアタグは、いい加減では済まなり、ちょっとピンチになってきました。^^;
 
 
さて、私は別のピンチでもありました。
が、なんとか脱出。
  
嬉しいことに採点が終わったのです(=終わらせました)。
もう、目も頭も肩も指も限界でした。
頭痛までしています。
最後は、忍耐のパワーだけで動く機械と化していました。 ( ̄▽ ̄)v
  
  

もやいすとスーパー認定

本日は学内でもやいすとスーパー報告会及び認定式というものがありました。
 
学内で地域貢献度の高い活動を行っている学部4年生以上の学生を
表彰する制度です。
今年度より始まったようです。 
 
冒頭、副学長・半藤先生からの挨拶。


ガリラボからは上村・盛下・小田原が山都町の音声を残すと
いう卒論で取り組んだテーマを発表しました。

 
めでたく、もやいすとスーパーとして認定され、代表で上村が
認定証を受け取りました。

 
山都町の活動に取り組んだ3人で最後にガリラボで記念撮影。


盛下によれば、大学に入ってハンドボール以外では初めて
賞状のようなものを貰ったとのこと。

1年間頑張ったご褒美になったのではないかと思います。
おめでとうございました。
 

2011年2月15日火曜日

いつものガリラボでした

本日は残念ながら特に記録に綴ることも少なく、不本意ながら
来訪者の記録で終わりたいと思います。

4年(07)森、興絽・・・これまでの活動の雑誌作りをやっているようです。

3年(08)坂本、松永、大塚・・・もちろん、エアタグ関係のチェック作業です。
                  途中、坂本に経度・緯度の差分というものの
                  実践をしました。
                  きわめて簡単なことですが、Googleマップ上で
                  それをやったらなかなか新鮮だったようです。

2年(09)中島、村中、本多、谷・・・MOREの雑誌づくり。遅くまでやっています。

M1(10)松尾・・・会議のため夕方1時間ほど待ちぼうけさせてしまいました。
          ただし、それから2時間半。
          熱力学の理論を土台に、情報エントロピー概念を使って群衆の
          動き、組織の動きを解説しました。
          私にとってはごく当たり前のことだったのですが、なかなか
          新鮮だったようです。

M2(09)伊藤、吉本・・・直接会ってはないのですが、二人とも本日めでたく修論の
              製本版を提出したようです。
              ご苦労様でした。
              これで全ての提出を終えました。
              後は、評価を待つばかりになりました。

OG(04)井口・・・・今日は仕事のことでやってきました。 

MOREの学生は多数でしたが、ゼミ生を忘れているような・・・・
もし忘れていたら申し訳ない。


本日はこんな感じの研究室でしたが、私はその中で必死で採点をしておりました。

途中、小国のプロジェクトの件で役場に連絡。
牛歩の如くですが、まあこの調子でいくことになりそうです。
 
さらに途中、玉名のプロジェクトの件で佐賀の業者さんから
データについての打診。
中を見て、これはやばいと焦ったので、自分だけではもったいないと、
そのまま大塚と坂本にもメールを転送してやりました。^^
 
とりあえず採点が今日のメイン。
ほんとに冗談抜きに大変です。
採点マシンを発明したいと、この時期になるといつも思うのですが、終わると
すっかりと忘れてしまいます。
 
残念です。 そして、明日も採点は続きます・・・・ (T_T)
 
 

2011年2月14日月曜日

寒い日でした

非常に寒い日でした。

PCの温度計ガジェットは2℃を超えなかったように思います。
ただし、昼は雪だったのが、現在(18:30)は雨マークに変わっております。

それでも2℃。
寒そうです。
 
 
さて、2月14日バレンタインのこの日、雨にも寒さにも負けず
ガリラボの活動は盛んでした。

やってきたガリラボのメンバーは、

 M2(09) 伊藤
 M1(10)松尾
 4年(07)森、植田、興絽
 3年(08)宮下、松永、岩本、坂本(なんと男子学生ばかり・・極めて珍しい!)
 2年(09)村中、本多、中島、市川

OG(04)井口、樋口

などです。
この他にはMOREのメンバーもいて、それぞれにそれぞれの作業をやっているようでした。
 
 
 
夕方、4年(08)上村から嬉しい知らせがメールで届きました。
 
 

2011年2月13日日曜日

修士修了親睦歓送迎慰労会

もう二日前(2011/2/11)になりますが、タイトルにある親睦会を行いました。
 
M2吉本、伊藤の口頭試問の無事終了のお祝いで院生でのコンパを
計画していたところ、ついでに(というと怒られそうですが)ガリラボ出身
の嘱託さんたちの歓送迎会と慰労なども一緒にやることになったのです。
すべては私の参加回数を減らすためのものでした(申し訳ない限りですが)。
 
2011/2/11街中にて
 
が、結果的にはこんな会も良いことでした。
いつも同じメンバーではなく、関連はあるけれど強い接触はない、
知ってはいたけれど話したことはない、年齢が違う、さらに職種も
多少異なるメンバーと会って話をするのも新鮮だったようです。
 
たまにはこんな会もあってよいかなと思った次第です。
  
全てが終わり気が抜けたのか、あくる日、私は熱を出してしまいました。
  
 
-----

現在、大学HPのお知らせ欄に
 

が出ています。この中の

  山都町矢部地区に残る方言採集

は、ガリラボの4年生(上村、小田原、盛下)の報告になります。
時間のある人は参加をしてください。
  
  

2011年2月11日金曜日

エアタグデータチェック打合せ

休日(建国記念の日)ですが、今日もガリラボは活動してました。
 
午前中まずやってきたのは2年(09)村中。
MOREでやっている雑誌作りの作業です。
現在(16:00)もまだやっています。

お昼に3年(08)大塚、坂本を呼んでおり、3人で今後のエアタグ
データ最終チェックに向けた日程確認と何をどうチェックしていくか
その段取りについて打合せを行いました。
2月17日にデータの妥当性についてのすべてのチェックを終えよ
うということになりました。
 
13:30過ぎてNHK熊本放送局のディレクターさんが来られ、
坂本や大塚に対し、この活動について取材をされました。
新幹線全線開業に向けた番組として3月6日には現地からの
放送なども予定されているようです。
 
取材もですが、途中で、地域遺伝子の話や第3者(風の人)こそが
地域の人(土の人)から情報を取り出せるのであり・・・と、しばしその
関連の話で盛り上がっておりました。
 
取材終了後はまた3人で今後の予定確認。
15:30ぐらいに解散しました。
 
研究室にはそれ以外にも4年(07)森がやってきて、入ってくるなり
  なんか大学に人が少ないな、と思ったら今日は休日なんですね
とのこと。
さらに3年(08)宮下が一瞬顔を出して立ち去っていきました。
 
さらにまた4年(07)植田がやってきてゼミのメンバーで行ってきた
卒業旅行のお土産をおいていきました。
 


 
中身もですが、この容器が素晴らしいのです。
写真ではわからないと思います。
ぜひ、ガリラボで手に取ってみてください。^^
   
 

2011年2月10日木曜日

ARツーリズム打合せ会議

今日も凄まじい1日でした(まだこれから何かあるかもしれませんけれど・・・)。
 
メインは玉名観光協会と協働で取り組んでいるARツーリズムの
打合せ。

玉名から観光協会の柿添さん、市役所の平野さん、そして佐賀の
広告センターから宮副さん、堀田さんが来られました。
さらにこちらからは私と3年(08)大塚と坂本を同席させて、エアタグ
についての打合せでした。

現在、エアタグのデータとしては次の図は、高瀬地区だけ示して
いますが、エアタグはマーカーの地点におく予定になっています。
 


そのデータのカテゴライズ及びエアタグデザインについての打合せ、
そして最終的にいつまでに最終版データを広告センターに渡すかと
いったスケジュール調整が本日の重要なポイントでした。
 
最終的に2月26日締切とすることになりました。
それまでには改めて見直しを行い、最終形にしたいと思います。
 
3年生のみなさん、2月26日が締切ですよ! いいですね!
それまでに間違いなどをチェックするんですよ。
 
 
なお、本日の会議にはNHKのディレクターさんが取材に来られました。
今回の取組を番組で取り上げるということでした。
詳細はよくわかりませんが、また明日、打合せとなり、学生を取材
されるわけですので、責任者である大塚と坂本は休日出勤となります。^^
 
さらに、市役所の平野さんとの打ち合わせの中で、新玉名駅の開業
イベントをUstreamでライブ放送することになり、その技術的サポート等
を依頼されました。
3月12日(土)の予定。
面白そうです。
配信の方法を本格的に学習し、Ustreamの効果などを研究して
きてみたいと思います。
もちろん私ではなく、担当は大塚他になるでしょう。
 

さて、夕方は本学が来年度から本格的に取り組む学生の就業力
育成事業の学内向け説明でした。
冒頭その趣旨を先生方に話しながら、ほぼ完ぺきに今回の3年
生の取組はこの事業そのものだなと思っておりました。
 
これは、いわゆる「サービスラーニング」です。
 
地域あるい実社会への正統的周辺参加の枠組みを提供してあ
げることで自動的に学びは起動するでしょう。
 
大塚や坂本など3年生たちは、枠組みはあるものの、その枠組
みの中で、自分たちで計画を立てながら半年にわたって地域が
抱える課題解決に取り組んできたわけです。
 
こんな環境の中で活動していて学ばない方がおかしい。
 
 
さて、本日のガリラボはこのほかにMORE2年生が午後からや
ってきて20日が締め切りらしい雑誌制作に向けてガリラボ道場
で打ち合わせをしていたようです。
 
会議を終えて帰ってきたら一人2年(09)村中がまだ残っていて、
研究室のホワイトボードは彼女たちの工程表が掲示されていまし
た(もちろん私に許可をもらっての掲示です)。

約1週間。 果たして間に合うのでしょうか?

---

本日のガリラボはこの他に
 
 4年(07)森・・・卒業旅行から戻ってきたばかりでした。
 3年(08)松永・・・エントリーシートに挑んでました。

がやってきました。
 
  

あるネットスラングより

ガリラボには全く関係ありませんが、ホリエモンこと堀江貴文」氏のブログにこんな投稿を見つけたので紹介します。
   
今、「ググれカス」というネットスラングがあるようです。
知りませんでした。
   
-----------以下、堀江氏のブログより(一部)------------------------
  

たまにネット上で聞く言葉「ググれカス」。検索すれば一発でわかるのに、

知らない事をtwitterとか掲示板とかで質問してくる人に良く言われる言葉

である。とりあえずgoogleで検索しとけよ(ググれ)ってことである。

  

しかし、こんな感じの人は一般社会にも多い。私は先日とあるテレビ番組に

出演した時に、番組収録中に出て来たキーワード、わからないことをiPhone

で検索して即座に示したらびっくりされ、ある意味呆れられた。

  

でも、今や検索エンジンは持ち歩ける時代になっているわけだし、わからな

い事があったら即座に検索すればわかるのである(電波さえ入っていれば)。

  

やらないのとやるのでは大きな差がでてくる。これもそのうちブレインコン

ピュータインターフェイスが進化すれば脳内でつぶやいて検索結果がコンタ

クトレンズに表示されるみたいな時代がくるんだろうなあ。。。

   

---------------------ここまで-----------------------------------------

  

朝からひとつ勉強になりました。

今は大学は試験期間中。

  

脳の基礎体力測定として、まあ高校までならば自分の頭のみで目の前の

小さな問題にぶつかることもわからないでもありません。

 

だけど、職業と直結する専門を扱う大学でもそれと同じようにやっているのも

なんだかですね。

  

それこそ「ググれカス」って言葉がどこかから聞こえてきそうです。

  

とりあえずまだ情報化社会はまだ道半ばのようです。

これまでの紙媒体のみで育った世代が引退したら、情報化社会の「化」がとれた

新しい時代の情報社会に入るのだと思います。

  

そこでは堀江氏のような未来状況がやってきて、試験中でも「ググれカス」が

当たり前になっている姿がイメージできます。

そうなると、そのスラングは死語になっているだろうと思います。

  

大学教育は紙媒体社会の時代から電子媒体社会の時代に向け徐々に対応して

いかないといけない。

そんなことをふと朝から思った次第です。

  

  

  

2011年2月9日水曜日

添削お願いします

今日のガリラボは3年生は試験がなかったこともあって、
何人かやってきました。

朝から3年(08)松永がPCに向かっています。
それがかなり熱心なのです。
 
同じく午前中に3年大塚を呼び出しており、こっちはエアタグ
関係の打合せ。
 
エアタグをデジタル看板として使うこともそうだけど、それだけ
で面白いかなという話をし、院OBの佐藤とやっていたフィールド
マイニング(街に気づきを埋め込む)や一筆啓上賞的な発想を
エアタグに盛り込んではどうだということを議論してました。
 
明日午前中に玉名観光協会の方が来られますが、その打合せで
どうなるか分かりませんが、とりあえず大塚や同じく同席させる
坂本に頑張ってもらうと思います。
何故か、明日のその打合せにはNHK熊本放送局の方が取材に
来られるのだそうです。びっくりですね。

お昼休みには3年(07)浦本と面談。
いや、面白いんです、彼女は。
すべてを超越しておりますので。
変な意味でなく、スケールが大きく、チマチマ単位を取ることなど
どうでもいいのではないかと思えるぐらいです。
もちろん冗談で、単位はちゃんととって卒業してほしいと思っております。
 
午後になるとガルフィン号(3年戸高、宮下、大塚、M1松尾)が
打合せをしていました。
その横では試験が終わった!という2年(09)村中が雑誌作りに
向けての作業(これも結構大変なことになってきているのです)。
 
で、夕方になって静かに集中していた松永が、

  先生、添削お願いします

と数枚のペーパーを仕事中の私のところに持ってきました。
エントリーシートでした。
極めてキラークに持ってきたのですが、もちろん添削してやります。
 
が、紙媒体での添削は不得手なので、電子ファイルで送るよう
指示したのでした。
 
二人分の修士論文審査報告書を仕上げるのに悪戦苦闘して
いますので、そのあと、明日にでも頑張うと思います。
このほかに春秋彩の原稿もあるのです。
これの締め切りも明日。
絶対に終わりません。
だって、明日は自由な時間は朝の8:30~10:00までしか
ないのです。
予定では、10:00~22:00までずっと仕事が入っています。
 
 

大学院口頭試問

本日は大学院2年の二人(吉本、伊藤)の口頭試問の日でした。
 
口頭試問中はさすがに写真は撮れなかったので、始まる前に
会場を撮ってきました。
こんな配置の中で、3人の教員(私を含む)から30分以上かけて
論文について問いただされます。
 


最初は伊藤。論文のテーマは、

  社会を可視化するテクノロジーに関する研究
  ~コミュニティを可視化する道具としてのSNSを事例にして~

というもの。30分間、ハラハラしながらの試問でした。
無事に乗り切り、本人もそうでしょうが私もホッとしました。

二人目が吉本。論文テーマは、

  学校広報による家庭との連携に関する研究
  ~学校ホームページを活用した開かれた学校づくりの提言~

というもの。こっちは落ち着いた感じの30分でした。
 
とりあえず最大の難関は二人ともに乗り切れたように思います。
 
ご苦労様でした。
本日はそれぞれゆっくりとしてください。
 
 

2011年2月8日火曜日

ゼミ新聞9号発行

締切を少し過ぎ、試験期間中に入ってしまいましたが、そんなこと
ものともせず、ゼミ新聞部(3年川崎部長、3年矢田、長井)がやっ
てきて最後の調整。
 
今回の9号は、ガリラボの夏から冬にかけての記事が掲載されて
います。
 
全部で6人のゼミ新聞部(上記3人の他に2年市川、草原、中島)が
試行錯誤しながら作品です。

全部で16頁の新聞はかなり読みごたえがあります。さらには、
今回は動画を新聞に埋め込むことにも挑戦したのでした。
皆様、ご苦労様でした。
下は9号の第1面です。


最後の緊急会議

最後の最後になって、白黒でテスト印刷した全ページを眺めていて、
どうも紙面構成が悪いということに気づき、集まった新聞部の3年生で
緊急会議。
 
全体の構成を入れ替えるのはとてもこの時期では無理ということなり、
最後に下した結論は長井が集め作成していた面白ネタのコーナーを
没にすることにしました。
 
長井にとっては忸怩たる思いもあったでしょうが、自分のことに固執する
ことなく、みんなの意見をすんなりと受け入れてくれました。
 
彼の眼はきっとそんな目先のことではなく、先のことが映っていいたのに
違いありません(ちょっと誉めすぎかな?)。
 
-----

本日のガリラボの来室者は
 3年(08)坂本、川崎、長井、矢田、松永、谷口、大塚
 2年(09)市川、中島
でした。
試験中でしたが、みなそれぞれです。
大塚は東京土産を持参してきました。
 

 
 

2011年2月7日月曜日

ProduceXサイトに山都町追加

午前中は4年(07)上村、小田原、盛下に来てもらって、もやいすとスーパー
なるものの認定式(プレゼン)について打ち合わせを行いました。
 
どういった内容になるのか未だに不明なので、とりあえず
ある程度のことには対応できるような準備を整えるよう指
示しておきました。
 
その後、3人で午前中いっぱい打ち合わせをしていたようです。

なお、この3人が行ってきた山都町矢部地区での方言を採集・保
存する活動についてようやくProduce Xのサイトに加える作業を
行いました。
突貫工事なので荒削りですが、とりあえずおおよその内容はわか
るかと思います。


  
  
さて、午前中上記3人が活動していた以外は、試験本番とい
うこともあってさすがに誰もやってこない。
 
当たり前ですけど・・・
 
しかしそれでも、一人だけやってきました。
 
3年(08)矢田が、試験終了後すぐに、ゼミ新聞の校正作業に
やってきたのです。
 
そして、ひとり黙々とテーブルの上で原稿に赤ペンを使って
修正をしておりました。

感心もですが、それ以上に感動してしまいました。
 
自分の担当個所ではないのです。
全員分を通してやっているのです。
誤字脱字や体裁の調整など、ですね。
  

いつも私が言ってるところはここなんです。
8割はおおよそ出来る。
だけど、10割にするのは大変だ、と。
その10割の部分を矢田はやっていたわけです。
実はここが一番面倒。
 
仕事とはおおよそこの部分をやることを言います(たぶん)。
「やる」ことの大変さはもちろんわかりますが、それはやはり
アマチュアレベル。

仕事として、プロとして、お金をもらう状況では「やる」だけでは
なくて「やりあげる」ところまで行かないといけない。
この引き算の部分(=「あげる」)という部分が最後の2割に相
当するのではないか、と思います。

この件について書きたいことはたくさんありますが(実際に、
書いていましたが、消しました)、長くなるのでこの辺りでやめます。
 
締りの悪い内容になりました。
が、それを修正するにはちょっと今日は時間がありません。
最後の2割についての努力は放棄させてもらいます。^^;

終わります。 
 
  
ゼミ新聞第9号は明日完成する予定です。
  
 

2011年2月6日日曜日

もうひとつのガリボイス

本日ガリボイスで松永が掲載されたのですが、そのすぐ下に見慣れた名前が・・・
 
2年前のガリラボの院卒業生の山部さんでした。
山部さんが院の時代にはあの難解な「拡張による学習」を試行錯誤しながら
読んでいたことを思い出します。
 

 
私には夢がある、と言ったのはキング牧師でした。
 
さて、ガリボイスもこんな感じで「もうひとつのガリボイス」として
成長していくといいかなとそんな夢が山部さんの記事を見て少し
膨らみました。
もちろんそれは新聞投稿だけに限ったことでもありません。
さまざまな形で情報発信していく、そんなゼミ生が増えていくと
いいかなと思います。
  
 

ガリボイス2010(最終)~6人目の掲載

3年(08)松永の投稿が本日の新聞に掲載されていました。
男子学生としては二人目になります。
前回は男子学生全滅だったので、今回は頑張ったということでしょう。
 
松永は、最後のガリボイスの投票で実はゼミ内でダントツの1位でした。
 
なので、掲載されるだろうとは思ってはいたのですが、しかしなかなか
載らない。
ひょっとして、熊日担当者の方と学生の視点はずれているのではないかと
変なことを考えていました。

もしずれているならば、熊日担当者が若い読者の視点とずれている可能
性もあるわけで、もしそうならば向こう側も大変だなと思ったりもしてですね・・・
たかが一回のことでそんなことは言えるはずもないですけど、とりあえずは
同じ視点をもたられているようで、良かった。
 
おかげでこの暖かい文章を掲載してもらうことができました。
 

  

2011年2月5日土曜日

大学院春季入試

本日は年に2回ある大学院入試の日。
1回目の秋季入試は10月、2回目の春季がこの2月に行われます。
 
今回の春季入試では、2名の方がガリラボの学びの場に入るため、
試験に挑まれました。
で、先ほど試験はすべてが終了。

後は、静かに結果を待つだけ。
私としても胃が痛い限りです。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

試験の合間の空き時間に、急ぎ3年生が1月初旬に行った高瀬
ツアーをホームページにまとめる作業を行いました。
 
全部で34個のデータでした。
 
試験期間中ですが、3年生にデータチェックを依頼しました。
  
3年(08)大塚は、試験期間中ですが江の島(!)にいるようです。
写真付きツイートがなかなか面白い。
(やっぱりTwitterって面白いメディアだと改めて思います)
さて、その余裕の大塚は、江の島で、サザンを聞きながらエアタグ
チェックをしてくれるでしょう、きっと。
 
 
冗談はさておき、エアタグは、その出来不出来はおいといて、現場
から持ち帰ったものは、これですべて整理が終わりました。

まとめ終えたデータの合計は

  高瀬地区 71個、  玉名温泉地区 23個

となりました。
 
残念ながら、それぞれ目標の100個、50個には届きませんでした。
 
残念ですが、ただし過去の写真データがあるので、それのエアタグ化で
もうちょっと増えるはずで、ギリギリ目標レベルにはいくのではないかと
思っています。
試験終了後、この作業も3年生有志に手伝ってもらう予定です。
 
 
余談♪♪

ある複数の方々とTwitter談義。
 
面白くない、時間の無駄とのお言葉を頂戴しました。

そういえば、約半年ぐらい前は、それと似たようなことを感じていた
ことを思い出しました。

確かに、Web2.0レベルの思考パターンであった頃から見ると
Twittterなど何が面白いのか分からない
 
Web2.0的思考の枠組みにいる人と話したことで、ソーシャル
ストリームというのがそれほど新しい枠組みなのだということを
改めて気づことができました。
 
やっぱり自分の考えや行動とは他者との比較の
中で気づくことが多いものです。
 
通じない相手とのコミュニケーションって、この意味において
極めて大事です。 

新しいメディアがどんどん生まれ、それが既存の古いメディアと
対比されながら、かつてないほどに人々の中にメディアの棲み
分けが始まっているようです。
  
ガリラボは、その動きを注視していきたいと思います。 



追記
今朝がた、こんなサイト
 
  http://gigazine.net/news/20110203_packaging_design/

を見つけ、驚き、Twiiterにこう書きこみました:
  「どれも素晴らしい。自分を縛る固定観念が何かに敏感でいたい」
と。
自分の固定観念、前提、常識などに敏感でありましょう。
そうすることで、これまで知らなかった世界に導く扉の近くまで連れて
行ってくれるはずです。
  
 

2011年2月4日金曜日

eキャリアフォリオ+もやいすとスーパー+参加型デザイン

07ゼミ生の活動の記録をまとめようとしている4年(07)の森から
  3年の時に作った名刺の写真残ってますか?
と午前中尋ねられました。
 
研究室PCのガリラボ共有フォルダの07ゼミ生のところを
探していたようですが、見当たらなかったようです。
 
当然と言えば当然で、そのフォルダは基本的に瞬間な保存
として使用することを目的に利用しているわけで、項目が整
理されていないし、組織的に記録を保存されているわけでも
ありません。
 
後のことを考えると、たぶん専門に記録する人がいないと生産
された情報は役に立つ過去とならない。
 
役に立つ過去として組織的に保存された記録は時間が経った後に
強力なパワーを発揮するわけです。
 
ということで、ガリラボの過去を役立つものと残す作業は私がやって
おります。
 
このガリラボ通信もそのためのものです。
それ以外にも研究室で生み出されたコンテンツは可能な限りネット
上にアーカイブ化して残しています。
 
名刺についてもホームページ化して残してあり、森にはそのURLを
伝えたのでした。
 
こういったものをポートフォリオ(本学で言うならば「キャリアフォリオ」)と
呼びます。
eキャリアフォリオを活用して、森の手によって優れた活動記録が編集
されることでしょう。
楽しみです。
  
・ ・ ・ ・ ・ ・

午前中、同じく4年(07)の上村を呼んでいました。
実は大学で「もやいすとスーパー」なるものの認定を行うので、ついては
学生の推薦をしてほしいとの依頼がありました。
 
ガリラボに直接依頼されたということもあり、山都町矢部地区の方言を
残す活動を行った上村・小田原・盛下のチームを推薦したのです。
認定式(2月16日)は発表があるようなので、その打合せをしておいた
のでした。

・ ・ ・ ・ ・ ・

午後はずっと会議でしたが16:00より「きくりん人。」チームが打合
せをしておりました。
今回は私も入ってほしいということで、打ち合わせの加わり、今後の
方向などについて話しました。
 
色んな話をしましたが、三里木をターゲットに、参加型デザインの手
法にて映像作りに挑んではどうだと提案したのでした。
 
リアルタイムWebがこれほど台頭し始めた時期です。
  
今が旬。

その考え方を実践する形で映像作りに挑もうと、威勢のいいことを
提案したのです。
 
ヒントになっているのは、2ちゃんねる、それと1月10日のガリラボ通信
でも紹介した
 
  向谷実x中西圭三プロジェクト

です。

ユーザーと一緒にリアルタイムに曲を作る。
そのためにリアルタイムWebを活用している。

同じこと、ほぼ同じことに挑戦してみてはどうかと思うのです。
失敗してもどうってことはない。
だいたいが、元々ゼロなんだから失敗などありえない。

ついでながら、失敗とは途中から止めるからだと誰かが
言ってました。
成功するまでやり続ければ、失敗などありえない、と。

なるほど、ひとつの真理です。
 
「きくりん人。」の参加型デザイン実現に向けたチャレンジに
期待したいと思います。

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本日の来室者
4年(07)上村、森、冨田
3年(08)矢田、長井、松永
2年(09)村中、中島、緒方、志柿

補足
矢田が頑張ります。
ゼミ新聞の他の担当の人のところまでひとりで遅くまで入念なチェックを行っていました。
さらに持ち帰り、全体を見なおしてくるとのこと。
見直しました。
やっぱり、「まさかの博子」でした。
期待を裏切ってくれます。