2011年2月20日日曜日

ガリラボが根を張る場所に関して

ツイッターでこんなつぶやきを見つけました。

  聞き取りでは、プロセスとストーリーを聞き出す問いかけを、
  笑いの中に織り交ぜて聞き出す。
  脱一般論。具体的に、限りなく具体的に!

  「具体的には?」「例えば?」「なぜ?」という問いかけによって
  おもしろい話がきける。その人のストーリーを引き出す問い。

情報コースというカテゴリに入っているガリラボですが、私自身は
コンピュータという枠組みにとらわれず、情報が生まれる場所を
ガリラボが根を張るべきフィールド(場所)だと考え、そう思って活
動してきました。

勘違いしている人がいますが、コンピュータは情報を生み出す
装置ではありません。
情報を伝達するメディアであり、情報を処理する機械であり、そして
記録メディアを介して情報の保存を行う機械です。

生産=創造はそこには含まれないのです。

情報を生み出すのは人以外にありません。

伝達(流通)、処理、保存というキーワードで表現される仕事群は
今後のコンピュータの進展によって大きく変化していかざるをえない
でしょう。

しかし、情報の生産については人がこの世に存在する限り、その
仕事がなくなることは多分ない。

情報とは、人が人と接する時、人がモノと接する時、そこでの情熱
的な相互作用で生まれる摩擦熱に他なりません。

そんな摩擦熱を上手に起こすやり方を上のつぶやきは言っているの
だと思います。

ある銀行で入社1年目、お得意さんに出すハガキの住所書きという
単調な作業を1年もひたすらやらされた方が、ハガキとの涙ぐましい
相互作用によって貴重な情報(企画)を生み出した話を研究室でよくし
ています。
少なくともこのブログを読んでいるゼミ生であれば耳にしたことが
あるはず。
 
これからもガリラボは情報が生まれる場所を自分たちの根を張るべき
ところと位置付けて活動していくでしょう。
 
その際に大事なことが上のつぶやきの中にあります。
普遍とは実は具体性の中に含まれています。
 
人々の生活が刻み込まれた場所で、頭でっかちにならず、
具体的に、具体的に、です。

※今日はガリラボについて記録する材料がなかったので、こんなヘンテコな
 話題になってしまいました。m(_ _)m
 

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