2017年9月30日土曜日

卒論及び活動中間報告会@CPDセンター

本日は12:30からガリラボの中間報告会でした。概要集です。
今年は、しっかり発表するようにと「健全なホラを吹こう」との
キャッチコピーをつけてます。


CPDセンター入口に設けたパネル。左のタイトルは4年(14)塚田の筆によるもので、
右の特別講演のポスターは平野さん作で、M2(16)山口が印刷してきたものです。


12:00には受付が始まり、2年(16)生が受付を担当してくれたようです。


発表会開始前の会場内の風景。

卒業生が何人か駆けつけてくれました。
OB(M06)黒田、OG(03)菅原、OG(09)緒方(旧姓・松崎)、OB(13)出口です。


12:30ジャストに今年の中間報告会全体を取り仕切った3年(15)八並が開会挨拶。



前列に14・15ゼミ生、後方のアルプス席(?)に16ゼミ生が座っています。


中間報告会初の試みとして特別講演を企画することになりました。平野さん(玉名市)の
策略(笑)でいつの間にかこういうことになりました。
(が、改めて、今日の講演を聞いて、こうした講演を設定するのは良いなと思いました。
次から積極的に設けていきたいと思います)。
講演前、私から、特別講師である熊本市教育長遠藤さんについて簡単に紹介し、どうい
った経緯でこうしたタイトルになったのか、そしてゼミ生にはどういった気持ちで講演を
聞いてもらいたいかを話しました。


12:35には遠藤さんの講演が始まりました。




特別講演の冒頭を少しだけ映像で。  


「小さいころ夢はなかった。夢はと聞かれるのがきらいだった」とか「話すのが
得意ではない」とか、その他にもご自分のプライベートな部分を存分に披露されなが
らの話術に、ゼミ生はみな笑顔を浮かべながら熱心に聞き入っているようでした。


60分の講演で10分の意見交換を当初依頼しておりましたが、意見交換を重視
されて、講演は50分ほどで切り上げ、その後は学生たちからの質問に対して話を
展開する白熱教室スタイルの講演が行われました。
ゼミ生からの質問もたくさん出ました。2年(16)生の川上も質問。頼もしい。

これは3年(15)宿利ですね。よく見る光景です。

(注)特別講演には途中から田中事務局長が駆けつけてくれました。

予定時間を過ぎていましたが、最後にということで、OG(03)菅原が質問。
教員をやっていて色々と考えることがあるようです。平の1教員が教育長に直接
質問する機会とかあまりないでしょうから良い機会ではなかったかと思います。


講演内容はやはりかなり刺激的でした。計画は自体はさほど重要でなく、
どういった方針に沿って生きていくか、それが大事ではないかということ
でした。
方針を曲げずに遠藤さんは生きてこられたようです。しかし、そのためには
難しいことも出てくるけれど、その時にきちんと考え、勇気をもって行動す
る力が必要だと感じました。そのためには自分に嘘をつかない(誤魔化さない)
ことが大切になるだろうと思いました。
講演が終わって、そんなことをゼミ生に話し、その後、遠藤教育長と14・15
ゼミ生とで記念撮影
(16ゼミ生が入るとたぶん撮影できないと思いました。申し訳ない)。
なお、講演を終えたら遠藤さんは帰られると想像していたので、この時点で写真を撮ったのですが、
発表会に興味を持たれ、それからも1時間半ほど会場に残られて、学生たちの発表を聴講されました。



発表会前半の司会(3年(15)宿利)とタイムキーパー(2年(16)川上)です。


前半の発表者のトップバッターはM1(17)多賀。

群を抜いたスライド、そして発表技法で、他を圧倒していたように思います。
(後輩は是非とも真似をしてほしい。ちゃんと真似して、このレベルを一度経験してほしい。
 まだ誰もこのレベルを真似できていませんので)。


2番手はM1(17)山下。教育長が残られて一番焦っていたのはきっと山下だった
でしょう(笑)。まさか教育長の前で教育についての研究のことを話しすること
になるとは思ってもいなかったでしょうから。汗をかきながらの発表だったかと
思います。


院生の発表が終わってから学部の卒論中間発表。トップバッターは、こいたまの
4年(14)秋山です。

タマにゃんに関するツイッターの分析を行っている発表でした。

次に同じくこいたまの4年(14)塚田の発表。360度カメラの活用についての
発表で、私自身が最近、隙間時間に最も凝っているのツールなので、発表も
気になります。

卒論には他のゼミ生から質問がやってきました。

2年生も質問がくじで割り当てられます(これは2年(16)岡林ですね)。


ところで、全員の質問を聞いていると、みんな甘い。あんな甘い質問していては
ダメです。
発表者が詰ってしまうような鋭い質問をしていかないといけない。
そのためには発表をかなり真剣に聞かないといけません。
発表の場は真剣勝負です。
そうでなければ、発表する側も、質問する側も成長しませんから。

前半が終わり、休憩の間に遠藤教育長は会場を後にされました。
わざわざボランティアで来ていただいて、津曲ゼミの学生のためだけに話をして
いただき恐縮しました。貴重な機会であったと思います。
(来年度もどなたかお呼びしましょう)


後半開始。司会は3年(15)藤川、タイムキーパーは2年(16)笠原です。


前半と後半と順番が混じっていますが、卒論や修論以外の活動報告も例年通り
行いました。
今年の白亜祭についての解説を実行委員長の4年(14)谷口が行っています。


新しくゼミ新聞部長となった3年(15)江藤が次号の紙面計画と協力以来を
行っていました。


ガリフェス秋について2分で話す3年(15)園部体育委員長(笑)。今年は
前例を徹底的に研究し、本来のガリフェスを趣旨を実践できるものに仕上げると
宣言していました。


今年の興津会の内容を3年(15)鍬田が発表しています。前提の説明がなかったので、
3・4年生や卒業生以外は何の話か今一つ理解できなかったかもしれません。


これはNコン(NHK全国大学放送コンテスト)の活動報告です。
チーム故郷
チームみらいちご

後半の部も無事に終え、17:05から表彰式。
卒論に対してもっとも優れた発表を参加者が選ぶものです。
今年の優秀発表賞は4年(14)秋山=こいたまリーダーでした。
内容が具体的で、そして緻密であったのが評価されたのではないかと思います。


17:10、4年(14)児玉ゼミ長による閉会の挨拶。12:30から、休憩もあまり
とらないままの長丁場の発表会でしたが無事に終了しました。


全てが終わり、報告会を取り仕切った3年(15)八並が写真をみせ(2015年の時の
ものです)、この通りに並ぶようにと指示を出しております。


八並に指示されて並んで撮った本日の記念写真。なんとか乗り切りました。


最後に恒例の一本締め(3年(15)園部=体育委員長)でお開きとなりました。



秋のスイッチが本格的に入った日、長い1日でした。
「あーーーー、終わったーーー」は今夜だけにして、遠藤教育長の話を思い出し
ながら、明日からはまた次の目標に向かい、歩きを止めないでいきましょう。
 


<おまけ>
18:00頃にガリラボに戻り、それからガリラボ通信と3時間近く向き合いながら、
今日のことを言葉を作りながら振り返っておりました。
本日のM1(17)山下さんの発表にもありましたが、質の高い振り返りが成長には
不可欠です。
どの程度やっているでしょうか。
こんな貴重なイベントを経験したのだから、それに見合う、またそれ以上に時間を
かけて振り返りをしないといけない。
そうでなければ、今日の報告会は、どうでもいい時間になってしまうでしょう。
同じ時間を過ごしていても、そうした点で差が生まれていくものです。

願わくば、それぞれの持ち場(発表、司会、質問、準備等・・)でやったことを
振り返ってほしい。主体的に!



2017年9月29日金曜日

中間報告会準備/後期最初の15ゼミで話したこと/360度動画がやっと

午後、4年(14)塚田が机の上に乗って作業しています。その後ろでは15ゼミ生が
蟻のような行列を作っています。


蟻行列の正体は、明日の中間報告会の概要集を製本でした。印刷は昨日、15ゼミ生の
一部のメンバーで2階の印刷機を使ってやってきたようですが、50部を超える量なの
で、本日、15ゼミ生によるマンパワーを活用しようということらしいです。
あっという間に終わりました。^^


机の上に乗っていた塚田がやっていたのは、右にある案内を筆で書いていた
ようです。今年も手書きフォントでガリラボは中間報告会を迎えます。
その横の大きなポスターは、M2(16)山口が印刷してきたようです。こんな
巨大なポスターにするとは思っていなかったので驚きました。講師の遠藤さんも
驚かれるのではないでしょうか。


15ゼミでのこと
さて、その後、後期初の15ゼミでした。
今日は、後期、15ゼミ生はどういったことをやっていくかを共有することが
目的でした。


活動のひとつは、4年生のチームこいたまとの協働。そのために4年(14)塚田が
協力依頼に来ました。

塚田が準備した資料(の極一部)です。「まち歩き」はガリラボの行動の原点と
なったものでした。その原点に戻り、ただし単に原点に戻るのではなく新しい
ツールを携えて原点回帰しようと思っています。そこで新しい提案をしていけると
いいかなと思っている次第です。
そのためには、15ゼミ生には活動の記録をきちんと残しながら、その活動に
どっぷりとはまり込んでほしいと思っています。
大変でしょうが、将来、大学にいた時、これをやったんだと言えるようなものを
後期の活動で残していきましょう。そのためにはやはり「はまる」必要があります。


興津会のついての話。実行委員長である3年(15)鍬田が状況を話しています。
鍬田の話に付け加えて、私からはこうしたイベントはその時も大事だけど、その
前が非常に重要で、そのための策を考えておかないといけないと話しておきました。
映画でも、映画館だけが楽しむものじゃないですよね。その前の様々なプロモーシ
ョン活動が、映画全体の楽しさを作っている。そうしたことを学んでほしい。
こうした手法を体に染み込ませておけば、将来、仕事もですが、楽しい家庭を作って
いけるのではないでしょうか。家庭が楽しくなくて、仕事が楽しくなるはずもない
でしょうし(違うかな?)。

鍬田の話が終わり、少し議論して今後のスケジュールを次のように決めました(左側)。
なお、10月27日のリハは3限は無理かもしれません(その時は4限にしましょう)。
その横には、体育委員長3年(15)園部がガリフェスについて、実施までのスケジュールを
書いてくれました。すでにきちんと動いているので安心しました。が、スケジュールを
見ながら気づいた点をひとつ。「ガリフェスとは何のためにやるのか?」ということです。


さて、私の問に対し園部曰く「卒業生との交流」とのこと。
正解!
秋のガリフェスは、夏よりも歴史は長く、確かにそういう趣旨で始めたものでした。
ところが、スケジュールにある「ミニゲーム」というのを見ていたら、長い歴史を
重ねてきて趣旨が風化しているように思えたのです。
それで、ガリフェスも原点に戻り、当初の趣旨を考えたとき何がどう必要になるのか、
体育委員にはそれを深く考えるように指示しておきました。
原点に戻って新しく、昨年よりも楽しいガリフェスを企画してほしい。
前例だけに頼っていては、脳みそはいらない。
前例を学び、それを越えていくために脳みそはあるはず。
よろしく。

次は、今後の活動の中で誰がどういった枠割を担っているのかを書き出したものです。
リーダーは、それぞれのチームをリードしていく責任があります。
今後、それぞれがどう進んでいくのか、丸印のついたゼミ生には特に注目しておきた
いと思います。



360度動画のこと
さて、ゼミや打合せがありましたが、その合間を縫っての私の今日の成果は2つ。
ひとつは、OG(13)松崎とOG(09)鞭馬に連絡をつけたこと。卒業生と連絡を取る
のは至難の業。メールではもうほとんど連絡がつきません。観念して、LINEを
使いました(今頃ですが)。
2人とも快く、次のゼミ新聞への寄稿を承諾してくれました。
もうひとつの成果が360度動画です。THETAとiPadアプリを連携させると色々と
できるですが、最大の欠点は速度。転送速度や処理速度、そして大量のファイル操作。
iPadだけで本格的なものを作成してするのは無理な気がしていました。
どうしてもPCで作業していく必要がありましたが、操作手順が今ひとつ分からず、
数日前から色々な可能性を探りながら試行錯誤しておりました。
360度動画はデータ量が多く、処理の非常に時間がかかります。なので、たくさんの
実験ができず、いらいらしていましたが、やっとひとつの答え(手順)を発見でき
ました。

次は先日のM2の2人との打合せを撮影した動画を編集して作成したもの。
編集したものをYoutubeにアップする手順がようやくわかりました。

次は15ゼミが終わった後、THETAで15秒ごとのインタバール撮影したものを
VideoStudioを使ってタイムラプス動画にしたもの。手順はややこしいのですが、
長めのタイムラプスも作れそうです。白亜祭とかの活動を360度で記録していく
目途が少し立ちました。

基本操作がようやくできるようになったレベルです。今後これを高度なものへと
発展させていきたい。
それには、こうした地道な行動の積み重ねしかありません。先は長いですが、
歩みを止めずにいきたいと思います。
 



 

360度動画操作マニュアル

THETA Vを使った360度動画を操作するためのマニュアルです。
(徐々に増やしていきます)


PCでの操作
動画の作成
・THETA Vで撮影した動画をPCで処理する手順(開く

・THETA Vでインターバル撮影した画像からタイムラプス動画を作成する手順(開く

動画の公開
・Youtubeで動画を公開する手順(開く

iPadで360度動画の再生
・iPadでローカルファイルを再生する手順(開く




360度動画マニュアル~PCからYoutubeへのアップロード手順

作成した360度動画をYoutubeにアップロードして公開する手順を紹介します。

(1)動画ファイルの前処理のためのアプリ
動画ファイルは、事前処理を行う必要です。
Youtubeの次のサイトにあるように、360度動画をアップロードするには、動画
ファイルにメタデータを埋め込んでおく必要があります。


作成した360度動画ファイルにメタデータを埋め込むには、次のサイト
https://github.com/google/spatial-media/releases/tag/v2.0
にあるアプリ(Spatial Media Metadata Injector: SMMI)を使います。


Windows用のアプリ「SMMI」をダウンロードして、適当なフォルダにおいておきます。



(2)SMMIによる360度動画ファイルのアップロード前処理
SMMIアプリを実行すると次の画面が表示されます。「Open」から作成した
360度動画を選択します。


次が動画を選択しているところです。


メタファイルを埋め込む動画ファイルを選択したら、赤いマークのところがチェック
されていることを確認の上、「Inject metadata」をクリックします。


保存先を聞いているので、適切なフォルダを指定すれば、メタデータを埋め込んだ
ファイル(ファイル名に injected が付加されている)が作成されます。

(3)Youtubeへのアップロード
手順(2)で前処理した360度動画ファイルが、360度動画としてYoutubeにアップ
ロードできます。
次のYoutubeのアップロード画面に(メタファイルが埋め込まれた)前処理を終えた
動画ファイルをドラッグ&ドロップします。


アップロードが完了したら、必要な説明を記入し、公開(限定公開・非公開)を
選択し、最後に完了をクリックします。


(4)Youtube上での確認
アプロードした360度動画の例です。
現時点(2017年9月)ではブラウザによっては360度動画に対応していないものが
あります。
慣れていない頃、360度化に失敗したのではないかと思った記憶があります。
注意しましょう。

 

 



360度動画マニュアル~360度タイムラプス動画をPCで作成する

THETAの「インターバル撮影」モードで(秒)ごとに撮影します。
タイムラプス用に撮影すると、大量の写真データがTHETA内に保存されることに
なります。
他のデータがあると混乱するので事前に全て削除しておいた方がよいでしょう。

(1)THETA内の撮影データ
インターバル撮影が終わったTHETAをUSBケーブルでPCに接続すると、次のように
PCにTHETAが表示されます。

THETAアイコンをクリックして、撮影された360度画像を表示させます。


このデータ全てをPC内の適当なフォルダにコピーしておきます。
THETAの場合、4K解像度が規定値であり、またタイムラプスでは大量の画像
ファイルとなるため、コピーにはかなりの時間がかかる場合があります。


(2)画像データからタイムラプス動画作成
タイムラプス作成には動画ソフトを用います。ここではガリラボにおいてある
VideoStudioでの例を説明します。

次のメニューから、写真データを一斉に挿入します。
大事なことは、写真データの順番です。THETAで撮影した写真ファイルは撮影順に
ファイル番号がついていくので問題ありません。
順序性のないファイルを扱う場合は、かなり面倒なことになるでしょう。


THETAからPCに保存したフォルダにあるデータをすべて選択し、開きます。


VideoStudioのストーリーボードビューを見ると、次のように一覧の画像が
挿入されます。


上の画像を見るとひとつひとつの360度画像ファイルの表示時間が3秒となっています。
VideoStudioは画像データを取り込んだ時、3秒を標準に動画にする設定になっています。
タイムラプスで3秒は長いので、短い時間に設定します。

ストーリーボードビューにあるすべての画像ファイルを選択後、次のメニューによって、
ひとつの画像の表示時間を変更します。


表示時間の設定画面です。時間・分・秒・30分の1秒を指定します
ここでは表示時間を 10/30(秒) としました。

全ての画像ファイルの表示時間が 10/30秒に修正されました。


【解説】
動画は静止画を1秒間に何枚かのスピードで表示させて作っているわけですが、
1秒間に何枚の静止画を表示させるかというのにフレームレート「fps」という単位が
使われます。fps(Frames Per Second)の略です。通常の動画はだいたい30fps程度
です。
となると、1静止画=1フレームの表示時間Δtは、
 Δt=1/30(秒)
となります。
上で、Δt=10/30(秒)としました。これは、1秒間に3フレームに相当しますので、
3fpsの動画となります。かなり低いフレームレートです。一般にはもっと大きい値が
よいでしょう。10fps程度とか。

さてt(秒)間隔でT1(秒)の間、インターバル撮影したとします。この時、
  撮影枚数 N=T1/t(枚)
となり、タイムラプスではこれが1フレームとなるので、タイムラプス動画の長さT2
  タイムラプス動画の長さ T2=N*Δt=(Δt/t)T1
となります。
上の事例では T1=40分(=2400秒)、t=15秒、Δt=10/30=0.33秒としたので、
  N=2400/15=160枚
の画像ファイルとなり、タイムラプス動画の長さは
  T2=(0.33/15)*2400≒53秒 
となります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・解説終了

以上の設定が終わったら、動画として書き出します。mp4形式で、4K動画として
出力しましょう。


出力された動画がMediaPlayerで視聴すると、3D動画は次のようになります。



(3)作成した360度動画の事前処理
作成した360度動画をYoutubeにアップロードして公開する手順を紹介します。
すぐにアップロードできず、事前処理を行う必要があります。事前処理の行う
アプリについては次の解説を参考にダウンロードしておきます。
【解説】
 Youtubeのサイトに、360度動画をアップロードするとき次の手順の必要性が
示されています。
メタデータを埋め込む必要があるとのことです。

次のサイト
https://github.com/google/spatial-media/releases/tag/v2.0
にメタデータを生成してくれるアプリがあります。


Windows用のアプリ「SMMI」をダウンロードして、適当なフォルダにおいておきます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・解説終了

360度動画のアップロード前の処理
SMMIで動画ファイルを事前処理します。アプリを実行すると次の画面が開きます
ので、「Open」から作成した360度動画を選択します。


次がVideoStudioで作成した先ほどの動画を選択しているところです。


メタファイルを埋め込む動画ファイルを選択したら、上記の赤いマークのところが
チェックされていることを確認の上、「Inject metadata」をクリックします。


保存先を聞いているので、適切なフォルダを指定すれば、メタデータを埋め込んだ
ファイル(ファイル名に injected が付加されている)が作成されます。

(4)Youtubeへのアップロード
手順(3)で前処理した360度動画ファイルは、360度動画としてYoutubeにアップ
ロードできます。
次のYoutubeのアップロード画面に(メタファイルが埋め込まれた)前処理を終えた
動画ファイルをドラッグ&ドロップします。


アップロードが完了したら、必要な説明を記入し、公開(限定公開・非公開)を
選択し、最後に完了をクリックします。


(5)Youtube上での確認
作成したタイムラプス動画です。なお、現時点(2017年9月)ではブラウザに
よっては360度動画に対応していないものがあります。
慣れていない頃、360度化に失敗したのではないかと思った記憶があります。
注意しましょう。

 

 



360度動画マニュアル~PCで360度動画を作成する

THETAで撮影した360度動画データをPCで扱う手順を紹介します。

(1)動画ファイルのPCへの取り込み
撮影を終えたTHETAをUSBケーブルでPCで接続すると、PCにTHETAが表示されます。



THETA V内のフォルダに撮影した動画ファイル(mp4形式)がおいてあります。
4K動画で撮影したとき、5分程度で2GB程度の容量となります。
通常の動画ファイルと比べてかなり大きく、USBケーブルを使ってもPCへの転送
にはかなりの時間がかかります

(2)THETAアプリでの動画ファイルの変換(重要
取り込んだ動画ファイルは、最初に次のことを必ず行わないといけません
THETAアプリにドラッグ&ドロップすると、次の画面が現れ、変換するよう促します。


OKをクリックすると変換が始まります。時間が結構かかります。


変換が終わると、ファイル名に「er」が付加された動画ファイルが出来上がっていて、
これが以後に使っていく360度動画ファイルとなります。


(3)動画ファイルの編集と作成
上記で変換した後の動画ファイルについて、不要な部分を「切り取る」、あるいは
場面の「順序を変える」といった編集であれば、VideoStudioでできます。
なお、VideoStudioではこの程度しかできませんが、現時点でも、PowerDirector15で
あれば、かなり高度な編集が可能です。


編集を終えたら、4Kサイズのmp4形式で作成します。


編集した360度動画ファイルをTHETAアプリで閲覧すると次のようになっている
はずです。


最終的に、メタファイルを埋め込むといった処理をしてYoutubeに公開できます。
次のファイル群は、今回の手順で作成されたもので、まず、
  R****.mp4
で、それをTHETAアプリで変換し、生成したのが
  R****_er.mp4
で、これを編集ソフトで編集した
  編集後の動画_er.mp4
をYoutubeアップロード用に前処理したものが
  編集後の動画_er_injected.mp4
となります。
前処理やアップロードについては別のマニュアルを参照してください。

作成事例



(4)失敗事例の紹介
手順(2)のTHETAアプリで変換するのを忘れ、手順(3)編集を先にやった
とします。
編集した後の動画ファイルをTHETAアプリにドラッグ&ドロップすると、平常だと
表示される変換画面が出てこず、動画が再生されます。ただし、奇妙な絵になっています。


この動画をYoutubeへのアップロード手順に従ってアップしたのが次の動画です。


360度への展開に失敗しているようです。
手順(2)を忘れないようにしましょう。