2018年4月30日月曜日

男子学生の頑張りに期待したい

先日のNHKの解説で話題にされ(NHK解説委員室)、今朝の日経新聞に、その
民間ロケット「MOMO(モモ)」の打ち上げ延期の記事が載ってました。
MOMOという名前が気になります。
時間泥棒と対決したエンデの「モモ」と何か関係しているのでしょうか。


民間ロケットの存在は前からなんとなく知ってましたが、改めてこの会社の
ホームページを見て、強く興味を惹かれました。
ミッションとして掲げているのが
  目指すのは、ロケット界のスーパーカブ
とのこと。スーパーカブを知らないゼミ生もいるかもしれません。
HONDAの50CCバイクで、昔からある大衆向けバイクです。
私の大学時代の愛車もこのスーパーカブ。懐かしい限りです。
そして、あの「水曜どうでしょう」で活躍したのもこのスーパーカブでした。
(ガリラボでも、真昼間からみんなでTOTOROでよく視聴してました。懐かしい。)
出典

民間ロケット会社の所在地は北海道、そして水曜どうでしょうも北海道のテレビ局。
参考→担当した藤村Dの言葉(ガリラボ通信2017/1/13)。
そして、同じスーパーカブ!!
偶然でしょうか。なにか強い関係を感じます。

さて、話題を民間ロケットに戻すと、この開発を行っているのは”宇宙が好きで、
ロケットが好きで”という方々(いわゆるオタクと分類される人たち)が集まって
作った会社「Interstellar Technologies Inc.」で、創業にはホリエモンさんも
関わっているとか。
同じ志を持つ人たち(オタク)が集まって、自前で何事かを成し遂げようとして
いる姿勢には感動します。
坂本龍馬の「海援隊」とかもきっとこんな感じだったのに違いありません。
水曜どうでしょうチームもきっと同様でしょう。

何分の一か、何十分の一のレベルでも良いけれど、こうした人たちと同じように
ガリラボでも掲げたミッションに深くそして熱く取り組んでいきたい。
男子学生の頑張りに期待したいところです。
男女で差をつけるのはどうかと思いますが、何かに夢中になり、それを徹底的に
やっていくのが、本来、男子学生の専売特許だったと思います。
私もずいぶんと夢中になるタイプです(でした)。
ガリラボの弱い紐帯の中では和田さんとか平野さんとかにもそんな臭いを感じます。

ゆとり教育以後は、そうした雰囲気が消えたという風評を聞くこともありますが、
きっと風評でしょう。
(女子学生はすでに頑張っている人が多いので)男子学生の頑張りに期待したい。www
 
 

2018年4月29日日曜日

会議の基本

ガリラボでは、グループをたくさん作って、あちこちでたくさん会議を
します。
そのそれぞれで議事録を作るのも文化として定着をしているように思い
ます。

Facebook経由で会議に関して次の記事を見かけました。
http://diamond.jp/articles/-/165217

「ダメ上司ほど会議でよくしゃべる」とあり、ゼミ会議の時、自分はどうかなと
反省をしつつも、記事の冒頭、
 「誰も聞いていない長い説明」
 「論点を明確にしないまま、迷走する議論」
 「一部の参加者が議論を牛耳る、一方通行の会議」
 「情報共有と称する非生産的な会議」
 「調整という名の無責任体質」……。
との批判について、確かにこういう場面が大学の会議とかでもあるよなぁ、と
思いました。
4月以降は幸いにも会議に出る機会が激減したので、そうした場面に遭遇する
ことがなくなり随分と気楽です。^^;
 
さて、そんな不満もあるでしょうが、ちゃんとした会議であれば、やっぱり
定例で開く必要があるんだ、というのが上記記事の趣旨です。
 
会議を取り仕切るリーダー(特にゼミ長とか、卒論チームリーダーとか)、また
将来そうなる人(全員そうなるはず)は、参考程度に一度記事に目を通しておくと
いいかと思います。
 



 

2018年4月28日土曜日

えがお組と院生

昨日からの続きとなります。

昨晩19時頃、次の3人が揃ってやってきました。えがお組! ^^;
OB(12)丸野、OB(13)中村、OG(14)児玉。
3人の都合がつく日が昨晩だったようです。


ゼミ生が泣いて喜びそうなお土産をたくさん持参してくれてました。


カップ麺はいつもの場所に、寄贈者の氏名を書いてもらって置いておきました。
えがお組3人からのプレゼントです。


何の話をしたのか全く覚えていませんが、丸野が部署が変わった話しとか
(役立たなくなったからかと聞いたら、違うそうです。笑)、70万部を
発行する広報物を作っている中村とか、研修でOG(06)久保に鍛えられて
いる児玉の話とか、そんなことだった気がします。
1時間ほど話をしていたら、M2(16)山口とM2(17)多賀と2人の院生が合流
してきました。


多賀は仕事を終えてのことで、えがお組がこの日来るのをガリラボの予定表で
確認してから急ぎやってきたそうです。
手前のドーナツは多賀からのお土産。初めての給料が出たのでと、ゼミ生に買っ
てきてくれたそうです。
ただ、この時間にいるゼミ生はもう4年(14)塘添のみで、ドーナツは塘添と
えがお組と山口、そして私で消費することになりました。
卒業生がやってきて仕事について、こんな場ですから、何気なくしている本質的な
話を、せっかくだから在学生も聞いているといいのですけど。
講演のような場はハレの場ですから、日常の話があまりできないものです。
ガリラボのかなり大きな特徴は、卒業生がたくさんやってくることです。
仕事の場のリアルを知る非常に良い機会なので、こうした機会を捉えらていくと
良いのでしょう。


仕事の場のリアルというと、社会人となって1カ月のM2(17)多賀ですが、仕事に
慣れていないため、やるべきことが非常にたくさんあり、その処理をするのに、
付箋をつかってポカやミスを防ぐようにしているようです。これは多賀の仕事の
流儀なのでしょうが、多くの社会人がそれぞれに色々な流儀を駆使しながら仕事を
しているでしょう。他者との接し方にもたくさんの流儀があるはずです。そのあた
りは丸野とかは随分と工夫しているのではないかと思いました。



3時間ほど、ワイワイと話が弾みました。ガリラボの最大の特徴はこうした
場だと思います。
こうした雑談の場で、玉名での活動をどうしようかとか、白亜祭はどうするよ、
といった創造的な会話が生まれていたのでした。
えがお組は学生時代にタイムスリップしたような3時間ではなかったでしょうか。

そのえがお組は、私には次のコーラ2本をお土産で買ってきてくれました。
それで、「先生、さてこれは何でしょう?」とのクイズ。
少し考えて「ごくろうさん?」と思いましたが、外れでした。「まったく・・・」
と言いながら、答えを明かしてくれました。「先生の年齢ですよね!」とのこと。
コーラ好きの先生の年齢に合わせて買ってきましたとのことでした。
有難く持ち帰り、家内に同じ質問しました。家内の回答は「ごくろうさん?」でした。
2人ともこうしたクイズは不向きのようです。
その家内、今日で55歳となりました。お互い歳をとりました。


ここまで「えがお組」と何度も書きましたが、この造語は、OG(14)児玉によるもの
です。児玉が訪問日程を伝えてくるメールのタイトルが「えがお組訪問」でした。
「えがお組」いいなと思い、それでそのまま使わせてもらいました。笑



在学生へ
卒業生がたくさんやってくるガリラボ。
昨日は、振り返ってみると、やってきた卒業生と都合6時間ほど話をしていたよう
です。
その多くが私との会話になってしまいましたが、在学生は、こうした機会を利用して
卒業生と色々と話をしていった方がいい。
横の会話にだけ終始せず、縦の会話の力を伸ばすためにですね。

16ゼミ生はガリラボを表現する映像を作っています。
ガリラボというのは、なぜこうして卒業生がたくさんやってくるのか、考えてみたこ
とがあるでしょうか。
このことは、ガリラボというのを考えるのに、避けては通れないのではないかと思う
のです。
興津会に毎年あれほど卒業生が集まり、また男飲みも毎年2回も開催しそこでもたく
さんの卒業生が集まってくる(群れてくる?)。
一般に卒業生との結びつきが弱い県立大学(ゼミやサークルとか)にあって、この点
についてはガリラボは他のゼミ等とは異なる特殊なコミュニティだと思うのです。
ガリラボというコミュニティを考えるときの本質がそこにあるのでしょうか。

何かを行う時、方針を決めてたらリサーチというのが不可欠です。
ガリラボを考える時、過去の作品というリサーチは当然でしょうが、ガリラボという
のを経験した卒業生とかが外から見て、風の人となってガリラボについて的確な指摘を
くれるように思います。
アンテナを広げ、色々な情報を探っていく。
在学生はそうしたリサーチする力がかなり乏しい。
もちろん卒業生も在学している時はみんなそうでした(私も若い時はそうでした)。
が、そのことをきっちりと自覚しているかどうかでかなり違ってくる。
自覚することが、次の発展につながっていきます。

ちょっと古いですが、参考までに。


下手くその 上級者への道のりは 己が下手さを 知りて一歩目

ガリラボ語録に追加しましょうか。笑


2018年4月27日金曜日

学生自主研究チーム「たまスタ」/OG(08/M12)大塚

お昼、学生自主研究チーム(代表・3年(16)岡林)が集合し、今後の活動に
ついて簡単な打ち合わせを行いました。
チーム全体の名前は「たまスタ」で決定していましたが、その中の小グループの
名称がまだでした。今日の打ち合わせで、「おにぎり」と「バームクーヘン」に
決まったようです。
その後、GW中の宿題が出て、20分ほどで解散。GW明けに具体的な活動を
行っていくことになりそうです。


その後、私は用事を済ませ、急ぎガリラボに戻ってきました。
ガリフェスでアリーナには毎年来ていますが、研究室に来るのはかなり久しぶりと
なります。13時にやってきたのがOG(08,M12)大塚です。
健康診断だったようで、その前に顔を出してくれたのですが、久々に積もる話を
たくさんしていきました。
お土産でにスコーンとかたくさんの差し入れを持ってきてくれましたが、ゼミ生が
少なくあまり減りません。
これからGWに入るので、賞味期限が気になっていましたが、22:50現在、
すべて無くすことに成功!
大塚からのお土産の恩恵に預かったのは居合わせた4年(14)塘添ですが、これだけの
量ですから、塘添だけで食べ尽くすことは無理。
19時過ぎにどやどやとやってきた卒業生らが手伝ってくれ、無事、GW前に食べ
終わることができました。めでたし。
大塚のお土産に、卒業生たちは「感謝」をしておりました。^^;


19時以降の卒業生たちについてはまた明日にでも紹介したいと思います。


追記
夕方、ガリラボの卒業生ではありませんが、親しくしていた卒業生が数年ぶり(?)に
やってきてお土産話とお土産をおいていってくれました。
久方ぶりでしたが、学生時代と変わらず賑やかで、2時間以上話し込んでしまいました。^^;




2018年4月26日木曜日

15ゼミ卒論チーム:たまレンジャー・よびコム・Citrus

今日は朝からアポ不可にして、論文の推敲作業をひたすらやっておりました。
朝8時から20時までずっと(途中1時間ほどカラープリンタのお守でした涙)。
文章は書くのも大変ですが、それを洗練させていくのも大変です。
頭をフル稼働させた1日だったので20時を過ぎてさすがにもう考える気力が
なくなりました。ただし、体力は随分残っていて、これはひょっとすると最近の
遠回りの徒歩通勤の成果かなと思うと少しうれしい気分です。
4月からは毎日5~6kmほど歩いています。

さて、私の話ではなく、昨日紹介しようと思った15ゼミの卒論チームのことです。

が、その前に昨日読了した本の話をしたいと思います。
四国・徳島の神山町は、地域活性化、今風に言えば地域創生がうまくいった地域
として有名です。
以前からその話を雑誌等で読んだ記憶はありましたが、ちゃんと調べたことはなく、
昨日、神山町について書かれた書籍「神山プロジェクト」を読みました。
 
神山町では、グリーンバレーというNPO法人が大事な役割を果たしたそうです。
そのNPOの中心にいる人たちの雰囲気ですが、この書籍によれば、

  何事も否定から入らず、とにかく動き、面白いことをかぶせていく、
  いったん何かを始めれば、ネガティブなことは言わず、できる方法を
  トコトン考える。一方で、他人に何か強制することはなく、メンバーは
  参加者の自主性に任せて押し付けない。合言葉は
   「やったらええんちゃう」。
  「地域づくりに熱心な方はどの地域にもいらっしゃいますが、大南さんや
  岩丸さん、佐藤さんのようにふざけながらやっている方はあまりない。
  少なくとも、あの3人は間違いなくふざけているので(笑)、小学生の
  トリオがそのまま大きくなった感じですね。」(pp.11-12)

ということでした。上で名前が出ているのがこのNPOの中心メンバーの皆さんの
ようです。
この文章を読んで、私はなんだか腐れ縁(笑)に近い形で付き合っている玉名の
方々を思い浮かべてしまいました。
玉名で活動したゼミ生の多くもそう感じてているのではないかと思いますが、
どうでしょう。
さて、この神山町の方たち、現在の神山の姿を最初から思い浮かべていたわけでなく、

  その時の自分たちにできることを全力で面白がる。
  結果とは、小さな過程の積み重ねである。(p.168)

ということだそうで、何もないので、神山の「ヒト」を中心におき「小さな過程」を
全力で積み重ねていかれたようです。
言うは易し、行うは難し。口だけの人が案外と多いですからねぇ。私を含め。
ただ、行動だけでなく、口もうまい。
神山町では、山あいのこの田舎町に世界中からアーティストを呼び込まれています。
その募集要項が秀逸。こう書いてあるそうです。

  あなたが十分な設備を求めているのであれば、神山はあなたの目指す場所では
  ありません。
  あなたが豊富な資金を求めているのであれば、神山はあなたの目指す場所では
  ありません。
  ただ、あなたが日本の田舎町で、心温かい人々に囲まれて、言い換えれば、
  人間本意のプログラムを探しているのであれば、神山こそあなたの目指すべき
  場所です。(p.181)

上手ですね。小学生のトリオのみなさんが考えたのかどうかは知りませんが、
口のうまさ(正確には、表現のうまさ)は大事です。が、表現の下手の人が
案外とおいいですからねぇ。私を含め。涙
募集要項、地域の特性をうまく考えた表現だと思いました。
神山町では、地域の人(土の人)だけでなく、集まってくる人たち(風の人)の
気質にも注目されていて、そこのところをこう語られています。

  例えに出して悪いけど、B級グルメなんかはいずれ飽きが来る。
  それに対して、オモロイ人が適度に循環していれば、新しいことなんて
  ナンボでも生まれると思うんですよ。
  そこにアイデアをポンと投げ込んで、ぐるぐると混ざって新しい何かが
  出てくるというイメージかな。
  モノで作ったシステムは廃れると思うけど、人がベースの仕組みは老朽化
  せんからね。(p.199)

まったくその通りだと思いました。
たくさんの条件がうまくかみ合って、神山というところで化学反応が起きたので
しょうねぇ。
ただ単に真似してうまくことはないことは重々わかっていますが、それでも何かは
こうした先人たちの教えを真似すべきかなと思います。

長々と神山町の例を書いたのは、次の人たちに向けてでした。
15ゼミ生の卒論3チームです。
3チームともにようやくチーム名も決まり、本格的な活動をしていくことに
なります。
おそらく3チームともに地域での活動に挑むことになります。
神山町のグリーンバレーの皆さんたちのように思考の柔軟さとフットワークの軽さを
真似しつつ、活動していってほしい。
若いから柔軟という方程式はまるで当てになりません。若くて頭ががちがちである
ことも少なからず見受けられます(色々な場面で、なんだかなーと思うことがあり
ます)。
また若いからといって足腰が軽いという方程式もまるで当てになりません。
若くても足腰が弱く、動きの鈍い人がいます(これも、なんだかなーと・・・)。

自分たちの見つけたテーマについて、脳がちぎれるほどに考え、そして足腰が
おかしくなるぐらいに動いて、「あー、学生ってなんてすごいんだ」とお世辞では
なく、心の底からそう思われるような学生であってほしい。

たまレンジャー(八並、塘添、青、宿利、園部)
玉名をフィールドに、これまでの活動を発展させていきます。チーム名の由来は
特にありません。塘添の直感だけで決定という、非常に安直なチームですが、が、
それが大事で「その時のことを全力で面白がる」姿勢が大切。そういったチーム
として活動していってほしい。そうでないと玉名の人たちと対等にはなれません。笑



よびコム(村田、長田、鍬田)
ネットでの広報について深く追求していきます。玉名のチームも手伝いは
もちろん、ガリラボの白亜祭の広報班を兼務することになるでしょう。
広報し、人をたくさん「呼び込む」というのがチーム名を由来です。
当初「田んぼ3兄弟」という優れたネーミングがあったのですが、拒否し、
リーダー村田の鶴の一声でこのチーム名に決まりました。
なお、このチームの成果は、すぐに数字でわかります。呼び込むのに失敗
したとき、ゼミの単位がどうなるのか、リーダーは覚悟しておいてほしい。笑


Citrus(田島、江藤、藤川、宮崎)
なんかしとらす、色々と知っとらすという意味を込めて、田島をリーダーに
八代市役所と連携して活動していきます。県の南部は私もまったく行ったことが
ないので非常に不安ですが、田島をリーダーに据えたので田島が頑張ってくれる
でしょう、きっと。^^;
が、保険をかけることにしました。県南に住んでいる卒業生のネットワークを
利用させてもらおうと考えています。ガリラボネットワークガリネット(?)を
動かし、卒業生からいい感じの協力をもらえるといいかなと思っているところです。
卒業生の皆さん、出番です。よろしく。笑




<ちょっと長めの、結論のないおまけ>
いつもこの時期の4年生を見ていると感じることがあり、それを書き留めて
おきます。学生でいる、在学中では、まだ心には届かないかもしれないけれど。

みずほ らしくない人 に会いたい。」・・・みずほ銀行の今年の採用で
使っている言葉が話題になっています(口=表現がうまい)。
就活で大変な時期ですが、同時に、働き始めた後のことも多少は考えてもいい。
ガリラボでやっていることはほとんど社会人がやっていることと変わりません。
民間、公務員に努め、ガリラボに顔を出す卒業生たちのほとんどが口を揃えて
そう言っているのだからそうなんだと思います。
ガリラボでの活動(4年生だと卒論。何かを探求し、課題を解決していくこと)を
中途半端にせず、働いていくための力を身につけていってほしい。
そして、ガリラボでは、どういった行動やアイデアが受け入れられ、またどういっ
た雰囲気や行動が嫌われているのか、そのあたりの見極めをしっかりとできるよう
になれるといいかと思います。
ガリラボで随時受けるそうした評価(形成的評価)が自分を変化させていくのに
きわめて大事になると思いますので。



もうひとつ。同じくメガバンクの三井住友銀行の採用情報サイトには
かつては、銀行と呼ばれていた。」と、きわめて刺激的な一文があり、ここも
従来とは異なるタイプの人材を求めていることがわかります。


先日、「野生的であれ」という言葉をここガリラボでは使っていると書きま
したが、上記銀行が求めている人材はそうした人材に違いありません。
知識はないことには何もできないのでたくさんの本を読み、身につけた知識を
活用しながら、大胆に動いていく野性的な人材へと成長していってほしい。


4年生は、これから本格的に卒論が始まります。
 



2018年4月25日水曜日

15ゼミ(新メンバーで集合写真)と16ゼミ(作品の形成的評価)

今日は朝9時からチームたまレンジャーの会議を行い、それが終わって
2限目は15ゼミ。

15ゼミ

今日はチーム別の打ち合わせ。特に今後の卒論に関しての打ち合わせでした。


卒論の中身にはついては省略しますが、本日ようやくすべてのチームに
チーム名が決まりました。
玉名市と連携するたまレンジャーについてはすでに紹介したので省略します。

4年(15)村田(リーダー)、長田、鍬田で構成されるチームは、全員に「田」の
文字が入っているので、「田んぼ3兄弟」が当初は有力だったのですが、リーダー
の村田が特に「3兄弟」を嫌ったらしく(理由は不明 笑)、「田んぼスリー」と
いった案も出たようですが、最終的に
  よびコム
というチーム名となりました。このチームは広報についての活動をしていくこ
とになり、白亜祭の広報も一手に引き受けることになるので、人を「呼び込む」
チームということで上記の名称にしたようです。「田んぼ3兄弟」も悪くはない
と思っていましたが、リーダーが拒否しているのを無理強いするわけにもいかず、
「よびコム」の名称がみんなから無事に承認されました。


もうひとつ、八代市の観光振興課と連携する予定の4年(13)田島をリーダーとする
チームもチーム名決定がきわめて難航。八代地域では「シトラス観光圏」という
3市町村による取り組みが行われていてそれを「シラトスプラッシュ」と呼称して
いるようです。おそらく、この観光圏を対象にした活動になるため、紆余曲折した
挙句、チーム名は
  Citrus(シトラス)
に決まりました。この観光圏の名称を考えられたときに当然ながら考えられた
ようですが、熊本弁の色々と「しとらす(やっておられる)」とか色々と「しっと
らす(知っておられる)」といった意味をこのチームでもチーム名に込めて命名し
たようです。
この地域について色々と知り、そして何か色々なことにしているチームとなることを
願ってのチームCitrusとなります。


就活で全員が揃うのが今日になったので、ようやく全員で記念撮影。
新人2名((13)田島と(14)塘添)が加わった新15ゼミです。
この12名でこれから1年間卒論に向き合っていくことになります。



16ゼミ
午後、5限目は16ゼミ。現在16ゼミが取り組んでいるのが15秒CMです。
課題に取り組む際の前提条件を3年(16)川上ゼミ長が説明していますが、全員が
熱心にメモを取っていたのが印象的でした。^^;


ゼミ冒頭、現時点で出来上がっている作品の試作品の試写会を行いました。
4チームの試作品をみて、簡単に批評しておきました。中途での、こうした
評価は非常に大切で形成的評価と呼びます。形成的評価を受けるために、「完璧を
目指すよりさっさと終わらせろ」なのです。
他者視点を取り込むことで成果の完成度を高めていくわけで、それがうまくできな
いと独りよがりのもの、自己満足のものしか生まれません。
時間がない中でしたが、とりあえず4チームともに試作品を見せてくれたのは良かった。
さすがはガリラボのゼミ生たち。
で、4つの試作品を見て、差があるものだと思いました。
試作品の段階では、まだ荒削りですがチーム「三大美女」の爆発力に感心しました。
内容はあまり覚えていませんが(笑)、許容範囲といえる非常識レベルをうまく構
想し、それを具体的に実践しているところが良かった。女子学生ばかりのチームが
一番破壊力を感じたのも面白いものでした。最近、ほんとによく書きますが、
「野生」を感じました。
形成的評価を受け、修正に取り組む16ゼミ生たちです。


最後に集合し、それぞれのチームの進捗状況を川上ゼミ長がチェックしていました。
撮り直しをすることになったチームが5%、最高は75%ということで随分と違いが
でていますね。



15秒CMそしてそのメイキングの発表は5月9日(水)5限目。
今日の評価では差がついたわけですが、これから踏ん張って、私をうならせる
秀逸な作品をそれぞれ仕上げていってもらいたい。楽しみにしてます。
 



2足の草鞋を履く多賀からのレポート

M2(17)多賀は4月から社会人となり、2足の草鞋を履いています。
社会人となったばかりで慣れないはずですが、先日の日曜日には調査フィールドに
している地域に出向き、地区の作業(区役)の参与観察をしてきたようです。

8:30に地域の皆さん43名が集合され、その中の女性5名ほどは公民館での
炊き出し、残りの方々が地区全体の草刈り作業だったようです。


女性5人により、かなりの量の炊き込みご飯と肉じゃがが作られていたようです。



お昼ごろに作業も終わり、23名ほどの方々が炊き出しで食事をとられたとのこと。
こうしたインフォーマルな場で地域のことが色々と話題になっていて、大変重要な
コミュニケーションの場になっていると多賀は感じたようでした。


多賀の相手をしてくださった区長さんが「自分たちの地域のことは自分たちで
やる」と話されたことが多賀には印象に残ったとのこと。

多賀から送られてきたメモと写真を見て、これは震災直後の自助・共助の模擬
訓練になっていると思いました。
こうした体験を地区の人たちのほとんどが共有しており、そして実際の訓練も
行っているわけで、その上に区長さんの「自分たちのことは自分でやる」精神が
あるわけですから、被災後もこの地域が自己完結した形で生活していけたのは
非常に当たり前のことだったのでしょう。

熊本市内に住む私の地域でも、地域の清掃作業はありますが、こうした炊き出し
はありません。被災という非常時には間違いなく公助に頼るしかなく、非常に
困難な状況に陥りそうです。
一方で、日常においてこうした炊き出しまで行っている地域というのは、日常が
大変そうです。

この問題を直接扱うことはありませんが、多賀にとってこの問題は論文のどこか
では触れないといけないでしょうねぇ。
熊本地震という自然現象によって地域にもたらされたダブルバインドかもしれません。

長くなってしまいましたが、多賀のレポートのことを紹介したのは、地域での
調査が終わって大変だったはずですが、調査の時点で記録を取り、それをまとめた
報告を怠りなくやっていることを学部のゼミ生に知っておいてほしいと思ったからです。
やってみるとわかると思いますが、こうした報告は大変です。
しかも迅速にやっていくのは。
でも、学部生もきちんとやっていってほしい。
やりっぱなしになっている状態が少し目につくようになりました。
多賀や少し前のゼミ生と比較してしまっているのでしょう。
自分のための報告でもあるので、記録することを怠らず、そしてそれをまとめるのを
面倒くさがらず、タイミングのよい報告を怠らないこと。
 


 

2018年4月24日火曜日

確かに「野生的であれ」と指導してはいましたが。

昨晩のこと。
「ドンドン」とドアを乱暴にノックする音が聞こえたかと思うと、すぐさま、
「コンチワー」とドカドカと中に入ってきたのはOG(10/M14)吉村。
居合わせたゼミ生たちは不審者と勘違いしたのではないかと思います。笑
(もう吉村がわからないゼミ生たちなのです。大学の研究室というのは
ほんと新陳代謝が早い。ちょっと早すぎます)

東京にいた吉村が熊本に戻ってきていたのはLINEでのやりとりで知ってました。
4月10日に、
  先生、とうとう帰ってきましたよ、熊本。
と、LINEでの連絡を受けて以来、その後、まるで音沙汰なし。
それから2週間が経ち、いつ来るんだろうと思いながらも、連絡は何もなく・・・。
「いつ連絡をしてくるんだろう」と気にしていた自分が間違いでした。
そんな恩師の気持ちとは無関係に、予告もなしの昨晩の襲来でした。


吉村からの差し入れ。飴玉と「まがりせんべい」があります。^^;


途中、道草しながらの優雅な旅をしつつ熊本に戻ってきた吉村。
珍道中は色々と聞きましたが、それを書くと一晩かかりそうなので、省略します。
岡山で下車し、倉敷によって、ここでも色々とあったようですが、大幅に省略し、
とりあえず、ガリラボへのお土産にと非常に小さな「きびだんご」を買ったそうです。
小さくても一応買ったのだから、よしとしましょう。
が、詰めの甘いのが吉村。
帰ってきてそのままで、ずっとガリラボに来ないものだから、きびだんごは数日前に
賞味期限切れしてました。
それで、このどこにでもあるお土産がおいてあるわけです。
まあ、小さなきびだんごよりは、ガリラボのゼミ生にとっては、大変嬉しいお土産で
すので、吉村の詰めの甘さにゼミ生一同、感謝したのに違いありません。

しかしこれで終わらないのも吉村。
賞味期限切れになったきびだんごも持ってきていて、開封して、「さ、食べなさい」と
私たちにしっかりと振る舞ってくれました。
買ったきたんだから、何が何でも食べさせてやろうということだったようです。
昨晩、桃太郎・吉村から賞味期限切れのきびだんごを食べさせられた私を含めた
ゼミ生たち。
気になり、今日、安否確認。全員の無事を確認し、ホットしました。笑

嵐のような騒々しさを持ってきた吉村。居合わせたゼミ生一同があっけに取れている
様子を見ながら、やっぱりガリラボは楽しいと周囲を(無理やり)頷かせ、3時間ほど
騒ぐだけ騒いで21時過ぎに帰って行きました。


台風一過。それから私の反省の時間。

確かに、私は、単になる温室育ちの思考は好きではないので、「野生的であれ」と
ゼミ生には常に話をしてきました。
私の指導がこれほど忠実に生かされていることを目の当たりにして、教育とは非常に
恐ろしいものだと、吉村が去った後、嵐の後の静けさの中で、一人でじっくりと反
省(振り返り)をすることになりました。
「野生的であれ」とはもともとが温室の中で上品に育ったゼミ生に向けていう言葉で
あって、最初から野生的なゼミ生には言う言葉ではないのだと悟りました。
還暦を迎える年にもなって、一つ成長した気分です。

ガリラボでは、姉御・井口、●●・田中、野生児・森、植田、暴君・市川、
卓球少女・鞭馬、迷惑男・保坂、秘密兵器・清田、DJ・丸野、女帝・松崎等々、
いろいろな形容詞を持つゼミ生が巣立っていきました。
これらの逸材と肩を並べる、いや、それ以上かもしれないガサツな吉村。

もうあまり時間は残っていませんが、ゼミ生を指導していく際の言動にもう少し気を
つけていきたいと思います。笑

ところで、ガサツな吉村ですが、私にもお土産を買ってきていて、小さな小さな、
紅茶でした。何とか味とか言ってましたが、忘れました。自宅に持ち帰ると家内曰く
「吉村さんって、気を使わなくいいよねぇ」とのこと。
色々な表現の仕方があるものです。


今日のお土産
4年(15)園部の東京土産。賞味期限は随分と先であろうと思います。さすが。^^




2018年4月23日月曜日

学生GP2018決定書交付式/具体の授業

学生GPの決定書交付式がありました。
就活と授業の影響で今年参加できたのは3名のみ。

玉名市役所と連携するチームたまレンジャー(略して、たまレン)。
このチームは2名(4年(14)塘添、(15)宿利)が参加し、代表して宿利が
決定書を受け取りました。


玉名観光協会と連携するチームたまらん
3年生で構成されるこのチームは、3年生の授業が入っていたため、参加
したのは3年(16)川上のみ。リーダーでもある川上が決定書を受け取りました。


2チームの決定書です。これから12月の公開審査会まで歩みを止めずに
進んでいってほしいと思います。



ガリラボでは・・・・

10:30から今年の大学案内で使う写真を撮影させてほしいとのことので
急ぎゼミ生に声をかけ集まってくれたのが
4年(14)塘添、(15)藤川、3年(16)川上、小島、大友、岡林
の6人。ほんとは4年(15)宿利にも声をかけていたのですが、姿を見せず・・・。
塘添曰く「ゼミの単位不可ですね」とのこと。笑

撮影が終わりしばらくしてやってきた宿利は深々とお辞儀をしておりました。笑
夕方、大学院の授業(情報社会論)に宿利を参加させていますが、今日の話題、
労働の抽象化の話題で参加者でディスカッションをしていったのですが、宿利の
行動は今日の議論ですごく役立つことになりました。
参加しながら宿利も驚いたことでしょう。
何がどうなるかわからないものだと思います。
一寸先は闇(あるいは夜明け)のようです。
ところで、この授業はガリラボのゼミ生以外の院生が受講しているのですが、
あるテキストをめぐってあーでもない、こーでもないと、右へ左へ道草を喰い
ながらやってます。
好きな人たちが集まってやっていた私塾のようなのはきっとこんな感じだったの
だろうと思います。
これから比べると、現代の、授業という労働の抽象化は凄まじいものだと感じます。
もちろんそれを全否定するものではありませんが、非効率的ですが、抽象化されて
いない授業(具体の授業)も体験した方がいいでしょう。
野生の思考に通じるものです。
最初は面食らうでしょうが、それを我慢してその世界に入っていくと、これまでの
ことが相対化され、ずいぶんと視野が広がっていくと思いますので。

情報社会について、自分の足下を照らすような、チョー具体的な話題を繰り広げて
いた院生、4年(15)宿利、3年(16)川上の横では、16ゼミ生がたくさんやってきて
課題の15秒CMづくりをやっていました。
16ゼミ生の多くは、まだ少し遠慮気味に見えます。現時点では当然でしょうけど。
まあそれでも活動を繰り返していけば、徐々にここで当たり前に活動していける
ようになるでしょう。




 

2018年4月22日日曜日

GPAでは表現できない能力について

ここ最近、APUという大学が気になっています。
気になり始めたのは、ネットライフ生命を創業された出口治明氏が学長になるという
ニュースを知ってからです。
出口さんによって大きな変化が起きるのでしょうが、それ以前に、こういった方を
学長に選ぶAPUという大学の気質のようなものが気になりました。

いくつかAPU関係の本を取り寄せました。その一つが「混ぜる教育」というもの。
斜め読みですが、APUはかなり多様な方が関わられ、出来上がった大学なんだという
ことがわかりました。
学生がダイバーシティに溢れていることはもちろん知っていましたが、それを作りだ
す人たちがダイバーシティに溢れている。そんな大学のようです。
多様性を作り出している一人に、なんと糸井重里さんがおられ、糸井さんがこの本に
寄稿されています。
APUについて書かれた糸井さんの文章ですが、その中に人の能力についての記述に
目が留まりました。
これまでの偏差値で計れる能力は「情報処理能力の良さ」であり、こうしたものは
最近よく書いているAIといったコンピュータソフトに置き換えられるものです。
糸井さんは、本当の「頭の良さ」とはそういうものではないのだと主張されます。
私もそう思います。
そうした「頭の良さ」がないと出来ない仕事として例えば「接客業」を紹介されて
います(これも私もそう思います。高レベルの接客は頭が良くないと出来ない!)。
接客業のことを糸井さんはこう定義されています。

  人間は、それぞれがいろいろなことを考え、絶えず活動しています。
  そんなばらばらの人間という存在に対して、ひとつの目的を提案して
  つながってもらい、サービスを施すのが接客業です。

接客業のすごさに気付かされたのが渋谷の「109」だったそうです。
20代の店長が会議に出たり、仕入れをしたり、アルバイトの人事管理をやったり、
お客さんのトラブルを処理したりとありとあらゆることをこなしている。
お店を切り盛りしている、すなわち経営をしている姿をみて、こういうことは頭が
良くないと無理だと書かれていました
そして、自分の会社である「ほぼ日」にはこんな人材が欲しいとも書かれていました。
こんな「頭の良い人」は、大まかにだけど、視野に入ってないところまで全て把握
しているのだとおっしゃいます。
ガリラボのゼミ生でも何人かが思い浮かびます。

さて、こんな能力はどうすれば獲得できるのでしょう。
よくわかりませんが、なんらかのリーダー経験は不可欠ではないかと思います。
最近よく書いているリーダーですが、大事だと思うので何度でも書きます。^^

リーダー経験は若いうちにしておくべきです。
でも、リーダーを経験するのは非常に大変です。だから敬遠する人も多いのですが、
そこをなんとか我慢して、経験しておいた方いい。
リーダーで培う能力は、偏差値やGPAでは計れない能力が含まれている。

APUではそういった能力が育っているのではないかと糸井さんはおっしゃてました。
APU、恐るべし。
県立大でもそうしたものが育成できるようにしていきたいものです。
「もやいすと」がそれだと思いますが・・・

上記とは全く話が変わりますが、糸井さんの話で興味深かったこと。
糸井さん、学生運動盛んな頃に大学を出ておられる。
大学は嫌いだったとおっしゃいます。
だから、というわけでもないでしょうけど、コピーライターをしている頃に「大学の
先生をやらないか」と言われたら、もうおしまいだと思っていたとのこと。
どういうことかと言うと、何かの道のプロが大学の先生に誘われるというのは、本業
では過去の人になっていると言うことではないか、と。
自分は、そんなことにならないよう、その道で油断せずに仕事に邁進していらした
とのことでした。
なるほど、だから糸井さん、ずっと感性を失わずに仕事をされているのだなと
思いました。
大学の教員についても同じことで、例えば京都大学の山極総長は、総長選挙の際に、
「この人に投票するな、してくれるな」という運動が起きたそうです。
理由は、この方が嫌いだからとかではありません。
この方が、総長とかになったら、世界の霊長類研究が足踏みしてしまうという
危機感を感じた人たちの運動だったようです。
私も、そんなプロになってみたいものですが、さすがにもう無理です。
なので、その道のプロになるのはゼミ生に託したい。
プロになっていくための足腰と気持ちとをガリラボにいる間に鍛えていって欲しい。
 
 



2018年4月21日土曜日

たまらんと玉名観光協会の顔合わせ/原住民との熱い会議

今日は鹿児島でした。桜島が噴火していて、火山灰の流れは鹿児島市内では
なかったのですが、それまでの降灰のせいでしょうが、なんかザラザラして
います。道ゆく車のほとんどは灰で汚れていて熊本との違いを感じます。


ガリラボでは、3年(16)川上のグループが朝から15秒CMに取り組んでいたようです。
メンバーの岡林、益田の3人でやっていたようで、やるんだったらこうして徹底して
やっていった方がいいですね。
ガリラボでは、こんな姿をよくみていたものです。
ただ、こういう雰囲気なので外からみると、超多忙なゼミで、そんなの
やっとれんとの第1印象を持たれるのでしょうけど。
でも、多忙さも、充実してやっている時、それは楽しいということであるはずで、
そうした時間を過ごしている時、学生を謳歌しているのだと思います。

川上、岡林、益田の3人がそんな時間を多分過ごしていたであろう時、OB(M15)有馬が
やってきてお土産をおいていってくれたようです。
よくこの場で卒業生からの差し入れを紹介しますが、こんなに頻繁に卒業生が差し入れを
持ってくるゼミは非常にレアです。
この意味で、ガリラボとは特殊な環境のゼミなんだと思います。それは、もちろん、良い
意味での特殊だと思っています。



さて、昨日、急いでいたので紹介できませんでしたが、実は昨日は2つの大事な
会議を行いました。
一つは、チームたまらんと玉名観光協会との初打ち合わせです。たまらん側は
リーダー3年(16)川上とメンバー3年(16)笠原、大塚、小島の4人。協会側は
柿添事務局長と泉さんの2人。午後からの打ち合わせで、冒頭、川上からチーム名の
由来、そして今後やっていきたいことをプレゼンしました。


協会側からは今後、協会が関与する玉名のイベントの紹介があり、それらであれば、
たまらんの活動を全面的に支援できるということでした。
それを踏まえつつ、その後打ち合わせを続けた結果、それらのイベントのリピーターの
方々、そしてそうしたイベントに関わっている方々に着目していくことになりました。
こうした方々は、玉名のそのイベントでなければならないオタクとしての見解を持って
いるはずです。もちろんそれがそれらの方々の中で言語化されているとは限りません。
たまらんのメンバーは、このオタク的な見解に迫り、その言語化をすることで、玉名で
であることの意味を抽出し、そのことを域内に広げ、イメージ形成をしていってはどう
だろうかと・・・もう昨日のことなのであまり記憶に残っていないのですが、おおよそ
そうした話になりました。
イメージ・ダイナミクス、そしてコミュニケーションデザイン、全てが関わる話になる
ので、深く入り込めば、きっと面白い展開になるはずです。
そのためには、たまらんは、「私たち学生ですから」という表面的なレベルから抜け
出し、本格的な取材ができるようにならないといけませんね。
頑張ってほしい。



以上は、ゼミ生と地域の方との打ち合わせ。午後のことでした。
実はその前、午前中に玉名市役所の地域振興課の方々が来られ、今後に連携について
色々と相談をされました。
いやーーー、すごかった。
ほんとにすごかった。
最近、ガリラボにいるゼミ生が少ないのですが(特に午前中は)、あんな人たちが
いる場に同席してほしいと思いました。
世の中はやはり多様性に満ちています。
2時間の濃厚な会議でした。会議かと思っていましたが、結局、私が口を開く機会は
ほとんどなくて、2時間たっぷり機関銃のような濃厚なレクチャーを受けました。
熱い熱いレクチャーでした。
ただ、悲しいかな、原住民の言葉が全部は理解できない。涙
多分、生粋の原住民の方なんだろうと思います。
機関銃のような速さで、次々に繰り出される話題に、わからなくて「待った」をかける
のは難しく、愛想笑いをしていることしかできませんでした。
その影響もあって、「では、そろそろ」とその場の雰囲気で「会議」が終わった時、
最終的に何をやれば良いのか実はよくわかりませんでした(笑)。
それでも、原住民の2時間の熱気から「なんか、やらんといかんな」と、そんな気には
させられました。
なんか一緒にやっていくことになりそうです。^^;

玉名國の原住民・玉名人(たまなびと)には熱い人が多い。
それを再認識させられた2時間でした。笑
なぜかドーナツ棒ですが、熱い玉名人からのお土産です。^^;




2018年4月20日金曜日

学生自主研究・岡林グループの活動

昼休み、道場前の松の木の枝に鳩がとまっていました。
鳩からみたら特に何の木でも良いのでしょうが、松の木と鳩というのは
なんか違和感を感じました。私だけかもしれませんが。


道場内では学生自主研究の岡林グループ(ゼミ幹部を除く10名)が集合して
今後の活動に向けたアイデア出し(ブレスト)を行いました。


5分間で1人10個の課題を出すよう岡林が指示し、100枚の付箋紙が
集まりました。今後は集まった課題をカテゴリ分けして、やるべき内容を
定めていくことになります。


その他、作業のための小グループもくじ引きで決まりました。
リーダー選びはこれからです。
大変でしょうけど、リーダーをやった方がいいと思います。
ガリラボとはたくさんのチームを作るのが特徴的なゼミなので、リーダー体験を
する機会の多いゼミです。リーダー体験をする機会はなかなかありませんが、
社会人となってから大事なスキルとなるので、経験しておいた方がいいでしょう。
私がゼミのやり方としてたくさんのチームを作ってリーダー経験にこだわる理由の
ひとつはゼミ生の就活そして社会に出てからのことを考えてのことです。
(実はこの私も小学校から大学に至るまでずっとリーダーを経験して(させられて)
きました^^;)
(参考)次をご覧ください→なんで全員にリーダーシップを求めるの?
 



2018年4月19日木曜日

道場照明のLED化/研究室は静かであってはいけない

ガリラボ通信は、季節の花を紹介するブログかと思われそうですが、
朝の通勤中、あまりにきれいだったので、今日もアップします。^^;

ツツジのアップです。なんとも色鮮やか!


色鮮やかなツツジの横のタンポポ。つい先日まで”まあるい”形でしたが、今日は、
綿毛が随分となくなってました。
種はあちこちを旅しているんでしょうねぇ、きっと。



さて、今日はガリラボにも変化がありました。
道場の照明がLED化されたのです。
写真でわからないでしょうが、非常に明るいです。これまでの暗い道場(蛍光灯が
かなり切れていたせいもありますが^^;)に慣れていたゼミ生はきっと驚くだろうと
思います。見違えるような部屋へと変貌しております。


4年(15)八並が就活で今日からしばし不在にします。それで、午前中は4年(14)塘添
だけで、大変静かでした。
4年(15)村田(田んぼ3兄弟リーダー)がスーツ姿でお昼カップラーメンを食べて
ました。今日はどうしてもカップラーメンが食べたかったそうです。笑
お昼は、3年(16)岡林もやってきて、学生自主研究の進め方について相談を受けました。
リーダーになるとやっぱり大変。色々と考えないといけませんが、しかしそれが最終的
には自分のためになるわけで、大変でしょうが、良いことです。
他者のためにそうした気配りができるようになることが、仕事をしていくための大事な
スキルですから。私が採用側にいれば、こういった人材を欲します。

夕方、会議から戻ってきたら3年(16)川上だけがいて、勉強してました。
勉強中でしたが、あえて邪魔をして(笑)、少し話をしておきました。
16ゼミ生も徐々にガリラボという場所をホームにして活動していってはどうかと
いう話題です。
なぜ、道場にPCがなく、ガリラボにだけ豊富な機材を配置しているのか、空間の設計
思想について話し、ガリラボという場所のデザインの考え方を伝えました。

大学というところは、本来、専門性を身につけるところ。研究室というのはそう
いった専門性を(も)身につけるのに適した場所です。
講義の重要性を否定するものではありませんが、大学に入ったからには専門的な
ところである研究室という場所を重視し、それを利用して成長していくべきです。
ガリラボにいるときにヒソヒソと話をしたり、静かにする必要は全くありません。
もちろん、非常識な大声やバカ騒ぎはあり得ませんが、研究室とは普通にワイワイ
ガヤガヤと話をするところです。
そうした話があって初めて色々なアイデアが生まれていくわけで、研究室とはそうした
創造的な場とすべきところなんです。
静かな空間などではありません。
色々なことを試し、色々と相談し、様々な議論をする。そうした雑然としたところです。
 
こうした場所で、ワイワイとやってきたので、ゼミ生たちにとってはここがホームと
なり、だから卒業してからもたくさんゼミに顔を出してくれるのだと思います。
後輩へとたくさん差し入れを持ってですね。^^
こうしたゼミはたぶん県大にはほとんどないし、国内的にも珍しいと思っています。
地域などでもよく有りがちですが、珍しいところにいても、最初からそこにいると
その珍しさに気づかないものです。
それを灯台下暗し(どうただいもとくらし)と言いますね。