2019年1月31日木曜日

広報たまな2月号/16まとめ冊子サンプル届く

玉名市役所から広報たまな2月号が届きました。
今月号の「たまならセレクト」の担当は3年(16)小島でした。
”もやいすと”のことを寄稿しています。


もう一つ届いたのが、3年(16)生の1.5年間の活動を記録した「イチロクノキロク」のサンプル版。
A4版100ページほどの冊子です。
チェックすると問題が・・・。
右から開くか、左から開くが、常識とは異なる考え方をしてたようで。。。
編集責任者の3年(16)荒木と知恵を絞りましたが、どうにもならないので、最終的に常識とはちょっと異なる冊子として出来上がることになりそうです。
致命的なものではありません。
気づかない人は気づかない程度のちょっとした(知識不足による)ミスです。


2週間くらいすると届くのではなかいと思います。


それと昨日でArtractが作成しているリーフレットの発注も終えました。
A3用紙1枚を4つ折りしたリーフレットが出来上がるはずです。
来年度、1年生に配布して広報の効果測定などに利用したいと思います。



2019年1月30日水曜日

「徹底」するということ

午前中、県の職員さんと打ち合わせをしていて、昨年12月13日の新聞記事を紹介してもらいました。
私立高校の取組みで、その職員さんも見にいったそうですが、かなり感動されたそうです。


高校1年生も登壇しています。
そうした若い世代が、周囲を涙だせるほどに感動させるプレゼンをしたという事実。
職員さんだけでなく周囲の方も同じように感動されていたようです。
入念に、徹底して準備をしていくと人に感動を与えるものができることをこの事実は教えてくれます。
逆に、人に感動を与えることができないとき、自分ではやっているつもりでも、そこには「徹底」というのが抜けているのでしょう、おそらく。

・・・・

今日も締切の迫ったシトラス観光圏の調査データの整理作業をやっていたのですが、合間に、福岡市長さんの本を手に取ってしまいました(少しだけです)。
その中に「弱者が強者に勝つための秘策とは」という節がありました。
この方、市長になる前は地方のニュースキャスターだったそうです。
朝の番組でローカル局が全国放送の番組に立ち向かった話がありました。
担当を開始したとき視聴率4%ぐらいしかなかったそうです。
それでやったことが「徹底的に視聴率データを分析すること」だったそうです。
ここに「徹底」というワードがあります。
分単位で発表される視聴率グラフを分析して、福岡の人がどういうものに興味があるのかを研究したとのこと。
同じニュースでも表現の仕方で視聴率が変化します。
どう表現すると視聴率がどう変わるか、仮説を立てて、それを実際の放送で試して、翌日の視聴率グラフで検証していくことを徹底していったそうです。
これはプレイフルラーニングで紹介されているセサミストリートの番組制作者たちがやった有名な形成的評価と同等ですね。
形成的評価を繰り返し、そこで経験学習のプロセスを高速に回し、自分たちの番組の質を福岡県民用に徹底してカスタマイズしていったわけです。
その結果、2年目になると視聴率が10%となり、4位だった視聴率は1位になったそうです。
高島市長はこう書かれています(福岡市を経営する,p.70)。
視聴率という数字を「ものさし」として、プロデューサーやスタッフと番組の修正を繰り返していくことで、私たちのチームはきっちりと結果を出すことができるようになったのです。

視聴率という制御情報を使って自分たちへ徐々に変化させていったわけです。
そうした変化を非常に理論的にやっている。
そういう努力が結果に結びつくことを教えてくれる貴重な事例ではないかと思います。

何らかの指標を用い、振り返りをして、そこで得た教訓を使って次の実践の修正を徹底してい行っていくこと。
忍耐、根気が要求されますが、そんなことができるようになると、あっという間に成長していくことでしょう。
私はもう今更なので、ゼミ生にはガリラボにいる間に身につけてほしい。



2019年1月29日火曜日

晩白柚とスモールワールド

今日もひとつ終わりました。
「情報社会とコンピュータ」の授業の最終日。
最後だったからでしょうか、授業を終えて後、ちょっとぐったりとなってしまいましたが、休息する間もなく12時から、やはり最後となる17ゼミ会議。
2月1日のラストゼミのやり方の打合せですが、内容は2年次の課題の振り返りで、
そのやり方として基礎総合管理学IIで学んだKPT法を用いることになりました。
Tryで出てきたことを実践してもらうことにします。
そのための課題が、春休み課題となります。
この課題は試験終了後、2月18日から春休みの間、実行していく予定です。
17ゼミ生個々が何をやるかは、このガリラボ通信上で発表します。
 
ゼミ会議が終わった頃、晩白柚をもらいました。
でかい!。
あまりにでかくて、どうすればいいかさっぱりわかりません。


この巨大な晩白柚を持ってきたのは八代市役所の久保さんと村上さん。
シトラス観光圏の担当で、チームCitrusと一緒に色々と活動された2人です。
3階までこの思い晩白柚をかかえて持ってこられたようで、大変だったかと思います。
今日は、シトラス観光圏調査のまとめ方についての最終打合せだったのですが、それについては特に問題はなくスムーズに終り、後はしばし仕事の愚痴を私が聞いておりました。
ほぼカウンセリング状態・・・(ちょっと誇張してます)笑
ま、とりあえず2人はすっきりして帰ったのではないでしょうか。^^

カウンセリング(?)がそろそろ終わるかなというとき、マスメディア論を担当されている熊日の野口先生が挨拶にやって来られました。
今日が最後の授業だったので、その挨拶でした。
久保さんたちと鉢合わせとなり、せっかくなので私の方でお互いを紹介をしたところ、びっくりでした。
名刺を交換して、名前をみて、
  え、え、え・・・
となり、記憶が呼び起こされ、野口先生が久保さんを覚えておられたのです。
なんと、2人は10年以上前に仕事の関係で会っていたのですね。
びっくりでした。
世間はやっぱりスモールワールドです!
それも、熊本の場合、ほんと狭く感じるので、ひょっとすると「6次のつながり」以下でつながっているのではないかと錯覚してしまいそうです。

その後は野口先生と私の2人で色々と話をしておりましたが、その横では3年(16)岡部と川上が作業をしておりました。


今日は3年生よりも4年生がたくさんやってきてました。ラストゼミで発表する
  友達の絵本(パワーアップバージョン)
の準備のようです。
ガリラボで培った(はずの)能力を存分に発揮し、2年前とはまるで違う視点とクオリティのものを見せてくれるはずです。
楽しみです。^^;
 
 

2019年1月28日月曜日

終わりに向けた打合せ

今週で、今年度の講義は全て終了します。
また定期試験も始まるため、活動にも区切りをつけておかねばなりません。
今日はそのための打合せのオンパレードでした。

11時からは15ゼミ生最後のゼミ会議。
ラストゼミ(2月1日)と今後について打ち合わせました。
大変、冷静な会議で、やるべきことを淡々と着実に決めていく・・・という感じでした。
15ゼミは”冷静沈着”なゼミでした。

13時からは16ゼミ会議。
今日は追いコンについての打合せがメイン。
追いコンの具体化に向けて16ゼミ生が頑張っていきます。
その後、春休みの課題をどうするかという話になりました。
3年生は就活で動くことになるので、そうした経験をしっかりとまとめてみんなで情報共有していこうという目標を立てました。
「人は協力すると豊かになる」ということは多分正しい。
学生達の行動を見ていると、就活は高校の時の受験を思い出すようで、周囲を競争相手にしてしまうからでしょうか、情報を出さなくなる傾向があるように感じています。
ゼミ生同士で競争しているのではないわけですから、自分の情報は保有したままにしておくのではなく、自分たちの経験を共有していった方が賢い。
そうした共有を春休みの課題にしようかと思います。
 
14時からはよかボスチームを集め、よかボスPR動画の最終チェック。
3年(16)小島と松寺によるもの、そして4年(15)八並によるもの、2つの動画がおおよそ完成しました。
残りの作業は、今日気づいた点を少し修正するだけです。
意外に長い戦いで、3人ともに大変だったと思いますが完成してよかった!
 
14時半からはArtractとの打合せ。
これまでの活動の成果を凝縮したリーフレット作成を行っています。
今週中に決着をつける予定で、これも概ね出来上がりました。
打合せの際にいくつか注文をつけました。
夜、居残りして、3年(16)岡部と岡林が修正しておりました。
やっぱり時間をとって手を加えると良くなるものです。
昼に見たものとは別物になっていました。
妥協せず、自分の時間を捧げ、徹底的に修正(推敲)を繰り返していくこと。
良いものをつくる、そしてそうした良いものを作りだす能力を身につけるためにはそれ以外の方法はないように思います。



<おまけ>
今週で、平成30年度のことが色々と終わりますが、本日、長年続けてきた授業「データ分析」が終わりました。最後の授業でした。
15年ほど続けたExcelを使った授業でした。今後はもうちょっと包括的な分析の授業に衣替えして別の教員が担当することになっています。
データ分析の前身だった授業「数理分析論」のシラバスを見てまし下。
2000年頃の授業です。
自分の授業ですが、シラバスの項目を見て目がテンになりました。
次の項目が並んでいました。
  ・相互作用のない線形システム
  ・相互作用する動的システム
  ・微分方程式の解法とExcelへのインプリメント
  ・非線形相互作用
  ・醜いアヒルの子の定理
  ・パターン抽出
  ・概念構造と数理モデル
当然ながら受講者はいたわけすが、当時の総合管理の学生たちはこうした内容を聞いていたのですね。
驚きました。
ついでに、現在開講している「情報社会とコンピュータ」の前身は「情報科学概論」といって、これも2000年のシラバスを見てみました。
こんな項目が並んでいました。
  ・「計算する」とはどういうことか1 計算の歴史
  ・「計算する」とはどういうことか2 Turingによる計算のモデル化
  ・情報理論1 情報量と(負の)エントロピー
  ・情報理論2 シャノンの定理とその意味するところ
  ・情報理論3 制御と情報(サイバネティックスとその展開)
  ・オートマトン1 デジタル機械の分類
  ・オートマトン2 順序機械としての電子計算機
  ・オートマトン3 言語とオートマトン(Chomskyの生成文法理論との関係)
  ・電子計算機からコンピュータへ1 人工知能,パターン認識など
  ・電子計算機からコンピュータへ2 CG,データマイニングなど
身の毛もよだつような項目ばかりです。笑
昔の講義は随分とハードなことをやっていたようです(今は随分とわかりやすい内容に変化してしまっている・・・)
ほとんど記憶に残っていないのですが、当時、どんな感じで授業をしていたのでしょう。
様子を見てみたい気がします。



この頃にAI(人工知能)についての授業をやっていました。
この当時からAIは大事なテーマで、最近それが実用のレベルに達したということですね。





2019年1月27日日曜日

13ゼミ生の新年会

風邪で寝込んでいた元旦、LINEでOG(13)塚田と年賀のやりとりをしながら、「新年会、やりましょう」となって日程調整した結果が1月25日でした。
風邪から完全復帰し、先日の1月25日(金)、13ゼミ生の新年会に出かけてきました。
場所は「藤ノ屋@熊本安政町店」です。
昨年も同じような会話を塚田とやっていて、塚田が幹事になって新年会を拓いたのですが、昨年は1月28日でした(ガリラボ通信2018/1/28)。
調整すると、似たような日程になるみたいです。^^

13ゼミ生は社会人となってもう2年が終わろうしています。
仕事の責任も増してきたようで、忙しくなって、この日の開始時間にも間に合わず、予定から30分過ぎても待ってました。
が、お店がしびれを切らしました(笑)。
お店にせかされ、8:00に開始。
開始時のメンバーはOG(13)塚田とOB(13)中村。

そしてOB(13)多賀です(多賀は修論の出来具合次第では欠席となるはずでしたが、順調に終わったので参加でした^^)。


開始してすぐ、遅刻してくる2人から別々に(中村と塚田へ)連絡が入りました。
場所がよくわからない、と・・・。
話をしているうちにお店の近くを彷徨っていた2人が合流したようで、その2人を中村がLINEのビデオ電話を使って誘導し始めました。
相手の顔を見て話すをするわけではなく、カメラは道路を映させながら、声で誘導してお店へと道案内をしています。
「あ、そこを右」とかいう具合にです。
月面上のロボットをカメラを使って誘導しているかのようでした。笑
我々の世代は、スマホを持っていても、こうした使い方をすることはまず無いのでないかと思います。
中村が、ごく自然にLINE電話を使って道案内している様子を眺めながら、映像というのがごく普通のツールとして扱う文化が定着していっていることを知りました。


映像で誘導されて到着したのは、この2人!
OG(13)松崎とOB(13)出口。
松崎は担当している玉名での仕事が終わってから、出口は鹿児島で仕事が終わってからやってきました。


新年会が始まりました。
OG(13)塚田、OB(13)中村、OG(13)松崎。

そして、OB(13)出口、OB(13)多賀。


それぞれの仕事の話を聞きながら、23時少し前ぐらいまでワイワイ。
みんなやっぱり忙しそうでした。
最後、松崎が少しだけ(10分ぐらいでしたが)早めにお店を出ていきました。
別のグループと合流するためです。仕事の関係のようです。
で、どこに行くのかと思ったら、「これから八代です」とのこと。
一同、目が点になりました。
あの時間から八代に出かけていくと、向こうで仕事の関係者と合流するのは午前0時近くになるはずです。
一同、絶句でした。
相変わらず、パワフル。さすがは女帝です。


ところで、解散する前になって、塚田と松崎が盛んに目を合わせていて、何事かと思ったら、私への還暦祝いを持ってきてくれました。
いつも気を使ってくれてほんと申し訳ない限りです。


お菓子の詰め合わせとメッセージ。
中央は、「お孫さんにどうぞ」とのこと。感激しました。
そして、右は出口が持ってきてくれた鹿児島の芋焼酎「西郷」でした。


22:30頃、みんなで記念撮影。
このメンバーとはよく会っているので、久しぶり感がまるでありません。^^;
また近いうちに会うことになるのではないかと思います。


卒業してから2年が経とうとしていますが、まだこうした強くつながり、そして愉快な夜を過ごさせてもらいました。
卒業していくとき、松崎が「13ゼミ離れをするように」と忠告してガリラボを離れていきましたが、いまだに13ゼミ離れができてない気がします。^^;
 



2019年1月26日土曜日

17ゼミ生課題~20年間生きてきて

17ゼミ生の2年生最後の課題は年表づくり。
自分たちで考えた課題です。
成人式を終えたばかりですが、これまでの自分を振り返り、過去を未来へとつなげるために行ったものです。
0~10歳までは1年間に5個、11歳から20歳までは1年間に10個のトピックを挙げて自分を表現することになりました。
小さい時のトピックを調べるのは難しいですね。
課題を始めたときには考えてませんでしたが、この課題は調査能力がかなり要求されることになり、その意味でいい課題でした。

1月25日(金)がその発表日でした。17ゼミ生がもってきた年表に驚きました。
17ゼミ生が持ってきたものが巨大!

巨大な年表を道場のあちこちに貼っていきました。

長い長い巻物が出来上がってました。

これで全員分。


貼り終わたら、各人の年表について出来具合などについて全員で評価をしてきました。

熱心にコメントを書いています。


閲覧を終えた後、全員、5分程度でどういった調査をやったのか、この課題をやったことで何が得られたか等を発表してきました。
特に小さいころの調査の情報源の一番は、やはり写真アルバムでした。アルバムは大事ですね。それ以外にはお母さんやおじいちゃんの日記とか、幼稚園の連絡帳、さらには通知表とか、多様な情報源を駆使して作り上げた年表だったことがわかりました。
またこれをやったおかげで、家族でのコミュニケーションがかなり促進されたとか、また今の自分がどうしてこうあるのかという点が明確になったということなども発表してました。
小学校の先生の一言が、自分のこれまでの方向についてかなり大事な意味を持っていたことを発見したりとか、作業は地味ですが、面白い課題だったように思います。


いつも言ってることですが、これまでを(きちんと!)振り返るというのは、今後のために非常に大事です。
自分を成長させるためには、振り返りのやり方をマスターすべきです。
先日も書きましたが、成長している社会人は、他者から3つの大事な支援を受けていましたが、その中でもっとも重要だったのが「振り返りを促してくれること」でした。
今回の課題は、それに該当する支援であったように思います。

年表はかなり大きいですが、きちんと保管しておいて、今後も継ぎ足していくといいかもしれませんね。




2019年1月25日金曜日

15ゼミ生、卒論提出

今日の4年生のゼミ。みんなアンケートを記入しております。
卒論提出の際に同時に提出するアンケートです。
ガリラボでは、事前にゼミ長が教務入試課から全員分をもらってきて、提出がスムーズにできるようにしています。
ガリラボは、ゼミ長のこうした気配りが素晴らしい。


来週のラストゼミ等での作業を終わった後、11:30から全員で卒論の提出に向かいました。




無事に4年生全員(13ゼミ生、14ゼミ生、15ゼミ生)提出できたようです。
例年この場所で記念撮影してますね。


ひとつのイベント(?)が終わりました。
これからも4年生はこうしたイベントを済ませていきながら、卒業に徐々に近づいています。



追伸
こんな記念すべき日に、宿利の就職も決まりました。
メデタイ。笑



2019年1月24日木曜日

忙しさで自分を相対化できない?

午後、よかボスチームの試作映像を見せてもらいました。
ひとつは3年(16)小島・松寺ペアによる映像、もうひとつは4年(15)八並の手によるもの。
それぞれ持ち味が違うので、小島・松寺ペアは元気路線を洗練させる方向で修正を命じました。
八並の方は静かな路線で、こっちはもうほぼ完成の域に達しており、マイナーチェンジで完成するはずです。
修正版は来週月曜日に見せるようにと双方に伝えました。
来週には決着することになりそうです。^^

その後は、チームCitrusの統一化作業(半分ほど終わりました)とそれと並行してシトラス観光圏HPの更新作業(こっちが大変です)。
今日は
 ・芦北うたせ直売食堂「えび庵」
 ・古石交流館みどりの里
 ・日奈久温泉でのアロマクリーム作り体験
の3つを作りましたが、随分前のフィールドワークなので記憶の呼び起こしと資料の取り出しで随分と時間がかかりました。
やっぱり、非常に大変ですが、資料はしっかりとその時に整理しておくことが重要。
悟りました。orz

・・・ということなので、
記録とその整理の意味で毎日結構な時間を捧げておりますが、このガリラボ通信を綴っております。
後、半年ほどで10年となります。

---

作業の合間に眺めたテニスの錦織選手の記事は考えさせられました。
劇的試合続くも外国人記者ソッポ2019/1/22

記者会見にて錦織選手の番になって記者たちがぞろぞろと退席していったのだそうです。
理由は、次の試合の結果は予想できるものだからというものでしたが、その次の記者の評価に考えさせられました。「いかんせん話がつまらないからね」というのです。そしてその後にこう続けます。
「例えばすでに引退表明したマリーは、性差別などに関しても積極的にコメントする。だから我々も彼の話を聞きたいと思うし、聞けば話も広がっていく。ジョコビッチやナダルにしても、あえて外交や政治問題に触れることはないけど、我々は質問する。なんらかのリアクションは期待できるからね。アンドレ・アガシ(スーパースラム達成者で06年引退)なんかは10代のころから我々と人生論を交わしてた。そこへいくとケイからは、そういったコメントが出てきたためしがない。しゃべるとしても試合に関することだけというのを、我々は知っているからね。見ていれば分かることを、わざわざ聞きに行く必要はないだろ」

これって、例えば、こうしたトッププロだったら、テニスがうまいだけでなく、こうした競技を世の中の流れの中でどう位置付けて考えているのかという話とも関係しているように思います。
自分がやっていることを世の中の流れの中にどう位置付けて考えるのか。
それは自分をどう相対化しているのかも関係している。
錦織選手の問題は、実は錦織選手だけでなく、私たちにとっても大事な話ではないかと思いました。

そんなことを話す機会、そして議論する機会が減った気がします。



そんなことを書いておきながらなんですが・・・
ただいま22:00過ぎ。ガリラボでは3年(16)岡林、小島、そして4年(15)八並がまだ必死に作業をしております。
忙しそうです。^^
 


2019年1月23日水曜日

学生として優秀だったある(架空の)2人の将来予想

ガリラボには3年生がたくさん集まり、それぞれ作業をしていたようです。
よかボスチームやまとめ雑誌(というか、ほぼ書籍レベル)の編集作業とかですね。

声は聞こえていましたが、私の方はシトラス観光圏についてのまとめ作業に朝から集中していました。
チームCitrusが仕上げたデータに一貫性を持たせる作業。
メンバーがバラバラに作業しているので、成果品のテーストが揃っておらず、それを全部チェックしながら統一していく作業です。
この最後、地味ですが非常に大変です。AIでもあればいいのに思います(涙)。
集中力とセンスが問われる作業です。
その両方ともに怪しくなっている私がその作業をやっているわけですから、最後がどうなるか心配しつつ、トイレ以外は机から動かずひたすら作業でした。
まだ全く終わりそうにありません。orz

終らない理由は簡単で、途中、さぼって本を読んでしまったためです。
生駒市の市長さんの公務員の未来予想図は読了しました。
将来、公務員と民間という境界線はなくなるのかなと思いました。
転職先のひとつとして公務員があり、また公務員も転職先として民間へと移っていく。
読んでいると、そんな流動的な社会がやってきそうだと思いました。
今の公務員志望とか、民間志望とかいう区分けはほぼ意味をなさなくなりますね。
だいたい生駒市はいわゆる公務員試験をしないのだそうです。びっくりしました。
そしてそういう自治体が増えているのだとか。
公務員と呼ばれている人たちにどういった人材が求められるようになっているのかそれだけでもよくわかります。

読了したものですから、別の本を開いてしまいました。
高大接続改革のこと、そして大学教育がテーマの本です。
生駒市の本が働き始めた後の社会人の話だとすると、この本は、そうした社会人を生み出す大学教育についての本のようです。
まだ30ページぐらいしか読んでないので、よくわかりません。
その冒頭のところにこんな問いかけがありました。

A君は高校時代、帰宅部で真面目に勉強をしているタイプで、難関の国立大学に合格し、そしてその大学でも授業には欠かさず出席し成績も優秀でした。
B君は、性格は明るく社交的。なのでいつも周りには人が集まっています。高校時代あまり勉強はできなかったので一般入試は避ける形で難関私立大学に合格しました。大学でも持ち前の明るさで幅広い人脈を作っていきます。

色々と端折りますが・・・

さて、この2人の高校の先生から見ると非常に優秀が生徒です。
どっちも難関大学に合格したわけですから。
しかし、大学卒業間際になって2人の就職活動の成果はどうなっているでしょうか。
また、就職してから、この2人が30歳になった頃、活躍しているのはどちらでしょうか。
・・・という問いが読者に与えられました。




ゼミのみんなはどう考えますか?
 





例外はあるにせよ、一般論から言うと、どっちも問題をかかえる30歳になっているだろうというのがもっともありそうな未来だとのこと。
私も全く同感です。
 
教育機関にいるときの「優秀な人」と社会での「優秀な人」にかなりのずれが生まれているからそういうことになるんでしょう、おそらく。
情報革命のために猛スピードで動いている社会の流れに教育機関がついていけなくなっているということでしょう。

ただ、そのことが高校や大学の中ではわからないというのが怖いところです。
だって、2人ともそれぞれ高校でも大学でも「優秀」なのですから。
教育機関(だけでなく、どの領域もそうなのです)は、急激な社会変化の嵐によってほんと難しい問題を突き付けられています。
家の中にいて窓を全部閉めているため、その嵐が暴風雨なのかどうかも知らないまま過ごしているのかもしれません。
 


冒頭の終らない作業の中で、年末年始の風邪が長引き、ずっとさぼっていていたシトラス観光圏ホームページの更新作業。
今日は2つのスポットを追加しました。
芦北町:塩むすび館  海釣りランド





2019年1月22日火曜日

Society5.0に関する特別講義を聞いて

今日の授業「情報社会とコンピュータ」は、九州総合通信局の情報通信部長さんをお招きして特別講義をしていただきました。



Society5.0のお話です。
現在、急速に進んでいる技術によって、色々な変革が起きているわけですが、もうすぐ社会に出る学生に向け丁寧に話をしてくだった働き方改革を紹介したいと思います。
特に自治体関係の例を紹介ます。
 
道路管理では以前は専門職員が市内を巡回パトロールして損傷などチェック、判定していたけれど、車載カメラが撮影した画像から機械学習させたAIによって自動抽出し、損傷具合等から修繕の優先順位を判断できるのだそうで、現在、実証実験中とのこと。
実現すれば、ド素人がただ車を運転するだけでいいわけです。そうなると調査も職員がやる必要もなく、四六時中市内をくるくると回っている宅急便とか郵便局の車両に搭載されたカメラの情報をちょこっと共有させてもらえば、市役所職員はいらないくなりますね。

次は有名な例ですが、さいたま市での保育所入所選考へのAI活用です。
8000人の幼児を300施設に収容することになるそうですが、多様な条件があってかなり複雑らしくこれまではさいたま市では職員が1500時間ほどかけていたそうです。
それが、、、AIを用いたところ数秒で完了したそうです。
しかも、職員の1500時間の作業の結果とほぼ一致したのだそうです。

すごいですね。
色々な自治体でこうした総務省の実証実験が進んでいるようです。
AIでなくても、RPA(ソフトウェア上のロボットによる業務工程の自動化)でもかなりの威力を発揮しているようで、Society5.0という掛け声による改革は今までは随分と違った未来を作っているようでした。

聴講していた2年生も、ICTは情報社会をさらにもっと進化させていることを理解できたのではないかと思うのです。

そんな特別講義をしていただいた本日、注文していた生駒市長さんによる「公務員の未来予想図」が届きました。
パラパラと読むと、Society5.0を踏まえた内容になっているように思います。
なお、この本の冒頭に出てくる米国の人口10万人ほどの新しい市のサンディ・スプリング市の話題に驚愕しました。
2006年から始まった挑戦らしいのですが、業務の民間委託を徹底することで、市役所職員の数はなんとわずか9人だそうです。
民間委託が過剰すぎて問題もあるようですが、9人には驚愕しました。
民間委託はやらなくてもコンピュータソフトウェア(AIやさらにまた今後出てくるであろうAIを超えるツールなど)が普通に使えるようになると、現在の公共サービスを維持しながらも職員はそこまで要らなくなるでしょう。
職員にはこれまで全く能力が必要になることは間違いないでしょう。
生駒市長曰く「公務員の終身雇用が崩れるのは後15年ぐらいだ」とのこと。
ほんとにそんな時期なのかどうかはもちろんわかりませんが、今後、10年で公務員に要求される能力は今とはかなり異なるものになるのは間違いないでしょう。
ただ、民間企業は公務員以上にもっと激しい変化の中に身を置くことになるでしょう。


特別講義を聴講しながらそんなことも考えておりました。
いい講義でした。

(余談)
講義が終わって部長さんと駄弁っていたのですが、なぜそうした話になったのかわからないのですが、部長さんが若いころにある政令市の情報化推進担当として出向になったそうです。
その時、副市長さんから随分と可愛がってもらったとのこと。
年齢は随分と違っているわけですが、出身大学が同じだったからだそうです。
その市役所にはその大学出身者による同窓会もあったそうです。
同じ大学を出たというだけで可愛がってもらい、非常に仕事がやりやすかったそうです。
今でもそうなんじゃないでしょうか。
県立大学の卒業生も同じようなことがあるのではないかと思います。
ガリラボの卒業生同士だったら、もっとそうなるはず。
同窓というのは、外に出たときに、かなり強い力を与えてくれるように思います。
(なお、この特別講義がどうして始まったかというと実は・・・)

余談ついでに、週刊誌「サンデー毎日」には昨年から不定期で大学や高校の同窓会についての取材記事が出ています。
色々と興味深い内容が書いてあります。
同窓会というのは大事だなと思います。
ガリラボにとっての同窓会は興津会ですが、ホームカミングデーとしてのイベントは、白亜祭でのガリラボの出店の時(卒業生が差し入れをもってたくさん顔をだしてくれます)、そして1日かけてやるガリフェス(昼)と興津会(夜)ですね。
ガリラボの卒業生をつないでいるイベントだと思います。
長く続けば、良いのでしょうが。
しかし厳しいでしょうねぇ、やっぱり。
  

 
 
 

2019年1月21日月曜日

今年でデータ分析は閉店

朝7:30頃、外は快晴で、朝陽に照らされ大変きれいでした。


1限目はデータ分析の授業。
毎週、一番前で熱心に聴講されている社会人の方から珈琲をいただきました。
卒業生のお母さんです。^^
今日で最後ということで、いただきました。
データ分析は今年で終了するのでお母さん曰く「残念」とのこと。
後2,3回受講しなければ理解できなそうなので、「来年も受講するつもりだったのだけど」とのことでした。


残念ですがカリキュラムが変わり、データ分析は来週の授業がラストになります。
いつから始めた授業だったかな?
この授業の前身は「数理分析論」という名称で、文系でも多少は数学的素養が必要ではないかと思って開講したのですが、まあ1回目の受講者は3人(すべて男子学生)でした。
しかも2人は受講登録だけだったので1人だけ残り、その1人は1人だったため、逃げられず(笑)、私とマンツーマンで半年間過ごしました。
強制的に90分間マンツーマンで話をするわけですから、終わってみれば、ゼミ生以上に仲が良くなりました。
10年以上前のことです。顔はなんとなく覚えていますが、名前は忘れました。
それから受講生は少し増えましたが、さほど多くなることもなかったので、思い切ってExcelの活用に頭を切り替えました。
1年次の「Excelを知っている」レベルから「Excelで仕事ができる」レベルの授業です。
それからは受講者も増え(逆に増えすぎて)困りました。
栄華盛衰。
受講生はまだ多いのですが、時流というのもあるので、データ分析は今年で店じまいします。
 
色々と世の中は変化するわけです。
時代は今、AIですね。
Excelを使いこなすことも大事でしょうが、AIを使いこなしていくことが今後は大事になっていきそうです。
数日前、1月18日の日経デジタルヘルスに、AIによる腫瘍診断の記事が出てました。
次はその記事タイトルとリード及び説明図です。
------------------
内視鏡画像からAIが腫瘍を識別、その実力は?
国内初承認の診断支援プログラムが年内発売へ

内視鏡画像を人工知能(AI)が解析し、わずか0.4秒で腫瘍か非腫瘍かを識別する――。そんな大腸内視鏡診断支援ソフトウエア「EndoBRAIN(エンドブレイン)」が医療機器として国内で承認された。米国でAIを用いた診断支援システムの承認が相次ぐ中、日本でもようやくAIを用いた医療機器の臨床現場への登場が見えてきた。

---------------

医師が病理診断の結果を得るまで、これまでは1週間ほどかかっていたそうですが、それが0.4秒で同程度の情報が得られるそうです。
この時間の差は、革命的ですね。
医師は今後AIを使った技術を使いこなしていくことが求められるはずです。
色々な変革が予想されますが、今後、医療診断において大きな変革が起きていくことは十分に予想され、病院や医師のあり方は随分と変化していくのに違いありません。

これまでは、Excelレベルのソフトウェアを使いこなしていくことが重要でしたが、今後は、それから次元をひとつ上げた、機械学習によるAI技術でパワーアップさせたソフトウェア(上の例の医療診断ソフトとか)を使いこなしていくことが仕事の上で大事になっていくことでしょう。
外国語なども革命的なことが起きているものと思います。

変化しない社会はなく、その社会の一員であるためには生涯学習が要求されるはずです。
当初のデータ分析とは関係ない話題になりましたが・・・・
とりあえず、主体的に学習していく力を身につけましょう。
  


 

2019年1月20日日曜日

Artractのツイートの変化

Artradctのツイートが熊本県立美術館からリツイートされることが増えてきました。

https://twitter.com/Artract16

次はピカソの作品について、Artractと美術館とが掛け合い的になっていて、いい感じです。


また次は美術館がリツイートしてくださったおかげ(?)で、Artractのツイートにかなりの「いいね」と「リツーイト」がついてます。
全国の刀剣ファンにArtractのツイートが届いたということでしょうか。



美術館からリツイートされる機会が増えたということは、Artractが、Artract独自のアカウントで発信するようになって表現の幅が広がってきて、美術館のことを美術館スタッフとは少し違った視点で発信できるようになったということでしょう。
内容も面白い。

最近のツイートで吹き出したのは、「横井小楠」の文字を最初見たとき「よこい こなん」と思ったというツイートでした(こちら)。笑
横井小楠は、幕末に生まれた天才探偵だったのかもしれませんねぇ。笑

恐らく最近のArtractのツイートをひっぱっていると思われるのが3年(16)岡林と大友です。
その2人、今日、大学で遭遇しました。
センター試験2日目。
2人で、車の誘導のアルバイトをしているようでした。
昨日でなくてよかったでしょう(昨日はアルバイトでなかったようです)。
1日目は、受験生全員が同時に試験が終わるので、帰宅が一緒になり、学内で大渋滞が怒ります。
車両誘導は大変そうでした。
 


2019年1月19日土曜日

センター試験初日

今日からセンター試験。
4年間、試験監督をやってなかったわけですが、今日は久々の監督業務。

体力的には疲れたものの、仕事自体が自分でコントロールできるものなので、そういった仕事は精神的にはそこまで疲れるものではありませんでした。
昨年までの4年間は、その逆で体力的には疲れるところまではいかないものの、精神的な疲れはがハンパないものでした。

どっちを選ぶかと判断を求められたとすると、自分でコントロールできる仕事を選びそうです。

ガリラボとは全く関係ない話題で恐縮ですが、今日はこの程度で。。。



2019年1月18日金曜日

イプシロンと西郷どん(続編)

快晴の朝、シクラメンがきれいでした。


鹿児島の大隅半島も雲のない綺麗な青空だったようです。
イプシロンロケット4号機の打ち上げが成功したようです。
打ち上げられた場所は鹿児島県の大隅半島にある内之浦。
私の実家から海を隔て、肉眼で見える対岸にあります。
種子島の基地がなかったころは、日本のロケットは全てこの内之浦から打ち上げられていたので、宮崎に住んでいるころは、実家から歩いて海岸にでて、打ち上げの様子を見学しておりました。
今回のロケットには、流れ星を人工的に発生させる衛星も搭載されているようです。
イプシロンが軌道に乗れば、宇宙ビジネスの雰囲気がずいぶんと変わっていくのかもしれません。
今から何か考えておくといいかもしれませんね。
(余談ですが、大学時代、イプシロン(ε)には随分と苦しめられました。数学に出てくる、ε-δ論法がどうにも理解できずほんと苦しんだ記憶があります)


鹿児島の関係で、次の映像が目に留まりました。
「西郷どん」が始まった時、鹿児島実業高校新体操部の演技で作られたあの見事な映像の続きのようです。
大河ドラマが終わって、鹿児島は西郷さんだけでなく、他にも色々とあるんですよとアピールをしている映像です。
これも前作に劣らず楽しい映像です。


平成30年度は指揮棒紛失事件で玉名女子高校吹奏楽部に随分と協力をしてもらいましたが、我々のような素人でなく、プロの人たちが玉名女子高校と一緒にやれば、いいものが作れたのではないでしょうか。
地元の高校生とはたくさんコラボした方が良いでしょう。
ただ、あまりそういった企画を見てないような・・・。
「いだてん」関係で和水や玉名で若い世代がでてきますかね?
気づいてないだけですかね。



 
 

2019年1月17日木曜日

天寿園での最後の取材

本日で天寿園に出かけるのは4回目。
1回目は顔合わせだったので、撮影に出かけてのは本日で3回目になりました。
そして今日がラスト。
撮影でもう天寿園に出かけることはありません。よかボスPVづくりの締め切りがせまったからです。

10時に到着し、急ぎ撮影準備。


最初はいつも通り、3年(16)小島による理事長さんへのインタビュー。
小島はもう手慣れたもので、もう地が出始めているように思えました。


その後、撮影。理事長さんはインタビューばかりしてきたので、どうにも絵が足りず、それで動いておられるシーンを撮影させてもらいました。
この部屋は「おもちゃの部屋」で、近所の子どもたちが自由に遊べるところです。
お子さんずれの方がいらしていて、理事長がお話をされていますが、なんとこのお母さんも幼いころにこの天寿園のこうした施設で遊んでおられたのだそうです。
天寿園は来年で開園30年ということですから、初期から地域との関係を深める努力をされたいたようです。
なんでも理事長自ら地域のお家を一軒一軒回られたとか。化粧品のセールスと間違えられたというエピソードも教えてもらいました。


デイサービスの賑やかな部屋での撮影中の3人。この3人が揃ったのは、第1回目以来。
予定が合わず、2回目は4年(15)八並が欠席、3回目は3年(16)松寺が欠席。
全部参加したのは3年(16)小島と私。



最後だったので、お世話になった米満理事長と地域課の宮本さんと記念撮影をさせてもらいました。
直後に、この写真のペーパー版を頂いたのですが、それを見て吹き出しました。
電子データだとそこまでないですが、ペーパー版では、どうも見ても、小島と松寺の2人のためにそれ以外の人たちがいるように見えたのです。
天寿園の方々、八並の方が年下と思われていたぐらいですから。。。
まったく、困ったものです。┐(-。-;)┌




ただ、次の写真だと、右の2人も少し大人しく見えました。^^;


とりあえず撮影は全て終りました。
現在、八並と小島・松寺組の2チームに別れてPV制作に挑んでます。
来週の木曜までに完成したものの検討会議を開くことになっています。
2本のよかボスPVが出来上がっているはずです。
コメントできることを楽しみにしてます。
 
 
追伸
そういえば、みんなでお茶を飲んでいるときに、理事長さんから
  先生のゼミは男子学生はいないのですか
と質問されました。とっさに思いついた答えは
  役に立ちませんので・・・
でした。そのまま答えておいたのですが、どうでしょう、当たってますかね?笑


2019年1月16日水曜日

25年間続いた研究室の風景が変わりました

今日、研究室の重い椅子を撤去し、代わりに新しい椅子が入りました。
還暦を迎えたから心機一転ということわけではありません。たまたまです。^^


以前とは随分と雰囲気が違います。


撤去した椅子は、大学が共学化したとき(熊本女子大学から熊本県立大学に変更になったた時)に納品されたもので、私がここに赴任したです。
25年間使い続けた椅子となります。
1/4世紀。それなりの歴史があります。
非常に「重い」椅子でしたが、その分、「想い」もたくさん詰まっていたような・・・。

椅子が新しくなり(軽いものなり)、研究室の見た目は随分と変わりました。
重さがなくなり、研究室全体が軽くならないようには気を付けたいと思います。笑

もっとも、重い椅子があったとき確かに見た目は25年間同じようでした。
しかし、内容は驚くほど変貌してきています。
25年前の研究室の本棚には数学の本がたくさん並んでおりました。
私にとってあの重い椅子は、たくさんの資料をテーブルにおいて、数学と格闘するためのものでした。
それが今はもうそうした状況は、影も形も残っておりません。
今あるのは・・・
25年というのは実に長い時間です。

・・・・・


今日、「土俵人生において、一片の悔いもない」との言葉を残し、横綱稀勢の里が引退したそうですね。 
記者会見が終わって引き上げるとき、記者たちから拍手が起こったというのもネットのニュースで知りました。
なんか涙が出そうになりました。
4年生のほとんどは、13年間続いた学生生活にピリオドを打つわけですが、最後のゼミでは、「自分の学生生活、一片の悔いもない」との言葉を残していけるぐらいに学生を全うしていけるといいでしょうねぇ。
ちなみに、私は後5年でゴールとなります。
25歳からだったのでちょうど40年間。
「教師人生において、一片の悔いもない」と言いたいと思っています。
そう思えるためには何が必要かなとちょっと考えてみました。
ひとつは多少なりとも手助けしてきた(=手のかかった)ゼミ生みんなが社会で活躍あるいは充実した生活をしていってくれることなんだと思います。
 

 
 

2019年1月15日火曜日

ひとりで出来るようになるために必要な他者

本日は修士論文の添削にもっとも力を注いだ1日でした。
M2(17)多賀の論文です。
最初に提出された論文はかなりの注文をつけ、そのためあまり添削もしないままに返却しておりました。
土日月の3連休でかなり頑張ったようです。
月曜(1/14)の夕方に送られてきた再提出論文を今日じっくりと読みました。
添削ができるレベルに、随分と良くなっておりました。
色々な文献を読むと、もっと深まりがでるはずです。
締切ギリギリまでクオリティを上げること目指してほしいと思います。

添削作業でかなり頭が疲弊したので、休憩がてら、読みかけの中原教授の「学びの教科書」をパラパラとめくってみました。
ヴィゴツキーの「最近接発達領域」あるいは「発達の最近接領域」の話題を久々にみかけ、添削はお預けにして、30分ほど読み進めてしまいました。
成長している社会人は、どういった支援によって成長を遂げているのかという研究によれば、次の図にある3点だったそうです。
業務アドバイス、・振り返りの促進、・励まし・承認


この3つの中でもっともパワフルな支援は「振り返りの促進」だったそうです。
人は、ひとりだけでは成長は難しい。
中原さんの言葉を引用すると
人は、一人ではなかなか変わることのできない「脆弱な存在」です。ですから、人とのつながりのなかで変わっていく。他者を鏡にしながら変わっていくということが非常に重要になる。

ということです。
人は、補助輪という手助けの下で、徐々に練習をしていくことで、いつか補助輪を外してひとりで自転車に乗れるようになります。
最近接発達領域(=成長の幅)を生み出すには他者の存在が重要です。
そうした他者との良いつながりを持つことは、社会人にはとっても大事なようです。


もちろん学生時代もそれは同様だろうと思います。
知識を提供してくれる他者(第3者?)に加え、厳しく振り返りを促してくれる他者(父親的存在?)、そして逆に自分の行動をやさしく承認してくれる他者(母親的存在?)があって初めて一人でできるまでに成長を遂げることができるようです。
 
ある程度知っていたことではありましたが、改めて勉強になりました。


30分で休憩は終えて、添削にしっかりと戻りました。
父親的存在になっていることを願いつつ。^^



2019年1月14日月曜日

エビフライのしっぽを成長させる

今日は成人の日。
穏やかな天気となり、新成人となった17ゼミ生は良かったですね。
暖かしい、そしてこんなにいい天気もそうあるものではありません。
17ゼミ生は運がいい人が揃っているようです。
 
そんな穏やかな天気の午前中、ネットで記事を拾い読みしていたら、「60歳のトリプル成人式にお勧め」というのがあって、それは「ポジティブな人生の振り返り」をやりなさいとということでした。
なるほどそうかもしれません。
今日は私自身が、3回目となる大事な通過儀礼の日と捉えるべきだったのかもしれません。
 
・・・といった記事をさっと流し、続けて眺めていたら、トラブルがあったときの対処について、JR九州の社長さんによるエピソード記事が目に留まりました。
すぐ会いにいけばトラブルも楽しくなる。

ゼミ生にはぜひ読んでほしいですが、ここで簡単に概略を書いておきたいと思います。

社長さんが外食事業で部長を務めていた時、一本のクレーム電話があったそうです。
社員はよく知っている強面の方だったとか。
すぐに先方のところに出かけて行ったそうです。でも相手はかなりやばそうな人だったので、出ていくとき社員には
   1時間経っても戻ってこなかったら、警察に連絡するように。
と伝えておいたそうです。
まるでドラマのようなお話ですね。^^;

結果的にまるく収まったのですが、要するに社長さんがこのエピソードで伝えたかったのは、電話とかメールとかSNSとか、安易な方法で効率よく処理してしまおうというのは控えるようにというアドバイスでした。 

おおかたですが、直接会って話をすれば、トラブルのかなりの部分は解決するものです。
それはひとつの真理だと思いますが、ただ、誰が会いにいってもいいわけでもありませんね。
会いにいくのに適した人がいくべきです。

この社長さんの場合、こういったトラブルで謝りにいくと、
私の場合は、なぜだかこういうとき、起こったトラブルを仲立ちに、互いの身の上話に花が咲くのである。

という感じになるのだそうです。
こんな方がやはりトラブルの時は出ていくのに適した人のように思います。
プライベートな領域にまで入った時、距離はぐーんと近づき、人は非常に親近感をもつようになるものですから。

ちなみに、プライベートな話ができるというのは強い人です。
(これは「弱さの強さ=バルネラビリティ」なる概念にもつながるものですが、これについては覚えていたらまた別の時に紹介したいと思います)
ビジネスライクで、プライベートを明かさない人というのは、どこか弱いところがあり、それを鎧(よろい)で隠しているのかもしれません。
そういった人とは、腹をくくってやらないといけない仕事などは一緒にやれないものです。
プライベートを明かすというのは弱点を相手に見せてしまうことにつながりかねません。
しかし、それができるのは、自分自身を信頼している証拠であり、心が強いからでしょう。
ファンベースを書いた佐藤さんがエビフライのしっぽという話をされてます(参照)。
弱さの強さを持った人とは、このエビフライのしっぽを持っているのではないかと常々思っています。
エビフライのしっぽを持たない、効率だけで魅力の足りない人と人間的に深い関係になることは少ないでしょう。

話を戻しますと、JR九州の社長さんは相手にすぐに会いに行く理由をこう話されています。
怒りを鎮めてもらうために、相手の目の前まで足を運んだ結果、望外に感謝の念まで抱かれる。
トラブルが起こったとき、すぐにやるべきことは、現場に、あるいは相手がいればその相手のもとにすぐさま近寄っていくこと。
それは、相手を思いやる気持ちをそのまま表す行動である。
電話やメールで対処しようというのが、いちばんよくない。
直接訪れることなく、トラブルを収束させようという態度は、むしろ逆効果だと断言しよう。

直接会って話をするようにしよう。
そして、その時に大事になってくるのが「エビフライのしっぽ」ではないかと思うのです。
卒業してからも長く付き合っているゼミ生はこの「エビフライのしっぽ」を持っている魅力的な人が多い気がします。
 
学生の多くはまだきちんとしたエビフライのしっぱは持っていないでしょう。
(私自身ができていないので何とも言えませんが、多分そうだろうとの思い込みで話をすると)色々と経験し、それを振り返り、また本もたくさん読んで、そして自分のことよりも人のことを考える、そうやって人間としての豊かさを内面化していくことでエビフライのしっぽはどんどんと成長していくはずです(恐らく)。
 
 
 
 

2019年1月13日日曜日

自治体は3.0へ。大学は今どのステージ?

いつも通り、ネットで情報を拾い読みしていたら、ダイヤモンドオンラインで
  市民と行政がともに汗をかかない自治体は崩壊する
という記事をみかけました。
著者は、あの生駒市長さんでした。以前のガリラボ通信で、
 「公務員面接を勝ち抜く力」という書籍(ガリラボ通信2018/10/28
として取り上げたことのある市長さんです。
この市長さんもよく目にしますが、生駒市自体がよく目にすることの多い自治体です。

さて、記事によれば、自治体は第3のステージ「自治体3.0」に進んでいかないといけないのだと主張されています。
自治体3.0とは、
市⺠を単なる「お客様」にせず、市⺠や事業者とともに汗をかきながら まちづくりを進めることができている街を「⾃治体3.0」と呼び、地⽅創⽣時代の⾃治体が⽬指す理想的な⽅向性と位置づけています

といった自治体だとのこと。
当然ではないかと思いますが、しかしそうなるのはそう簡単なものでありません。
 
ところで、「3.0」という言葉はここ数年で色々と聞くようになりました。
例えば、「Web3.0」とか、「マーケティング3.0」とかですね。
ちょうど10年前頃には、「2.0」という言葉をよく聞いていました。
卒論テーマで学生が「Web2.0」についてよく取り上げていましたから(いま、そのWeb2.0は日常に溶け込んでいます)。
また、20年前に多かった卒論テーマは電子マネーだった気がします(これも今は完全な日常ですね)
10年単位で何か大きく変化しているいうことでしょう。
生駒市長の書籍のタイトルに「10年で激変する」とありますが、まさにそうかなと思います。
 
時代に応じて何事も変化していってるということでしょう。
自治体3.0の詳細は生駒市長の記事をご覧ください。
生駒市長さんがまとまられていた自治体の各ステージについての表だけ紹介しておきます。


それにしても市役所や役場の窓口に来られる住民を職員が「お客様」と呼ぶようになったのはいつぐらいからなのでしょう。そう言えば、病院とかでも今は「患者様」と呼んでますね。
これを最初聞いたとき、違和感を覚えました。
こうした「言葉の変化」は、それぞれの職場が1.0から2.0時代へと変化していったことを示すひとつの証拠のようなものかもしれません。
記事の中で生駒市長は
  市民を『お客様』にしてしまう自治体に未来はない
と主張されています。
生駒市長の言う。
  市民を単なるお客様扱いせず、まちづくりに汗をかいてもらう
スタイルの自治体3.0が当たり前になっていくとき、職員は住民を何と呼ぶようになるのでしょう。
呼び方が(言葉)が定着していったとき、新しい3.0という新しいステージも定着をしていくのに違いありません。
3.0時代の自治体職員にはそれまではまったく異なる主体性そして自分事の感を持つ必要がありそうです。
自治体3.0の記事を読み、先日取ったアンケートで私が持った印象の意味がわかりました。
一部の職員さんですが、指揮棒紛失事件のキャンペーンについて評論家的に語っておられて、どこか他人事のような印象を受けたのです。
自治体2.0的にはセーフでも、それは自治体3.0的にはアウトなのかもしれません。

なお、私はこの記事を、「自治体」を「大学」に置き換えながら読んでいました。
今の大学はどのステージにあるのだろうか、と。
「学生様」と呼んでいる大学が果たしているあるのだろうか、とか。
さすがにはそんな呼び方をしているところはまだないとは思いますが、扱いがそうした状態になりつつある大学はあるのでは?
生駒市長が記事の中で、自治体2.0自体は
⾃治体2.0とは、⾃治体1.0に対する市⺠やメディアからの批判が集まる中、 「改⾰派」といわれる⾸⻑が登場し、⺠間企業のスピード感やコスト意識を持って、財政再 建・⾏政改⾰などに取り組む⾃治体です。⾸⻑のトップダウンの下、「市⺠はお客様」という 意識での接遇改善を進め、スピード感を持って市⺠ニーズに応え、⼀定の成果を出している

として一定の評価はされています。しかし、その弊害として
⾃治体2.0では、改⾰派⾸⻑のトップダウンが強く、⾸⻑や⾏政が何とかしてくれる という「お上に頼る」市⺠意識を助⻑してしまうことが最⼤の問題です。まちづくりは⾃分た ちでやった⽅が楽しい、より良い街にできる、ということに市⺠が気づく機会を⾏政が奪って しまうことになりかねません。

といったことを危惧されています。

大学がどのレベルにあるかは私にはよく理解できていませんが、「自治体2.0」を目指しているかの如く、全国的に、強いマネジメントをよしとする流れにあるのではないかと感じます。
大学は今「大学2.0」を洗練させ、完成させようとしているということでしょうか。
強いマネジメントは教職員に対し考える幅を狭くさせてしまう可能性もあり得るわけで・・・。
もっとも、学生の自主性だけに任せていた大学1.0の頃ではどうしようもありませんが、上記の意味で大学2.0というのもどうもなあ・・と感じるのは私だけでもないでしょう。
学生と教職員の関係が自治体3.0的なものへと発展していくことが大事なのかもしれません。
さらには4.0ですね(笑)。4.0がどんなものか全くイメージできませんけど。

ところで、私には、ガリラボは、3.0的に思えるのですが、どうでしょう。
私が強く指示して何かやっているわけではありません。
そして、私ももちろん汗を流しますが、学生たちがたくさん汗を流している。
全体として3.0的に動いているように思うのです。
ゼミのみんなはどう感じているかな?
 
 
  

2019年1月12日土曜日

県立美術館「横井小楠とその時代」の取材

本日、県立美術館で「横井小楠とその時代」の展示が始まり、それに関連して「横井小楠と維新変革」の特別講演会がありました。
Artractメンバー(3年(16)岡林、大友、岡部)と出かけてきました。
会場の本館文化交流室は超満員。ごった返し、かなりの立見が出るなかでの講演会でした。
講演会の様子です(美術館からツイートから)。


90分の講演の最中、熱心に聞いている人が多く、私の横の座っている方など熱心にメモを取りながら聴講されておりました。
講演後、質疑の時間がありましたが、ここでも来場者の熱量を感じました。
熱心な質疑で連続で、講師の先生は大変そうでした。
熊本の横井小楠の人気ぶりを理解しました。

Artractのメンバーはどうだったでしょうか。
幕末の頃の知識がないと講演は非常に難しかったかもしれません。
が、それでも会場の熱気は印象に残ったでしょう。

その後、本日から別棟で展示が始まった「細川家の名刀と肥後鍔(ひごつば)の美」を見学してきました。
細川家がもっていた名刀がずらりと展示され、壮観でした。
南北朝時代からの古いもので、そうしたものが現代までその姿を残したまま保存されていることに驚きます。
一番手前は重要文化財の「太刀 銘 守家造(たち めい もりいえるつくる)」だそうです。これだけ置き方が逆になっていて特徴的です。

岡林が熱心にメモしながら刀剣を鑑賞してます。

置き方が通常とは逆の重要文化財の太刀の拡大写真です。

切っ先の拡大。刀剣ファンが熱心に色々な角度から写真を撮られていたので、私も真似してみました。


これは九州肥後国同田貫上野介です。
最近の刀剣ファンにはたまらないのではないでしょうか。

同田貫の刃文(はもん)です。


別棟の廊下から見える石庭です。何度か足を運びましたが、石庭があることにまったく気づきませんでした。
非常にいい感じの石庭です。足を運んだら、どこにあるのか探してみてみください。


別棟から本館に移動する途中のオブジェ。
立ち位置によって熊本城がすっぽりとその中に入ります。


急ぎ、本館へ。「横井小楠とその時代」のギャラリートークを聞きにいきました。

展示会場。


特別に撮らせてもらった展示会場です。たくさんの方々が熱心に見学されていました。
特別講演でも説明をされていましたが、学芸員さんが現物を前にしたギャラリートークを聞いていると、福井藩主松平春嶽の横井小楠の溺愛に近いように思いましたが、とにかくすさまじいほどの信頼ぶりがよくわかりました。
小楠時代はずいぶんと酒で失敗したらしいですが、それでも他者にあれほど信頼されるようになるのは素晴らしいものだと思いました。
もう今更ですが、自分のことばかりでなく、他者に信頼されるようにならねばと反省をしてきました。^^


展示の第2室は撮影OK。ここは美術館所蔵の掛け軸等の展示になっています。


その中で一番驚いたが次の着物・・・・ではありません。
「夜具」と書いてあります。要するに布団です。
驚きますよね。
細川家が姫君が嫁ぐ際に持たせたものだそうです。
鮮やかな刺繍がなされております。
夜具だったはずですが、使用感はほとんどなかったので、きっと別の目的として持たせたものなのでしょう。
だいたい、それで意味はわかりますね。


13時に美術館に到着、17時に美術館を後にしました。
たくさんの情報をもらってきました。
これらの情報をArtractメンバーはまとめて、今後、情報発信をしていきます。
ツイッターは
 @Artract16
です。フォローしてない方はどうぞフォローをお願いします。
インスタでも情報発信してます。
 https://www.instagram.com/artract16/
こっちもフォローをお願いします。