2019年1月16日水曜日

25年間続いた研究室の風景が変わりました

今日、研究室の重い椅子を撤去し、代わりに新しい椅子が入りました。
還暦を迎えたから心機一転ということわけではありません。たまたまです。^^


以前とは随分と雰囲気が違います。


撤去した椅子は、大学が共学化したとき(熊本女子大学から熊本県立大学に変更になったた時)に納品されたもので、私がここに赴任したです。
25年間使い続けた椅子となります。
1/4世紀。それなりの歴史があります。
非常に「重い」椅子でしたが、その分、「想い」もたくさん詰まっていたような・・・。

椅子が新しくなり(軽いものなり)、研究室の見た目は随分と変わりました。
重さがなくなり、研究室全体が軽くならないようには気を付けたいと思います。笑

もっとも、重い椅子があったとき確かに見た目は25年間同じようでした。
しかし、内容は驚くほど変貌してきています。
25年前の研究室の本棚には数学の本がたくさん並んでおりました。
私にとってあの重い椅子は、たくさんの資料をテーブルにおいて、数学と格闘するためのものでした。
それが今はもうそうした状況は、影も形も残っておりません。
今あるのは・・・
25年というのは実に長い時間です。

・・・・・


今日、「土俵人生において、一片の悔いもない」との言葉を残し、横綱稀勢の里が引退したそうですね。 
記者会見が終わって引き上げるとき、記者たちから拍手が起こったというのもネットのニュースで知りました。
なんか涙が出そうになりました。
4年生のほとんどは、13年間続いた学生生活にピリオドを打つわけですが、最後のゼミでは、「自分の学生生活、一片の悔いもない」との言葉を残していけるぐらいに学生を全うしていけるといいでしょうねぇ。
ちなみに、私は後5年でゴールとなります。
25歳からだったのでちょうど40年間。
「教師人生において、一片の悔いもない」と言いたいと思っています。
そう思えるためには何が必要かなとちょっと考えてみました。
ひとつは多少なりとも手助けしてきた(=手のかかった)ゼミ生みんなが社会で活躍あるいは充実した生活をしていってくれることなんだと思います。
 

 
 

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