2010年2月28日日曜日

天草でのうちわEBI’s活動報告会

天草宝島国際交流会館ポルトにて、うちわEBI’sの活動の発表会とWebの駅会員の方々との交流会(オフ会)を行ってきました。
M2佐藤、B4中村、松尾、B3興梠、冨田、森、B2戸高(レポーター)と私の総勢8名で、朝8:00に大学を車2台で出発。
 
チリの大地震があり、不安な気持ちで出発したものの、天気がものすごくよくて、絶好のドライブ日和でした。
天草に着くころは雲ひとつなく、しかも暖かい。
いや、恵まれた発表会の日となりました。
 
午前10:30頃 目的地ポルトに到着。
借りている地下スタジオで発表会の準備にすぐに取りかかりました。  
 
壁には、これまでのコンテンツについてのまとめをポスター風に貼り付けていきます。

 
勢ぞろいしたポスター群。詳細な解析結果なども書き込まれていました。


お昼、メンバーは近くのお寿司屋さんへ。丼丼フェアーのお店にいったようです。
私は津波情報の収集と最終準備、そして佐藤も準備のため残りました。
そうこうしているうちに、中村がパンをかかえて戻ってきて、準備に合流しました。
 

すべての準備を終えて、午後13:30に開会。司会はB3興梠です。
ポスターやパワポを使いながら、うちわEBI’sのこれまでの活動について発表をしていきました。
 

 
なお、この日は、市役所の方2名を含め、Webの駅会員の方8名に参加していただきました。
 
発表会後の参加者との交流会のコーディネーターはB3森が務めました。
クイズあり、ワークショップありでなかなか良い形の交流会だったと思います。


 
下は、EBI'sと天草の方々との混成で4チームを編成し、Webの駅とGoogleとの検索エンジンを比較するワークショップを行っているところです。

 
全ての日程を終え、参加者全員での記念撮影をし、津波情報のこともあり少し早めに会はお開きとしました。


 
天草Webの駅としては初めてのオフ会という画期的(?)な企画だったと思います。
参加者は少ないものの、内容的には大変優れた発表会&交流会で、市役所の方も可能ならばもっと大きなところでやって欲しかったとの感想を話されていました。
 
16:30にポストを出発。大学に19:00過ぎに到着後、現在、うちわEBI’sは残務整理の真っ最中です。
参加してもらった方々のHPにお礼の書き込みをしています。
優れたポスト処理だと思います。
3月8日の熊日の取材が残っていますが、おおよそこれで今年度のWebの駅に関する活動はすべて終了しました。
 
次を目指さなければなりません!
 
※実は、市役所職員の2名は、私とこの3年間一緒にWebの駅の開発方針や運営方法について議論してきた仲間です。
この方たちとの関係もとりあえず全て今日で終わりと思っていましたが、話をするうちに、思わぬ方向に展開して、どうも今度は別のことで色々とやり取りをすることになりそうです。

 

2010年2月27日土曜日

Webの駅サポートの新体制

先日のことですが、Webの駅サポート室の主要メンバーが卒業するこの3月を迎え、Webの駅との関わりについて考えていましたが、到達した結論は、複数のアクター(主体)によるアライアンスを組み、連絡していくというものでした。
 
その考えに到達するとき、たぶんにノットワーキング(knotworking)という考え方に支配されていました。
Webの駅と言う対象を複数アクターが共有する「境界オブジェクト」として複数アクターが明瞭な役割分担ではなく、しなやかに協調しながらWebの駅をサポートしていく、そんなイメージです。
 
主要メンバーの院生・佐藤と4年生の中村は今度はひとつのアクターとして活動をお願いし、現行のうちわEBI'sとアライアンスを組んでもらいます。
 
しかし、これだけではアクターが不足するので、素人集団である新3年生によるチームを発足させることにしました。
あえて、コンピュータについての知識も乏しいまったくの素人集団にお願いし、この実践へと周辺参加をしてもらいます。
色々な条件を勘案して、新チームは現2年生の戸高(リーダー)、大塚、財津、宮下の4人としました。打診したところ、4人とも快く引き受けてくれました。
3月中には活動を開始していくことになるでしょう。

4月から、熟練者(卒業生)、兄弟子(新4年生)、周辺参加者(新3年生)がネット上でアライアンスを
組み、Webの駅という共通の境界オブジェクトを介して、しなやかに協調していく姿を今思い浮かべています。

さて、明日は現体制のフィナーレとなる天草での発表会となります。
有終の美を飾ってくれればと思います。
 
 
(注)ノットワーキングとは
ノットワーキング(knotworking)は、多くの行為者が活動の対象を部分的に共有しながら影響を与え合っている分かち合われた場において、互いにその活動を協調させる必要のあるとき、生産的な活動を組織し遂行するためのひとつのやり方をいう。ノット(knot;結び目)という考え方が指し示そうとするのは、行為者や活動システムは弱くしか結びついていないのに、それらの間の協働のパフォーマンスが急遽、脈打ち始め、分散・共有され、部分的に即興の響き合いが起こってくる、ということである。協働でなされる仕事の中で、ノットは結ばれたりほどけたりするが、特定の個人や固定された組織がコントロールの中心になるわけではなく、ノットをそのような存在に還元することはできない。主導権のありかは、一連のノットワーキングにおいて、刻々に変化していく。
山住勝広 ・ユーリア・エンゲストローム (著) 「ノットワーキング 結び合う人間活動の創造へ」 まえがきより

 

2010年2月26日金曜日

天草での発表会に向けて

昨日の入試の日は非常に静かだったガリラボも、本日は大変なにぎわいでした。

午前中は院生(M1)吉本とのゼミ。学校広報に関する研究で、骨子がまとまり、
後は具体的な行動に移るだけになりました。頑張ってほしいと思います。

11時になると、うちわEBI'sのメンバーが集合をしはじめ、28日の発表会に
向けた準備を行っていました。
午後になって、発表のリハーサルを始めました。写真はその様子です。
シナリオがあり、分担を決めて練習をやっていました。
 



 
きっと当日はうまくいくと思います。
リハーサル前には、2年生・戸高に来てもらい、発表会の取材方法についての
打合せをしておりました。
 
 
ところで、Webの駅サポートチームはこの3月末で大きな組織改編を行います。
院生の佐藤と4年中村の卒業に伴うものですが、この改編を受けて新しいチームを
誕生させることにしました。
全くの新人だけで構成するチームで、メンバーも昨日決まりました。
2年戸高、宮下、財津、大塚の4人でやっていきます。
サポート室の2年前の状態を再現するもので、これがどういったチームに成長して
いくのか、しっかりと見守っていきたいと思います。
 
 
ガリラボメンバー以外のお客もおります。
MOREの1年生(村中さん)は、3月8日の研修の資料と後援会の自主研究事業の
研究実績報告書を朝から作成していました。
朝9時にやってきた彼女は、下の写真の姿勢で、昼食も抜いてずっと作業しています。
もう10時間ほどほぼ同じような体勢です。驚きます。
 
 
もう一人やってきたのはCCAの4年生・小山君。
彼にも、キャリアセンターが主催する3月8日の研修に参加してもらいます。
その打ち合わせをお昼1時間ほどやっていましたが、研修以外のことなどで
盛り上がってしまいました。
研修に参加する村中、小山が偶然ここで一緒になったのですが、顔見知りで
あることに驚き、話を聞いたら、二人とも白亜祭実行委員であったようです。
活動的な学生って、色々とやっているんですねー。
 

2010年2月25日木曜日

卒業論文概要集2009の製本完成

平成21年度情報管理コースの卒業論文概要集が完成しました。
ガリラボ06ゼミ生の概要が綴られています。
カラー印刷された大変立派なものです。
 

 
さしあたり現4年生(06ゼミ生)分が研究室に届いていますので、06ゼミ生のみなさん受け取りにきてください。

前期入試の日

本日は前期日程の入試の日です。

不況の影響を受けて、地方の国公立大学に人気が高まり、わが学部も
おこぼれをもらうように高い倍率になりました。
が、わが学部は前期は2次試験を課しません。
なので、私たちは大変暇ですが、出願した受験生はきっと祈るような思い
ではないかと思います。
頑張って・・・ともいえない、頑張りようがない状態なので、前期に出願した
人たちで特にボーダーにいる人ってどんな思いでいるんでしょうか?
ガリラボにもきっと前期入試で合格した人がいるはずです。
この日をどう迎えていたのでしょう? 一度聞いてみたい気がします。

さて、こんな日なので大学内への在学生の立ち入りは禁止されています。
なのでガリラボも今日は誰もおりません。
静かなものです。
あ、ひとりやってきました。
嘱託職員をしているOG(04ゼミ生)の井口です。
中コンで退職する職員に向けたメッセージを書けと研究室にやってきました。
(ここで会ったが3年目。私に顔を見せたのが最後。 その場で、ある重要(!?)なミッションを依頼しておきました)

さて、あまりに静かなので、冷蔵庫の掃除をやってしまいました
(二つがどう繋がっているかは無視してください)。
ゼミ生にはどうもで良いことでしょうが・・・とりあえず、冷凍庫の霜が完全になくなり、大変きれいになっています。
達成感のようなものさえ感じています。^^
すっきりしました。


さて、以上どうでもよい話でしたが、大きなニュースがひとつあります。

熊日夕刊の学生のページでガリラボを紹介してもらうことになりました。
特に「天草Webの駅」のサポート活動について取材してもらいます。
取材はこれからですが、2年間の長い活動を、県内の方々に広く知ってもらう良いチャンスになりそうです。
掲載は3月13日(卒業式の日)とのことでした。
卒業する4年生と院生には良い記念になるでしょう。


ところでWebの駅サポートチームは2月28日に天草に直接出向いて、これまでの活動を紹介しつつ、天草市民の皆さんとの交流会を開催してきます。
それについてはまたこのガリラボ通信にて紹介をしたいと思います。

2010年2月24日水曜日

天草での最後の協議会

本日は3年間続けてきた天草市地域ICT利活用協議会の最後の会議でした。
総務省のモデル事業として始まったこのプロジェクトのリーダー兼協議会の会長を引き受け、今後どうなるか不安な気持ちのままに天草市役所通いを始めたのでした。
これを引き受けたためにガリラボには色々なことが起きました。
もっとも大きかったのは2年前に学生サポート室「うちわEBI's」が立ち上がったことです。
さらに06ゼミ生たちとは天草市本渡銀天街のフィールドワークに行ったりしました。

こんなに天草市と深いかかわりになろうとは、思いもしませんでした。
が、ようやくシステムがすべて完成したことを受けてプロジェクトは完了し、とりあえずひと区切りつきました。

協議会の最後は、委員一人一人がこの3年間の思いを話し、拍手を持って散会となりました。
私からは少し長めに、地域ICTとはそれまで市民が持ちえなかった自治体レベルでの公共空間であること、さらに天草Webの駅がおそらく天草の中でもっとヒット件数が高く、いわば高視聴率サイトなんだということをお話してきました。
地デジに完全移行するまでに天草の中に定着させてくださいと熱いエールを送ってきました。

本日で天草と縁が切れるわけで、傍観者的にそんなことを言ってきたのですが・・・・
結果的には縁は切れませんでした。

協議会の形はこのまま維持して、各団体の代表が所属するハイパー団体サイトをWebの駅上にひとつ作ることになりました。
そして、それにガリラボも参加してほしいとの依頼があったのです。
全員からのそのような熱い視線を浴びたので断るわけにいかず、快くお引き受けしてきました。

なお、団体名については事務局から「天草Webの駅利活用推進協議会」との提案がありましたが、委員の一人がこれはサポートするのであるから、いっそのこそ「うちわEBI's」という名称でいってはどうかとの温かいコトバまでいただきました。

しかしさすがにそれでは、これにかかりっきりになる可能性が高くなり、私の荷が重くなるので、丁重にお断りし、「天草Webの駅サポーター」といった名称に落ち着きました。
平成22年4月1日に完成したWebの駅が正式稼働しますが、それと同時に、ガリラボは「天草Webの駅サポーター」の団体に所属し、天草市内の各種団体の方たちと一緒にWebの駅の監視、アドバイス、広報、運用支援等の活動に参加していくことになります。
勝手に決めてきましたが、頑張りましょう。

ガリラボによる支援は、これまでのうちわEBI's単独の支援ではなく複数チームがアライアンス(同盟)を組んだ形の活動に拡張しようと構想を練っています。

往復5時間ほどの車中で、院生・佐藤とアライアンスの具体的な取り組みをじっくりと話し、いくつかのアイデアをまとめました。
もう少ししたら、アライアンスを組む集団を集めた会議を開くことになるでしょう。


さて、何で車中に佐藤がいるのでしょう?
彼は28日のうちわEBI'sの発表会会場となる天草国際交流会館ポルトの会場及び会場設備の下見に行ったのでした。
私が会議の間、2時間ほどをポルトやその周辺で過ごしていたようです。
会議を終えてポルトに迎えにいったら、ポルトの職員さんと熱心に話をしていました。

写真は会議前に少し時間があったので、天草空港に行ってみました。
高台にある空港は、思っていた以上に広大な空間でした。

 

2010年2月23日火曜日

打合せの連続

今日は長時間の打ち合わせの連続でした。
まず最初にやってきたのはMOREの1年生二人(村中さんと谷さん)。
この二人と10:00~11:30ぐらいまで現在進行中のプロジェクトについて打合せ。

その横で2年の戸高、4年の松尾、院生の佐藤(M2)が28日の発表会で使用するアンケートについて打ちあわせています。

断続的にふたつの打ち合わせが続き、発表会関係の打合せは15時ぐらいには終わったようです。
その後、アンケート作成をやっていました。

一方、MOREの学生たちは、13:30になって今度は事務局の担当者もやってきて、来年度の打合せなどなどと合せ、現在進行中のキャリアフォリオ改良について検討会議でした。
事務局担当者からのダメ出しを受けながら、打ち合わせが終了したのが16:30。
3時間!
そして、それからまたMOREの二人はそこでの改善点を受けて作業に入っています。

慌ただしい研究室でしたが、途中、院生の吉本(M1)、田中(M2)が顔を出し、また3年の平野、興梠、冨田もやってきて少し作業をして帰っていきました。
平野は朝日新聞(2010/2/14)に掲載されたガリボイスを持参してきました。


現在、22:15。
この時間まで残っているのはMOREの学生2名のみです。
午前10時前からいるので、かれこれもう12時間以上も研究室で打合せと作業をやっていることになります。
いやはや、そのタフさ加減に驚かされます。

この単位にもならないボランティアとしての実践を突き動かしているのはいったい何なのでしょうか?
そして、MOREとは、一体全体どういった実践の共同体にいるのでしょう?
活動を開始して8ヶ月ほどですが、このメンバーは、恐ろしいほどに学習が進んでいることは確実です。
学習を理論的に見つめている研究室ではありますが、どうしてこのようなことが起きたのか分析できないでおります。
私がその共同体の内部にいるからかもしれません。
外部の人間がエスノグラフィックな調査でもすれば、その原因を詳細に分析できるのかもしれません。
本当にそうかどうかは不明ですが、少なくとも目の前に、躍動しているひとつのフィールドが存在していることは確かだと思います。
実に興味深い。

チラシの乗り物

今、チラシの形状についての話題を書きながら、ひとつ思い出したことがあります。

チラシは新聞という乗り物を使って配布されているというのがひとつの常識になっているということ。
もちろん直接的に配布される形態もありますが、今のところは新聞という強力な乗り物が使われています。

さて、その新聞という乗り物がどうも老朽化を始めています。

一人暮らしだけでなく、世帯であっても新聞を取らない人がたちが増えている。
新聞業界には大きな試練が目の前に広がっているようです。

さて、話はチラシです。

新聞を取っていない人に聞いたのですが、新聞はネットで間に合うけれど、チラシがほしいというのです。
私は買い物など全くしないので、そんなことに気づきもしませんでしたが、言われると確かにそうかもしれません。
新聞という乗り物を失った場合、チラシは手元にはやってきません。

その話を聞きながら、私の頭の中は、地域ICTのことでいっぱいになりました。
地域ICTの持つ重要な役割が頭の中に広がっていきました。
いや、実際は昔から漠然とはそう思っていたのですが、そのことを明示的に自覚できました。
地域ICTは、新聞を代替する形で、地域のチラシを配布するメディアになるべきだ、と。
ローカル情報を構成する大事なもののひとつが地域のお店が出すチラシです。
そのチラシをWeb上で配布する。
Webをチラシの乗り物としてきちんと位置付ける。
地域ICTだったら、それをやっていく意味がある。
mixiのような全国レベルのSNSではこれは無理です。
チラシの情報、特に食料品などは毎日の情報なので、少なくとも地域の奥さんたちにとっては毎日必須の情報となるでしょう。

28日に迫ったうちわEBI'sの天草Webの駅についての発表会や交流会ではそんなことも伝えてくれるとうれしいですね。
新聞業界からは反発が来るかもしれませんが・・・・・ちょっと自惚れが強いでしょうか? ^^
 
うちわEBI'sのみなさん、どう思いますか? 
 

スターバックスのチラシの教え

ひとつの常識を外すと・・・

今日の新聞のチラシに下の広告が入っていることを家人が教えてくれました。



最近でこそ、こういった斬新なものを見かけますが、それ以前のチラシという一つのメディアは、常識的には四角いペーパーに片面あるいは両面印刷するものでした。
ただまあよく考えると、”四角い”というのは単に技術的、コスト的な問題でそうなっているのに過ぎないのかもしれません。
そのこと、その制約を明示的に自覚できたとき、それを無視するという自由を私たちは手に入れることができます。
無意識のレベルで縛られていた四角という観念から自由になれるわけです。
そうして出来上がったのが上記スターバックスのチラシということになります。
 
こんな感じで、新しい発想やデザインとは、自分たちを無意識のレベルで縛っている常識への自覚から始まります。
ということで、ガリラボでは3年生の最初のゼミで、この常識に挑戦してもらっています。
対象は名刺という小さなコミュニケーションメディア。
 
名刺って、あるサイズの四角形状であることが普通ですが、それは別にJIS規格が決まっているわけでありません。
一種のデファクトスタンダードになっているのに過ぎません。
さらに気付きにくいですが、平面(平べったい)ですね(言われるとわかるでしょうが)。
言われるとわかるという状況こそが、無意識の常識に縛られている状態です。
残念ながら、そのままだと新しい発想に至りません。
 
ガリラボでは、この”四角い”、”平面”というふたつの常識から自由になったときの名刺を考えてもらっています。
いや、そうするとですね、色んなのが出てきます。
見事なものです。
そんなのを就活での自己アピールとして使ってもらいたいぐらい斬新なものばかりです。
(この活動をやったゼミ生自身がそのことを覚えているでしょうか?)
  
ほら、ですね。
人はいったん常識に気付けば、そこから自由になることができて、色んな発想を生み出せるのです。
大事なことは、その常識に気付くこと。
この極めて困難な営みを成功させるカギは「学び」の中にしかないと私は思っています。
 
新しく3年生になるゼミ生のみなさん、そんな学びをガリラボを利用してやっていきましょう。
口を開けていれば自動的にそこに餌が来ることはありません。
学びとは自発的な参加にほかなりません。
ガリラボへの自発的な「参加」を果たしてください。
  

2010年2月22日月曜日

大学院の合格発表

本日午後1:30、大学院の合格発表がありました。
めでたく4年松尾が合格しました。
10月より試験に向けてコツコツと準備を始めた結果が実ったわけです。
感慨深いものがあります。

合格おめでとうございました。

さて、4月からは晴れて大学院生となり、ガリラボの研究の一翼を担ってもらうことになります。
大学院生となるとわれわれ教員とある程度対等な立場になり、学部時代とは立場が大きく変わります。
おそらく厳しく接することになるでしょう。
しっかりとついてきてほしいと思っています。

ところで、学部時代からの私のゼミ生が初めて院生となることなります。
これから2年間と合わせると、都合4年半一緒に勉強することになります。
少なからず責任の重さを感じます。


そんなおめでたい日でしたが、本日のガリラボはMOREの1年生集団にほぼ占拠されていました。
午前10時にはゾロゾロとやってきて、最後の人たちが帰っていったのは17時過ぎ。
まあよくもこんなに長時間、狭い研究室で活動できるものだと驚きます。
しかしそのために、たくさんの進歩がそこにあるように感じているのですが、本人たちはそのことを感じているでしょうか?
今日だけでも、私の知識を含め様々なリソースにアクセスをしておりました。
Flashに挑戦する学生もおりました。
ほぼ1日の間、大学のリソースに思う存分アクセスしながら、知的な時間を過ごしているようでした。
ゼミ生以上に、ゼミ生のようです。

本来のゼミ生は、
 4年 松尾、中村
 3年 興梠、森
 2年 戸高
がでてきて、3,4年生はそれぞれの作業をやっているようでした。
2年生の戸高は28日の天草での発表会の取材(ゼミ新聞用)について打合せを行いながら、研究室で活動するということの意味を時間をかけて話したりしました。
 
 
途中、NHK熊本放送局のディレクターさんより電話があり、新しい企画について、実現可能かどうかを尋ねる事前の打診を受けました。
映像コンテストで組織的に動いているのはわが大学だけだと承知されているようなので、窓口がしっかりしているということでガリラボに問い合わせをされたようでした。
難しい内容でしたが、もしこの企画が具体化して、ガリラボに依頼があるならば大変そうですが引き受けようと思っています。
果たして具体的な企画となるものでしょうか?
気になります。
  

2010年2月21日日曜日

テニス

ガリラボとしての活動は特にしていませんが、本日は、ゼミ生を交えてテニスをしておりました。

天草で知り合った総務省の方とテニスを約束していたのですが、私が体力的に持たない可能性があるので、水曜日に一緒に練習している人たちを中心に参加しないかと声をかけたのでした。

院生・佐藤、4年生の松尾、そして04OGの井口などが参加してくれました。

全部で6人で練習したのですが、上のメンバーなどガリラボ関係者がそこに4人もいたので、ガリラボのミニスポーツ大会の様相を呈しておりました。

しかし、それにしても総務省の方は上手でした。
悔しいですが、倒すのは難しそうでした。
今後、みんなでしっかりと練習をしたいと思います。
 

2010年2月20日土曜日

まちのエスノグラフィ

午後から、ネットで不明な部分を検索しながら、研究室で読書していました。
途中、卒業生による就職相談会のため抜けましたが、午後はずっと読書です。

岡部大介という方を検索したら、次のブログにたどり着きました。
http://okabelab.net/blog/2010/02/post-147.html

そこにある写真の中のスライドにあるタイトルを見て、私の目はくぎ付けにされ、心臓の鼓動は大きくなっておりました。

 やってみます、まちのエスノグラフィ。
  見慣れた日常の再構成へ。

上記2行は、それほどに、ぼくをキャッチしたコピーでした。
フィールドワークを表現するキャッチコピーとして大変素晴らしく感じました。
登録商標でもないでしょうから、次は利用させてもらおうかと思います。

上記ブログにでてくる、

  北千住のスター
  86才 ニュースばあさんに会いたい!
  
このポスターもいいですね。 コピーもいいけれど、ポスターがアナログとデジタルが適度にミックスされて作られていてほんといい。
私だけでしょうか、こんなのにそこまで感動するのは。
感動した人は真似しましょう。

優れた創造は、模倣からしか始まらないのですから。

感動しましょう。そしてそれを真似ましょう。
その先に、優れた個性は生まれるはずです(たぶん)。

4年生及び卒業生による就職相談会

キャリアセンターのスチューデントアドバイザー企画による表題の相談会が学生食堂で3年生向けに開催されました。

スチューデントアドバイザーのことを本学ではある思いを込めて「キャンパス・キャリアエンジェル(CCA)」と呼んでいますが、恥ずかしながら、私が命名したものです。
現在は、4年松尾が所属しており、本日の相談会も松尾らCCAが計画して実現したものです。

ところで、CCAという名称は、多少ですがキャンパス内で定着してきたようで、嬉しい限りです。
このまま普及し、定着してほしいと常々祈っております。
ただし、現在のCCAは私のイメージではまだ未成熟な段階にあって、現在のMOREの学生たちを母胎にして3年計画で自律的な学生チームとして育成していきたいと思っていました。
ただし、来年度以降の体制が変更になることとなったため、今後どうしようかと思案中です。

ガリラボとは直接的には関係ないことですが、私がこの件に関与する以上、間接的には影響を受けることになります。
さて、どうなるのでしょう。私にも予測できません。

本日の相談会では多くの卒業生も参加してくれていました。
ガリラボOB(05ゼミ生・山口)も福岡から駆けつけてくれ、3年生に色々な指導をしてくれていたようです。
後輩に熱心に話をしていたので、ちょっと挨拶するだけで私は引き上げてきました。

先輩が、そして卒業生が後輩の面倒を見る。
お互いのメリットが非常に大きい。
卒業生自身のスキルアップ自体に非常に役立つ企画だと思います。
こんなのを実践の共同体っていうんです。

職員も教員も不在の中、良い雰囲気で相談が行われている風景は、大変良いものでした。

2010年2月19日金曜日

ゼミ新聞7号編集会議

10時から2年生とゼミ新聞7号の編集会議をしました。
長井、戸高、谷口、川崎(到着順) の4人で、12ページを予定している新聞の詳細を決めていきました。
この打合せで紙面構成、依頼先がほぼ決まりました。
編集担当の4人から依頼が来た方は快く引き受けてください。
よろしくお願いします。
卒業生、修了生を中心にした新聞になる予定で、4月発行の予定です。

そのあとは、院生・吉本とのゼミ。
学校広報を基盤にする修論になる予定ですが、本日面白いアイデアを聞きました。
学校からの広報だけでなく、保護者からの情報発信もあるべき、情報が双方向に循環する仕組みが重要だということです。
学校広報理論によってその仕組み検討していくことになりました。
ストーリーがほぼ見えました。
修論としてまとまるはずです。
これで県庁前に正座しないでも良さそうです。^^
保護者からの情報発信用のサイトは、「学校親サイト」あるいは「おやっとやっちろ」とかの候補が挙がっていましたが、もちろん、正式なネーミングはこれからです。

14:30以降はうちわEBI’sに研究室は占領されました。
28日の発表会に向けての準備です。

研究室のテーブルいっぱいに広用紙を広げて、ポスター作りに精をだしておりました。


手書きです!
アナログ+デジタルの混在がひとつの情報表現としてのムーブメントではないかと個人的に勝手に思っています。



企業との懇親会が学生食堂であり、たくさんの食べ物が余ったので、まだゼミ生がたくさん研究室にいるはずと思い、普段気がきかないのに気を利かせて持ち帰ったら、もうほとんど誰もいませんでした。
みんな帰宅が早すぎます。
ということで、食べたくもないお寿司をまたひとりで食べることになりました。orz
懇親会ではゼミ生が就職した企業の方にお礼を言って回りました。
 

本日の天草Webの駅。
投稿されたページに添付してある画像を拾ってくる機能が新しくついたのですが、本日のWebの駅のトップページには、この機能が働き、4年・中村作の28日の交流会参加バッジが堂々と表示されていました。
非常に良いPRになりました。
きっと意義のある発表会(交流会)になると思います。
佐藤、中村ともに有終の美を飾ってほしい!


 

2010年2月18日木曜日

静かな一日でした

珍しく人が少ない1日でした。 やってきたのは4年の松尾と中村のみ。

こんなに人がいないのも久々な感じでしたが、よく考えたら、本日は私が会議で
ほとんど不在にしており、そのせいもあったのかもしれません。

ということで、まるで活動休止状態に思えるガリラボでしたが、面白いメールが届きました。
昨日顔を出したOGからのものです。

昨日のガリラボ通信に、「飲み会は断らないこと」と書きましたが、それについてのコメントが書かれていました。以下のような文面(一部省略)でした(念のため、本人には掲載の了承をとっています)

   目上の方の呼び出しで飲みに行くときは、お財布も気にならず最高です♪
   (結構いいお店に連れて行かれるし)ただ、セクハラをかわせる技術がいりますが!
   セクハラなんて訴えろって大学では習いますが、社会に出たら職場によって、
   ある程度楽しむ余裕が必要です。
   ただ、たいてい仕事出来ないサラリーマンがセクハラしますけどね(笑)
   営業ウーマン25歳、頑張ります!

いやー、パラフルな彼女らしいメールでした。

朝9時ごろ、午前中の会議に出かける前に読み、愉快な気分にさせられました。

明日は色んな打合せが入っているので、賑やかな研究室となる予定です。

発表会in天草が大学HPで紹介されました

院生・佐藤を代表とする「うちわEBI’s」のメンバーは、2月28日の天草市での発表会に向けて急ピッチで企画の立ち上げとその準備に 励んでいます。

本日、彼らの発表について大学ホームページで紹介してもらいました。
下記のリンクから閲覧できます。

大学HP紹介ページへ

この発表会は2年間の活動の総まとめの意味を持ちます。
実践の省察(reflection)を行う良い機会だろうと思います。

なお、4月以降は天草Webの駅との関わりは新たなステージへと
展開していく予定です。

2010年2月17日水曜日

MOREとOGとEBI's

今日のガリラボは朝9時にMOREの1年生がやってきました。
現在彼らが担当しているキャリアフォリオの改良に向けた作業の一環です。
全部で10名ほどがやってきて、改良型キャリアフォリオの校正やマニュアル作りをやっていたようです。
その後は、春休み中の活動計画など立てたりして、自律的な活動へと展開を始めたように思います。
せっかく始まったこんな活動です。



教員と学生と事務局とがつながって活動するのはわが大学ではほとんどなかったので非常に興味深いことです。
午後、新旧キャリアセンター長と事務局を交えて来年度のキャリアセンターの活動計画について話してきましたが、MOREなどを交えた活動計画を立てることに、ある事務局職員は非常にワクワクすると話していました。
私もそう思います。
学内インターンシップなどの制度も彼等の活動を想定しながら生まれることになりそうです。
こんなに楽しい活動に成長したのですが、私はこの3月末でキャリアセンターからメディアセンターに仕事が変わります。
せっかく生まれたこの優れた芽が、来年度以降、しっかりと成長してくれることを祈るばかりです。

13時になって、03OGの北井がやってきました。
03ゼミ生時代のゼミ長でした。
本人も周囲もあまり自覚はないようでしたが・・・
お土産にもらったたい焼きは真っ白け。
漂白剤につけてきたのかと思うほど白い!
こんなのがあるんですね。
初めて見て驚きました。


リボン付きの小さな包みはバレンタインのチョコとのこと。
小さいものですが、さりげないその気遣いに感動させられました。感謝。

さて、その北井が言うには、「飲み会は断らないこと」と社会人となるゼミ生に伝えてくださいとのことでした。
特に男性と同じレベルで仕事をしている自分にとっては非常に大事だったと言ってました。
様々な関係の中に投げ出され、そこで生まれる上下の関係が仕事のチャンスになってくるとのこと。
あまり詳しくは書きませんが、実力があってもそれを生かす場をもらわなければしょうがないわけで、その運をつかみとるにはそういった関係性が重要です。そんな関係性の価値のことを社会学では、
  弱い紐帯の強さ http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/swt.html
という言葉で表現しています。非常に重要な概念です。

社会学が見つけた概念を、北井は飲み会のという場で実践的に見出したわけです。
入社してそろそろ3年。
石の上にも3年が過ぎ、ようやくその道のプロになり始めているのかもしれません。


午後はうちわEBI'sもフル稼働で28日の発表会の準備を行っていました。
緻密な準備の得意な(?)院生・佐藤のもと、ちゃくちゃくとゴールに向かっているようでした(たぶん)。
こちらは活動して2年。
思いのほか早くその道の専門家に近づいているようです。

本日やってきた人を思い出すと・・

 OG   1名
 院生  1名
 4年生 3名
 3年生 4名
 1年生 10名

のべ19名がこの狭い研究室でタイムシェアリングしながら活動していたことになります。
びっくりですね!

2010年2月16日火曜日

ゴールデンバグズ on キャラメルポップコーン

本日は極めて静かなガリラボでした。
朝早く9時頃、M2佐藤が天草での発表会のチラシを持参して以来、誰もやってこない。
静かなまま10時には会議へ。
戻ったのはお昼でした。

研究室に戻りPCをみたら、なんとOG(05ゼミ生)の田中が「少し時間がとれたので、顔を出しましたが・・・」とのメールが届いていました。
大変残念なことをしました。
これに懲りずにまたおいでください。待っています。

お昼からは天草市役所の方と天草Webの駅の件で打ち合わせをしておりました。
全部で5人で2時間ほどWebの駅の今後の運営方法などについて議論を尽しました。
そこでの案をもとに次回の協議会に出向きます。
来週が最後の協議会ととなります。
打合せの場で、うちわEBI’sの話も持ち出し、2月28日の発表会には市役所の方々の参加も取り付けました。
どういった発表会になるかまだ未知数ですが、Webの駅の意義がよくわかる楽しいものにしてくれると思います。
なお、発表会の開催は、大学HPでも紹介されることになるようです。

市役所の方々との打ち合せが終了した後、少しして4年松尾がキャリアセンターの情報誌の編集作業にやってきました。
眠いといいながらも、PCの前でInDesignでの作業に今も取り組んでおります。

以下、ガリラボの話とは全く関係ないことですが・・・

M2佐藤が卒業旅行で阿蘇から買ってきたキャラメルポップコーン(なぜか、生産地は天草でしたが)の上に、ゴールデンバグたちを乗せてみました。
ゴールデンバグズはチョコ。
04OG(樋口)が12日に研究室にと言って持ってきてくれたものです。
何気なく不透明な箱を開けたら、独特な顔つきの虫たちがたくさん詰め込まれているではありませんか。
しかも、足までついてます。
せっかくなので、箱から解放してやって、シャッターを切ったのでした。



デジカメの角度を考えながら撮影をしているちょうどそのときに、買い物から松尾が戻ってきました。
ドアを開けるなり、呆れているようでしたが、そこはまあ大人なので口には出さずに笑ってくれていました。



撮影の現場にM2佐藤がいたことは言うまでもありません。
 

2010年2月15日月曜日

ゼミ新聞7号編集チームの初会合

ゼミ新聞7号の発行(平成22年4月末予定)に向けて、編集チームが初会合を行いました。
メンバーは2年の戸高、長井、川崎、谷口(欠席)です。
卒業式などの取材を行う関係で、こんな早い時期での始動となりました。
打合せの結果、12ページ構成で仕上げることを決定。
4人の分担も決まり、それぞれが担当ページのレイアウトデザインを考えてくることになりました。


打合せ中の編集チーム(アイデアが欠乏した時のための助っ人に院生・佐藤が加わっています)

天草Webの駅サポートチームの発表会に向けてのチラシが出来上がりました。
手にしているのは佐藤です。
このチラシを天草宝島国際交流会館ポルトにおいてもらい、発表会への市民の方々の参加を呼びかける予定です。



発表会の詳細は、以下で紹介されています。
http://hp.amakusa-web.jp/a0009/MyHp/Pub/Free.aspx?CNo=44

この日は4年・中村も発表会に向けての作業に追われておりました。

本日のガリラボにはゼミ生以外のお客さんがやってきました。
キャリアセンターから発行する情報誌の編集を担当しているキャンパス・キャリアエンジェル(CCA)のメンバーです。
編集責任者は4年・松尾ですが、その打ち合わせにきておりました。
研究室があまりにきれいで(要するに、何もない)、驚いているようでした。

もうひとつ重要なこと。
朝一番、院生の吉本から大量の書籍を借りました。
先日の反省会での席上出た話をしっかりと覚えていたとのこと。
最近、睡眠不足なのですが、さらにまたそれが酷くなりそうです。(T_T)


と、ここでこのブログを終えようとしたら、OG(03ゼミ生)よりメールがあり、これから顔を出しにくるとのこと。
しばし待つことにします。

2010年2月14日日曜日

卒業旅行の真っ最中(?)

院生が卒業旅行に近場の阿蘇に行ってたようです。
M2佐藤がTwitterとかGmailの新しいサービス「バズ」に書き込んでいました。
かなり楽しんできたようです。

4年生とかと話すると、この「卒業旅行」なる言葉が頻繁にでてきます。
いつ頃からこういうのが普及してきたのでしょうか?
私が大学院を卒業する頃には存在しなかった「ターム(term)」です。

旅行業者が大学生のバイト代でたまった財布を狙って、彼らのニーズを掘り起こした成果でしょう(もちろんその掘り起こしに使われたのは広告の技術に他なりません)。

われわれの頃はバイトと言うものがあまり存在せず、バイトがあってもそれは生活費にすぐに消えるのが普通でした。
入金から出費までが素通り。
なので、財布など必要なかった。
実際、私などは財布を持ち歩いてなかったような気がします。
    ほんとです。小銭がポケットに入ってるぐらいで。奨学金が入ったときに学食の1ヶ月分の食券を
    買っておくだけで(まとめ買いで少し安くなった)、後は金は不要の生活でしたから。
なので、昔はそんな学生が大勢いたので、ニーズはあっても掘り起こせなかったのでしょうが、社会が変化し、非正規雇用が仕事として企業に組み込まれていくとともに、バイトに注目が集まり、それが学生たちにたくさんのバイト代が入るようになり、それで彼らには生活費以上の余力が生まれた。
財布が必要になるぐらいの余力が生まれたわけです。
「卒業旅行」の誕生は、その余力に旅行業者が目をつけた結果ということでしょう(憶測ですが)。


キャリアセンターのセンター長挨拶にも書きましたが、人は
   家庭 → 学校 → 会社(仕事) → 家庭(地域)
という人生のステージを通っていきます。
卒業旅行って、2番目のステージ変化を意味づける通過儀礼になっているようです。
卒業式だけでは卒業した気にならないということでしょう、最近の学生さんたちは。

さて、あとちょうど1ヶ月でわが大学もいよいよ卒業式を迎えます。
となると、ガリラボも新陳代謝を起こし、新しい体制をとることになります。

  脱皮できないヘビは滅びる。

来年度の新しい体制へと脱皮するための準備を、この1ヶ月で済ませていきたいと思います。

ゼミ生へのバレタインデープレゼント

言葉の意味って常に変化していきます。
その変化の集積として社会が変容していきます。

コンピュータは以前は「電子計算機」と呼ばれていましたが、徐々に「電子計算機」の利用形態が変化していき、その変化があるレベルを越えて、変化を持ちこたえられなくなった頃にそれは「コンピュータ」というコトバに置き換わっていきました。
今から15~20年ほど前に起きたことです。

さて、本日はバレンタインデーです。
今はまだ変化していませんが、バレンタインデーについてもこれに関わる意味内容は色々と変化しているのではないでしょうか。
写真は、金曜日に嘱託をしているガリラボのOGたちからと4年生よりもらったものですが、チョコでないものが増えてきたように思います。



確か、昨年もそうでした。
徐々にチョコだけでなく交換されているものが多様化しているように思います。
バレンタインデーというのは固有名でしょうから、これが変わることはないでしょうが、その意味内容は大きく変化していることは疑いようがありません。
さらには女性から男性へという一方向性も崩れているようです。
逆チョコなるものも誕生しているぐらいですから。

時代の変化の中で生き残っていくものは変化していきます(→不易流行)。

バレンタインデーという言葉が、もしも変化を許容する能力を有するものであるならば、これは普遍を獲得するのに違いありません(たぶん)。

ガリラボとは何も関係ないように思うでしょうが、実はそうでなくては私はこんな言葉の変化に大変強い興味を持っているのです。
ずっと前から個人の変化及び集団の変化をひとつの理論としてまとめたいとの希望をもっていて、少しづつですが研究はしてきてました(現在、足踏み状態ですが・・・)。
位相幾何学(トポロジー)という数学の枠組みを使って変化を説明していくもので、これまで関係する論文をいくつか発表したこともあります。
それらの論文は、人間は、子どもから大人になるに従い、賢くなっていくわけだけども、その賢くなり方、そしてそのときの賢さとは一体どういうことを意味するのかということを、トポロジーの言葉を使って解明することに挑戦したものです。

たぶん、このことに興味を示す方はほとんどいないと確信していますが、言葉の変化やその理論が私自身の乏しい思考領域の大きな部分を占めています。
なので、私の発言は、多かれ少なかれ、この考え方に影響(支配)を受けているんです。
だから、ガリラボの活動の方向とは、間違いなくそんな私の思いが反映されています。
いつも、言語変化を扱っていきたいと強く思っています。
3年生のProduce Xで小田原チームに矢部に残る「言葉の採集」という課題を提示したのも上記の私の思いがあってのことでした。

どうも現実離れした話になってしまいました。

バレンタインに話題を戻すと、今のバレンタインデーは今の社会変化と同様に多様化に向かっているということです。
となれば、何でもよいはずです。
モノにこだわること必要もないかもしれません。
ということで、普段話をすることのない私が考えているコトを、この電子メディアを媒介にして、ゼミ生へのバレンタインデープレゼントとしたいと思います。
神聖な日でもあるので、テキトーに有り難く受け取ってください。

まあでもこんなもの、いらないですよねー
私だったらいりません。^^

2010年2月13日土曜日

MOREの学生たち

土曜日の今日、朝早くからガリラボにはMOREの学生たちがやってきています。
キャリアフォリオの改良に向けての原案作りを行っているようです。



キャリアフォリオの改良だけでなく、今後の活動などにも話しが展開していってます。
前に、前にと動いていて、ほんと充実しているように見えます。

行動が迷走しないよう、4年の松尾にアドバイザーとして参加してもらっています。

M1コース内報告会(第2回)

昨日(2月12日)第2回目となる院の1年生(M1)のコース内報告会を17:30より行いました。
M1の研究の促進を目的にしたもので、情報管理コースの大方の先生方とM1およびM2が集合しての報告会となりました。


ガリラボからはまずは吉本が発表。テーマは、

  学校広報の工夫による地域・家庭との連携に関する研究
  ~八代地域の情報化への提言~

というものです。

学校広報理論をもとに、学校情報を広く保護者や地域に公開して、学校を良い形にもっていくことを目指す研究です。それこそ研究自体もぜひ良い形にしていってほしいと願っています。

もうひとりの伊藤は3人目に登場。テーマは、

 社会を可視化するテクノロジーに関する研究
 ~大学生のコミュニティを可視化する道具としてのmixiを事例にして~

というものです。


これまでに比べて、ようやく研究の形が見えてきたように感じました。
まずは良かったかなと思います。

その後は全員で19:30からの反省会へ。
ガリラボからの参加者はM2田中、佐藤、M1吉本でした。
反省ができたかどうかは不明です。
が、M2二人の簡単な慰労会にはなったのかなと勝手に思っております。

朋あり遠方より来る、また楽しからずや

昨日(2月12日)のガリラボの様子です。

午前中は院生・佐藤の4月以降の活動についてのディスカッションをしていました。
天草のWebの駅についてのことですが、長時間の雑談の末にある形が見えてきました。
その雑談のプロセスで、作っては壊ししながら、手持ちの小さな概念を試行錯誤によって積み上げた出来上がっていった設計物(積み木細工)です。
Webの駅を卒業していくメンバーを接続して、コンソーシアム的なものを目指してはどうかというもの。
面白いアイデアだと思うので、このまだ形になっていないアイデアを早急に具体的なカタチにするために、詳細設計に移りたいと思います。

ずっと前から思っていました。
ICTって遠くの人々を接続して、その集合知を生かすためにある道具なんだと。
環有明海構想とか、熊本圏域言語地図構想とかずっと前からアイデアだけではあるんです。
実行にはなかなか移せませんが、その小さな形をWebの駅上で形にしたいと思います(希望)。

午後になって、1時に宮崎にいたときの最後の教え子で、現在、高専の教員をしているのがやってきた。
明日、半導体関係のフォーラムが市内のホテルであり、その前に用事が特ににないので(!)、時間つぶしにきたと大変失礼なことを言いながらやってきました。
ほんと失礼なやつですが、高専から九大の院まで進み、就職後に無事に博士の学位まで取得して、元気にやっているようでした。

久しぶりに会い、彼が勤めている職場は私とそいつとが共に卒業した母校でもあるので、そこの状況で話がはずみ、13時から17時まで4時間ほど連続で二人で話し続けました。
本当はやることがあっのですが・・・・(T_T)  しかまあ、
   朋あり遠方より来る、また楽しからずや
です。久しぶりに会えて、そういえばこんな工学的な道を走っていたこともあったんだと思いださせてもらいました。懐かしい限りです。

その後はM1の発表会、そしてその反省会(飲み会)。
宮崎の卒業生と話している横で、佐藤、森(3年)、中村(4年)がWebの駅の件で話しあいや作業をしていました。
佐藤とは反省会も一緒です。
ということは、朝の10時から夜の10時まで12時間ほど佐藤とは一緒に過ごしていたことになります。
┐(-。-;)┌

2010年2月11日木曜日

休日のガリラボ

休日でしたが、明日のM1のコース内報告会を控え、M1伊藤とのマンツーマンのゼミをみっちり行いました。

14:30から17:00頃まで休憩なしです。

研究の”背景”、”問題意識”、”目的”、議論を展開するための”土俵(フレームワーク)”、土俵上での”取り組み方(研究方法)”などを逐一検討していきました。
2時間半の議論の中で、途中話したことを忘れてしまい、仕方なくまた元に戻るなどして、非効率そのものでしたが、とにかく最後までたどり着きました。
出来は?との問いには答えません。
そんなのはまだ愚問です。
まだこの時期です。
この程度でも大変な立派なものだと思いこむようにしています。
明日の発表はきっと頑張るでしょう。。。きっと(願望)。

4年・松尾もでてきました。
私が伊藤とのゼミに集中している間、横で色々と手伝いをしてくれました。
ほんとに有り難い限りです。

院生室にはM2佐藤も来ていたようです(Gmailのステータス表示から推測)。
大学にいるはずなのに、こっちは残念ながら私の役には立っていません(笑)
・・・・もちろん冗談です。
きっと2月28日の天草での発表会に向けた準備を”昼寝しながら”入念にやっていたのだと思います。
28日の発表会についてはこのガリラボ通信でもいつか紹介しようと思います。

ゼミの途中、2年戸高からメールが来ました。
ゼミ新聞の編集希望が2名いたとのこと。
谷口と川崎の2名。もちろん二人とも2年生です。
月曜日ぐらいに打合せをすることになりそうです。


本当は今日の午前中はMOREの活動(会議)が予定されていました。
雨のために土曜日に延期。
会議資料がMOREの代表の1年生からGmailで送られてきましたが、そのち密さに驚愕してしまいました。
末恐ろしい限りです。

以上ですが、休日ながらも色々とあるものです。

明日のガリラボは平常営業です。
メインイベントはもちろんM1のコース内報告会。
吉本、伊藤コンビには頑張ってもらいたいと思います。

2010年2月10日水曜日

雨ですが、ガリラボは元気です

今日は凄い雨でした。 ほんとに梅雨ではないかと錯覚しそうな雰囲気です。

うっとしい雨とは関係なく、ガリラボは賑わっています。

午前中には4年・松尾がやってきて私の手伝いをやってくれています。
おかげ私の方は別の仕事に集中でき、審査報告書などが順調に仕上がっています。
感謝。

しばらくして3年の冨田がやってきて、就活のための諸々の作業を始めました。
昨日に続き、植田もやってきて就活関係、どうもエントリーシートを書いているようです。

途中、冨田が松尾に就活の相談をしたりして、一瞬、キャリアセンターのようになっていました。
学年間でのコミュニケーションは大事なことだと思います。
そういったコミュニケーションを誘発する場としてガリラボが機能してくれるといいかなといつも思っています。

13時からは院生・吉本さんとの研究の打ち合せ。
学校広報理論を下敷きにして「よい」学校を作っていくための方法を探るというものですが、まだクリアな着地点を見つけられないでいます。
12日がM1のコース内報告会なので、それまでにまた熟慮してほしいと思います。

14:30以降はうちわEBI’sによる定例の打ち合わせとそれが終わってから2月28日の発表会に向けて準備を行っています。
面倒な作業もあるはずですが、楽しそうにやっております。
いいことです。
やっぱり何をやるにも、楽しくなければいけませんよね。


今日は19時過ぎからノットワーキング塾の日です。
OBの黒田さんなどが集合します。
今後の活動など話し合われるはずです。

塾でPCの前におれない可能性があるので、この時間(現在、17:00)にブログを更新している次第です。

明日は雨は止むでしょうか?
朝から1年生のMOREとの会議なんです。
こっちも今後の計画を話し合うようです。

2010年2月9日火曜日

成功は失敗の父(?)

この天気どういうことでしょうか??

2月というのに梅雨のような雨が降っています。
気温は20℃ほど。
松任谷由美の「冷たい雨」などではなく、2月というのに「春雨」の雰囲気です。
桜も誤って咲いてしまいそうです。

雨だったせいでもないでしょうが、静かな研究室でした。
昼過ぎまでは・・・

お昼少し過ぎた頃に3年の植田がやってきました。
試験が終了したとのこと。
ゼミ新聞を読みながら色々批評しています。
その後は、Produce X 2009の水俣チームの仕上げ作業に向かっていました。
かなり細かい作業を地道にやっています。
結構複雑なホームページを、HTMLで、メモ帳を用いて書いているんです。
いやー、素晴らしい。
見直しました。

その後には同じく3年の冨田がやってきて、色々とやってましたが、こっちは
また明日きますと早めに帰宅していきました。

4年の松尾も出てきました。
頼んだ作業があって、それをボランティアで黙々とやってくれています。
現在のガリラボは、彼女の存在なしには成り立たなくなっているように思います。
卒業してしまったらと思うと、考えるだけでゾッとしています
夕方には出かけていきました。
4年生8名ほどが集まって街で食事会をするとか。
みんな最近会ってないはずなので、ちょうど今頃は楽しんでいるのではないかと思います。

同じころにはM2の佐藤が松尾にある文章を清書をしてほしいと頼みに来ていました。
そしてそのまま居座り(いえ、違います。私が引き留めました)、雑談をしていきました。
(佐藤とのこの雑談ももうすぐ終わりかと思うと、残念・・・いえ、これはホッとしています
雑談の主なテーマは、今後のうちわEBI'sについてです。
現在、今後の方向をどうしようかと思案中です。
現在、Webの駅サポート室は非常にうまくいっているのです。
このサイトには、天草の方々から大きな反響をもらっています。
そういう状況になっているので、このまま消滅させてしまうのは大変惜しい。
このため、知恵を絞り、方策を探っています。

成功に奢り、実践の共同体の再生産過程を上手に組み込めていませんでした。
少し反省しています。

2010年2月8日月曜日

2名の修士の誕生

ガリラボM2二人目(最後です)、田中さんの口頭試問の日でした。
佐藤君と同じ演習室10で、18時からの開始。
論文のポイントを口頭で説明したのちに、2名の副査から厳しく鋭い質問が飛んできます。
それらに対して巧みな回答をされて、30分ほどの口頭試問は無事に終了しました。

修士論文の指導はほんとに膨大なエネルギーを使います。
特に社会学系のテーマを選ぶようになって、複雑な問題設定となることが多く、多方面の幅広い知識が要求されるようになりました。
それを複数人相手していると、私自身がかなり鍛えられます。
この意味で、非常に勉強になるためやりがいはもちろんありますが、しかしたまに多量の知識の荒海の中に投げ出された感覚に陥ることがあって、恐怖を感じてしまうこともあります。
そんなとき、どうするか・・・
勉強。それしかありません。
答えになっていないかもしれませんが、しかし、勉強でしかその海を渡る方法はないんです。

無事に口頭試問を終えた院生の2名は、私以上に勉強して、形のない混沌とした、カオスの状態であった問題にひとつの形を与えるために2年間の研究を続けてきました。
多様な知識を駆使して。
これが、非常に重要な体験なんです。
内容ではなく、活動の仕方として重要なんです。
形のない、訳がわからない状態におかれて、そこに自前で見事な形(パターン)を創り出していく。
私の前に道はない、私の後に道はできる、というあれと同じです。
仕事をしていく上で、あるいは生きていく上で大事なスキルだと思います。

2年間の研究を通し、二人ともこのガリラボでそのスキルをしっかりと身につけたはずです。
あまりにも中身の濃い2年間でした。
荒海もしっかりと漕ぎ切りました。

これで、ガリラボからまた2名の新しい「修士」が誕生することになります。
メデタイ限りです。
おめでとうございました。
感慨深いものがあります。

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今日は研究室にはあまり人は来ないだろうな~と思っていたら意外にやってきました。

まず、2年生の戸高。来てもらったのですが、ひとつのミッションをお願いしました。次回のゼミ新聞です。快諾してくれました。ゼミ新聞第7号の編集長となるはずです。

次にやってきたのが1年生(村中さん)。ゼミ生ではありません。MOREの学生です。今後のことの打ち合わせをしたいと自分からやってきました。
自発的に色々できる人を育てたいというのがキャリアセンターの思いですが、すでにそれができていることがすごいところだと思います。

15時ぐらいに4年生の田村、藤本が本を返却に来ました。4年生と会うことはほんとに少なくなりました。それぞれ今後に向けて活動を開始しているので仕方のないことではありますが、少し寂しい部分もあります。この二人に会うのも久しぶりでした。

口頭試問から19時前に戻ったら4年の松尾がきていました。それまでキャリアセンターで活動していたようです。相変わらずというところでしょうか。4年生ですが、松尾にだけはひょっとして毎日会っているような気がします。

19時からは院生・伊藤とのゼミ。12日の報告会に向けての詰めの作業を行いました。心配してましたが、少しだけ内容が深まっていてホッとしました。話をしているうちに、大学の初年次教育との接点がでてきて、なんだか面白い展開になりそうな気がしてきています。ほんとに面白くなるかどうかは、もちろんこれからの勝負になります。
 

2010年2月6日土曜日

研究室の外~天気晴朗ナリ

外気温8℃。
研究室前の廊下から見える南阿蘇、西原村方面は非常に良い天気になっています。
雲がほとんどありません。
山の稜線にわずかなちぎれ雲が見えるぐらいです。



風車群も肉眼ではっきりと見えます。元気に回っています。


土曜日の夕方、もちろん研究室は私一人です。
夕方から飲み会なのでそれまでの待ち時間に、静かに佐藤君の審査報告書を作成しています。
もっとも先ほど院入試が終わったばかりで、気が抜けて放心状態となり、なかなか筆は進みません。

本日は、迎える人と送り出す人の両方に係わることになりました。

本日の潔いほどの天気と同じような気分になるにはほど遠い日になりました。
複雑な気分です。

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ガリラボの2,3年生はちゃんと試験勉強をやっているでしょうか?
天気がよいのでついふらふらと遊んではいないでしょうね。
特に男子学生が心配です。
ガリラボの場合、GPAは期待していないけれど、単位はしっかりと取得してほしい。

大学院入試

本日はアドミニストレーション研究科の春季入試でした。

ガリラボのゼミ生がひとり大学院博士前期課程に挑戦しました。
ゼミ生としては初めての挑戦です。

たった今、英語、専門試験、そして面接(口頭試問)すべてを終了しました。

10月からずっと準備してきた努力の成果をちゃんと発揮できているといいのですが。

うまくいけば、学部から面倒みてきた学生が院生になります。
院生になると学部の時とは状況が全く変わります。
教えられる存在から、教員と連携して研究していく対等な立場に近くなります。

そのようになることを願っていますが、さてどうなるでしょう・・・

私が受験したわけではないのに、非常に疲れてしまいました。

2010年2月5日金曜日

ネットと放送の融合の意味

帰宅したらTVでポニョをやっていました。
初めて見ました。
ただし、わが家の20年前の年代物のTVだからでしょうか、映像が今一つに思えます。

今日はこのTVと通信の融合について研究室ではかなり熱く院生の佐藤と話してました。
ネットと放送は確実に融合する方向にあり、そのためのテクノロジーはすでに開発されています。

iPadより、3Dテレビより遥かに、ネットをひとつのチャンネルとみなすインテルのテクノロジーが私には画期的に思えます。
スイッチを入れるとすぐにネットに接続される。
ごく自然に、子どもから大人、年配の方々までほとんどの人がネットとつながるわけです。

これまでとは考えられないぐらいに障壁が下がり、すそ野を極端に広げることになるでしょう。
TVのリモコンのチャンネルを変えると、天草Webの駅が映るとしら、天草の人にとってはすごいことではないでしょうか。
住民から発信される地域情報が、リアルタイムに流れることになるんです。
TVから。
そして、あたかもツイッターのように。
iPadはこれまでと同じパラダイムにしか思えませんが(特定のパワーユーザーだけをターゲットにしているという意味で)、インテルのやり方(OSがWindowsというのがまたびっくりですが)は異なるパラダイムへ住民を連れていくように思えるのです。
社会全体に対し、情報リテラシーを極端に高める、高い教育効果も期待できます。
リテラシーを身につけた市民が数多く誕生していくことになるでしょう、きっと。

院生の佐藤には就職などせず、このビジネスチャンスを捕まえろと言いました。
下らない冗談はさておき、社会の基本的なメディア環境に大きな変革が起きるわけですので、生活に様々な変化が起きるはずです。

どうなるのでしょう。
変化は面白い。ワクワクしてきます。

情報社会をテーマにしているガリラボです。
しっかりと先を見通していきたい。
そう思います。

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本日のガリラボの活動はこんな感じです:

  14:30から院生・吉本とのゼミ・・・学校広報理論を素材に色んな雑談を行いました。
  17:00頃から院生・佐藤を面接官にして、4年・松尾に対し明日の練習。
  19:00からは佐藤と私とで21時ぐらいまで熱い雑談(対話)が繰り広げられました。

対話って非常に重要です。
その中で上に書いたような色んな話題が、佐藤君の言葉を借りれば、表出化されていきました。

雑談=対話ってほんと重要です。

ガリラボのゼミ生のみなさん、私との雑談に挑戦してみましょう。
ある条件を満足している方ならば、恐らく、それまで未知の世界を知ることができるのではないかと思います(たぶん・・・・)

最後の学外出講

今日で10月から続いていた技術短大への出講が終わりました。
長かった・・・
来年はもう行きません。
なので今日が最後。
久々に数学(特に解析学と最適化問題を土台にしたシステム理論)を教えることができて新鮮でしたが、このことをガリラボ内で話すと誰もが驚きます。
驚きというか、誰も信じない。
不思議なことです。
私の以前の論文は数式だらけで、特に数値解析学というものを扱っていて、コンピュータの能力改善を数学を駆使して研究していたんです。
そんな風には全く見えないらしい。
でも、そんなことはないんです。
血液型はピュアなO型。そして工学部出身です。
基本的に厳格な性格なんです。
誰も信じてくれませんが。
(棚の中に自分で回路設計し、そしてはんだ付けまでして組み立てたラジオ用の電源の残骸があることを誰か気づいているでしょうか?)

いつの頃からでしょう?  気づいたら道を踏み外しておりました。

最後の技術短大のキャンパスだと思って、写真に撮ってきました。
こちらは現在、ソーラーパネルをあちこちに貼る工事が行われています。
院OB山部さんのいる菊池高校を追撃するかのごとく、エコキャンパスを目指しているようです。

 アカデミックプラザ(だったかな?)

 太陽電池パネル拡大写真


さて、午後からはM1の吉本さんとのゼミです。
2月12日のコース内報告会に向けてみっちりと議論をしておこうと思います。

2010年2月4日木曜日

佐藤君の口頭試問

今日はM2佐藤の口頭試問の日でした。

たった今、終了。

論文のタイトルは、
  地域の形式知表出における外部者参加の方法に関する考察
  ~ワークショップを調査対象として~
というものです。

副査の二人の先生の鋭い質問に対し、慎重に言葉を選びながら回答し、長時間の試問を耐え抜きました。





しどろもどろなところもありましたが、全般的には上手に回答していたように思います。
ということで、審査結果はたぶん大丈夫なはずです。

ゼミ新聞6号へのコメント

卒業生や在学生からゼミ新聞6号へのコメントをいくつかもらいました。
編集してくれた3年の小田原、平野、2年の戸高、長井の4名に感謝の意を込め、これらのコメントをここで紹介しておきたいと思います。
一部、メールで頂いたコメントもありますが、(内容等にてすぐに誰かが判明するかもしれませんが・・・)一応匿名なのでご容赦ください。

--------

06院OB
第6号拝見しました。やはり研究室の「実践」の豊かさに驚きます。
大学生にとって、学ぶとはどういうことか。ゼミ新聞を見終わり、振り返って自分自身が大学生のころ一体何を「学んだ」のだろうかと思い返すとみなさんのゼミ活動が本当にうらやましく感じます。
色々な場面で、今後きっとこの活動が役に立つ時が来るはずです。その時新聞を読み返すと、また違う感想がみなさん自身から聞けるかもしれませんね。
編集作業に携わられた方、寄稿された方お疲れ様でした。

07院OB
いやあ、すごいですね。充実した皆さんの活動が満載で、一気に読みました。
これだけの量をまとめ上げるには、それぞれの活動の充実振りはもちろんのことですが、編集担当の皆さんも大変だったことでしょう。お疲れ様でした。
以下は感想です。学生のうちに、社会を見るひとつの視点を得るという点で、大変素晴らしい活動をされていると思います。高校もそうですが、大学もただ勉強して、一定の成績を修めればよいという時代は過ぎてしまったように感じています。周囲とのかかわり、社会とのかかわり、その専門領域の広がりとの関わりなどがあってこそ、学校での学びがあると思います。
その点で、ゼミ活動が大変重要になってくると思います。

M2
ゼミ新聞読みました。毎度思うのですが、振り返って見ると濃厚な活動に驚きます。 自分が参加したものは、詳細を分かっているけれど、そうでないところでの喜びや苦労、感動を分け与えて貰えます。 卒業の足音が近づいて来ると、何でも懐かしくなるものですが、このゼミ新聞は10年くらいたってふと見返したときに、本当の感動に出会う気がします。 編集を担当された皆さんは、本当にご苦労様でした^ ^ 一言でお礼を言うのは忍びないわけですが、この新聞はゼミ生の未来のための貯蓄みたいなものですね。 生涯の財産になり得るものを創ってくれてありがとう^ ^

M1
これまでの活動の様子が,しっかりまとめてある中身の濃い新聞ですね。 記憶は薄れていきますが、このような方法で活動を記録しておくと、卒業アルバムなど足元にも及ばない、立派なアルバムになりますね。
親の立場でみても、我が子が何をやっているのか、どんなゼミなのか、どんな仲間がいるのかなどのたくさんの情報を手に入れられ、自分が大学生だった頃の記憶と重なり、つい微笑んでしまいます。

03OG
素敵な新聞がまたできてしまいましたね。
ふと、バックナンバーで自分が1年半ほど前に書かせていただいたものをみて初心を思い出すというか・・・、頑張らなくてはというか・・・。不思議な気持ちになりました。
作って頂いている事と、先生がデータ化して残して下さっていることに改めて感謝しました。ありがとうございます。

04OG
ちょくちょくゼミのサイトやブログ、拝見してるんですが書き込みするのをいつも忘れてて…すみません(汗)
最近のガリラボは私の頃より断然レベルが上がってる感じが…常に進化してますね(^O^)/

05OB
後輩のゼミ生たちが大学を大きく動かしていく様子に、負けていられないな!と感化されています。
大学を離れてからも、先生から連絡をいただけることが自分の背中を押す大きな励みになっています。
信頼され任せていただけた以上、一所懸命に全うしていきたいです。

2010年2月3日水曜日

菊陽町での講演

本日は9時過ぎに菊陽町役場に出向き、院OBの黒田さんの企画した
講演に出向いてきました。

職員さんが午前と午後に分れて、それぞれ2時間づつ話を聞いていただきました。
午前中は後藤町長さんまで私のつたない講演に参加され、大変緊張を強いられました。
もっとも内容的には結構きつめの話してきましたが・・・

職位的に上位のポジションの人たちよ、あるいは年齢的に上位のみなさんよ、情報化は恐ろしく進展し、20世紀の常識的パラダイム「ゾーニング」を破壊する方向で突き進んでいる、そんな情報化の本質にその目で、その頭でちゃんと気づきなさいということを暗に盛り込んできたつもりです。

変化に適応しない、「学び」のない、個人・組織・地域は時代から降りざるをえないのです。
このことをニーチェは、
   脱皮できない蛇は滅びる
と表現しました。「脱皮」とは「学ぶ」ということです。

このことが、どれほど伝わったか不明ですが、KW塾に以前来られたSさんが講演の後、やっぱり学びって大事ですねと実感しました、といった感想を漏らされていたので、全部で130人ほど受講されたかと思いますが、その幾人かには趣旨が伝わったようです。

どこの組織でも2:6:2の法則が存在しているものと思います。

菊陽町の2割(どちらの2割でしょう?)の方々にきちんと伝わればまあ合格点であったと思い込もうと思います。


 
終了後、研究室に戻ったらちょうどうちわEBI'sの諸君が週刊うちわEBI'sを収録しておりました。
節分にちなんで院生の佐藤が鬼の面をかぶっており、思わず苦笑してしまいました。

なお、彼等のような活動を菊陽町でも展開するべく、町長さんに協力依頼はとりあえずしてきました。
どう具体化するかはわかりませんが、一度話ができたので、今後、菊陽町とガリラボとのコラボレーションを少し考えてみたいと思います。

2010年2月2日火曜日

学内で着実に進行しているひとつのプロジェクト

午前中からMOREの学生たち(1年生)がやってきてキャリアフォリオの普及に向けた活動に精を出しています。
今日活動していたのは、16名ほどのMOREメンバーの中でガリラボ4年・松尾をリーダーとする広報を担当しているチームです。
広報チームで2頁ほどの新聞を作っているのですが、それを学内に配布するための作業を本日を行っています。

研究室で配布の準備をみんなでやっています。

その後、学生支援課に許可をとりつけ掲示していきます。
彼等の活動の様子は松尾が撮影してきたものです。

現在、学内のあちこちにこんなポスター類が貼ってあると思います。
キャリアフォリオの普及に向けたキャリアセンターと学生たちのコラボレーションの証しなんです。


これだけでは、何がコラボレーションか意味が分らないかと思います。

実は松尾はキャリアセンターで学生アドバイザー(キャンパス・キャリアエンジェル:CCA)をやっているのです。
昨年は05ゼミ生の山口がやっていたキャリアセンターの業務です。

この松尾を媒介にして、現在、キャリアセンターという大学側と学生である1年生たちとのコラボレーションが学内で着実に進行しているのです。

現在、活動が発展し、興味深い内容になってきています。
ただし、今後どう展開していくのは未知数です。
私の力の及ぶ範囲で可能な限り見守っていきたいと思っています。

少しゼミの活動とは縁がありませんが、ガリラボが支援しているプロジェクトだと考えてもらえばよいかと思います。

ゼミ新聞第6号発行

ゼミ新聞第6号を発行しました。

ガリラボの2009年度後期の活動を中心にした記事が掲載された12頁の新聞です。
これまで通りOB/OGからの記事も掲載してます。
今回は03松本さんと05山口さんから寄稿してもらっています。



3年の小田原・平野を中心に、2年の戸高・長井が加わって時間をかけて丁寧に編集したものです。
この新聞にて、ゼミの全体像を把握してもらえるものと思います。
ガリラボ関係者の皆様どうぞご覧ください。

グループサイトにコメントなどを頂けると幸いです。
OB/OGの皆様はぜひ近況などお知らせください。
メールでも結構です。
よろしくお願いします。

2010年2月1日月曜日

卒論・修論提出完了

本日、学部生13名全員が卒論を提出しました。
修士の2名も無事に論文の提出を終えました。
修士の2名はこれから口頭試問が待っていますが、提出を終えたので肩の荷がとりあえずおりました。
ほっとしました。
おかげで久々に精神的には余裕の1日を過ごしておりました。

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午前中は3年生2名と進路面談を行いました。
旧来の大学のイメージからすると信じられない光景でしょうが、最近は慣れてごく普通の風景になりました。
もっともガリラボでは進路面談ということに名を借りて、進路以外の様々な話をすることが私にとっては大きな目的になっています。

午前中、二人に対して合計3時間近く話していました。
この二人は公務員を志望しています。
色々と日頃感じていることを二人に話しましたが、好意的に、そして納得しながら話を聞いてくれたように思いました。

午後にも2名の学生と進路の面談でした。
こっちは二人ともに基本的に民間企業の志望です。

さて、こんな面談をやっていると就職戦線がいよいよ本格化することを実感せざるを得ません。
偏差値だけで測れない世界に飛び込むことになります。
ガリラボゼミ生には今年度もぜひ頑張ってほしい。
疲れが出てきたときなど、応援をしっかりとやっていきたいと思います。

午後からは3年生・小田原がゼミ新聞の編集に必死で取り組んでいます。
ほぼ完成させ、夜にかけて校正作業を入念に行っております。
良い新聞に仕上がってますので皆さん楽しみにしておいてください。
(その他にも3年生・興梠、森、冨田が課題を完成させるべく頑張っていました)

夕方にはMOREの広報チームが出てきて、新聞づくりに精を出してます。
ほんとに楽しそうです。
見てるとこっちも楽しくさせられます。
このチームも21時ぐらいまでワイワイと作業しておりました。

また夕方からは4年生松尾との英語ゼミ。
いよいよ今週末に試験が迫りました。
気になります。
自分で受けた方が気が楽ではないかと思うぐらいです。
・・・とか言いながら、途中、ゼミ新聞の校正作業をやってもらいました。(^^;