2010年2月14日日曜日

卒業旅行の真っ最中(?)

院生が卒業旅行に近場の阿蘇に行ってたようです。
M2佐藤がTwitterとかGmailの新しいサービス「バズ」に書き込んでいました。
かなり楽しんできたようです。

4年生とかと話すると、この「卒業旅行」なる言葉が頻繁にでてきます。
いつ頃からこういうのが普及してきたのでしょうか?
私が大学院を卒業する頃には存在しなかった「ターム(term)」です。

旅行業者が大学生のバイト代でたまった財布を狙って、彼らのニーズを掘り起こした成果でしょう(もちろんその掘り起こしに使われたのは広告の技術に他なりません)。

われわれの頃はバイトと言うものがあまり存在せず、バイトがあってもそれは生活費にすぐに消えるのが普通でした。
入金から出費までが素通り。
なので、財布など必要なかった。
実際、私などは財布を持ち歩いてなかったような気がします。
    ほんとです。小銭がポケットに入ってるぐらいで。奨学金が入ったときに学食の1ヶ月分の食券を
    買っておくだけで(まとめ買いで少し安くなった)、後は金は不要の生活でしたから。
なので、昔はそんな学生が大勢いたので、ニーズはあっても掘り起こせなかったのでしょうが、社会が変化し、非正規雇用が仕事として企業に組み込まれていくとともに、バイトに注目が集まり、それが学生たちにたくさんのバイト代が入るようになり、それで彼らには生活費以上の余力が生まれた。
財布が必要になるぐらいの余力が生まれたわけです。
「卒業旅行」の誕生は、その余力に旅行業者が目をつけた結果ということでしょう(憶測ですが)。


キャリアセンターのセンター長挨拶にも書きましたが、人は
   家庭 → 学校 → 会社(仕事) → 家庭(地域)
という人生のステージを通っていきます。
卒業旅行って、2番目のステージ変化を意味づける通過儀礼になっているようです。
卒業式だけでは卒業した気にならないということでしょう、最近の学生さんたちは。

さて、あとちょうど1ヶ月でわが大学もいよいよ卒業式を迎えます。
となると、ガリラボも新陳代謝を起こし、新しい体制をとることになります。

  脱皮できないヘビは滅びる。

来年度の新しい体制へと脱皮するための準備を、この1ヶ月で済ませていきたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿