2010年2月23日火曜日

チラシの乗り物

今、チラシの形状についての話題を書きながら、ひとつ思い出したことがあります。

チラシは新聞という乗り物を使って配布されているというのがひとつの常識になっているということ。
もちろん直接的に配布される形態もありますが、今のところは新聞という強力な乗り物が使われています。

さて、その新聞という乗り物がどうも老朽化を始めています。

一人暮らしだけでなく、世帯であっても新聞を取らない人がたちが増えている。
新聞業界には大きな試練が目の前に広がっているようです。

さて、話はチラシです。

新聞を取っていない人に聞いたのですが、新聞はネットで間に合うけれど、チラシがほしいというのです。
私は買い物など全くしないので、そんなことに気づきもしませんでしたが、言われると確かにそうかもしれません。
新聞という乗り物を失った場合、チラシは手元にはやってきません。

その話を聞きながら、私の頭の中は、地域ICTのことでいっぱいになりました。
地域ICTの持つ重要な役割が頭の中に広がっていきました。
いや、実際は昔から漠然とはそう思っていたのですが、そのことを明示的に自覚できました。
地域ICTは、新聞を代替する形で、地域のチラシを配布するメディアになるべきだ、と。
ローカル情報を構成する大事なもののひとつが地域のお店が出すチラシです。
そのチラシをWeb上で配布する。
Webをチラシの乗り物としてきちんと位置付ける。
地域ICTだったら、それをやっていく意味がある。
mixiのような全国レベルのSNSではこれは無理です。
チラシの情報、特に食料品などは毎日の情報なので、少なくとも地域の奥さんたちにとっては毎日必須の情報となるでしょう。

28日に迫ったうちわEBI'sの天草Webの駅についての発表会や交流会ではそんなことも伝えてくれるとうれしいですね。
新聞業界からは反発が来るかもしれませんが・・・・・ちょっと自惚れが強いでしょうか? ^^
 
うちわEBI'sのみなさん、どう思いますか? 
 

2 件のコメント:

  1. 私もそう思っていました。実は広報紙を配るより、新聞チラシで配ると思いがけなく良い反応が得られます。それだけチラシには効果があるのです。
    さてご指摘の新聞の件。まさにそう。まるで、知らない恋人に手紙を出すように、地元の情報を届けられたらどんなに素敵なんだろうと思ってしまいます。
    でもネットって距離と時間の概念が希薄ですよね。ネット広告は、本当に全国区の情報しか乗っていないのもうなずけます。
    ブルートゥスのように近づいたら、無理矢理チラシがばらまかれるようなこと出来ないのかなぁなんて思ってしまいます。iphoneとか。

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  2. ネットって、世界中に開放されているグローバルなものだ、と10年ぐらい前の講義とかでは、それをさも当然のように話していました。
    それがまったく違っていたことは今は明らかです。
    ネットって、ローカルなところで案外と威力を発揮しそうな気がするのです。
    マンション管理組合とかのHPなど極めてローカルにしかし重要な役割を担っているように思います。
    このガリラボ通信だって、対象はわずか数十人のゼミ生ですから。

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