2023年7月27日木曜日

OG(09)村中の来室/空白の3年間

昨日のこと、OG(09)村中がやってきました。差し入れと一緒に。
最近、興津会のこともあって、よく会います(オンラインが多いですけど)。
すぐに帰るつもりだったようですが、色々と話に花が咲き始め、気づいたら2時間おしゃべりしていました。^^

長崎勤務から熊本に戻り、もう4年目になることに驚きました。
そういえば、コロナの流行が始まった2020年4月に異動になったのでした。
異動後に大学に来るはずでしたが、外出自粛が続いたことで会うこともない状態が続くことになったのでした。

コロナとの戦いで丸3年。3年というのはやはり長い時間でした。

空白だったようにも思える3年。

3年もの時間は、人によって大きな変化につながるはずです。
空白の3年間を大きな変化につなげた人物の話を、村中が在学中の3年生の時にガリラボ通信に書いているのを見つけました。

⇒ 空白の3年間という話ガリラボ通信2012/2/4

村中にとって大変だったこの3年間が、この先、上の通信に書いている言葉を使えば、

 あっ、あの時が自分にとっては空白の3年間だった

と思える時間になっているといいかなと思います。

村中に限らず、このコロナとつきあってきた3年間が、ガリラボのゼミ生みんな(そして私)にとって貴重な空白の時間になっていることを願っています。



 

2023年7月26日水曜日

最後のもやいすと(地域)ジュニア~成果発表会

昨夕、もやいすと(地域)ジュニアの成果発表会を行いました。
玉名、宇土、阿蘇地域を対象に、それぞれ18,18,17チームが大ホール、中2教室、中3教室に別れ、取り組んできた課題についての成果を5分間でプレゼンしていきました。

事前学習を経てグループで集まって議論したのは5回(5コマ)。
5回を、5回もと考えるか、わずか5回と考えるか。
初めて出会ったメンバーなので、わずか5回程度と私は思いますが、発表を聞いていると、わずか5回程度の議論にしては成果がうまくまとまっているように思いました。
受賞したチームなどは恐らく時間外にも随分と議論していたのではないかと思います(自主的で素晴らしい限りです)。

昨年も感じたことですが(ガリラボ通信2022/7/26)、1年生の発表内容は、ガリラボの4年生の現時点でのレベルよりも高いように感じました。
議論だけであれば4年生はもう10回以上も会議をしているので、1年生よりも随分と時間をかけているのですが、それでもなんだか1年生の一部はガリラボの4年生を超えているように思えます。

考えられる原因は、問題解決力と問題設定力の違いなのかもしれません。

1年生の場合は、問題自体はおおよそ設定されたものが提示され、その枠組みの中でさらに自分たちの中で小さな問題設定を行って、それについて解決していくスタイルになっています。
これに対し4年生の卒論では、枠が全くないわけではないですが、非常にぼんやりとしたものなので問題の枠組み自体を自分たちで定義していかないといけません。
実はここが実に難しい。
卒論に取り組み始めるとほぼ全員がここで躓きます。
問題を作る(問を立てる)ことは、実は問題を解くことよりもるかに難しいものです。
良質の問題を作る(設定する)のは至難の技で、相当な能力が要求されます。

発表会で私が感じた印象は、4年生でもまだ問題設定力という部分が弱いということに起因しているのだろうと思います。

問題解決自体は、今後は大いに機械が手助けしていってくれるでしょうから、我々人間に求められるのは、問題をどう設定するかというところで、この能力は相対的にこれまで以上に重視されていくようになるでしょう。
極端なことを言えば、問題を定義した後、その定義をChatGPTに入力し、その後「解決案を提示してくれ」と伝えれば、AIはそれなりの解決案を出してくれるはずです。
もっともそれが良いかどうかはAIでは難しいので、その点については人間の担当で、案が妥当かどうかを我々は判断する必要があります。

私のもやいすとについての仕事は概ね昨日で終わりました。
発表会での1年生と4年生とを比較しながら上のようなことを考えました。終わって、ほっとするのかと思いましたが、意外に何も感じず・・・でした。
感慨もなにもなく、ただ淡々とで、頭の中は次やるべきことにシフトしていたように思います。

思い起こせば、このもやいすとについて大きな改革を行ったが2014年でした。
私が担当することになり、せっかくだから(大げさにいえば日本一の)講義を設計したいとの想いを持ちつつ、ゼミ生と協働する形で設計に着手しました。
そのとき誕生したのがゼミ生有志でつくる
 もやいすと研究会ガリラボ通信2014/3/29
です。この時のもやいすとは集中講義であったため授業は9月の予定でしたが、研究会メンバーは4月には集合して検討をスタートさせました。
 もや研キックオフガリラボ通信2014/4/9
キックオフ会議後は夜な夜なこの研究会メンバーで勉強会を開き、議論をし、もやいすとなる授業の新しい枠組み(問題設定)を進めていったのでした。

この時、ゼミ生たちは、ドラマに登場しそうな大学大衆化以前の古典的大学生のような雰囲気を漂わせていたように思います。
現在、もやいすと(地域)ジュニアの授業で使われている授業資料の元になっているものは、この研究会のゼミ生の手で生み出したものでした。
通常のゼミや卒論をやりながら、こうした研究会もやっていたわけですから、今思うとほんと逞しいゼミ生たちだったと思います。
もや研の後には、後継チームとして「もやい塾」も結成されました。
 「熊本発☆もやい塾」の誕生ガリラボ通信2015/3/20
このネーミングは、東日本大震災後、復興に向けて誕生したNHKの番組「東北発☆未来塾」からもらったものです。番組「東北発☆未来塾」は、復興を担っていく東北の若い世代の学びの場となっており、興味深い内容が多い放送でした。この未来塾を真似ながら、もやいすとで熊本の未来を支えていく人たちを育てようという壮大な夢をチームの名前には込めたもだったように思います。
もやいすとの授業は、もや研が現在の原型を作り、そしてその後もやい塾で成長させていきました。この授業があったため、その後、2016年4月に熊本地震が起こると、被災の中心となった益城町を支援する活動にスピーディに行えたように思います。
この時、SAとして1年生と一緒に被災地で活動したのは、このもやい塾を経験したメンバーたちでした。
また、被災地支援で中核となったのは特任講師としてこの当時勤務していたOB(M08)佐藤でした。ガリラボのゼミ生と佐藤とがうまく連携したことで、他大学の追従できないレベルで1年間継続的な被災地支援を可能にしたように思います。
被災地益城に何度も足を運んでいたわけですが、あるとき空港近くの仮設住宅「テクノ仮設団地」での支援の帰り、バスの座席に横に座っていた佐藤から「こんなところで何ですが・・・。結婚しました」と報告されたときの衝撃はなんとも忘れられません。笑

昨晩、発表会が終わったのは20:30頃ですが、その時は感慨も特になく終わったと書きましたが、振り返るとやはりたくさんの出来事が詰まった講義で、私の県大教員生活でもっとも思い出深い講義だったのかもしれません。その次は、キャリア形成論です。


2023年7月24日月曜日

卒業生から連絡/過去を発掘するツール

15時頃、急に風が強くなったと思ったら、その次には雷と豪雨。
おおよそ1時間ぐらいでしたが、なんとも凄まじい状況でした。

さて、月曜日はいつも通りに静かな日で、研究室では大学院の講義をやっただけで、それ以外はほぼ読書に耽っておりました。

ただ、卒業生から続けて連絡があり、まずはOG(03)宮川から。
OG(03)北井が帰省してきているようで(息子さんが夏休みに入ったからでしょう)、今夜会うことになっているのでもし都合がつけば・・・というお誘いでした。あいにく、今夜は予定があり遠慮しました。何人か03ゼミ生が集まるのかもしれません。

次にOG(10)吉村から。
今週金曜の夜に興津会の会議をオンラインで行うのだけど都合は・・という問合せ。この夜も都合が悪く、不参加との返事をしておきました。
偶然なのですが、意外と夜に予定があることに私自身びっくりしております。

もうひとりは沖縄にいるOB(07)森から。
8月に帰省してくるそうです。タイミングが合えば8月10日に研究室で会えるかもしれません。

・・・・・・・

12年前の7月24日はアナログTVの放送が停止した日だったようです。
OB(M08)佐藤が作ったガリラボ通信の過去を振り返るツールで知りました。
土曜日に佐藤とやりとりして、その時に、佐藤からこのツールを提供してもらいました。
Facebookでも過去の同じ日の投稿が表示され、自分の投稿ですが、つい見入ってしまうわけですが、ガリラボ通信の過去の同じ日の投稿を見るのはかなり面白いものです。
便利なツールを作ってもらいました。感謝。
12年前の7月24日に、
 アナログTVの終焉ガリラボ通信2011/7/24
を投稿しています。
投稿を読みながら、12年前のことを思い出しました。高校野球熊本大会は準決勝だったようです。今年の今日が決勝で、東海大星翔高校の5年ぶりの優勝で決着したようです。
投稿の最後に、
サイバー空間に関してはしばらくはソーシャルがキーワードになっていくでしょう。そして自宅の地デジ化されたデジタルTVはネットと融合し、ソーシャルメディアに変わっていくだろうと予想してます。
と書いています。
「ソーシャルメディアがこれ(2011年)以降メインになっていく」との予想はその通りでした。
そして、「TVがネットと融合し」という部分もその通りでした。NHK+やTVerとかその当時は影も形もなかったわけですが、デジタル時代となってリアルタイムでテレビを視聴することは少なくなりました。
ただし、「自宅のテレビは、ネットと融合しソーシャルメディアに変わっていくだろう」という予想はちょっと違いました。テレビは、どちらかというサブスクの動画を視聴するためのディスプレイ化しているか、あるいは電源そのものが入っていない状況になっているように思います。
これは、リアルタイムであることが今一つ好まれなくなってきたこともひとつの原因になっているのかもしれません。現代は「タイパ」の時代(?)。
動画は視聴速度を上げてみる人が増加しているでしょうから、同一速度でしか見れないリアルタイムなテレビ番組は敬遠されがちなのかもしれません。
私などもその傾向があります。
12年間でメディアの様子は激変しました。

・・・という比較ができたのもOB(M08)佐藤が制作してくれたツールのおかげです(感謝)。過去を発掘してくれる便利なツールです。


2023年7月22日土曜日

大学同窓会「紫苑会」へのGARILOGの寄贈

20ゼミ生制作の書籍「GARILOG」を大学同窓会事務局に松岡ゼミ長が寄贈してきました。
その時の様子を事務局の森澤さんが送ってくださいました。

ところで、ゼミで制作した書籍を同窓会事務局に寄贈するようになったのは何故なのでしょう?
理由を思い出せません。ガリラボ通信を検索してみましたが、理由らしきものは見当たらず・・・。
それはさておき、場所を取るはずですがゼミ生からの寄贈を受けいれていただき同窓会事務局には感謝です。

2023年7月21日金曜日

最後のキャリア形成論~卒業生による体験談

2008年から続けてきたキャリア形成論最後の講義を本日オンデマンドで公開しました。

男女、年代、職種が異なるようにと考え、次の4人に協力を依頼したところ快く引き受けてくれました。
4人ともにほんとすごくよい話をしてくれています。
動画を公開できないのが残念です。
彼らの話は、私自身はそれなりの人生経験をしてきたので、よく理解できました。
それと同じぐらい、1年生の心の奥底にまで4人の声が届いて、1年生にとって充実した人生を歩んでいくための参考になるといいかなと思っています。
あるいは、これから社会人となるゼミの4年生などが聞いておくのも良いのではないかと思います。学生生活の最後になにをしておけばよいか参考になりそうです。

初回2008年度から最終年度(2023)までの間に、卒業生によるキャリア形成体験談として協力してくれたガリラボの卒業生たちは以下の通りです(※【】内は他ゼミの卒業生)。

2023年度:(19)川口、(14)塘添、(12)尾堂、(09)市川
2022年度:(17)岩奥、(12)河邊、(10)保坂
2020年度:(16)川上、(14)谷口、(13)松崎
2019年度:(13)松崎、(11)藤本、(10)吉村
2018年度:(13)松崎、(13)多賀、(12)丸野、
2017年度:(06)松尾 【小山さん】
2016年度:(11)上田、(M08)佐藤
2015年度:(11)上田、(08)坂本、(05)山口
2014年度:(M08)佐藤、【端羽さん、古庄さん】
2013年度:(05)山口、(03)佐藤 【濱本さん】
2012年度:(05)山口、【村上さん、田中さん】
2011年度:【小山さん、村上さん】
2010年度:【小山さん、田中さん】
2009年度:(03)佐藤
2008年度:(03)北井、【山本さん】

2008年にこの授業を開講するにあたって、学内でプロジェクトチームを組んで準備を進めたのですが、スタート時、メンバーの頭の中は「キャリアっていったい何?」の状態でした。
その後、メンバーで何度も勉強会を開き、大学でのキャリア教育というものについて学んでいきました。
理論的基盤を整え、学内でのキャリア教育やキャリア支援体制を考案し、それらを学内で承認してもらい(露骨な反対な声もいくつかありました)、2008年からスタートさせることができました。
それから15年間。
授業を担当する中で、その都度、講義で色々な人の話を聞き、また文献なども継続的に勉強しながら(その後ガリラボのゼミの重要なテーマになる「希望学」と出会ったのもこの学びの中ででした)、キャリアについて学ぶことになりました。
おかげで、それまで全く縁もなかったキャリアという分野に随分と明るくなり、それを通し、人生を歩んでいく意味などを考えることにもなり、この科目を担当できたことを随分と感謝しています。
これもこの授業に関わってくれたガリラボのゼミ生のおかげだと思っています。
キャリア形成論の講義は、ガリラボのゼミ生なしに考えられません。
特に最初の頃、シンポジウムを開催したりして試行錯誤していた頃は私だけでは到底無理でした。
この頃に活動していたMOREの学生たちの存在も大きかった。
有意義な講義になるようMOREの学生たち、ガリラボのゼミ生たちと議論しながら一緒に講義を作れて楽しかった。
改めて優秀なガリラボのゼミ生に感謝しています。
この場を借りてお礼をいいたいと思います。
どうも、ありがとう。
 

2023年7月18日火曜日

20ゼミ~前期振り返り

火曜日は、12時からチームたま輪の会議、そして13時からはたまむすびの会議です。
そろそろ両チームともに方向を定めるべく、大学生であることを最大限に生かすべく、少し私から強めの指摘をしておきました。夏の間が勝負となるでしょう。

14:30からはゼミ。

今日のゼミは、まず、夏休みに個人として取り組むことを企画書の形にまとめてのプレゼン、その後、前期の活動についての振り返りというプログラムでした。

松岡ゼミ長から事前に配布されていた企画書ーーこのシートは、自分の現状分析、課題・問題点、それを踏まえての企画内容、さらにその効果やメリット等を記載するようになっていますーーを事前に記載しておき、それを使って夏休みの企画をプレゼンしていきました。
なるほど、「それは夏休みじゃないと出来ないよな」と思う企画もあり、楽しく聞いてました。たくさんの自由な時間がとれるのは学生の特権。その特権をうまく活用していくといいかなと思います。

前期の振り返りは、ルーレットで順番を決めていきます。
印象に残った活動については、多くは、就活のことを挙げていました。当然でしょう。人生においての一大イベントと言えるでしょうから。
せっかく振り返ったので、振り返った内容は、自分の今後のためにしっかりと役立てるようにしていけるといいですね。


2023年7月14日金曜日

OG(19)川口の来室

キャリア形成論で卒業生の体験談に協力してもらったOG(19)川口がやってきました。
朝、9時前には合流。再会した時、かなり痩せているのにかなり驚きました。
4月だけで一気にやせたとのことで、社会人としてスタートはやはりかなり大変だったようです。
別れたのが17時少し前だったので、その間、いろいろと話を聞き、その大変さを理解できました。
1年間は未知の体験の連続となるでしょうから、これからも大変さは続くとは思いますが、私から見てたいへんしっかりしている川口です。ストレスをうまく取りながら、優れた社会人へとソフトランディングしていくものと思います。

後輩へのお土産。お昼に20ゼミの幹部会議を開いたので、幹部たちにはタイミングの良いお土産でした。


途中、私の授業にも参加してました。1年生がグループワークをしているところに混ざっています。わかりますでしょうか?


1年生のグループワークのテーマにしていた内容について、自分の仕事に置き換えながらじっくりと考えていたそうです。ずいぶんと集中していたのでしょうか。90分間、微動だにしてない川口には驚きました。
授業終了後、グループワークのテーマについて、「大事な知識とスキル」というのが社会人となった川口からの感想でした。

川口と8時間ほど一緒にいて、いろいろな話をしておりました。学生時代の川口からずいぶんと成長しており、話を興味深く聞かせてもらいました。3月までのことが懐かしくもあり、楽しい時間も過ごさせてもらいました。

夜は、同期のゼミ生数名との飲み会だそうです。酒豪軍団集合だとのことです。笑


2023年7月11日火曜日

20ゼミ~ミニトークセッション

今日の20ゼミはコミュニケーションの時間として、ルーレットで当たった人がお題が出し、全員から回答をもっていくミニトークセッションを行いました。

なんと14:30~17:30まで休憩なしで3時間ぶっつづけ。
それでも、全員がお題を出すまでに至らないほど、話が盛り上がっておりました。

話を聞いてて、20ゼミ生個々の個性が少しですが分かった気がしました。


 

2023年7月10日月曜日

ガリラボ活動記録「GARILOG」が届いた

20ゼミ生製作「GARILOG」が印刷され、本日届きました!
A5サイズ294頁の書籍です。

カバーと表紙・裏表紙は4年(20)藤田によるデザイン。

カバーに書き込まれているこの書籍の趣旨。20ゼミ生の活動の記録を収めるのと同時に、ガリラボの先輩たち20年間分の活動を調査した結果も収めてあります。
趣旨にも記載されているように20ゼミ生がガリラボ最後のゼミ生となります。この書籍はガリラボの締めくくりの意味を込めて作ったものになります。
こうしたことを表現するタイトルとしての「GARLOG」は20ゼミ生が考案したものです。


2023年7月8日土曜日

七夕の夜に集った祭りの担い手(卒業生有志)たち

昨日は七夕。あいにく天気が今一つで天の川を見ることはできなかったと思います。

ガリラボには七夕には恒例行事がありました。その出発点になったのは、13年も前のことですが、OG(08)大塚の行動でした。

→ 七夕飾り@ガリラボガリラボ通信2010/7/4

その後、しばらくこの文化は後輩に引き継がれていきましたが、ある時、消滅してしまいました。この伝統は、竹を持ってくるという行動が要請されて成立するもので、一定程度の努力が必要っだったからでしょう。引き継がれたコミュニティにおいてその努力の担い手がいなくなると伝統は消えてしまいます。
ガリラボの七夕行事の消滅は、小さな事例ですが、しかしこれは、現在継続している伝統とは、全てそれを担う人たちの努力があり、それが継続しているのだということを教えてくれます。

伝統とは自然に継続するものではなく、努力が要請されるものです。

さて、ガリラボには興津会という伝統行事が存在しています。
その担い手となっていたのはガリラボの在学生からなるコミュニティの3年生でした。今年はもう3年生がいなくなり、担い手を失った伝統は消滅する予定でした。

ここで立ち上がったのが卒業生有志でした。興津会というガリラボのお祭り(伝統行事)を残そうと担い手となる有志が集まった。

昨日の七夕の夜、その有志達がオンラインで打合せを行い、私も参加しました。

対面でなくオンラインというサイバー空間に集う様は、まるで天の川という宇宙空間に集っているかのようです。

集った担い手たちは、どういった祭りにするべきか1時間ほど激論を戦わせていました。

ガリラボという実体は、今年度で消滅しますでので、「ガリラボ閉店」を主テーマにした祭りにすることが決まったようです。

その祭りでは、私からお題として「ガリラボとは何だったのか(仮)」という問いかけを行い、社会人となった卒業生は、社会人となった立場から見たガリラボの意味についての答えを持参してくれるはずです。そしてその答えの心を語る中で、ガリラボとは何だったのかが表現されていくといいかなと思いました。

有志が担う祭り(興津会)は、ガリラボの卒業生全体で、ガリラボとは何だったのかを表現する展示会のようになるのかもしれません。




広場に杭を立てよう
花を飾ろう
それが祭りになる
  ジャン=ジャック ルソー (参考:ガリラボ通信2011/11/6

有志たちは広場に杭を打ち始めました。
そして、これから卒業生に呼びかけみんなで花を飾る準備を始めるはずです。
楽しい祭りになることでしょう。


2023年7月6日木曜日

卒業生とのプチ打ち合わせで私が希望したこと

先週、OG(09)市川と約束し、卒業生のキャリア形成体験談としてキャリア形成論で使用する動画収録を研究室にて予定したのですが、大雨警報で避難指示が出ていたこともあり、私の方から中止を申し入れました。
埼玉在住の市川ですので、先週の貴重な機会を逃した結果、オンラインでの収録となりました。昨晩、ZOOMで接続し、収録を行いました。
15分程度とお願いしていたところ、ぴったり15分。さらに私が希望していた話も盛り込んでくれていて、さすがでした。

無事に収録が終わり、データが保存できたことを確認した後、延長戦へ。

OG(09)村中、OG(10)吉村が加わり、興津会について相談させてほしいとのこと。

色々なことを考えてて、それを周知するための立派なパワポも作っていて、驚かされました。

私の希望を聞かれたので、「ガリラボらしい雰囲気で」とのリクエストを出しておきました。また、「今年度で津曲ゼミが終わること」、以前のガリラボ通信で私の帰宅時間には毎日ツイートしていた「ガリラボ閉店」の表現を用いれば「2024年3月31日 津曲ゼミ閉店」ということになるのでしょうが、このことをテーマにしてもらえるといいかなと思ったので、そのことも伝えておきました。
津曲ゼミ閉店、在学生、卒業生それぞれでとらえ方はいろいろだと思います。
それをどう捉えるか。
各代でガリラボで過ごした日常は違っているでしょうから、それを踏まえたうえでどうとらえるのか、私としてはそうしたことを見てみたい、聞いてみたいと思います。

私からゼミ生に「津曲ゼミ閉店とは?」という問いを出し、それに対するゼミ生の答を聞いてみたい。

そして、つまらない解答だったら、ゼミや打ち合わせの時によく話していたように、大きな声で「つまらない」「やりなおし」とはっきりと言うだろうと思います。
私が毒舌であることは、ガリラボに精通しているゼミ生であればよく知っているはず。

頭は帽子を乗せるためのものじゃなく、考えるためにあるもの。自分の頭で考えることをガリラボではトレーニングしたはずなので、ガリラボのゼミ生だったらきっと、創造的で、なるほどと思う、答えを多様な表現(!)で私に見せ、聞かせてくれるでしょう。

津曲ゼミの最後なんだから、私が大いに興奮し、あるいは涙するような自分なりの最高の答えを持参してやってきてほしいですね。
その様子は、映像収録しておけば、津曲ゼミとはこんなゼミだったんだということを残しておけるなぁとも思います。

熊本の県立大学という非常にローカルなところに、実はこんなユニークなゼミがあったんだということを広く国内外にみせたやりたいものです。
ガリラボの持つ文化遺伝子(ミーム)を世界中にばらまき、津曲ゼミという身体は消滅しても、ガリラボで鍛えた遺伝子をあちこちで生きながらえさせるという
 ガリラボの野望
の達成が実は興津会のもうひとつテーマとなるのかもしれません。笑

歳をとると体は動きませんが、妄想だけはたくさんでてきます。^^;

2023年7月4日火曜日

たま輪試作マップの検証実験

昨日の大雨の天気から一転。本日は晴れて、気温と湿度がぐんぐんと上がり、不快指数も非常に高い1日でした。
そんな中、チームたま輪の6人が作った散策用マップの試作品の検証実験を行いました。
被験者はチームたまむすびのメンバー。

14:30から試作したマップを手にスタート。

被験者であるたまむすびのメンバーに実験者のたま輪メンバーが同行し、マップ利用についての観察(参与観察)を行っています。
きっとたくさん観察記録が採れたことでしょう。

本日の実験に参加した20ゼミ生。スタート前の集合写真(就活等で2名欠席)。


 

2023年7月3日月曜日

退官記念誌編集委員会

熊本地方は昨晩からひどい雨で、今日の午前中の雨はさらにすさまじく、益城町では木山川氾濫し、私のスマホからはけたたましい音で避難警報が鳴り響きました。
白川も危険水位を超え、周辺住民の10万人ぐらい対象に避難指示が出たほどです。昼ぐらいに雨が小康状態になり、午後には上がりました。
熊本地方については峠は越えたようで、ほっとしました。

さて、先日の土曜日(7/1)、大学院卒業生による私(津曲)の退官に向けた記念誌編集委員会がオンラインで開催されました。
集まったのは(M08)佐藤、(M17)多賀、(M06)小松、(M20)アクスト、(M13)坂口、(M15)藤本の6名。
記念誌については、院卒業生に向け、すでに寄稿依頼が行われており、また私にも依頼が来ました。現時点ですでに1件の原稿が届いているのだそうです(驚)。
今回の本題はどちらかというと暑気払いの日程相談でした。
委員会メンバーでのオフ会をしようということで、9月の(できれば)上旬に熊本市内で開催しようということでまとまりました。
コロナ禍で院生会も中止続きだったので、久々の飲み会となるので大変楽しみです。

全ての話が終わり散会しようとしているところに、OG(10,M14)吉村が接続してきました。
なんとも間の悪い・・・(笑)。
学部卒業生が計画している10月7日の興津会についての連絡でした。
「とにかく明るい安村」というのが今大変有名ですが、ガリラボでは「とにかく明るい吉村」のおかげで、色々と場面で明るくさせてもらってきました。
この日も大変明るい散会となりました。^^;

次回は9月のオフ会での集合となります。
 
 

2023年7月1日土曜日

6月のアクセス統計

梅雨末期はいつも豪雨となりますが、今年また各地を豪雨が襲っているようです。
すでに被害がでているところもあるようです。
情報をしっかり収集して安全な行動を心掛けたいと思います。

6月のアクセス統計です。
LINEの公式アカウントに対するサービス内容の変更のため、毎週のLINE通知を停止して初めての月となります。
1日のPV数が100を下回る日が多く、アクセスは低調でした。

低調だった理由はLINE通知が停止したこともですが、エントリー数が14で、初めて発行が2日に1度のペースを下回ったことも理由として考えれます。ただ、今年度は今後もこの程度のエントリーで推移していくものと予想しています。6月総PV数は以下の通りでした。
  3,257 (PV/月) ( 108.6 PV/日 )

よく読まれたエントリーは以下の通りです。やはり卒業生の話題が上位です。なぜか「すっかり変わりました」というエントリーが2位にあります。タイトルをみて「何だろう?」と好奇心で閲覧されたのかもしれません。