2012年2月11日土曜日

IT断食者の参与観察というテーマ

情報機器が「もの凄く」発展し、その便利さに驚愕し、使い方を
習得していくごとに、のめり込み、今では抜け出せなくなって
います。
(ただし、ITを専門する人手、IT自体について訳知り顔で話す、ある独特な人
たちの雰囲気には大学時代もそうでしたが、今でもどうも馴染めませんけど・・・)

コンピュータ漬けとなった私の現在のコミュニケーションは、
ソーシャルメディアが重要な位置を占めています。
私の行動を参与観察してもらうと、きっと、コンピュータを介した
コミュニケーション(CMC)無しには成り立たない生活をしている
ことが明らかにされそうな気がします。
今日はskypeで2.5時間も話しておりました。。。

ガリラボのゼミ生たちもTwitter、mixi、Facebookなどを駆使する
人が増えていますので、きっと私と同じ傾向にあるのではない
でしょうか。

こんな感じですが、ネットのニュースで「IT断食」なる言葉を知り
ました。
ペーパーレスを推進するため、会議にコンピュータやスマホを持ち
込むことが増えましたが、それが行き過ぎた結果、会議が会議と
して機能しなくなっているところが多いんですね。

IT依存症の面々は、どうもその場に集中するわけではなく、その場と
関係ない、外の世界に集中していることが多い。
コンピュータは時間と空間を簡単に飛び越えますから、「いまここ」に
いる人を無視して、別の時空間に自分を向かわせてしまいます。

結果、会議や打合せでの参加者の意識が分散し、結果として、よい
議論ができない、そんな状況になってしまいます。
私自身が、思い当たるふしが多々あります。
それを受けて、会議の場、あるいは大学だと教室にコンピュータの
持ち込みを禁止し始めたところがでているようです。
そのことを「IT断食」と呼ぶとのこと。

こうやってコンピュータを使って書いていながらこんなことを言うのも
変ですが、たまには「IT断食」をする必要があるのかもしれませんねぇ。

3年前に、06ゼミ生の田村に卒論で、携帯を持たずに過ごすとどう
なるかという実験をしてもらったことがありますが、今やるともっと
凄いことになるかもしれません。
IT断食した人はどういった行動をとることになるのでしょう。
その行動を参与観察して、現代の人々の情報行動について考えることは
卒論のテーマとして面白いかもしれませんねぇ。
誰か挑戦してみませんか?


昨日、2年生のゼミ長を決めたと書きましたが、色々な条件を勘案して
のことでした。
ひとつの条件として、3年生のゼミで期待することというのを書いてもらって
いたのですが、15名中わずか2名が手書きでした。
IT断食をしたわけでもないのでしょうが、意外に新鮮でした。
その手書きだった2名のうちのひとりをゼミ長として指名しました。
もちろん、手書きと言う理由ではなく、内容をじっくり読みながら考えたことは
言うまでもありません。^^

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