2014年2月27日木曜日

荒尾の先生方の研修のこと、トッピー誕生の裏話のこと

昨日(2014/2/26)のガリラボ通信に掲載しましたが、荒尾市の教務主任の先生方が
研修でガリラボにやってこられました。

院OB(11)白樫が、ガリラボでは多くのゼミ生が卒業時までにはかなりの成長を遂げて
いくといったことを教務主任会で話したことがきっかけに実現した研修でした。
新人の先生たちの育成もあるでしょうから、ガリラボでの育成方法を知りたいということで、
研修のタイトルは「人材育成に関する学習環境のデザイン」としました。
(こんなテーマで話をするようになるとは、数年前には思っていませんでした。未来は ほんと不透明です。
 当たり前ですけど)

午後1時。4年(10)吉村と辛島が準備を始めました。せっかくだから、工夫をしようと、
ここでもガリラボイズムを発揮し、瞬間的な企画を始めました。

出来上がったのが、これ(↓)。

パワポと手書きを組み合わせてみました。
如何でしょう? 今ひとつ!?笑
なお、出し方を一つ工夫し、スライドは後で出すようにしておきました。
プロジェクターから投影された時に初めて全体が完成するようにですね。
(実際にそれをやってみましたが、反応は今ひとつ。工夫の余地ありの
 企画ということを実験的に検証することになりました。笑)

なお、ここで私が気づいたのがキャラクターの「トッピー」です。
最初は、TVとかに出てくるものだと思っていたら、なんと、辛島のオリジナルゆるキャラ
とのことでした。
2013年の白亜祭で「未来の郵便」のリーダーをやったとき、何か「突飛」なことを
やっていきたいと考えていた「未来の郵便」チームの中で作り出したものだそうです。
それに辛島の画力との相談の結果、アヒルになったのだとか。
いい、キャラですね。
トッピー。ガリラボで使わせもらいたいと思います。


M1(13)坂口、4年(10)辛島、吉村でお茶やお菓子の準備!!


14:30に研修開始。
写真はM1(13)坂口がチェンジラボについての理論と実践について荒尾市の10名の
教務主任の先生方に話をしているところです。

 
一方、私は、LPPをフレームワークにして、ゼミというのはきちんとした教育カリキュラムが
ないのに関わらず、一定の人たちは、かなりの成長を遂げていく謎を解説しました。
その秘密は、実践への参加
そして、そのための必要条件が正統性を与えられているかどうかです。
このことは、非常に強力な意味をもっております。
上の写真で辛島と吉村、そして写真には写っていませんが坂口を含めた3人が「準備!」を
している。。
何故、この3人なのか。
それ以外の人でなく、何故、この3人なのか。
何故、この3人だけが、こうした研修の準備ができて、あるいはやってよいのか、というところが
非常に大事なことなのです。
それが優れた学習が生じるかどうかを決めている。
周辺的な実践ですが、こうした準備ができる、ということの意味は、どんなに強調してももいい
のです。
それぐらい重要なことです。
こうした周辺的実践が、ガリラボが持つ高いレベルの知識にアクセスしていく可能性を
開いていくのです。
 
そうした実践への参加が、教育カリキュラムがなくても、非常に高度なレベルの知識を獲得
していける秘密なのです。
LPPが教えるのは(非常に大雑把ですが)そういったことです。
私からはそういった話を30分ほどでしましたが、やはりこの短い時間でLPPのことを伝える
のは難しいです。

最後は吉村による講演。
なお、吉村にとってこの講演も大事ですが、実は、ここに来るまでの私や坂口と一緒にやって
きた準備(打ち合わせなど)が非常に重要なのです。
そこで豊富な知識がやり取りされている。
講演とは真正性を提供します。
だから、人に入念な準備を要求する、強要する。
それが非常に重要です。
実践を駆動し、参加を深めていっいる。
講演をすることの大事な意味はこうした学びを場を提供する実践を駆動することであり、講演
そのものは知識という観点ではそれほどに重要な意味をもたないだろうと私は思っています。
坂口と吉村を発表させると言うのは、荒尾の先生方には申し訳ないことですが、先生方を利用
して、発表という実践によって、ガリラボへの参加を深めさせていくことを狙ったものでした。
(Win-Winの関係になっています)

講演は3年(11)藤本も参加。
ガリラボの知識の高度な部分に向けて周辺参加を開始しました。

講演後、引き続き1時間ほどの意見交換会。
吉村による司会進行でした。ホットな質疑となりましたが、私とのやりとりだと
やっぱり固い話になってしまい、場がちょっとばかりまじめになってしまいますが、
吉村がいるとそこはまるで違います。
「今日の給食は何だったのですか」との質問で場にいっきに笑いをもらたしました。
こうした質問で、場をあれほどに和やかにできるのは、学生でしかできないですね。
ある意味で、学生だけが持っている特権のようなものです。
地域に出て行ったときにもこの力が大きな役割を担うことになります。

16:30に荒尾の先生方をお見送りした後、どやどやと2年生を主力にゼミ生が
入ってきました。
道場に入れる新しい椅子が届いたのです。
これであの壊れた(割れている)椅子ともおさらば。
裂け目に指や服が挟まってしまう危険な状態からようやく回避されます。
事務局に感謝。m(_ _)m

 
 


1 件のコメント:

  1. 給食の質問は最高ですね。
    共感や学びが沢山あり、
    年度末を乗りきる力を貰いました!

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