2009年11月12日木曜日

ユビキタス井戸端会議

mixiの持つ社会化作用をターゲットに研究を進めようとしている院生と
午前中ゼミをやっていました。
その中でTwitterについて話が展開していきました。
Twitterとはショートメッセージを発信するツールですが、mixi同様にコミュ
ニティを生成していくコミュニティウェアという見方もできます。
非同期でありながら、時に同期的になりえるコミュニケーションツールと
して機能しながら、フォロワーという形でコミュニティ形成機能を持っている
のです。

この特徴からすると、mixiとは異なった時定数の時間制御が可能なコミュニ
ティツールのように見えます。
いやはや、世の中、色々と出てくるものです。

そんなことを午前中に話していたら、夕方になってあるゼミ生が、mixiと
Twitterの話をしていました。
大学でおきたある事件に関して、mixiとTwitterで情報が駆け巡り、その
情報を総合することでおおよそのことがわかったというのです。
それを聞き、これは現在のメディアよりもはるかに強力ではないかと
改めて思いました。
恐ろしいほどにリアルタイムなメディアが誕生して、すでに稼働している。
 
ユーザー・ジェネレーティッド・リアルタイムメディア(user-generated
realtime media)とでも呼べるかもしれません。

自分の周囲の情報行動によってリアルタイムに今生起している情報を
獲得していくメディア環境に学生たちはいるのだという ことを改めて
実感しました。
若い世代においては、井戸端会議のユビキタス化が着実に進行して
いるようです。

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