昨日はお昼から福岡に出かけてきました。
水俣フィールドワークの時も雨でしたが、昨日も雨で、今年はどうしてこんなに雨が多いのでしょうか?
ただし帰りは雨もあがり、気温も温かめになっていましたが、それでも寒くて、季節は完全に秋から冬に変わったようです。
3年の矢部チームは「矢部の秋から冬」を住民のオーラル・ヒストリーにて表現しようとしていましたが、これではその目論見は完全にとん挫ですね。
これから始めるとなると、テーマは「矢部の冬支度」とかになりそうです。
福岡の往復のバスの中で立命館大学のボランティア教育の本を読んでました。
ボランティアの教育ではなく、ボランティア活動を通した教育のことです。
様々なボランティア活動を通して自分達の専門分野のことを学んでいくことを指していて、最近はこういった学習の方法を「サービス・ラーニング」と呼びます。
立命館の事例の中に、矢部でやろうとしていたことをそのまま行っているプロジェクトがありました。
「ふるさと絵図作成プログラム」というもの。
このプログラムのねらいは、
ボランティア教育の受講者が、特定の地域に出向き、住民の50年以上前の
生活体験とその中の記憶を聞き取り、それらを数多く集め、記録集や絵図と
して残すことによって次世代に地域文化を継承していくことを目指す、
ということです。
これを読んで、矢部でやろうとしていたことそのものではないかと思いました。
矢部チームのみなさん、そうですよね!?
違いは、過去なのか、現在の生活なのかという点ぐらいでしょうか。
このため、矢部のチームがやろうとしているのは、この立命館の事例と水俣の村丸ごと博物館を合わせたようなものになるだろうと予想しています。
寒さの到来によってあちこちで冬支度が始まっていることでしょう、きっと。
矢部の冬支度とはどんなものなのでしょう?
矢部調査チームには、オーラル・ヒストリーとしての矢部の生活誌を採集してほしいと思います。
帰りの福岡天神バスター1Fでも冬支度が始まっていました。
ただし、ここはイルミネーションによる冬支度です。
矢部とはかなり違うでしょうが、これは都会での冬支度に他なりません。
なお、この日、ここでは奈良県のキャンペーンが行われていて、イルミネーションの奥でどなたかが(男性でしたが)歌っておられました。
きれいな歌声に、多くの人が立ち止まって聞き入っておりました。
ふるさと絵図作成プログラム
返信削除いいネーミングですね。
ふるさと絵巻というのも面白いかもしれません。