2011年11月24日木曜日

何か面白いことをひとつ

1日何か面白いことをひとつ見つける。
乏しい記憶ですが、確か、向田邦子さんが何かのエッセイに書かれていた言葉だったと
思います(違っているかもしれませんが)。
面白いことってもともとあるのではなく、見つけようとしてしっかりと見ているから面白い
ものが存在する。
だいたい、そんな感じではないでしょうか。
ガリラボ通信を初めて2.5年ほどになりますが、私自身の大きな変化は、ガリラボの学生
たちをとにかくしっかりと見る癖がつきました。
彼らの行動にかなり敏感になりました。
ネタ探しをしているからですが、そのことが意外に重要なこともよくわかってきました。

ここでサル学を持ち出すと怒られそうですが、構わずにいきます。
日本では今西錦司を中心にしてサル学が世界をぶっちぎる形で研究が進んだのですが、
その秘訣は、サルの個体識別をやったからでした。
サル全体の群行動ではなく、個々のサルがどうやっているかをフィールドワークの中でち密に
追いかけていく。
それが芋を洗うという文化生成の現場を見つけることになったということでした。

今日は話が妙な方向に行ってます。
面白いことを見つけるといいながら、実は今日はほとんど見つけきれなかったのです。
それで、別の話でお茶を濁そうと・・・・

・・・・と書いたら、ひとつ思い出しました。
今日もあの星野村で活動している2年(10)保坂(=昨日はじゃがいも持ってきた学生です)が、
こんなもの(↓)を持ってきました。星野村のお茶で作った製品とのこと。

飲んでみましたがなかなか美味しいものでした。
4年(08)大塚も絶賛(?)していました。
まだ入ってます。
先着順ですので、ゼミ生のみなさん早めにどうぞ。

保坂はシュレックと呼ばれていますが、ガリラボ内でもシュレックの名称で、08、09ゼミ
生の間にも、着々とポジションを獲得していってるように感じます。
学習とはアイデンティティの変化であり、コミュニティ内での参加の軌道ですが、保坂を
見ているとそのことがよく見てとれます。
参加の軌道を見つけ、そこを進むには何らかの武器が必要なことも彼の行動をよく
見ているとよくわかります。
個々人で、その武器は異なります。その武器を持って新参者は参加の軌道を突き進ん
でいきます。

学習のプロセスが私の目の前で起きていました。

古典的な学習観に縛られた人たちはこれを学習とは呼ばないかもしれませんが、
状況に埋め込まれた学習観ではこれこそが学習であって、そういった学習があるから
こそ人は勉強する。
勉強は学習の後にあります。
それについての深い自覚がガリラボという空間の特徴ではないかと思っています。


ぐっ。なんだかえらく固い内容になってしまいました。
しかも流れも無視。一貫性ほとんどなし。 ┐(-。-;)┌
時間がなく余裕がないせいです。
ある仕事の締め切りに追われてて気持ちに余裕がなくなっているせいです。
それなのに、
 明日の金曜日は宇土中でのワークショップの授業。
 あさって土曜日は菊陽での商店街会長さんと打ち合わせ。
 日曜は入試。
 月曜は通常。
 火曜は上天草高校への出張講義。
 水曜は荒尾市でフィールドワーク
 木曜は通常。
 金曜は菊陽でのフィールドワーク。
 土曜も続けて菊陽のフィールドワーク。
と続きます。
まあ適当に返事していたらこんな状況を生んでしまいました。
どうなることやら。
ま、明日は明日の風が吹くでしょうけど。。。


 

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