2011年11月3日木曜日

嫌われることしていませんか?

慶応大学の國領二郎教授は地域とメディアを含め幅広い分野で活躍
されている方です。

この方の授業で「事業企画立案の基礎知識」というのがあります。
ずいぶん前(2003年)の講義ですが、ここに
  だから学生は嫌われる20の理由
というのがありました。
この授業では、大学内だけでなく社会との接点を持ちながらやるようで
社会人との良い関係を築くためのチェックリストとして書かれたものです。


20の理由は以下の通りです。
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1) 約束時間に遅れる
2) 必要なときにメールがかえってこない (24 時間以内に戻ってこない)
3) 必要なときに携帯につながらない
4) 携帯に伝言を残してもリプライがない
5) 大して忙しくないのにすぐ忙しいからと仕事を断る
6) すみません、メールを読んでいませんでした、とすぐ言い訳する
7) 評論家的な意見を言うばっかりで、自分が当事者として意見をいえない
8) 理想論ばっかりで地に足がついていない
9) 仕事を抱え込みすぎて、すぐにオーバーフローする
10) オーバーフローしてもケアせず、他人任せ
11) 仕事のクオリティの落差が激しい
12) 仕事のクオリティが低くても平気
13) 途中でちょっとつらいことがあるとすぐ仕事を投げ出す
14) ちょっと難しい仕事だと、「すぐできません」という
15) 生意気なことを言う癖にすぐに仕事を放り出す
16) ちょっと厳しいことを言うとすぐやる気をなくす
17) 経験者とのコミュニケーション方法を知らず無礼
18) 生意気なことを言わず自分は経験ないからとすぐ引っ込み思案になる
19) アイデアへの自信過剰
20) 失敗の理由を分析せず自分ではなく外部の責任にする
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私自身もチェックしたところ、当て嵌まるものがいくつか(も)ありました。
他者との良い関係を築くため、できるだけ上の項目が該当しなくなるよう
努力していきたいですねぇ。


とくに最初に「遅刻厳禁」が挙げてあります。
超重要です。
10:00に約束したら、9:50にはドアの前に立っておくべきです、普通。
遅刻によって相手の時間を奪ってしまう時間泥棒は厳禁です。
とくに目上の人の場合にそれをやっていたら、あなたの評価はドンドン
下がっていくはずです。
それもあって、私の授業ではそもそも遅刻という概念を無くしました。
(単なる偶然ですが)
厳しそうですけど、やればできるんですね。
1時限であるのに、受講者70名がほぼ全員が開始前に着席している
わけですから。
枠組みがあれば少なくとも全員ができるわけで、それを一歩進ませて
自分で枠組みをつくる訓練をしていけば、遅刻とはおさらばです。
遅刻という言葉も不要です。


遅刻など、高々、明治以後に生まれた言葉です。
この際、自分の辞書から消すぐらいの意気込みでいきましょう。


ところで、この授業のパワポに、良い関係がどうして必要かを説明するために
人脈の重要性」というパワポがあります。
何をどう知っているかよりも、誰を知っているかがビジネスでは重要であるという
こと、そして学生時代の人脈がその後のキャリアに結びつくことも少なくないと
あります。
これは私がゼミでよく引用する「弱い紐帯の強さ」というのに相当します。
記憶にあります?


人脈作りのポイントは、講演においては、
  ・真剣に聞く、そして質疑応答をする
とのこと。質疑をしようと思って聞いていれば、眠くならないというおまけまで
もらえます。
そして、講演が終わったら、
  ・名刺交換、帰宅後にはお礼のメールをする、懇親会に積極的に参加する
といったことがが挙げてありました。


さてさて、いかがでしょうか?


11月19日のガリラボの大同窓会には卒業生である社会人がたくさんやってきます。
さっそく試しててみてはどうでしょう?
・・そうすると、ツールとしての名刺「のようなもの」が必要ですね?
名刺!!!
そうです、名刺。「わたし、こういう者です!」、ですよ!
09ゼミより上の年代であればすぐわかりますね。
ガリラボ大同窓会で使うのであれば、四角い白い紙に単に年度と名前が載せてある
だけでは意味はありません。
ちょっとした工夫が必要でしょう。


ここはガリラボのゼミ生が得意な分野のはず。


ただし、あまりみんなが名刺交換とか多用すると場を壊してしまいかねないので、まあ
そこは常識の範囲内でやってほしいのですが、ちょこっとだけ実験として試してみるのは
面白いかもしれませんねぇ。


まだ詳しくは聞いていませんが、昼と夜それぞれ50名以上の参加になるようです。


卒業生の参加者は、そこは社会人なのですから、全員名刺持参でお願いします!



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