2限目、4年(13)ゼミ。塚田ゼミ長が説明をしています。
説明しているのは次の資料。これからの卒論の流れが緻密に書いてあります。
ゼミ生に配布するために、昨晩、遅くまで残って作っていたようです。
私が指示したわけでもないのですが、今日のゼミは塚田ゼミ長がこの資料を
用いて進めていました。私が出張で不在にしていても、ゼミはこうして進みます。
なので、休講というのはゼミではあり得ません。
ガリラボでは、伝統的に自律的なゼミが出来上がっています。
ちなみに塚田は、ひとつ上のゼミ長OG(12)田中から卒論をゼミとして運営していく
ための細かなマニュアルをもらったそうです。
塚田は、そのマニュアルを自分用にアレンジし、ゼミ会議で方向性を確認して、
13ゼミを運営しているようです。
ガリラボではこうした文化が出来上がっています。
自律性は、ガリラボというゼミが持っている大事な文化のひとつであり、大きな
特徴ではないかと思います。
ガリラボでは、自律的に物事を運営していくことを自然に学んでいくわけで、
貴重な学びのひとつでもあります。
こうしたものを隠れたカリキュラムと呼ぶことがあります。
ガリラボでは、正当な課題を行っていく中で、無数の隠れたカリキュラムが動いて
いて、実はそれがゼミ生の成長に非常に重要な役割を担っています。
隠れたカリキュラムを履修させられて(?)、その結果、順調に成長してきた代表
例が、塚田なのではないかと思います。
夕方、3年(14)児玉、谷口と次の課題ことで話をしました。
次の課題はガリラボの本質に迫るものを構想しています。
・なぜ、こんな中途半端な時期に開催する興津会にあんなにも遠方の卒業生が
集まるのか?
・なぜ、ガリラボにはお菓子が絶えないのか?
・なぜ、ゼミが自律的に運営されていくようになるのか?
・そもそもガリラボとは何をやっているゼミなのか?
・ガリラボで、教員(津曲)はゼミ生に何を教えているのか?
他にも疑問だらけですが、こうした疑問を解いていくことは、ガリラボの隠れたカリキュ
ラムを顕在化させていく試みとなるのかもしれません。
院生とエスノメソドロジーというものを勉強中ですが、上記の疑問を解いていくことは、
エスノメソドロジー的視点が必要になるのかもしれません。
他の研究室は異なる独特な方法(メソドロジー)でガリラボの民族たちは社会秩序を
維持しているのであろうと思います。
塚田13ゼミ長のリードで、13ゼミ生の卒論(2万字)のゼミ内提出期限が次のように
決まりました。異なる期限は、添削を分散させるための措置です。
4限目、3年(14)生が全員集合し、興津会の振り返りを行いました。
空き時間に全員集まったようです。
実行委員長3年(14)園田の司会で、「良かったこと/改善すべきこと」などが90分間で
議論されていました。
惜しいのは、言葉がリストアップされる程度で終わっているように見えたので、それらの
リストを使って、文章としてまとめていく作業を個々人でやると、さらに良い振り返りになる
ように思いました。
文章化するのは自分の成長のためです。箇条書きのリストだけでは、人はそれを深く理解
するのはなかなか難しい。
誰か、「興津会論」とかいう小論文を書くと面白いではないかとも思います。
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