2023年3月17日金曜日

おもしろきことなき世(が)おもしろく(なる?)

昨日、たまたま見たGPT-4についてのツイート。
画像に対応できるということでしたが、例えば、図を含む問題がある場合も、GPT-4であれば対応できるようです(真偽は不明ですが)。
もしこれが可能であれば、チャットでは不可能だった、数学の幾何学の問題とかも写真に撮れば答えを教えてくれそうです。
古文書なんかがでてきても、写真にとれば、現代文に変換して教えてくれそうです(もっとも文字だけのサービスであればそれは少し前からありました。別言語で書かれたレストランのメニューを写真にとれば日本語に変換してくれるサービスがLINEにあります)。

上のツイートを次のように引用リツイートしている方がいました。
なるほど、AIが非言語領域を言語化できるようにあれば、現在だと物体認識レベルのAIがさらに発展していきそうです。
このNishidaさんのツイートをみて、私もいくつかアイデアが浮かびましたが、まだ言語化できないので、これから色々と考えてみたいと思います。

こうしたツールを誰もが使えるわけで、世の中、非常に面白くなっていきそうです。
色々な壁を壊していけそうです。
自動車は、足の不自由な方の移動を普通の人とほぼ同じ状況にしました。
電子メールが登場した時、耳が聞こえなくても自在にコミュニケーションできるようになりり、聴力の違いの壁を乗り越えていきました。
テクノロジーとは、基本的に色々な壁を壊してくれるものです。

東大のある先生が学生に、
ChatGPTとDeepLとグラマリーといった”三種の神器”を必ず使うように。
と伝えたそうです。そして、
人間の生の脳で書いた文章なんて、へたくそですから。
とのこと。
考えなくなるのじゃないかと言われそうですが、それは昔からあった議論です。
電卓が出た頃、私も1975年に初めて使いましたが、当時、暗算力が落ちて、数学とかできなくなるのでは?と言われましたが、今時そんなことを考える人はいません。計算は電卓にさせ、人は別のことをやっています。たぶん今のAIも当時の電卓のようなツールと考えてよいでしょう。

「おもしろきことなき世をおもしろく」は高杉晋作の辞世の句です。
高杉晋作がAIをみたら、飛びついたかもしれません。
現在の新しい電卓で、これから色々なことが起きていくでしょう。近未来は楽しそうです。

そのためには、この現代の電卓の使い方をまず学ぶ必要があります。
日常的に三種の神器を利用していきましょう。


追記:
今夜は街中で卒業生との飲み会。