2022年2月16日水曜日

コロナ禍のバレンタインは随分と様変わりしているんでしょうね

交換による社会が作られていく姿を描いたのはレヴィ・ストロースという人類学者でした。
これについて10年前に詳しくガリラボ通信に書いたことがあります。
参考までに
不確定性原理とバレンタインデーガリラボ通信2012/2/15

交換という行為は、日本のあちこちでみかけます。
お歳暮、お中元などは代表例でしょう。
交換を通して結びつきが強くなり、社会関係資本(ソーシャルキャピタル)の醸成にもつながっていくのでしょう。

日頃のお礼にと、2年(20)江﨑から手作りのチョコをもらいました
バレンタインデーも、ホワイトデーとセットで交換という行為を成立させるイベントです。

もらったとき少し江﨑と話をしました(交換はこうして会話を生み出します)。
コロナ禍の今、人と接する機会を失い、今はこうしたアナログでの交換(いわゆる物々交換)は衰退しているようです。LINEギフトを使ってデジタルでやりとりしているケースが多いようです。
同じく交換という行為ではあるものの、アナログとデジタルでは何か少し違うように感じます。
いくつかの違いがあると思いますが、会話のあり方が違いそうです。
アナログだと「モノ」を手にしての会話になるでしょうから、デジタルとは多分違うのではないかと思うのは私だけでしょうか。

コロナ禍により、人々の接触がずいぶんと減ってしまいました。
バレンタインデーは改めてそのことを教えてくれます。