2019年2月24日日曜日

立つ鳥跡を濁さず

作業する4年(15)八並。この場所での最後の作業の姿です。


最後の作業は、熊本県から依頼を受けていた「よかボス」のPVづくり。
試作品を作った後になって、当初あまり聞いていなかった要望が出たりして、混乱の中を再取材を繰り返し、ようやくそれらを組み込んだPVを作ってくれました。
構成自体を見直す必要もあったため、6分ほどの映像ですが、修正作業に6時間以上かかったようです。
仕上がったPVは、内容確認をしてもらうため、本日、天寿園に送りました。


もうひとつ。これは熊本県とは関係なく、天寿園の活動に刺激を受けた(感動した)私たちが独自に、勝手に作った天寿園のPVです。
5分ほどの映像。
来年度が天寿園は開園30周年ということなので、園の区切りの年に、天寿園の紹介映像として活用してもらえると幸いかと思います。


これらの成果物は、よかボスチーム(4年(15)八並、3年(16)小島、松寺)の努力によるものです。
突貫での作業で、そして県側との意思の疎通が今一つだったりで混乱し、大変な面もありましたが、とりあえず区切りをつけ、よかボス関係の作業はここまでで終わりにしたいと思います。
 
全ての作業を終え、片づけをする4年(15)八並。


机もPCも全て整理し、新しい主(=3年(16)岡林)のためにクッションや小物をなどを補充しておりました。


”立つ鳥跡を濁さず”という言葉があります。
この言葉通り、すべてを片付け、八並は熊本を後にしていきました。

最後の最後までこき使いました。
だって仕方ありません。
最後の詰めの難しい部分は、八並じゃないと作業ができなかったからです。
この1年でめちゃくちゃに動画制作スキルが上達しました。
元々一定の資質は持っていたように思います。
その才能の原石の部分を、タマにゃん指揮棒紛失事件という強い負荷によって磨いたことが大きかった。
才能を2つに分けて、自分が潜在的に持っている、何かを吸収したり逆に何かを作り出したりすような、自分と外部とのやりとりに関わる才能を一つ目として、それを「第1種の才能」と呼ぶことにしましょう。
2つ目の能力は、面倒な作業を根気よく繰り返す、自分に対する能力で、これを「第2種の才能」と呼びましょう。
面倒なことを繰り返しやっていける能力=第2種の才能は、第1種の才能を顕在化させるために必要な能力であって、これがないと第1種の才能は開花することなく終わるという、残念な未来が待っているでしょう。

(少なくとも私が)好感を持つ人物は第2種の才能を持っている人です。

たくさんのゼミ生を見てきましたが、伸びている人はやはり第2種の才能を持っていました。
ひとりでその才能を発揮する人もいるし、他者を活用して第2種の才能を発達させる努力している人もいました。

 
この1年間で、八並が捧げた膨大な時間は、自分の中の第1種の才能を開花させていく時間であったろうと思います。
自分の成長のためといえばそれまでですが、わずか6分の映像の詰めの部分、95%仕上がっているものを100%にする作業ですが、そのわずか5%ぐらいに対し休憩なしで6時間もPCに向き合っていました。
アマチュアのレベルではありますが、クオリティを上げようと必死に企画書とPCとに向き合った膨大な時間があって初めてタマにゃん指揮棒事件での動画やよかボスPVなどは出来上がっていることを関係の皆さんには理解してもらうと、プレッシャーの中で作業してきた八並も苦労が報われるのではないかと思います。
もちろん他者に誉めてもらうことよりも、自分の能力(物語を作っていく力、それを映像で表現していく力)が開花したことが、その苦労に対する一番のご褒美だとは思います。
大学に入学して得た大事なもののひとつではないかと思います。
今後、仕事をしていくときに、このスキルが役立つときは必ず来るはず。
だって、同じ職場で八並レベルのスキルを持っている人はほぼいないでしょうから。
ただし、スキルは使わなくなるとすぐに退化するものです。
趣味で続けながら、このスキルを仕事をやっていく上での付加価値として活用していくといいかなと思います。

ここ最近のゼミ生の中では、八並はほんとよく頑張ったと思います。
八並の次は誰になるのでしょうか?
   


 

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