先週木曜日に18ゼミ生の書籍「禍」のサンプル本が届き、それから校正作業。
特に3年(18)岡本が入念にチェックしてくれ、たくさんのミスと出来れば修正した方がよいところを発見しました。すべて修正は無理でしたが、致命的なミスはおそらく取り除けたのではないかと思います。
本日が印刷業者さんへの入稿締切りでしたので、ギリギリまでずっとpdfファイルを眺め、最後は「エイヤ!」と声を出し、送信ボタンをクリックしました。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があります。
置かれた場所、依頼されたこと、決めたこと等に対し、自分の持っている力を出し惜しみせず、100%の全力を出し切ってやりなさいという意味でしょう。
100%出し切れば、それ以上のことはもう自分ではどうしようもないので、その後については運命に任せるしかありません。
終わった後、すっと力が抜けて倒れるぐらいまでやる人たちの向けての言葉だと思います。「終わった!!!飲みに行くぞ!!!」という元気が残っている人たちにはとっては「天命を待つ」資格はないということでもありますね。笑
さて、時間を遡り、先週金曜日のこと。
その午前中に3時間ほどゼミをやったM1(20)アクストが、夕方、差し入れをもってきてくれました。
何でも人気過ぎて手に入りにくい「ピエールマルコリーニ」とのコラボドーナツとのこと。
行列に並び、買ってきてくれたそうです。
居合わせたArtractメンバーと分け合い、バレンタインデーも近かったので、私はチョコのドーナツを頂きました。
「これ食べなきゃダメですよーー」と大きな声でアクストから命令されて(?)食べたのですが、その理由は実はその夜にありました。
ピエール・マルコリーニとはベルギー生まれの高級チョコレートを生み出した方のようですね。
ベルギーがポイント。
アクストが、ベルギーの日本人学校で一緒で、現在は日本国内各地、そして国外にまで散らばっている学校の先生方と金曜の夜に初めて(オンラインで)お会いすることになっていたのです。
だから、食べておかないと駄目ですよーーー、だったのですね。21時から始まりました。
お会いした先生方はこれから、国内外のそれぞれの場所、持ち場でコロナ禍と向き合っておられるわけですが、日本から離れ、日本を外から見ていた経験を持った先生方が現状について考え、記録として残していくというプロジェクトをスタートさせられました。
言い出しっぺはアクストのようです。
そのアクストに引きずり込まれ、私もこのプロジェクトに関わることになりました。
21時から始まったZoom会議は23時まで続きました。
今後どのように展開していくのか予想もできませんが、国外に出て教育に従事してこられた逞しい方々なので、「予測困難な時代を生きていく力」を最もお持ちだと思うので、困難を随時解決しながら面白いプロジェクトに仕上げていかれるのだろうと思います。
現在は離れ離れです。しかし、ベルギーで同じ釜の飯を食った仲、苦労しながらの活動だったでしょうから、そういった人たちはオンラインでの活動は非常に実のある方向にいくことでしょう。
私は見守っていくのが役目だということなので、この興味深い皆さんの行動をじっと見て、今後の参考にさせてもらおうと思っています。