2022年9月14日水曜日

卒論面談(続き)/興津会タイトル決定

今日は 卒論面談の4人目・5人目として4年(19)川口、中西と午前中に話をしました。
9時ぐらい始めて、終わったのはお昼午後。2人で3時間ぐらいほど話をしていたようです。
2人とも漠然としていましたが、特に、中西はかなり漠然としていましたが、話をしていくことがカオスの状態に秩序(オーダー)が生まれていきました。
かなり昔に流行った、複雑系というものに相当するのだと思います(懐かしい)。

複雑系とは、カオス現象とかを扱う分野で、1990年代後半、すごく流行になったのですが(熱狂に近いぐらいでした)、しばらくすると下火になり、今はもう複雑系と言う言葉は少なくとも一般にはほぼ聞かなくなりました。ごく普通に利用するようになったということかもしれません。これと同様、今現在、流行している言葉もじきに聞かなくなることでしょう(いくつか思い当たります)。

流行以上に目を向ける必要があるのは、時代を経て生き残ってきた、いわゆる古典的なものだろうと、私は思っています。
古典的、伝統的なもので今に存在しているのは、時代に応じて内容を変革させながら、その時々でその時代に重要であったから生き残っている。
そうでなければ、淘汰され、消滅しています。
ホットで華やかな流行に、あえて目を背ける必要はないとは思いますが、流行だけに目を向けるのではなく、淘汰されず生き残ってきた古典(的なモノやスキル)をきちんと学んでいくことが、結局は、自分の未来を切り開いていくのではないかと思います。

大学の学生である今、流行の中にいて、目立つ必要はない。
消費されるだけです。
学生時代は、地道に、重要な古典をしっかりと確実に身につけていくことが将来にも使える武器を手にすることなり、最後は良い方向に行くのではないかと思います。
「急がば回れ」がこの場合大事かな、と。

話が変な展開をしてしまいました。
川口の時に複雑系の話をして、そしてその後、中西との話では、上に記したことを異なる言葉で話したように思います。
簡単に言えば、人には言葉が大事だよねーということです(あまりに簡単すぎて意味不明でしょうが、どういう意味は中西の卒論が出来上がったとき(随分先ですが)わかるはずです笑)。
じっくりと考えれば、テーマとは非常に身近にところにあるもので、流行に目が向き、熱狂に踊らさせると人は身近な優れたテーマも見えなくなるもの。
流行だけを追い、熱狂してしまうのは、非常に危険。
(参考)熱狂しつつも、冷静に~アラブの春のその後からの教訓(ガリラボ通信2015/3/22

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19時からオンラインでの興津会実行委員会。
3年(20)濱崎(実行委員長)、松本、徳田が集合(藤田は急な用事で欠席)。


興津会のタイトルを決めました。案を3年生に投げかけていたところ、たくさんの候補がでてきていたのですが、全員一致であるタイトルに決まりました。意外にすんなりと決まりました。
10月8日のガリラボ中間報告会の時に、実行委員長・濱崎から正式に発表する予定です。
お楽しみに。