2022年9月6日火曜日

台風被害はなかったでしょうか?

ニュースをみる限り、台風11号は県内では大きな被害につながらなかったようで良かったですね。

県内各自治体では避難所が開設されていたので、避難所で夜を過ごされた々も多くおらえたと思いますが、夜が明け、避難指示解除となってからは、みなさんほっとして自宅に戻られたのではないでしょうか。

朝は吹き返しの風が多少強かったですが、そこまでのことはなく、ここ熊本地方は少なくとも朝は通常通りでした。
私は今朝は健康診断だったので、朝7:30には日赤健康管理センターに出かけました。
至って、ごく普通でした。

秋の台風というと、「台風一過」で、過ぎてからは快晴というイメージがあります。
今回はそれがなく、過ぎた後も何だかどんよりとしてます。
秋にはまだほど遠いということなのかもしれません。

私は平成2年(1990年)9月19日の日本列島を縦断し大きな被害を出した台風19号により、住んでいた官舎が全壊させられた経験があります。
19号はピーク時は890hPaという信じがたいレベルまで発達した台風でした。
非常に古い官舎で、さらに子どもも1歳だったので、強烈台風を用心して前日のうちに車で1時間ほどのところにあった実家に避難していました。

台風一過で快晴となった翌日、実家から戻り、自宅の中に入り、室内からきれいな秋空が見えたときはほんと衝撃的でした。
まるでマンガみたいですが、屋根が全てなくなっていたのです。
何が起きているのかつかめず、むちゃくちゃになっている室内から、しばしぽかんと上を見上げていたように思います。
我に返り、破壊されるとき、子どもを抱えて自宅にいたとしたら、あの暴風の中でどうしていただろうかと想像してしまいました。
停電していたはずです。さらに、目の前はガードレールもなく道路と境目のない川があり、濁流になっていはずです。
室内から見える真っ青な秋空は、私の中では、身の毛もよだつ恐怖感とセットとなってます。

(この時、生まれて初めて「り災証明」なるものをもらいました)

台風にはこれからまだしばし気を付ける必要があるでしょう。それ以外の災害もありえます。
災害に対する意識、備えはきちんとしておかないといけません。

先日講演した研究会は、防災学習をテーマにしたものでした。私にとって平成2年台風19号は防災に関して強烈な教材で、防災についてはそれが起点になって考えているところがあります。

そうした生の被害経験によるものではなく、みなが自分事になれるような優れた学習プログラムが開発されるといいですね。




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