2022年3月24日木曜日

試行錯誤のトレーニング中

朝から2年(20)松岡が動画を編集しています。春休み期間中に動画編集スキルを向上させることを宣言していて、その宣言通りに、ここ最近、撮影と編集に取組んでいるようです。

昼間、外出していて14時すぐに戻ってきた時、「進んだね?」と聞いたら、なんとUSBに保存していた動画データがなぜか消えてしまったとのこと。
それ以外にもクロマキー合成についてファイル形式によってトラブルが生じたりして、ともかく色々と試行錯誤を繰り返しているようでした。
夕方、暗くなる前には完成させていました。
立派!


・・・

物事(仕事・作業)は、自分でやっていると、なかなかすんなりとは進まないものです。
ただ、学生の場合、すんなりと進む経験をしていることが多いはずです。それは、周囲がそうなるように事前に準備してくれているからです。
すんなりだけを経験していると、スムーズに進まないと挫けてしまうようで、そんなケースをよく見かけます。

自分でやるときは、スムーズに進まないことがほとんどです。
どうすればうまくいくかを経験してないのだから当然です。
うまくいかないことを体験し、その体験を経験に変換していくと、スムーズに物事を進ませることが徐々にできるようになっていくものです(しっかりと学習すればですが)。
 
私なども無駄な時間をいかに過ごしてきたことか。
まだ一般の人たちが動画編集などやっていない頃、20年以上前、動画づくりに挑戦していた私は、信じがたいほど無駄な時間を費やしました。朝から次の朝までずっとやっていることもしばしばでした。その間、ずっと試行錯誤をしているのですが、1mmも先に進んでないこともしばしば。
しかし、その試行錯誤が非常に大事でした。どうすればうまくいくか、何故それがうまくいくかがよく理解できるようになるからです。
情報社会とコンピュータの授業のテーマのひとつにしている「失敗学」においてはそこがポイントでした。
無駄とは、全てではないですが、多くは先々において意味のあるになるものです。


海を見る自由ガリラボ通信2011/8/9参照)
「海を見る自由」という豊富な時間を持っていることが学生の特権。
その豊富な時間のおかで、PCの前で一晩中試行錯誤するようなことも可能なはずです。
立教新座高校の校長先生の言葉を引用したい。

  大学という青春の時間は、時間を自分が管理できる煌めきの時なのだ。

自分で管理するという非常に厳しい環境に自らを置き、その中で野生的な思考を成長させることに挑戦していくいいでしょうねぇ。試行錯誤を続けることのできるスキル(忍耐力とアイデア力)を身につけましょう。様々なアイデアが出し続けないと試行錯誤もできませんので。


 

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