2022年4月4日月曜日

学習の場としての雑談豊富な会議

健軍川沿いの桜。熊本の桜は、下の方は随分と葉っぱが目立つようになりました。

菜の花が水面に映る健軍川は、春の小川らしい装いになっているように思いました。

入学式はまだですが、今日は、新入生のオリエンテーションをやっていたようです。
1年生は緊張したことでしょう。

さて、今日は久々に研究室で会議をやりました。
たまrismのメンバーとの会議で、13時から2時間半ぐらい話しました。
長くなったのは、オンラインだと、絶対に無理な、雑談が多かったからです。
雑談は、今後の議論に必要な事前知識を仕入れていく「貴重」な学習の場でした。
オンラインは、必要な情報を届けることには問題がありますが。ディスプレイ越しに「あ、そう言えば」と横道に入ることは難しいものですから。
対面は、会議を通して豊富な学習の場が生まれるメリットが大きいですねぇ。
今日、対面でなかったら、多分1時間もかからなかったかもしれません。
効率は良いですが、それは、学びの時間をカットしているからであり、プロジェクトの初期段階がその状態だと、その後はうまくいかないでしょう。

貴重な雑談の時間を通し、ゼミの学生たちは「玉名」についてはほぼ何も知らないことを私も学びました。
昨年は、オンラインばかりだったので、こうした学習の場がなかなかできず、そのために活動を深めていくことが困難で、そのうちに段々と会議を開催することも難しくなり、09ゼミ生の頃に使った表現だと「薄いカルピス」のような状態になっていったことを反省してます。
今年はどうにかして対面であることを死守していきたい。


雑談と言えば・・・

午前中、4年(19)川口がいて、勉強していたので、その邪魔をして(笑)雑談しました。エントリーシートが大変ということだったで、それについて色々と話しました。話を聞いているとなんだかちょっと私の感覚とは違っていて、エントリーシートとは「コミュニケーションのツールなんだ」という本質的なことの理解がちょっと弱いように感じました。これは、川口だけに限らないのでしょうけど。
今日のエントリーシートについて雑談は、対面で同じ物理空間を共有していたからできたことで、少し前は、よくこうした雑談を「夜の講義」とか「哲学的対話」と称し、研究室で不定期にやっていました(例えば⇒ガリラボ通信2014/4/30)。
オンラインが普及してこうしたことはほぼ消滅し、過去のものとなっています。
コミュニケーション環境が効率化されすぎました。