2022年10月24日月曜日

オンラインは閉鎖環境をつくってしまう?

12月3日に10ゼミ生の卒業生3人と会う約束したのが1週間前(ガリラボ通信2022/10/17)。やりとりをして決めた日程であったのに関わらず、本日、ある事情が発生し、延期してもらうことになりました。OB(10)保坂に連絡、そしてOG(10)辛島、吉村にも連絡。ほんと申し訳ない限りです。12月は、ほぼずっと立て込んでいるため、3人にはぜひ新年会で会えればと伝えました。m(_ _)m
改めて12月のわが予定を見て驚きました。週末は(公私に渡り)びっしりという感じです。

今日のガリラボは、たまNaviのメンバー4年(19)松田、川口、元山、岩生が11月2日の発表会に向け、ポスターの修正作業を行っているようでした。
土曜日に最初の案をもらい、強いダメ出しをしてました。今日は、研究室に来たので、直接、ダメな点を伝えておきました。
オンラインが普及して、自分のコミュニティについての情報は伝わるものの、他のコミュニティの情報がまったく伝わらくなってしまようです。
コロナ禍前は、いつも研究室にいるので自分のコミュニティ以外の情報がいやでも入ってきました。
オンライン環境は、自分と直接関係しない情報を遮断してしまい、結果的に学習を生成しなくする可能性があります。
これは、状況的学習論のレイブとウェンガーの本に出てくる肉屋の職場(それぞれのパートが小部屋で仕切られ、周囲が何をしているか見えない職場)そのものです。
この職場では職人の多くは成長しませんでした。
オンライン環境と言うレイブとウェンガーで例示された肉屋の職場的な場所におかれてしまうと、これまでのゼミ生が培ってきた成果から隔離され、学習できなくなり、そのために持ってくる様々なコンテンツが、素朴というか、幼稚というか、こだわりの非常に薄いものが多くなっている気がします。
どうも、オンライン環境は、自分のいるコミュニティを閉鎖的なものにしてしまうようです。
そしてそのことに自分で気付けない可能性があります。
気をつけねばと思います。


<おまけ>
最近、紹介することの多い熊日の「きょうは何色」のコーナー。何色に見えますか?


なんと、パプリカ色だとか。ほんとに、この色にそんな名称がつけられているのかとにわかには信じられません。
他の人に「パプリカ色」とか言っても、単に「赤だ」と言われそうです。

最近の「何色」はちょっとカタカタ語が多い。