2018年11月10日土曜日

17ゼミ生初ゼミ~わたし、こーゆー者です(名刺発表)

11月9日、17ゼミ生の初ゼミを行いました。初ゼミは、ガリラボ恒例の
  わたし、こーゆー者です
です。5カ月後のなりたい自分を表現したオリジナル名刺とその発表です。

初ゼミの17ゼミ生全体(宮嶋が熱発で残念ながら欠席)。
くじで決まった順番で発表していきました(なお、くじをつくってくれたのは3年(16)
川上ゼミ長。17ゼミ長が決まるまで川上ゼミ長が17ゼミを取り仕切ってくれます)。


今年の新人はどんな名刺を発表するのだろうか?と、好奇心旺盛な一部の上級生は
17ゼミに参加して熱心に発表を聞いていました。


発表開始。トップバッターは2年(17)河野。河野にはしょっぱなから驚かされました。

ブック形式の複雑で手の込んだ名刺でしたが、それを17ゼミ生全員分はもちろんの
こと、この日参加する上級生の数も予想したようで、上級生にも全員に行き渡るように
作ってきていたのです。
内容も良かったですが、それ以上に、この面倒な作りの名刺を同級生そして上級生の
全員分を作成してきた努力に感動しました。
この行動(努力)には、「私はあなた方みなさんのことを大事に思っています」とい
うメッセージが込められていることがわかりますね。だから感動する。
素晴らしかった。
素晴らしいアイデアが出せることはもちろん必要ですが、それ以上にこういう他者の
ことを想像し、そのための地道な努力をすること。信頼を得るための非常に大事な行動
かと思います。


2番手は2年(17)松原。グローブ型の名刺を作っており、先々はゼミにおいて欠か
せない存在になっていたいということでした。
ぜひそうなってほしいと思います。
何かひとつ得意なことを持ち、ゼミの中で一定のニッチを獲得すればそうなります。
そしてそうなれば大学生活が楽しいものになるはずです。


2年(17)川上。時間の使い方が下手なので、そこをどうにか克服していきたいと
いうことでした。

そこで作った名刺が時計型。時間の使い方が下手なので、今日の発表も昨晩から
ずっとこの時間の間際までやっていたということでした。もうちょっと早くやって
おくのが理想的ですが、しかし、昨晩からずっとやっていたという言葉に私は
強く反応してしまいました。そんなにやっていけるのはひとつの才能。
その集中してずっとやれる能力をさらに伸ばしていくといい。飽きっぽい人には
人は大事な仕事を任せないものです。私もだいたいそうです。仕事を頼むゼミ生は
そうした普段の行動を見ながら判断しています。


2年(17)阿部。青いバラのついた名刺でした。その意味は・・・

青いバラは、作るのが不可能だと言われていたとのこと。
それで青いバラをひとつのシンボルにして、困難に挑戦してしていく人間へと成長して
いきたいということを目標にしているようでした。


2年(17)稲富。稲富も時計型名刺でした。
時間管理ができるようになることを目指したい、またアイデアがたくさんでるように
なっていきたいということでした。


2年(17)園田。発表写真を取り忘れていました(申し訳ない)。
スケート靴の理由は、こういうことでした。
フィギュアスケートはいくつかの視点がバランスよくできてないと高得点には
つながらないそうです(園田はフィギュアスケートを見るのが大好きだそうです)。
それで自分も大事な複数のことをバランスよくこなせる人間になっていきたいという
ことでした。
なるほどです。もしそうありたいということであれば、これからたくさんの負荷を
自分に与えていくことでしょうね。


2年(17)三角。優柔不断だということでしたが、そうでもないでしょう。
9月、もやいすとのSAが不足することになり、17ゼミ生に向けて「誰かボランティ
アでやってくれる人はいないか」と投げかけました。その時、返事をくれたのが2人。
ひとりは河野で、もうひとりがこの三角でした。
日程が合わず結局依頼できませんでしたが、すぐに返事をくれて非常に嬉しい限りで
した。さっと協力してくれる人、そういう雰囲気を持っている人は頼りにもなります。


2年(17)松本。握手型の名刺でした。言い訳をしない、他者に影響を与えることが
できるようになっていきたいとのことでした。他者に影響を与えるには信頼される
ことが重要。信頼はどう勝ち取るか。。。それを考えることも必要だろうなと思い
ました。


2年(17)橘。卵の殻をやぶる構造の名刺でした。

自分の今の殻をやぶっていきたいとの想いを込めて作ったのだそうです。
また多角的な視点も持ちたいと話していました。そのためには本人も話していま
したが、読書することですね。いろいろなジャンルの本を読むのがいい。
私もある時期(何年間も)、工学、数学、物理、生物、文学、歴史、哲学、教育、
心理・・・特に分野を選ばす、好奇心の赴くままに手当たり次第に読みました。
今の私の考え方は、その時の乱読の影響が大きいと思っています。


2年(17)西。西はブック型の名刺でした。

昨年をリサーチして、どうもブック型が多そうだったということで、ならば
ブック型は今年は少ないだろうと判断し、この名刺にしたそうです。本が好きで
よく読んでいることもあって。ただし、この名刺の内面は白紙です。ここには
相手に自分ことが書き込めるように余白を作ったのだそうです。ネット情報らしい
ですが、良い方法かと思います。


最後は2年(17)岩奥。花束型の名刺でした。

贈り物としての名刺という観点で花束型のものをデザインしたそうです。
最初見たとき、ソフトクリームのコーンかと思ったのですが、違いました。^^
花束でした。発表で、リベラルアーツを身につけたい、頼れる人になりたいと
いうことでした。学生からリベラルアーツという言葉を聞くのは初めてでは
ないかと思います。非常に新鮮でした。


リベラルアーツは大事。それを身につけるにはやはり読書は欠かせない。必須。
またそれだけでなく行動力も必要かと思います。
ガリラボでは雑談の中で次の話をすることがあります(最近は雑談することがほぼ
なくなってしまいました。以前は、非効率な学生が多く、だから私の雑談にもよく
付き合ってくれてたからでしょう^^;)。
寺山修司が「書を捨てよ、街にでよう」ということを言ってます。
街は、想像の翼を広げることのできる大きなキャンバスだと言うのです。
ガリラボは地域に出ていくことが多いので、私も寺山同様のことを感じるようになりました。
ただし、その時、「書を捨てる」ことはいけないだろうとは思うのです。
だから、「書を持って、街に出よう」が私が考えていること。
ガリラボの地域での活動はそれを実践している(私はその)つもりです。

17ゼミ生が、今後、ガリラボで様々な勉強をして、その成果を地域という
キャンバスの上で自由に描いていけるようになるといいですねぇ。
 

最後、17ゼミ生の発表に対し、上級生が見事なコメントをしていました。
3年(16)大塚。


4年(15)宿利。


最後に4年(14)塘添。


3人ともそれぞれ異なる視点で大事なことを伝えていました。
成長したものだと思います。
3人とも男子学生がだったですね。
偶然だったのでしょうか?


最後に、名刺を持って17ゼミ生(ひとり宮嶋が病欠)で記念撮影。


5か月後、この名刺に書いたことを実践したかどうか、3年の最初のゼミで
厳しく問いただしたいと思っています。^^;



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