2018年11月11日日曜日

プロアクティブと好奇心について

4年生が卒論のモチベーション維持を目的に週に1度ブログで活動報告を行っています。
地域と連携しているチームは、ブログを書いた後はそれを連携先にも報告しているはずです。
とりあえず、毎週、4年生は金曜日にブログを書き、そして報告を行っている。
時計のように、正確に。
決まったことを決まったようにやる能力は、機械ではできない、優れて人間的なものです。

「えっ」と思った人もいるでしょう。

機械は決まりきったことをちゃんとやれるのでは、と。
それは間違い。
機械は継続ができない。
継続には、比較的に短い間隔で保守点検(メンテナンス)という作業が不可欠です。
その作業をやるのは、人間です。
人間がいてメンテというやるので、機械は、あたかも決まりきったことを継続できているように見えるわけです。
メンテナンスという非常に地味な(しかし極めて重要な)作業があるからこそ機械は予測通りに動きます。
電車は、毎晩のレールの点検なしに定時運行することないでしょう。
 
人間とは、将来起きる可能性のある例外を予測し、それを排除しながら<機械的>に
同じことを継続できる能力を持っています。
(もちろん、破綻することもあるでしょうが、機械が人間のこうした側面を代替するのは難しい)。
そうした能力のひとつをプロアクティブというのだと思います。
言われたことに反応してきちんとやることはリアクティブと呼びます。
そうではなくて、事前に予測して動いていくことをプロアクティブと呼び、繰り返しになりますが、これは非常に大事な能力です。
ガリラボのゼミのみんな、プロアクティブであろうと意識して日々を過ごしていますか。

また、卒論ブログに関して気になることがもうひとつ別にあります。
それは「好奇心」です。
卒論ブログが発行されていることを先週から在学生全体に通知するようにしました。
4年生は何をやっているのだろうと興味津々(きょうみしんしん)であるはずの後輩たち。
通知することでたくさんの後輩たちが閲覧するのだろうなと素朴にそう思っていました。
しかし現実はそうではなかった。
アクセスがそう多くないのです。
4年生自体もどうも全員は読んでいないという・・・。
何故なのかと考えてみました。
ひょっとして好奇心という感情が弱まっている???
それとも別の理由があるのでしょうか。

12月1日に興津会(こうしんかい)を開催します。
卒業後の03ゼミ生と04ゼミ生の一部は、ガリラボは同窓会を何と命名しようかと考え、
 何についても興味津々(きょうみしんしん)で好奇心旺盛なメンバー
が集まっているガリラボなのだからということで
 興津会(こうしんかい)
と命名したのでした。
時代の流れとともに、好奇心が薄れているでしょうか???
そんなわけはないとは思うのです。
しかし、よくわかりません。
このこと自体が卒論のテーマになるのかもしれません。^^;
ちなみに、好奇心というのも機械には持ちえません。
好奇心は、非常に人間的なものです。

これから先、AIやロボットで人間味のない部分はおおよそ人間に代わって作業をやってくれるでしょう。
そうなると、好奇心旺盛、プロアクティブさは、人間にはより強く求められていくのかもしれません。
そう思います。

さて、ではどうすればいいのか。
一緒に議論しましょうか。^^
 

 

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