2021年1月14日木曜日

18書籍編集会議とコロナ禍での大学生の変化

今日もZOOM会議。

18ゼミ生のコロナ禍での県立大生の声を拾うプロジェクトの一環で書籍づくりを進めています。
インタビューは昨年12月に終わり、その記事がほぼ出そろい、私からの添削も終えて、編集に取り掛かります。
今日はその編集チームの初会合。もちろん、ZOOMです。
メンバーは3年(18)中山、岡本、高田の3人。

今回は全てをオンラインでやることになるので情報共有のあり方が非常に重要になります。
少し考えた後、SharePointを使うことにしました。
SharePoint上に取材原稿、写真データをおいて、編集を進めていくことにしました。

次は、そのSharePointを見ながら、そしてデータを共有しながら、ZOOMで編集会議を行っている様子です。


コロナ禍でかなり変わったが今回の書籍のひとつのテーマなのですが・・・
その代表例が、大学生の場合、こうしたオンラインのスキルが格段に上がったことですね。
SharePointのようなものを使ってテレワーク(遠隔作業)をごく当たり前にやっていくということは、昨年の今頃だとあり得なかったと思います。
コロナ禍のこの1年間で、このあたりの大学生のスキル、そして向き合い方は劇的に変わりました。
ただ、取材した原稿をすべて添削しましたが、コロナ禍で変わったこととして、このオンラインスキルについて触れている人は誰もいなかった。
オンライン授業のことに触れている人はいるのですが、それが自分たちのスキルが変貌していることに無頓着のようです。

昔、コンピュータを使った教育、CAIと言ってました。今はe-Learningと呼ばれています。それが流行になった1980年代、教育機関にはCD-ROM付きのパソコンが設置されました。教育目的です。ところが・・・
CAIとしての機能よりも、パソコンが身近になったせいでワープロ、表計算をごく普通に使うスキルが向上し、そうしたスキルを持つ人が社会に送り込まれて行って、紙媒体の資料が駆逐されていったようです。

コロナ禍はオンライン授業を強要しました。
そのためにパソコンを購入した大学生もいるでしょう。小中学校ではタブレットが普及したはずです。
それを使って授業を受けることで生まれている副産物は、オンラインスキルの向上ですね。
今の大学生は、一般の社会人があまり持っていないと思われるテレワークに向き合うリテラシーを獲得してしまいました。
この世代が、社会に出ていったら、オンラインとかテレワークが急拡大していくのかもしれません。
社会で、「移動」に対する人々の考え方、向き合い方も大きく変わりそうです。
(なお、大学生の取材の中で、通学時間が不要になったことに触れている学生は多くいました)
 
オフラインがなくなることはないにしても、これからオンラインスキルを当たり前に持つ人たちが徐々に社会に解き放たれていくわけで、これからは、そうしたスキル、リテラシーを前提にものごとを考えていく必要があるでしょう。
暮らし方が変わり、ビジネスのやり方が変わっていくのに違いありません。
 

<おまけ>
今日、突然、珍客がやってきて木の枝とドングリの実をもらいました。
オンラインが普及することは間違いないでしょうが、モノが持つ質感、またこれが持つ強いメッセージ性はオンラインではなかなか得られないものかもしれません。