日経の記事で「ながら聴き」需要争奪戦というのがあり、何のことかと思い、読んでみました。
今、音声配信が人気のようですね。podcastはかなり前からあり私もよく利用していました。その流れの中で、現在、音声を配信するサービスの需要が高まっているのだそうです。
コロナ禍で、テレワークが推奨され、自宅にいて音声を聞きながらという仕事したり、家事をしたりしているということでしょうか。
次はSonyのサイトからです。ヘッドセットの設計で「ながら聴き」という言葉が使用されていいました。
私などが若かりし頃は、深夜ラジを聞きながら勉強していたこともあり、「ながら聴き」を実践したのわけですが、「ながら聴き」という専用の言葉はなかったように思います。
近年の視覚メディア中心から外れた新しい潮流という意味で使われているのかもしれません。
そういえば、私の家内なども日中はほぼradikoでラジオを聞いて家事をしたり趣味を裁縫をやっているので、ながら聴きを随分と前から実践している人でした。時代に遅れに遅れた結果、今現在、最先端を走っているようです(笑)。
ちなみに私自身が、音には昔から興味を持っていて、特に音の風景(サウンドスケープ)に強く興味を持っていました。
Artractのメンバーにもそれで、聴覚をターゲットにした美術鑑賞などにも取り組んでもらったのですが、まだ不完全なレベルにあるかなと感じています。
もちろん、今後も映像には取り組んでいきます。意識を独占する強力なツールですから。ただ、意識の一部だけにアクセスするながら聴きメディアもそれに劣らず面白い気がします。
そして、今更ですが、興味を持ち始めたのが写真。
今日の熊日新聞に写真で年間優秀賞を受賞された年配の女性の方が紹介されていました。
ある一瞬を切り取る写真は奥が深いものです。
写真は、人の意識では絶対に届かない、ある一瞬の時間を切り取る道具です。
普通には人が見えない瞬間を見せてくれることに、いま改めて気づかされています。