2021年1月28日木曜日

従来の儀式を破壊していくコロナ禍

昨日、新ゼミ長の紹介をガリラボ通信に書きました。いつもの2倍ほどアクセスされていました。
社会人で言えば、いわゆる「人事」というやつでしょうが、学生でもやぱりこうした人事的ネタというのは興味深いものなのだと改めて思いました。
ま、当然のことでしょうけど。

さて、もうすぐ授業に関しては色々なことが終わります。卒論もほぼ出来上がり、いつもであれば、4年のゼミ生全員で一列に並んで、教務入試課に提出しにいくのがガリラボの恒例行事でした。
が、今年はコロナ禍のためオンライン提出に変わりました。
なんとも味気ないものです。
みんなで一斉に提出し、県大川の前で記念写真を撮ることで、「終わったーーーー」という達成感をこれまでのゼミ生はみんな味わっていたはずです。
それが今年はなくて・・・。
昨年はギリギリセーフでした(笑)→ガリラボ通信2020/1/24
せめて提出した気分を味わってもらおうかと、研究室に印刷したものを提出するようにしました。
ただ、これでどれほど終わった気分を味わってくれたのかは定かではありません。

コロナ禍はガリラボの卒論提出の儀式を消滅させました。
色々な前例を壊していきます。
それが良いこともたくさんあると思いますが、それと同じぐらい様々な悲哀も生み出してたはずです。
昨日、今年のサラリーマン川柳の100作品が発表されていました。その入選作は以下のものです。
コロナ禍は様々なことを引き起こしたようです(笑)。



<おまけ>
色々なことが終わります。私の今年度の講義も火曜日に終わり、課題提出も昨日で終わりました。
最後の課題で、印象に残った講義2つを教えてくださいとアンケートを取ったところ、227名の提出の約半分近くが、全体の補足説明のつもりで行った「失敗学」に関する講義を取り上げていました。
後半の授業が印象に残るので、失敗学についての印象に残りやすいというアドバンテージはあるわけですが、どうも、失敗についてあまり考えることがなかったようで、選んだ理由は「新鮮でした」とのこと。
失敗学については例年の学生が印象深いと回答しています。
理由を聞いたところの最後に、「授業のオンライン化で苦労されている中、こうした興味深い授業を提供してくださり有難うございました」という意味のことを書いている学生がいました(ひとりだけですが)。社交辞令とは言え、こうした社交辞令を書く学生はほとんどいないので、目立ちますね。^^;