2021年6月9日水曜日

コロナ禍終息への新たな段階?/ガリラボの新しい革袋?

ワクチン接種が少しだけリアルなものになってきました。
今朝の熊日新聞に、大学で大学生に対する接種する動きについて掲載されていて、県内では保健科学大がその先陣を切りそうです。
本学も接種に向けた動きを進めているようです。大学関係者のコメントが掲載されていて
  接種が進めば対面授業がメインとなり、大学生活は充実する。何としても確保したい。
とのこと。

このコメントを読み、まったく妥当な内容であり、その通りだと思いつつも、少しだけ違和感も覚えました。
どの部署の発言かでその解釈は変わりそうですが、感じたことは、オンライン授業の評判はかなり悪いということなのだろうかとか、接種によってコロナ禍前の状態を取り戻したいということなのだろうかとか等です。
あまり深い意味はないコメントだとは思いつつ、また本人はそのつもりでもないもののニュアンスを削りシンプルした結果、そのように読めてしまう可能性もあるのですが、なんとなく、
  対面授業の実施→大学生活充実
という因果関係が成立しているように読め、このことが違和感の原因だったと思います。
この関係が成り立つのかどうか保障の限りではありませんので。
もし成り立っているのであれば、コロナ禍前の大学生は大学生活が充実していたことになりますが、たぶんそんなことはなかったでしょう。
授業を休む、あるいは出席はしていてもほぼ寝ている状態の学生も中にはいたわけですから。

熊本地震では「創造的復興」という言葉をよく聞きました。
コロナ禍となり、もう1年半もの時間が過ぎているわけなので、この間、どこかではコロナ禍からの復興(?)に向けてのことが議論されているのだろうと思います。
そうでないと、対面授業をメインとなった時、「こんなはずではなかった」ということが起きそうですから。
コロナ禍終息後は、個人的にはコロナ禍以前の対面授業と完全に同じものはたぶん成り立たないように思っているのですが、どうでしょうか?


さて、今日の午後、10月か11月頃までは国民に対する接種を終えると首相が表明したことが速報で流れました。
それが実現すれば、後期からは全面的に対面授業に移行することも考えられます。
そうすると、対面での授業をしばらく経験してこなかった学生たちが大挙して大学で対面授業を受講することになります。
総合管理学部だと300名ほどの学生が350名定員の大ホールで、すし詰め状態で講義を受けることなります。
朝から夕方までその状態で受講することになったら・・・。
もちろん、そうならないようにどの大学でも工夫をするでしょうけど。
さて、今年の後期、果たしてどういった光景が繰り広げられ、またどんなクレームが飛び交うkとになるでしょうか。


新しい葡萄酒には新しい革袋を」という言葉があります。
コロナ以後はそれまでとは異なるニューノーマルに移行するでしょう。
新しい様式(葡萄酒)には旧来の対面授業(革袋)は馴染まないだろうと思います。
工夫が必要になるでしょう。
このことは、他人ごとではありません。
後期、大人数学生の授業を受け持つ予定なので、今からこの点を考えておかないといけないなと思っているところです。
速報が流れ、強くそう思いました。

・・・

そうした深刻な問題への準備とはあまり関係ありませんが、ガリラボ内も少し変化を加えました。
違いがわかりますでしょうか。
下の答えを見る前に、よくご覧ください。笑





熊本県の感染レベルがかなり高ったことから、ゼミ生のガリラボへの立入りもかなり制限をしていました。
この制限の影響もあり、ゼミの課題を変更することになったり、色々と大変でした。
が、来週からは熊本県へのまん延防止措置が終了する見込みから来週からはフルではありませんが、ある程度ガリラボを利用させようと思っています。
それで見渡しときに気になったのがマウスパッドです。
ボロボロになっています。
新しい革袋ならぬ、新しいマウスパッドの変えておきました。
ちょっと変わったマウスパッドです。
実際に触るとそれがわかるかと思います。