今日は、チームタマにゃんずとの打ち合わせ(のつもり)でした。
予定時間の13時前にZOOMを立ち上げ、LINEグループに連絡したところ、即座に広報班リーダーの4年(18)村田から、しばらく自分たちだけでの打合せと思っていました・・・とのこと。
そういう話になっていたのか記憶にないのですが(最近、忘れやすくて・・・涙)、こういうのを典型的な齟齬というんでしょうねぇ。笑
チームごとに独自に打ち合わせをする予定とのことで、すでにそう予定されているのであれば仕方ありません。今日の会議はキャンセルとし、チームごとに打ち合わせた内容を後日報告してもらうことにしました。
ただ、学生だけでやっているとなかなか前に進まない・・というのがこれまでの経験則。
1,2回ぐらいだったら問題ありませんが、それが続くと、方向を見失うことが多いようで、迷走が始まります。
実は、Artractがその傾向があったので、先日、リーダーの3年(19)岩生を呼び(わざわざ呼ばないといけないのがコロナ禍前と随分異なるところです!)、そのあたりのことを1時間ほどマンツーマンで話をしておきました。
コロナ禍前だと、おおよそみんなガリラボで作業していることが多かったので、インフォーマルコミュニケーションがそこには頻繁にあり、そうしたコミュニケーションを通して「え、そうなの?」となり、齟齬に至る前の段階で問題が解消されることが多かったのです。
しかし、オンラインだと、用件だけのやりとりになりがちなので、間を埋めるようなコミュニケーションが欠落しがち。
その影響で、互いに異なる動きをしていてもチェックが入りにくい。
岩生には、逐次のホウレンソウによる形成的評価が非常に重要であることを話しました。
それが迷走を防ぐし、致命的なミスを防ぐ、予防的なコミュニケーションにつながるものです。
脈絡がありませんが、次は先日あったオンラインシンポジウムで紹介されたもので、アシックスの取組のようです。
シューズがコーチになる
こういうのが形成的評価というやつで、逐次フィードバックというのは普通は面倒なものですが、それをテクノロジーの力で克服しようとしています。
形成的評価は一般に面倒なものです。しかし、賢い人たち(そうなろうとしている人たち)はそこを頑張って、ほうれんそうというアナログテクノロジーを用いて自分の行動を可視化させ周囲をコーチにしていく戦略をとっているのではないかと思います。
コロナ禍でのオンラインは、予防的コミュニケーション回路が不足する点が大きな欠点だなと思います。
互いを熟知しているメンバーではない場合、オンラインだけでは、失敗学でいう「失敗原因の増殖」を止める免疫機能を発現させるのが難しい。
昨年もコロナ禍だったわけですが、昨年は、OG(17)岩奥は概ねガリラボにいてガリラボの管理をしてくれていたので、「ねえ、そういえば」と岩奥に対して思いついたときに話しかけることで、予防的なコミュケーションへと発展していました。
今年はそうした場面があまりなくて、ゼミ生とのコミュニケーション不足を感じます。
コロナ禍の中、コミュニケーションできないと嘆いてばかりいても仕方ないので、それこそ頑張って質の良い「ほうれんそう」をどうにか実践していかねばと今日は改めて思いました。