2022年6月17日金曜日

適度な制約を/OB(06)田村の来室

今日はお昼に20ゼミ会議、その後、19ゼミ会議。
来週のゼミについて一通り打合せしました。
4年生のゼミで、少し気になっていてことを今日話しておきました。
「なんでもいい」という状況にしておくことは人の活動量をひどく低下させてしまうということです。
人は自由にするとまるで自由に動けなくなる存在です。まるで自由な夏休みになると、かなりグータラになってしまう経験を多くの人がもっているはずです。人とは制約が全くないとき何もしなくなってしまうという存在なのです。
一方で、全くの不自由(強い制約)という状況でも自由には動けなくでしょう。
ということは、人が自ら主体的に動きだすには、制約がまるでない状態から完全な制約の状態に至る間、そのどこか中間的な制約のところに、人の行動を最大にする最適な制約が存在するはずです。

最適な制約をデザインすることが人を活動的にするには重要。

そうしたデザインを担うのがリーダーの役割でもあるので、幹部にはそうしたことを意識してもらうようにと、話をしておきました。
大学生、特に単位を取り終え、さらに就活も終わった大学生だと、例えば、起床時間を決める、食事時間を決めるといったことなどでも有効な制約になるものと思います。
なお、こうしたことは仕事だけでなく、プライベートでも重要なことで(と私は常々思っています)、そうした思考様式を持っておくと生活も楽しくなるはずです。

私も制約を組込んで生活することをできるだけ心がています。
例えば、このガリラボ通信も私にとっての制約になっていて、夕方になってその日のことを書き留めるという制約を課しているため、一日中、書くべきことを探しており、それで日中にグータラすることはなくなったように思います。


午後、OB(06)田村がやってきました。現在、熊本市役所に勤務する田村の訪問は次のチラシの配布でした。自分の住んでいる所の近くの熊本市の小学校で支援員をしてほしいということです。学生に限らないということでした。興味があれば、連絡してみてください。