2014年9月17日水曜日

卒業生のメッセージ/机上の高速シミュレーション

卒業生2人、OB(05)山口とOG(08,M12)大塚が打合せ中です。
1時間ぐらい打合せをしていました。

大塚の差入れとメッセージ。マジックで書いているメッセージは、明日やってくる
玉名のみなさんへのもののようです。


さて、卒業生が横で打合せを始めるそのずっと前から、私とM1(14)吉村とで
延々ともやいすとの集中講義の成果発表会に方法について議論をしていました。
今日は2時間半ぐらいだったでしょうか。
色々とあーでもない、こーでもないと打合せ、途中、疲れて吉村が切れかけて
(集中がです、多分^^)ましたが、何とか持ちこたえました。
残骸の一部です(↓)。


21:30頃、ようやくできた最終成果物(↓)。 思わずガッツボーズをしました。

上記の図と数列は、新聞チームの発表のレイアウトデザインとやり方(手順、
プロセス)のデザイン結果です。
ほとんどのチーム(同じファシリテータの2チーム同士は聞かない)が他のチームの
発表を聞けるやり方です。
しかも短い指示で充分という重要なメリットを持つデザインです。
卒業生2人が打合せをしている横で、2人でテーブルの上で、せんべいと付箋を
貼り付け、何度も何度も、繰り返しシミュレーションを行いました。
何度も(!)です(←ここ大事!)。


せんべいがパネルに貼った新聞を、そして付箋1枚が5人の学生をモデル化したものです。
このモデル(おもちゃ)を考案したことで、シミュレーションを高速に、具体的に、そして
何度でもできました。
先に、創造性にはスピードが不可欠ガリラボ通信2014/8/22)というエントリーを
書きました。
スピードは、工夫によって生み出されます。
上記のモデルを用いることでスピードを手にしたわけです。
こういう道具を作り出す力、そしてそれを活用していく力(つまり、野生の思考。ガリラボの
ゼミ生に養ってほしい力です)が、慣れていないせいで、乏しい。
複雑な問題は、問題の本質を残したシンプルなモデルを考案し、それを使って解いていく
のが断然いい。
こうした野生の思考は私が学生時代の研究活動で身に着けたスキルのひとつかと思います。
 
温室の思考(頭の中だけで考えること)はたまには捨て、野性的な思考に向かいましょう。
手と目を耳と、五感を総動員した思考に向かいましょう。
そうすれば、具体的なアイデアがでるはず。

そういう思考が可能になるには、訓練、訓練、訓練、訓練、・・・・・・・・、訓練しかありません。
トレーニング(勉強)しない人が、賢くなることはない。
それは、脳を司る自然の摂理でしょうから。
 
 

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