2014年10月18日土曜日

津曲研究室卒論及び活動中間報告会2014

恒例の中間報告会を開催しました。卒業研究のスピードアップとクオリティアップを狙い、
さらに多様な活動について報告することで、現在のガリラボがどういったことを行って
いるのかを全員が把握し、共有するために実施しています。


会場となった中1教室に、開始時間少し前に入ると、異様な静けさに包まれていました。^^

院生が1名休んでいますが、それ以外は、2年生から院生まで全て参加しました。


入口にはおかれた資料置場。丁寧に鉛筆までおいてあります。配慮が行き届いています。
残念ながら今年は卒業生の参加はゼロでした。


上の、行き届いた配慮は、この人、3年(12)ゼミ長田中のやったことです。
田中が、中間報告会の全体の取りまとめを行いました。
毎年、3年のゼミ長が中間報告会は取り仕切ってくれています。今年も素晴らしい運営でした。


この日は卒論・修論の発表が13件、活動報告が9件ありました。そのトップバッターは
4年(11)藤村。チーム空創のリーダーです。動線調査を行っていく上での計測方法の
精度についての検討と実際の測定結果について発表しました。


発表に対する質疑応答。3年(12)川口が質問しています。質問者は司会者がくじで
決めているので誰に当たるかわからない。
必然的にみんな真剣に発表を聞かないといけない状況になっています。
12:45~16:30までの発表で誰も居眠りなどしていなかったように思います。


これも質疑の場面です。大学院生M1(14)吉村に対し、たまたまクジで当たった4年(11)
藤本が質問しています。藤本は、来年度大学生となります。来年度、院生になってから
行っていかないといけない議論の前哨戦が繰り広げられていたように思います。
吉村が、しっかりと回答できていませんでしたが。。。orz


研究発表以外の活動報告は興津会のこと、ガリフェスのことなどありました。
その一つに白亜祭のことがあります。
ガリラボの白亜祭実行委員長を務める4年(11)藤本がガリラボの白亜祭の歴史を振り返り
つつ、今年の内容について説明していました。
振り返ると、今回の白亜祭はガリラボにとって5回目となります。
これまで振り返り、改めて、ガリラボは、研究室が白亜祭に参加していく道を切り拓くパイオ
ニアであったのだと思いました。
(一番最初はグローカルセンターの軒下からでした→ガリラボ通信2010/11/13
組織認識論的には2番手以降がどんなに素晴らしくても、パイオニアには及びません。
県立大の研究室の中で、研究室を紹介していく先陣をきり、白亜祭に新たなスタイルを提案
していった当時のゼミ生に敬意を表したいと思います。


発表のオオトリは体調不良で午前中病院に行ってた4年(11)清田。
発表できるか心配でしたが、無理して出てきたようです。立派!
質疑の途中、スライドにあるようなQRコードをだしていました。参加者一同、
爆笑でした。
清田は、QRコードを使った卒業研究を行っているわけですが、徐々にQRコードを
活用する達人になっているように思います。
白亜祭でも、清田が考案する様々なQRコードの活用が試されるはずです。
(注)QRコードは読み取れないよう落書しています(津曲)

全ての発表が終わり、すぐれた卒論発表を行った4年生の投票へ。
3年生のゼミ幹部が投票用紙を集計しています。


その間、発表者にはこの差入れが。


みんなで頂いています。「卒業生の参加はゼロでした」と冒頭で書きましたが、実は、
午前中にこの差入れを卒業生がしていってくれてました。
OG(10)田中です。田中が差入れを持ってきたことは私が知ったのはこの時だったの
ですが、さすがゼミ長だと思いました。後輩に対する思いやりが素晴らしい。


最後は、4年(11)上田ゼミ長の閉会挨拶で今年度の中間報告会は終了しました。
長時間お疲れ様でした。


優秀発表賞を受賞した4年(11)藤本を中心に恒例の記念撮影。
現在、ガリラボというコミュニティを作っている人たちです。


ついでに、もう1枚。上の写真を撮ってくれた吉村が加わっています。


そして・・・
この後、恒例になっていた1本締めの写真がいつもであれば続くのでしょうが・・・

伝統を維持するというのは難しい。
08ゼミで始まった一本締めというガリラボの無形文化財は、現在、消滅をしてしまいました。
(参考:ガリラボ通信2012/10/13)
新陳代謝の激しい大学では、伝統の維持というのはなかなか難しいものだと思います。
このことを踏まえると、何百年も続く地域の伝統行事などは、地域の人たちの並々ならぬ
努力の賜物であることが容易に想像されます。
脱帽です。

まあ、しかし一本締めの文化が消滅しても、それも良しとしましょう。
一本締めは消滅しても、優れた研究をやっていく文化は維持されているというか、年々、
発達していると思うからです。
新しいことに挑戦していく文化さえ、衰退しなければ十分ですから。
 
ネタバレになってゼミ新聞部には申し訳ないけれど、ゼミ新聞部から中間報告会を終えての
感想を依頼されていたのですが、終わってすぐに書いた次の感想を紹介します。
早い方がいいかなと思ったので。

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中間報告会を終えての感想
一言でまとめるとレベルが高かった。参加することに意義があるような程度の低い発表は少なく、昨年より知的なクオリティが上がっていた。そう思います。ただし、一部はそうでもなかった。どうしてそういった差が生まれるのでしょう。
「善きことはカタツムリの速度で進む」とか、「ゆっくりでも、止まらなければけっこう進む」と、ガリラボでよく使います。要するにこの差なのだと思います。差異は、瞬間的に出来るものではありません。先行研究を調べ、私との相談を重ね、さらにチーム内で議論を続けていく。そうした、日常の態度、日常の行動のあり方が差をつながっていくのです。
この原稿は報告会が終わってすぐに振り返りを兼ねて書いています。M1(14)吉村が発表で触れたコルプの経験学習とは振り返りにポイントがあります。自分の発表を、または自分の質問をじっくりと振り返ることが差に繋がっていく。
ガリラボのゼミ生です。そんなことは、分かっているでしょう。
なので、全員が、この日は振り返りをしているはずです。
来年はもっとレベルが上がっていることを期待しています。
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発表をしたみなさん、そして質疑で頑張ったみなさん、本日はお疲れ様でした。
明日からは白亜祭に向けて全力で取り組みましょう。
妥協は許さない! 笑


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