2014年10月26日日曜日

チームリーダーのゼミ生たちへ

逆光で分かりにくいですが、天水の草枕山荘には立派なススキの穂が出ていました。
秋の深まりを教えてくれます。


昨日の玉名市での調査について書いたガリラボ通信2014/10/25に対し、玉名市の平野さんが、
  観光地によくある 顔だし穴看板?を作りましょうよ!(笑)
  あれがなきゃ 観光地って言えないでしょ!
とFacebook上でコメントをされていました。
確かにそうですね。そう思います。
平野さんのコメントを読み、さらに思いついたのが、その顔出し看板(?)のネットワーク化!?
今年度の白亜祭では、展示企画をネットワーク化するためのツールとして「リアル宝探し」を
用いています。
最近知った沖縄の宮古島全体で行われる「リアル脱出ゲーム」などは、島全体に点在して
いるオブジェクトに意味づけをしていると言えます。
数学的にはこれは集合に位相を入れると言いますが、位相の入れ方で同じオブジェクト群で
あってもまったく異なる空間を創造できます。
平野さんのコメントをみた瞬間、そういったことが頭をよぎり、ゴミ箱理論(=意思決定は
タイミングだけの問題)的に、着地型観光の対象地を集合と捉え、そこに位相=何らのストー
リーを入れて、全体をネットワーク化していくのは面白そうです。
松本清帳の推理小説のようですが、点を線で結び2次元化していく作業となります。
例えば、草枕交流館では夏目漱石のことをかなり熱く語っていただきました。
だけど、それは夏目漱石に興味を持っていないと、まずそこの来ることがありません。
今の若い人たちに、夏目漱石で興味を持ってもらおうとか、草枕に興味を持ってもらおうと
言うのは間違っているように思います。
草枕の文章を読んでも、何を言っているのか理解しがたいところもありますし。
ひょっとすると位相を持たない離散集合的地域資源を生かすにはネットワーク化しかないのかもしれません。
挑戦としては、なかなか面白そうです。
こうしたアイデアをベース概念(あるいは指導原理)として、これから考えていくと楽しそうです。^^
これから3年生の活動は、玉名市内の地域資源のネットワーク化を行うことになりそうです。
他で考えたこともない位相を考案し、玉名市の新しい意味付けを見出していくことに挑戦してみましょう。
  
 
他と連携した活動も含め、内部のことも沢山あって、秋のガリラボはほんとに多忙です。
イベントが目白押しです。
昨晩は、興津会実行委員長から、昨日行っていた卒業生を交えての実行委員会の様子が
議事録として送られてきました。
 
ガリラボのゼミ生の多くが、色々なイベントで、それぞれに責任者(リーダー)となって動いています。
その活動は、内輪向けだけでなく、外部に向けても発信していくものがほとんどであるため、
真正性が極めて高くなっています。
それもあって、ガリラボの活動は、それぞれリーダーとして高いレベルのトレーニングを自然に
行っているだろうと思っています。
 
ところで、私は、日曜日の午前中は、切羽詰った仕事がない限り、情報収集を行うことをルーチンワークにしています。
今日もその行動パターンをとっていましたが、収集作業の中で、ガリラボ通信でよく取り上げる
中原さんのブログのひとつに目が留まりました(こちら)。
イベントをつくるとは「問いを決めること」である」というエントリーです。
目に留まったのは、ガリラボは今、みんながイベントづくりに奔走しているからだろうと思います。

それぞれリーダーとしてイベントづくりを頑張っていると思います。
だけど、それはただやみくもに頑張ってもいけません。
イベントのリーダー(責任者)になっている人は特に上記ブログをじっくり読んでほしい。
そして、。自分が担当しているものについては、「問い」について考えたものになっているかを
チェックしてほしい。
中原が指摘しているチェックポイントは次の3つ:
  【重要ポイント1:宛先性】
   誰に伝え、問いかけるのか? 問いやメッセージの宛先性はあるか?
  【重要ポイント2:ワクワク度】
   「問い」は、社会的に重要で有り、かつ、常識にとらわれていないものであるか。
   そもそも、ワクワクするか?
  【重要ポイント3:プログラム配列】
   当日のプログラムは、この「問いに対する思考」を導くように配列されているか?
   登壇者の「登壇の理由」が「問い」に位置付いているかどうか。
当たり前のことばかりですが、しかしそれだからこそ重要です。
自分が責任を持っている部分で、それぞれでチェックポイントがクリアされているか、
点検しておいてください。

ところで、ふと思ったのですが、、、
ガリラボなどは一応私がおり、それなりにゼミ生に対して制約条件を与えることが
できるし、途中の形成的評価も十分にやっていけますが、白亜祭の実行委員会や
その他一般学生たちのリーダーとなっている人たちには、それぞれでリーダーとしての
勉強をしていく必要があるように思いますが、今、そういった勉強を組織的にやっている
んでしょうか?
ただ、頑張るだけでは、発展は難しいです。
自己満足で終わりかねない。
人材育成という視点において、このことは大学としてのひとつの課題であるかもしれません。

  
本日の情報収集の中で目に留まったものをもうひとつだけ紹介します。
発売はこれからようですが、次の新製品! 猫耳ヘッドホン


これは自分で聞くだけでなく、スイッチで猫耳スピーカーからも音が出せて、
周囲と音楽をシェアできるようです。LEDライトもいいですね。

iPodも斬新でしたが、こんな感じでファッション指向を強烈に押し出した製品が今後の
方向のひとつなのかもしれません。
今後はこうした方向のデザインがぐんと増えてくるでしょうね、きっと。楽しそうですから。
次は製品の紹介動画です。

猫耳ヘッドホンを発売しようとしているのは、カルフォルニア大学バークレー校出身の
若い卒業生(女性)2人のようです。
残念です。
時代を切り拓いていきそうなこんな優れた製品はSONYとかに発表してほしかった。
そう思うのは私だけでしょうか?
 

以上、異なる話題を並べて書いているので、全体として一貫性は全くありません。
うまくまとめることができませんでした。
ご了承ください。m(_ _)m
  


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