2019年7月21日日曜日

特技を3つぐらい持つと。

「1/100をつくろう(100分の1理論)」・・・なんでもなかった人が、何かしら特別な人に変わっていくための、具体的な(KPIのような)目標を示してくれるひとつの理論です。

簡単に言えば、人に自慢できる特技を3つぐらい持ちましょう、という目標です。
 
100人に1人というと極端にすごいレベルではありません。
しかし、特定の領域で100人に1人しか持ってない何か(スキルとか)が、例えば3つぐらいの領域に該当したとすると、その人は、
  1/100 x 1/100 x 1/100 = 100万人に1人
という極めて貴重な人=特別な人になります。
100万人にひとりというのは、熊本県内に1、2名しかいないということです。
貴重な人材です。
 
ただ、その100人というのは、どういった人たちを想定すればよいのか、そこが大切になります。どういった人たちの中での1人なのかは大切です。
そのあたりについては、こちらのブログを参照ください。
なるほどと勉強になります。こには、次の激励の言葉も添えてあります。

「漠然とではなく、イメージとして具体的に考えるとわりと努力の方向が見えますよ」ということ。そして「そんなに継続して努力する人って多くないので、1/100くらいなら意外と数年でなんとかなる」ということです。

とにかく、継続できさえすれば(それが一番難しいでしょうけど)、100万人に1人も何とかなりそうです。
 

まった別の話題です。

金沢工業大学をご存知でしょうか。
大学関係者であれば誰もが知っている大学です。
今は、学生満足度全国NO.1の大学ですが、そのことでも有名ですが、それ以上に大学関係者が注目したのが、元々はこの大学はFランク=誰でも入れるような大学であったということです。それが、色々な改革やって大変身していきます。
鳥人間コンテストに出場する常連校ですし、ロボットコンテストでも活躍していて、注目されました。
今日、Facebookに流れてきて知ったのですが、現在、この大学は、国連が唱えるSDGsの達成のためにSociety 5.0を捉え、Society 5.0を担うエンジニア育成を教育目標を掲げているようです(記事)。
大学が、タイムリーな改革で良いのかとの批判はあるのかもしれませんが、赤の女王仮説によればそれは正しい方法です。



金沢工業大学は、全国の大学で1/100理論を実践した大学なのかもしれません。
非常に特徴を出しています。
そのアイデアと行動力は見事なものだと昔から思っています。
実は、本学が法人化した頃、本学にキャリア教育を導入するために学内で教員と職員の合同チームを作り、その場で夜な夜なかなり突っ込んだ勉強会をしていたのですが、その頃に金沢工業大学の凄さを知り、それからずっと注目していました。
その後も継続的に優れた改革が行われ、進化を続ける大学だと感じています。
学内の教員、学生は大変でしょうけど、視点を変えれば、充実した時間を過ごしているのかもな思います。

改革にスピード感は重要です。エジソンが
  真の成功基準は、24時間に詰め込める実験の数だ。
と言っているとのこと(ガリラボ通信2014/8/22)。
チンタラ作業していてもダメなんですよね。
やって、それを評価される形にして、善し悪しを判断しダメだたら方向を修正し、良かったさらにその方向に突き進み性能をよくしていく。
この一種のPDCAですが、このサイクルを超高速で回転させることが大事なようです。
金沢工業大学のそのサイクルはきっと他のどの大学よりも速かったのでしょう。

なおこのことは個人でも同じことであろうと思います。
個人でもPDCAサイクルを超高速に回転することを実践していくべきです。

そうしたスピード感を持って生きていると、人生のあるときに特技を3つあるいは4つも持っている可能性もありますね。


 

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