2019年9月13日金曜日

(募集)中間報告会の新たなスタイル検討プロジェクトメンバー

今日は午後からガリラボの白亜祭実行委員会が打ち合わせをしていたようです。
終ってからいくつかのチームが企画の相談にきました。
3年生チームは音をテーマにした企画、美術チームは看板デザインと作成方法、そして実行委員長はエンディング企画と、それぞれについて話を聞き、今日は突き返さず、全部GOサインを出しました。
何とも珍しいことです。笑

話はまったく違いますが、昨日、4年(16)笠原との卒論の面談で「伝承」の話をしているうちに、もやいすとをガリラボが担当していることで、もやいすとが如何にゼミ生間(特に学年間)でコミュニケーションが促進させていたのかを改めて理解しました。
この夏、何か物足りなさを感じていました。
それは、これまで5年間担当していたもやいすとを担当しなくなり、ガリラボ全体でSAとしての役割を担い、活動していないからだろうと漠然とは思っていましたが、それを言葉にして外化したことで、明確になりました。
5年間継続していたことがなくなったわけで、今年はひとつの転機であったというわけです。

振り返ると5年前。
もやいすと担当した最初の年、1年目のもやいすとの授業は選択科目でした。
授業内容をどう設計するか、当初何も決まっていなかったので、ガリラボのゼミ生と私とで「もやいすと研究会」なるチームを4月早々に結成し(ガリラボ通信2014/4/9)、4月からずっと9月まで学年を越え議論をして授業設計を行い(学習論の知見を勉強し、それをふんだんに組み込んだ設計でした)、そして小道具(教材)づくりもゼミ生でやって、本番に臨んだのでした。
2年目はさらなる困難が待っていました。
必修化されたのです。
やる気のある/なしに関わらず、全ての1年生が受講してきます。
そうした学生たち、とくに大人数の学生たちを相手にやれるアクティブな授業を設計する必要があり、この時は年度が始める前から「熊本発☆もやい塾」なるチームを結成し(ガリラボ通信2015/3/20)、このチームでもって大人数対応の授業設計に挑んだのでした。
3月から半年以上継続的に活動して、必修の授業を見事作り上げたのでした。
その過程で、学年を越えた連携が必須で、そうしてガリラボ内には縦の強固な関係が醸成されていったのでした。

しかし、そのもやいすとも3年目、4年目、そして5年目となっていくとスタイルが徐々に確立していき、開拓時代の熱量がかなり冷めていき、ゼミ生も出来上がったプログラムを担当するだけのSAとなっていったのでした。
その結果として、ゼミ生間の縦の関係づくりの必要性が弱まっていきました。
そして今年。
今年はもやいすと自体を私が担当していないので、SAとしてガリラボのメンバー全員が関わることもなくなりました。
その結果、学年混在でゼミ生が一体となってある目標に向かっていくコミュニティ(実践のコミュニティ)は消滅し、ガリラボという共同体への参加の軌道が見えなくなり、そうしてガリラボというコミュニティへの参加の動きがかなり弱まってしまった。
3年生にそれが顕著のように感じています。
この影響は今更ながら大きい。
1日だけ行うガリフェスといったスポーツ大会ぐらいでは修復できるようなものではありません。

本当はもやいすとを担当しないという転機となった今年は、もやいすとに取って代われる別の実践のコミュニティを構築しておくべきだったのですが、うっかりしてました。
もう後の祭りです。
夏は終わります。orz

しかし、それでも何か少しでもやった方がいいかなと思い、唐突ですが、ガリラボの中間報告会のやり方を見直すことにします。
どう見直すのか、何の青写真も持っていません。
発表すること自体はそのままです。また、今年は玉名女子高校の生徒も発表してもらいます。
発表は前提にして、その上で報告会全体をどうデザインすれば学年間でより緊密となり、そして(ここが大事ですが)知的な連携ができる、意義ある報告会を設計できるか、そのための検討プロジェクトを作りたい。
今からなので、もやいすと研究会やもやい塾のレベルには到底届かないでしょうが、急ぎプロジェクトを立ち上げ、検討して新しい形の中間報告会を実現したい。
もちろん検討した結果、結果的に同じものになるかもしれませんが、とにかく検討をしたい。
ということで、突然ですが、検討プロジェクトのメンバーを募集します。
現在、準備を進めている3年(17)岩奥には何も話していますが、岩奥には参加してほしいと思っています。
その他、2・3・4年生の誰でも構いません。
関わりたい人は手を挙げてほしい。
そして、私宛にメールをください。
来週には(予定が詰まっていて不可能かもしれませんが)とりあえず検討会議を開きたい。
 
同じ場所に留まるには変わり続けなければならない。
赤の女王仮説ガリラボ通信2010/9/23)を実践したいと思います。



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