Twitterのタイムライン上にあったつぶやきから、「赤の女王仮説」というものの
存在を知りました。
ネットで調べてみると(知恵蔵2010より)、
生物の種は絶えず進化していなければ絶滅するという仮説。ルイス・キャロルの小説『鏡の国の
アリス』に登場する赤の女王の、「同じ場所にとどまるためには、絶えず全力で走っていなければ
ならない」という言葉にちなむもので、進化生物学者リー・ヴァン・ヴァーレンによる造語。
とあります。なるほどと思わず膝をうってしまいました。
鏡の国のアリスというのは読んだことがないのですが、赤の女王の言葉、
同じ場所にとどまるためには、絶えず全力で走っていなければならない
には深く考えさせられるものがあります。
変わらぬためには変わらないといけないと「不易流行」なる言葉を使った松尾芭蕉も
そうですし、またニーチェも「脱皮できない蛇は滅びる」と赤の女王と同じようなことを
言ってます。
また種の起源を書いたダーウィン自体が、
生き残るのは、最強の種でもなければ、もっとも知的な種でもない。
変化にもっとも適応する種が生き残る。
と言ってぐらいです。
絶滅しないためには常に変化していかないといけない!
その変化とは人の場合「学び」にほかなりません。
・・・・
ガリラボは大学院においては主として学習理論を扱っていることもあって、
「赤の女王仮説」にはかなり惹かれ、その影響で今日はこんな話題になって
しまいました。
学習論の話を始めると長くなるし、また今はそれを書く時間もあまりないので、
この話題はこのあたりで止めたいと思います。
関連する話が聞きたい方は、一種の環境管理型の権力を私に発動すればよい。
すなわち、私に時間的余裕があるころを見計らって、無駄話をさせたい雰囲気を
醸し出せばよいでしょう。
あとは、勝手に機関銃のように話し始めるはずです。^^
さて、本日のガリラボは2年生の村中がやってきました。
来るように依頼していたのです。
MOREの1年生が打ち合わせに来る予定になっていたので、そのサポートをして
もらおうと思ってことでした。
MOREの1年生たちは後期に開催するイベントの準備です。
全部で8名ほどが集合し、「あーでもない、こーでもない」と議論し、時に「先輩これは
どうするんですか」と質問したりして周囲の人的資源を活用しながら彼らなりの学びを
展開しているようでした。
ラーニング・コモンズというものの実現をメディアセンターを中心にして展開して
いますが、ガリラボはそういったコモンズに近い形になっています。
上の写真を見てもわかるかと思います。
様々な人が行き交い、学びのためのリソース(資源)が多くある大変優れた学びの場を
提供していると思います。
利用しているゼミ生のみなさんにとって、このコモンズの使い心地はどうでしょうか。
雑談しながら、そういった話を聞かせてもらうとうれしい限りです。
赤の女王仮説、初めて聞きました。
返信削除Twitterでは、どなたが呟いていたのでしょうか?