雑誌を眺めていたら「いまは不条理と闘うスキルを身につけるチャンス」だという小さなコラムが目に留まりました。
その内容はさておき、確かに今は、「どうしてこうなっちゃたのよーーー」「なんでイマなんですかー」との叫びがあちこちから(個人から、組織から、そして業界からと)聞こえてきそうですし、私自身もそう思っています。
ほんと、なんで今・・・。 orz
まあ思い通りにならないのが人生。
大変ですが、それがまた良い面でもある(可能性もある)わけで・・・。
だって、全て思い通りにいったとしたら、人生は予測可能になるわけです。
全てが思い通りだったら、それはそれで詰まらないのかもしれません。
ところで、ここ最近、在宅で仕事していることが多かったのですが、何をやっていたのかというと、こもって(ひっそりと、キーボードを打つ手は必死に)論文を書いてました。
コロナ禍になかで、ふと思い立ち、こんな不条理な中に置かれた学生はどう考えるのかと思ったのです。
それで思い出したのがキャリア形成論で書いてもらっていたレポート。
もう10年分ほどあります。
それを整理して、分析してみたのです。
テキスト分析というのを。
分析自体はそれが得意な共同研究者に任せ、その間私は論文作成。
分析結果をもらって想像していた通りでした。
2016年だけ明らかに特徴的でした。
そう。2016年は熊本地震の年です。
1年生は授業が始まってわずか4日で大学は休校となり、放り出されました。
特徴的な結果は、この年の1年生が書いたレポートです。
不条理な現実前にして、あるタイプの学生たちは、その不条理に突き動かされて平々凡々としていたときの1年生と違う意識を持つようになっていました。
分析結果に、それがクリアに出ている。
行楽に行けないGW中は、人のいない野山を駆け巡っていましたが、その直後に延べ人数2500人分以上のデータを整理し、分析し、そして論文にする作業をやりました。
分析と論文化は共同研究者と、ZOOMやメールを使ってのオンラインでのコラボです。
5月8日に開始し、今日、論文を脱稿。
約2週間。
驚異的なスピードです。
オンライン作業を支援してくれる様々なツールの普及は素晴らしいものだと感じました。
不条理な現実を前に、人は、オンライン革命は急速に進行させていることがわかりました。
今日は4年(17)三角がひとり黙々と(かなりの長時間)ゼミ紹介用Webサイト作りをやっていました。
ゼミ紹介もオンラインによる新しい方法を編み出すことになりそうです。
不条理は変革をさせます。
コロナ禍は、世界の色々な枠組みを変革させていきそうです。
追伸
上で2016年入学の学生のことを書いてきましたが、先ほど卒業生から連絡があり、その2016年入学であるOB(16)大塚が明日やってくるそうです。
ゼミの卒業アルバムを取りに。
卒業生として16ゼミ生がやってくるのは初めてのような気がします(OG(16)大友は除いて^^)。
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