熊本発SDGsの取組のひとつとして(ガリラボ通信2020/4/4)、ガリラボの玉名市での取組み、そしてチームたまがーるを取り上げてくださった熊日の木村さんが、本日の熊日「射程」に「地元の良さ」ことを書かれていました。
遠距離の移動がほぼできなくなっている今。
インバウンドはもうしばらくはあり得ないでしょうし(4月の入国者はそれまでの99.9%減、わずか1,256人という驚くべき数字でした)、また県境を越えての移動に関しても自粛要請が解消されてもそこまで一気に増えるということは期待できないように思います。
例えば、次は6月30日の熊本発羽田行きのANAの予約画面です。
6月も飛行計画があるのは2便のみ。それにもまだ空席があるのです。
7月からは全便予約可能になっていますが、予断許さない状況であろうと思います。
輸送業界の悲鳴は、国内での人々の移動の欲求の少なさを教えてくれます。
ここ数日の北九州市のコロナ患者発生数の急増のニュースを聞くと、さらに移動の自粛は強化されていくのではないでしょうか。
そうなると、余暇は地元で過ごすことをしばらくは考えないといけません。
その意味で、木村さんのコラムにあるような取り組みはやはり大切だと思います。
地元をよさを見直すと言えば「地元学」が思い出されます(ガリラボ通信2009/10/26)。
地元の人が地元の良さを知らなくて、外の人がその地元の良さを分かるはずがありません。
ないものねだりではなく、あるもの探しという視点で地元を捉える「地元学」の提唱者・吉本哲郎さんは、当時も先駆者と思っていましたが、本物の駆者であったのだと思います。
ガリラボはその考え方に共鳴し、地域へと出かけるようなり、さらには吉本さんと一緒に玉名市天水をフィールドワークすることにもなりました(ガリラボ通信2012/7/15)。
もちろん、地元オンリーというのは、度が過ぎるとどうかと思います。
一方で、外一辺倒というのもどうなんでしょう。これまでのインバウンド偏重はまずかったことをコロナ禍は教えてくれています。
やはりそこはバランスが大切なのではないかと思います。
近く(地元)から遠く(インバウンド)まど多様なレベルをバランスよくとらえる思考が(地域全体にとっては)必要になるのかもしれません。
グローバル化、それを背景にしたインバウンドという魅力的な言葉の強烈な吸引力のせいか、ローカル(地元)への視点が少し弱くなっていたのかもしれません。
<おまけ>
昨日の新聞に次の記事が出ていました。玉名市の歌だそうです。
どんな歌なんでしょう?^^
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