「400文字書いたら半分に削る。」というコラムです(こちら)。
コピーには、短いキャッチコピー(文章のタイトル部分)と、それを
少し詳しく語るボディコピーがあります。詳しくといっても、おおよそ
数百字のものがほとんでです。
上記コラムは、このボディコピーのトレーニングについてのものです。
どんなトレーニングかというと、要するに何回も書き直せというものです。
次はコラム筆者が書いた最初のボディコピーの文章だそうです。
で、この方、3回どころか19日間しつこく(徹底的に)書き直したそうです、
19回目に書き直したのが次の文章でした。
最初と同じ内容ですが、非常に洗練されています。
当初、わずか400文字ぐらい文字数ですが、その1文字にこだわって、文章を
組み立てていく訓練を徹底的に繰り返していくと、表現する力、それ以上に物事を
深く考えていく力が飛躍的に伸びていくものです。
ガリラボのゼミ生にはぜひともそうした訓練をしていってほしい。
私も、文字数が指定された原稿を依頼されることがありますが、その時は
締め切りの随分前に一度完成させて、何度も何度も書き直しをしています。
最初は文字数をあまり考えず、思いつくことを書いていって、それから指定された
文字になるように、伝えたいことが何なのかを考え直しながら、削っていく作業を
(しつこくしつこく)繰り返すことをやっています。
なお、19回目の書き直しについて、上記コラムの著者の先輩(研修講師)から、
これでもダメ出しをされたそうです。
その上で、その先輩が次のように書き直しをされたそうです。
もうこうなると名人芸ですね。
短い表現ですが、言葉がしっかりしていて、よく伝わってきます。
こんな感じで言葉を使えるようになっていくと、自分の体験をうまく表現し、
それを自分の経験へと昇華していけるのだろうと思います。
ガリボイスという450文字で体験を言葉にしていく取り組みで、私が期待して
いることは、こういった取組みです。
締め切りに間に合わせるようにただ書くということではありません。
締め切りに間に合わせるようにただ書くということではありません。
それは小学生が書く感想文と変わるところはないでしょう。
ガリラボのゼミ生は、これでいいのだろうかと、何度も多様な視点から見直しながら
文章を書き直し、体験や想いをしっかりした言葉で表現していくトレーニングをやっ
ていきましょう。
ガリラボのゼミ生は、これでいいのだろうかと、何度も多様な視点から見直しながら
文章を書き直し、体験や想いをしっかりした言葉で表現していくトレーニングをやっ
ていきましょう。
そうしたトレーニングした力は、文章を書くときだけでなく、面接とかではもちろん、
映像といった異なるメディアでの表現の際にも生きていくものです。
毎日、トレーニングはやれます。
が、継続することは難しいものです。
本能的以外のことを継続していくのは、人間だけがやれる能力かと思います。
継続することを怠らないようにしてきましょう。
特に15ゼミ生は春休みに「継続」をテーマにそれぞれ決めたことを継続して
いたかと思います。
せっかくであれば、それを続けていってはどうでしょうか。
夢あるところに行動ある。
行動は習慣を作り。
習慣は、人格を作り。
人格は、運命を作る。
習慣(継続すること)は人格を変えていきます(参照)。
明日から5月。
(あちこちで目に入ってきますが)熊本空港にも鯉のぼりが泳いで(?)いました。
明日から5月。早いものです。
明日から5月。早いものです。
この季節、鯉のぼりを見ると、伝統や文化の伝達とは、自然に伝わっていくものと、
人々の努力があって初めて伝わっていくものとがあることを教えてくれます。
新陳代謝の激しさでは他に類を見ない大学研究室というのは、この特徴ゆえに、努力
なしには伝わっていかない文化がたくさんあるかもしれません。
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