2017年10月1日日曜日

自分たちが活動する環境を作る~中間報告会準備と片づけ

昨日は、中間報告会でした。トラブルもないだけでなく、いつも以上に優れた報告会に
なったものと思います。
それは中間報告会開催に向けた準備が優れたいたからでしょう。
何かを実施しようとすると、企画作業とその企画を実施できる形にするお膳立て作業と
いった、環境のデザインが最も重要です。
今年の報告会が優れていたとするならば環境のデザインが優れていたということでしょう。

この準備に主として携わってくれたのは
 M2(16)山口、M1(17)多賀
 4年(14)児玉
 3年(15)八並
でしたが、特に山口と八並がもっとも中心になってくれました。

報告会当日、朝8時には3年(15)八並が来プリントの準備をしていました。
昨日までは発表準備に4年生がPCを占拠していたので、本日、早朝にやる
ことにしたのでしょう。
また特別講演の講師から前日の午前零時に資料が届いていたので、朝5時になって
山口にメールし、その時点で印刷していた特別講演のチラシの裏にその資料を印刷
してほしいと依頼したのですが、朝にはすでに出来上がっていました。


会場設営のため9:30集合としていたM2(16)山口、M1(17)多賀、4年(14)児玉、
3年(15)八並に加え、3年(15)鍬田が加わり、荷物を持ち会場となるCPDセンターへ。

土曜での人気のない早朝、ガリラボ旗を持ってさっそうと歩きながら会場に向かい
ました。


9:30には会場の設営開始。

パネルづくり。報告会の案内文字は4年(14)塚田の筆によるもの、特別講演の
ポスターは山口が事務局で印刷してきたものです。


パネルに、報告会の案内と特別講演のポスターを収め、掲示しました。
大きな用紙を上から透明パネルで抑え、それをマグネット式の器具で抑える
という非常に簡単にポスターを貼れるもので、便利なものでした(これも山口が
調達してきたもの)。


M1(17)山下も加わり、机の配置、席順をどうするかを考えています(当初予定
していた配列を修正するよう指示したのです)。


全てを決め、配置が終えようとしています。


出来上がったパネル。


そして、参加者を待つだけになっている受付。ゼミ生用と一般用に分けています。


準備を終え、参加者が来るのを待つ中間報告会会場(CPDセンター)です。


山口は、特別講師や私などのランチミーティング用にお弁当を注文して
くれていたのですが、会場設営後、予定時間にお弁当をガリラボに持ってきて
くれました。
おかげで、講師の遠藤教育長と食事しながらざっくばんらんと話ができました。

食事を終え、開始12:30少し前に講師と一緒にいくと全員が座っていて、
いつでも始まる状態になっておりました。

さて、こうした報告会が始まるわけですが、時間通り、予定通りに始めることが
できるというのは、裏方(=実はこの人たちが主役です)が知恵を絞ってデザインし、
また汗を流して動いたからです。

報告会が終わり、撤収する時も裏方のメンバーが頑張っていました。
大学院生と3年生とが中心になって片づけをしていましたが、2年生も一部(川上、
笠原)もかなり動いていました。


私も少し片づけをやりながら、誰がどう片づけをやるのだろうかとゼミ生たちを
横目で観察をしていました。
手伝った2年生に感心するのと同時に、院生の2人(M2(16)山口とM1(17)多賀)の
作業のレベルが他と比べてまるで次元が異なっていることに改めて気づきました。
大人と子どもほどの違いがある。
学部生は、せっかくこうした姿を見る機会があるのですから、自分の目の感度を上げ、
深く観察をしていった方がいいかなと思います。
お客さんでいては、いつまで経っても中心になることはなく、中心へ向かうことに
ならなければ、大事な知識に接することはできません(これ大事!)。
 
 
裏方がいないと、発表会で発表する主役は存在しません。
そうした主役とは裏方が作りだします。
裏方のメンバーは、主役たちが動く環境のデザインをしているわけで、そうしたデザ
インによって主役たちの動きは決まっていきます。
即ち、こうした裏方(多くの場合、事務局と呼ぶことが多いです)こそが実はイベン
トの中心であり、ある意味では主役と言えるのです。
だから、私はいつも裏方と人たちと一緒にいることが多い。そして、だからですが、
裏方の人たちの写真が必然的に多くなっていきます。
(もやいすとの講義も主役が学生たちですが、実際はあの活動が「できる」にようにしていた(M08)佐藤や
 COC推進室のメンバーが事務局となって裏方で動いていました)

 
イベントを含め何をやるにも、裏方=事務局の創造力と事務力の優秀さと、汗をかいて
いく行動力が大事になります。
それが自分たちが活動していく新たな場を作っていくわけですから。
それが出来ない人たちは、与えられた場で活動するだけになります。
算数で言えば、前者は何かのために新しい算数を考え出す人たちであり、後者は、
与えれた算数の問題をひたすら解いていく人たちのようなものです。
お客さんとしてぼんやしているのではなく、新しい環境を作り出していく前者の
人材でありたいですね。
片付けの際の16ゼミ生の2人の行動を観察していて今後の活動が楽しみになりました。




 

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