2015年1月13日火曜日

学びとは何か。探求に終わりはない

今朝のシクラメン。花はもう2つだけ。辛うじて残っていたその花も、夕方、
片方はしおれてしまっていました。。。。


1限目はゼミ以外で2015年初めての授業でした。
2週間ほど間が空いたので、受講している3年生たちはすっかりと抜けてしまっている
ようでした。
次の図はネット上の図を参考に、M1(14)吉村に書いてもらったラーニングピラミッドで、
学習の定着率についておおよその目安を示すものです(数値に信憑性はありません)。


 
今日の授業は講義、自ら体験する(Excelの演習)などを組み合わせているものですが、
2週間での定着率はどの程度だったでしょうか。ゼロにはなっていませんでしたが、
期待よりも低いものであったのではないかと思います。

ただし、この授業に学生スタッフとして参加して受講生を教えているM1(14)吉村と
4年(11)藤本の定着率はかなり高いものがあるように思います。
ラーニングピラミッドの一番下のレベル「他の人に教える」を実践しているので、当然、
高い定着率となるわけです。
2人とも、この授業を受講していたときより遥かにExcelを利活用できるようになっている
はずです。
それは教える立場になったからです。
そして、その立場を与えてくれるのは講義を受講している3年生たち。
10月から始まったこの講義での3か月間、私、受講生、そしてこの2人という関係の
中での少し複雑な相互作用を経て、学生スタッフである吉村と藤本はExcelを利活用
していくスキルを成長させていったはずです。

ぼんやりとは、成長のイメージが持つことができますが、しかしその詳しいことは
この講義については、もちろん分かりません。

ただ、昨年のもやいすと育成の講義で、ファシリテーターとして活躍してくれた
ゼミ生たちについては講義の前後に一定程度の調査をしておりました。
もやいすとのように、教員、受講生、ファシリテーターとしての学生スタッフ、ファシリ
テーターのリーダー、そして地域の皆さんとたくさんの関係者が関わる講義の場合、
そこではどういった学びが生成され、そしてそうした場で、受講生もですが、サポートに
入る学生スタッフはどういった成長を遂げているのか、非常に興味のあるところです。
まだ詳細な調査と分析までには至らず、学びの構造のラフスケッチ(仮説)を得るぐらい
までしか進んでいませんが、研究の協力者とともに、もやいすとの学生スタッフの
成長について、ある程度の結果を論文にまとめていました。
それが本日ようやく完成。
メデタイことです。
吉村にとっては初めてのまともな論文なわけですが、修士1年の時点で論文化できたのは
吉村がよく頑張ってきたから、そのご褒美かと思います。
ちなみに、上のラーニングピラミッドは、この論文の中で使う図として描いたものです。
この論文は3月には印刷・発行されます。


 
さて、ひとつ終ったので、ここで得た仮説を検証するため、私達は次の計画を動かし
始めております。
学びとは何か。その探求へと向かう、終わりなき旅です。


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