2015年1月25日日曜日

来年度のもやいすとプログラムの構想

わかりますか? 私はひとつもわかりませんでした。


これらのゆるキャラはマイナーなものではなく昨年の
ゆるキャラグランプリの1〜10位なのだそうです。
ゆるキャラ氾濫状態ですね、最近は。
もはやゆるキャラはどこにでもあるものですが、その中でもっとも成功したは
やっぱりくまモンでしょう。
ダントツではないかと思いますが、日銀熊本支店による調査「くまモンの経済効果」に
よれば、くまモン利用商品の売上げおよび観光客増加による経済波及効果は
 1244億円
だそうです。この中で、くまモン関係の物品販売による経済効果は
 1232億円
と、そのほとんどを占めています。圧倒的です。
これに対し、観光への波及効果はというと、
 12億円
と試算されています。すなわち、くまモンという偉大なゆるキャラであっても
観光での集客効果はあまりないことがわかります。
商品(モノ)としてのくまモンには人気があるわけですが、それ自体が熊本に人を
呼び寄せる効果を持っているわけではない。
確かに、「くまモンがいるから熊本に来る」という目的の観光客はほぼいないで
あろうと推測されます。
冒頭の見知らぬゆるキャラ群を見ていると、たぶんそのことは間違いない事実だろうと
思います。

ゆるキャラというのをどう考えていけばよいのか、悩みます。
・・・・どうして私がそんなことに悩んでいるかといいますと、来年度から
全学必修となるもやいすと育成プログラムと絡ませようと思っているからです。
私が担当する科目には250名が履修します。
この学生たちの集中講義の成果物のひとつの候補としてゆるキャラを漠然と考えて
おります。
やる気がある学生もいるし、全くない学生もいる、それらの学生が混在する必修
の講義で、全体をやる気を出させる方向に向かわせ、地域への気づきを促していく
ためにどういった教材がいいのだろうかということで思いついたのがゆるキャラ
でした。
250名のうち約半分は2014年度と同じ阿蘇を対象に実施する予定ですが、残り半分の
150名ぐらいには、特定の地域を選び、そこの課題について考え、その成果を
「ゆるキャラ」として表現していくのもいいかな、と。
ゆるキャラは19歳の学生たちの考える地域が組み込まれたものとして出来上がります。
出来上がったゆるキャラは、「もいやいすと版ゆるキャラグランプリ」でグランプリを
決める。
審査には、地域の方に審査員として参加してもらえるといいかなとも思っています。
グランプリの様子はネット放送し、あるいはWebで紹介しておいて、ネット投票とかも
考えられます。AKBの総選挙のようで楽しそうです。

このやり方は、地域にとっては、150人もの19歳の学生が自分たちの地域に
ついて(無料で)考えてくれるわけで、魅力的な取り組みではないかと思います。
150人もいれば、何かひとつぐらい突出したアイデアは出てくるでしょうし、
大規模な取り組みとなりPR効果も大きいでしょう。

これからボチボチとアイデアを詰めていかねばなりません。
またガリラボのゼミ生には関わってもらうつもりです。
昨年は「もやいすと研究会」でした。同じ名称でも良いでしょうが、変えるとすると、
地域課題解決授業設計研究会とかなるでしょうか?笑

そろそろ計画を立て始めねば。
 


 

0 件のコメント:

コメントを投稿